1.小学生は暴力的行為や攻撃によって何を期待しているのか?
そもそも暴力って何か?を書いていくんですが、
「そんな概念的な事より、暴力的な子どもへどう対応したらいいのかを早く教えてくれよ」って言われそうですね。
4章以降で解説する対応方法を表面的に試してもいいんですが、意味を理解していないと対応がだんだんズレてきます。
急がば回れ的に、
- 攻撃性とはなにか?
- 攻撃することで子どもは何を得ようとしてる?
- 得たいものを得るために、なぜ暴力的な手段をとるようになったのか?
👆こんなのを順に理解すると、対応方法の意味が分かるので理論的に対応できるようになります。
攻撃性には直接相手に攻撃する、間接的に相手をおとしめる等も含まれます。
小学生の子どもに限らない話ですが、攻撃性とはそもそも生存本能によるもの。
攻撃性自体に、良いも悪いもありません。
アンガーマネジメントで言われる怒り感情にも、良い悪いはありませんよね。
感情には問題がない自然な動きですが、その表現方法や行動に問題があります。
攻撃性は生存本能によるものと言ったけど、根底にある目的は快適に生きていくこと。
目的を達するための手段が、暴力や攻撃性です。
攻撃で得たいものを、もう少し細かく挙げてみます👇
①攻撃そのものが目的、衝動を満たすためだけ
②先に攻撃して自分を守るため
③欲求不満のはけ口でスッキリするため
④具体的な資源を得るため
⑤社会的な印象操作で地位を獲得するため
⑥制裁・報復し自己満足したいため
⑦自傷行為、欲求不満のはけ口が自分
①攻撃そのものが目的
衝動性の発現とでも言っていいもの。
原始的な脳機能にひも付いた感覚を満たす感じの攻撃性で、"体がなんかムズムズするから思いっきり動きたいなあ"、に似たような感覚です。
生きるために、反射的に飛んで来たものを避けるみたいな、考えなしの本能というべき。
発達障害からの暴力的行動は、この原因が多いです。
②自分が攻撃される前に攻撃をする
自分が相手に良い感情を抱いていないことで、無意識に「相手が、自分に対しても良い感情を抱いていない」とすり替えることがよくあります。
原因は自分が相手を嫌ったりするためで、相手が実際にどう考えているかは関係ありません。
これは心理学でいう投影ですが、それによって相手が先に自分を嫌ってるのだから自分もやり返していいと正当化します。
投影じゃなくても、やられる前にやる。攻撃は最大の防御。
自分を守るための行動といえます。
投影は日常生活においてよく起こっている。例えば、なんとなく嫌いだった人物が、実は自分の否定的な、認めたくない面を体現していたなどである。
ウィキペディア
③欲求不満のはけ口としての攻撃
自分より弱い相手への攻撃性は、それによって得られる優位性・軽蔑感・征服感による満たされない他の欲求の代わり。
相手を自分の思い通りにコントロールする目的があって、攻撃によってそれが叶うだろうという期待が高い時に強くなります。
マズロー的な人間の欲求どれかが、何かの理由で満たされない時に欲求不満に対する行動として、
一番原始的なものが「攻撃」。
【イライラして怒りっぽい子ども】反抗挑戦性障害へ繋げないための対応
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④具体的な資源を得るために暴力を使う
お金や異性などを得るための攻撃で、女子に多いという研究があるそうです。
単純なところだと、欲しいものを力ずくで取ってしまうようなこと。
暴力的って言っても、力じゃなくて言葉を含めた態度も同じことです。
具体的な得られる物体があると、ある意味わかりやすいですね。
⑤社会の中で、自分に対する印象操作による地位の獲得
これは男子に多いという研究結果があるようです。
「自分は強いぞ」ということを示すための攻撃性。
威張って回りの人を従わせる、そしてその社会やグループのなかでの地位を獲得するための行動。
最低でも小学校3年生くらい、ある程度は年齢が高くならないと出てこないものです。
⑥制裁・報復の手段としての暴力
規範を外れた人に対して向けられる攻撃性。
社会的にも、子どもの心理からも「よくないやつをやっつけてるだけ、自分は正しい」ってなりがち。
ドラマやストーリーでも美談みたいに描かれるものだけど、相手を攻撃していることは変わりありません。
"ぶたれたからやり返す"というのもこれですね。
"暴力はいけない"と教えたい時に、けっこう邪魔になる社会的な価値観です。
⑦自分に向くと自傷行為になる。
抑うつ感、自責感などの解消方法としての自傷行為。
外に向かわずに攻撃性が自分に向かったもの。
自己肯定感がとても低い場合に、自分の存在を保つためなどの、さまざまなストレスを解消しようと出てくることもある行為です。
広い意味で③のストレス反応と言えます。
2.なぜ暴力的な子どもはその手段に走るのか?
上で見てきたような、人を攻撃する目的があります。
目的を達成するための手段が「攻撃」です。
話して解決するとか、譲ったり交渉したり、目的達成のための手段はいくらでもあるのに、
暴力を振るえば怒られるし反撃もされる、叱られれば自由は奪われるし、遊ぶ時間も減る。
●なんでわざわざ他人も自分も傷つくリスキーな"暴力的な手段"をとるのか?
●暴力的な手段が習慣になっちゃったのか?
それを知ると暴力的な子ども対応の糸口が見えてきます。
じゃあ、にゃんで暴力?
2-1.言葉が出ないから叩いてしまう~小学校低学年だとまだ未熟だから
言葉で交渉する力がない子は、欲求を表す手段が極端に減ります。
何か訴えたいのにしゃべっちゃダメ。
身ぶりで示すか、「ねえねえ」とばかりに相手のつついてみるしかない。
でも怒ってるときは特に、言うよりも早い「ねえねえ」とばかりに強く叩いてみる。
相手も言い返せなくてぶっちゃう。
➔ 簡単に手が出るケンカになる。
子どもは言葉で説明するのが苦手だったり、説明や主張のうまい子に口で勝てないと手が出てしまうのも小学生の低学年の特徴。
珍しいことではありません。
遊んでほしくて絡みに行く力が強いのも、結果的に暴力的な子とらえられる。
じゃれ合いの延長から、そのつもりがないのに相手の子からは「ぶたれた」みたいになる。
学童クラブなんかで元気な男子大学生の兄ちゃんに遊んでほしくて挨拶代わりに蹴ってみる、そんな感じ。
小学3年生くらいだと自分の力が強くなってるのを気づかず、1年生相手に加減せずにじゃれ合うと、1年生は「いじめられた」となる残念なケースもあります。
2-2.小学生が親に構ってほしくて気を引くための暴力
怒られてもいいからこっちを見てほしい子も、人を叩いてしまいます。
時には別の問題行動で気を引こうとします。
問題行動のなかでも暴力や暴言、攻撃性から来るものは相手の反応がとりやすい。
怒られるんだけど、それも構ってもらってるわけで、目的を果たすためのかなり効率的な手段です。
それでも反応がとれないと、自暴自棄になったりしますが・・
学童クラブで働いていた時に、5時くらいに一人で帰る設定の子がいました。
親は子どもをほとんど構わず、一年生なのに自分で身支度や弁当を用意させ、「自立のため」など世間とズレた独自の方針。
というよりも、子どもにあまり興味がない感じ。
その子は毎日のように「帰りたくない」
"帰るよ"って言っても粘ったり暴力的に職員に抵抗してよく6時を過ぎる。
「迎えに来てほしい。」ってよく言ってましたが、その願いも叶わず職員が送っていくと、道中でポロポロ話が出て来る。
欲求を満たす手段も、"暴れてみる"くらいしかない。
そんな感じだから、その他の欲求が通らないときにも「暴れてみる」
こんな感じで暴力的になっている子もいます。
その子は学童を3年生で卒室したあと、高学年になって不登校になったそう、ずっと後になって聞きました。
2-3.生理的な不安やイライラからどうにもならない衝動性が攻撃性の原因のことも
脳神経の指令が伝わって行動へ移る回路には、衝動(早い)と理性(衝動より遅い)の2つの経路があるという最近の脳科学の研究があります。
小さい子は脳の回路が未熟なので、特に理性の方が育っていません。
感じたら即行動、つまり攻撃性や暴力的な行動になります。
年齢が6歳以上など多少上がってきても、発達障害や不安障害などで脳機能に問題がある場合も同じ傾向を持ちます。
高学年くらいになると暴力的な態度は落ち着いてくることが多いですが、脳の回路が出来上がってくるからです。
どうしようもないですよね
行動を制御する理性回路が未熟で遅いだけで、後から追いついてくるので、落ち着いて叱られてる時に後悔して「やっちゃった」ってなるのが常。
記憶や感情は普通なことが多いので、後から叱られれば謝ったりするんだけど、何回も繰り返しちゃう。
興奮したときは理性が働かないのもADHD系の発達障害の子の特徴。
普通の状態と興奮したときの落差が大きくて、「分かっててわざとやってるんだろう!」みたいな誤解を受けやすい子どもたちです。
【ADHD学童期の子どもへの関わり方】伸ばしつつ問題を減らす支援
2-4.暴力が悪くない、咎められない環境で習慣化してしまったもの
親に躾と称して叩かれたり、力や恐怖で押さえ込まれる経験を積み重ねてきた子は、叩いたりぶったりすることを悪いことだと思いませんね。
自分がやられてるから、悪いことをしたやつは叩かれて当然という教育がされてるわけです。
叩くのが癖になってしまうのも似たような話です。
癖のようになると、行動のパターンとなって無意識に刷り込まれちゃう。
トイレでうんちをしたあとに、右手で拭くか左手で拭くか、いちいち考えないのと同じようなもの。
こうなると直すのに、"まずは意識に上らせて自覚させる"ところからなので、矯正に時間がかかります。
2-5.発散する手段が暴力の他にない
ストレスを発散するには体を思いっきり動かすとか、楽しいことをするのが一番。
だけど学校から帰ったら宿題をやって、終わったと思えば塾や習い事にいかなくちゃいけない。
やっと家に帰ってきたらご飯を食べて次の日の用意をして、お風呂に入って寝るだけ。
大人でも仕事からの残業で終電で帰って起きたら出勤、ストレスをどこで吐き出せばいいんだ!?ってなりますよね。
自己コントロールできない子どもなら尚更、発散する場があるのは重大なこと。
毎日こんな感じだと、学童クラブなど自分より弱い子がいる環境では、特定のターゲットがはけ口になる場合もあります。
私が学童クラブで出会った子どもに、同年齢のなかだと能力的にも下で何をしてもあまり勝てない。
親は放置ぎみ。
夢中になって取り組めるものもない。
ってところで、障害のある静かな子へ八つ当たりを繰り返す子がいました。
3.発達障害の可能性がある、暴力的な小学生くらいの子どもへの対応
攻撃衝動は本能的な物であり、脳内のホルモンも強く影響しています。
脳内の信号が速く伝わる衝動的な経路、遅い理性の経路の二つがあるそうです。
反射的にぶってしまって、後から「あーあ、やっちゃった」となる。
本人にはどうにもならない。
衝動的な攻撃性をどう抑えるかは心理学的な問題よりも、生理学に近いものです。
薬を処方してもらうことも手段の一つだけど、保護者が薬剤に抵抗がある場合は環境を変えるしかありません。
"発達障害があってもストレスなく学童クラブで過ごす"のは、環境があっていなければ無理です。
狭いところに子どもがたくさんいる環境がダメ、って子はよくいます。
そんな子には学童現場でどう工夫しても、対応方法の知識があったとしても解決には至りません。
暑いのがとても苦手な北欧出身の人が、日本の夏が暑いけど外を出歩く。
"なんとか工夫して我慢する"のと、"思いきって北欧に帰る"のどっちがいいのか?
無理して日本にいることはないって話。
まあそれでも小学校の普通学級とか、学童クラブにいるなら、
- まずは興奮させない手だてを考えるのと、
- 興奮しかけた時に素早く退避させる
👆️両方をなんとかするのが取れる方策。
発達障害の子どもは小学校高学年になっても暴力的行動が続く場合もある。
他の子に危害が及ぶからと、興奮した子を仕方なく抑えるために向かっていく。
結果的に怪我をしたり青アザ作ったり、肋骨とか骨折した職員も学童クラブで何人か見てきました。
自衛も必要なんですがそれを越える場合もある。
学童クラブなど職員の立場だと、
力の強い子は、
薬も処方しなくて
学童に預けられても
見られません。
と受け入れないのも仕方ないでしょう。
4.叩いてしつけるは虐待です~暴力を肯定しない叱り方
親から厳しく罰せられると、非行に走る、親のいないところで攻撃的になりやすいなどの傾向があります。
「親の方も子供を叩いているのではないか?」そう思った方もいると思います。
つまり、「親が叩いているから、子も叩くようになるのでは」という推測です。
allaboutより引用
もちろん当てはまらないケースもたくさんありますが、この感覚は一般的なもの。
親から与えられた罰により、人間関係は暴力を基にした主従関係であると学んでしまうよう。
また自分の受けた仕打ちを覚えていて、下の子に同じことをする連鎖も生まれ、人間関係にも悪影響。
"悪いことをしたなら叩かれても仕方がない"、"危険なことをしたなら、殴られるくらいで済んでラッキーだ"って間違った価値観を学習した結果。
体罰肯定派の大人が持っているこんな価値観は、昭和の親世代からの連鎖ですが、気づいてない方もたくさんいます。
だから大人は努めて、
暴力的な環境ってのは怒鳴るとか、殴る真似をするとか、暴言も同じく人に向けた攻撃性をなるべく見せないことが大事です。
心理学的には人や動物が攻撃的な場面を見ると自分も攻撃的になるという実験もあり、攻撃性は伝搬し、学習されるためです。
単純にぶつ、叩くなどはどんな理由をつけても体罰にあたり、家庭内でも違法行為です。
叱るのは必要なんですが、NGは
- 厳しく叱責すること
- 急かすこと
- 問い詰めたり責め立てること
- 大声などで威圧すること
こんな叱り方は大人から攻撃されてるので、攻撃性を学びかねないダメ対応です。
【学童の子どもの叱り方】ベテラン指導員が教える外せない10要素
5.暴力で解決した経験をさせない対応~6歳以降で特に大事
人間は社会で生きていく中で、攻撃が目的達成のための有効な手段だと繰り返し学んできています。
簡単なところだと、怒れば要求が通りやすい、泣いて暴れれば許してもらえるみたいな感じ。
でも一方で怒ったり人を攻撃したら評価も下がり要求も通らない、叱られるし立場も悪くなる経験も同時にしていきます。
これらのことから、攻撃が有効な時とそうでない時を子どもは学んでいる過程。
すぐに怒り出して要求を通そうとする子は、行動の選択肢が他にありません。
毎回毎回、暴力による問題解決を学ぶと抜け出せなくなり、
それが6歳以降に繰り返されると、可塑性(融通の効きやすさ)がだんだん狭くなってきます。
小学校も学年が上がるほど、それまでの積み重ねがあるから直しにくくなるってこと。
解決したことではなく、トラブルの時に暴力が出たら必ず
✔「叩いたから解決までこんなに時間がかかった」
✔「叩いたからこんなに叱られるんだよ」
など伝え続けたり、暴力でなく解決できたら褒めることが有効ですが、子どもの成長は行きつ戻りつで時間がかかる。
焦らないことが大切。
大人への要求の時に叩いてくるのには、制しきれないならその場を離れましょう。
叩き返すのは一番の下策です。
6.暴力を振るう以外の、言葉での解決方法を教える
暴力的に振る舞ってもダメを伝えると同時に、他の方法を教えてあげましょう。
叩いたら叩き返すのもダメ、我慢しすぎもダメ。
どう教えますか?
基本路線は言葉が出るように手助けをしてあげること。
暴力的になる原因として、「言葉がでない」とお話しましたが、これを改善するのに「口で言おう」みたいな曖昧な指導じゃなくて、具体的な台詞を教えるんですね。
それか、一緒に行ってあげて「入れて」「はい、真似して言ってみて」手本を見せてやらせるのも有効です。
場面に応じてその成長の支援を行っていくことになるので、落ち着いたときを見計らって「さっき怒って悪口を言っていたのは逆効果だったね」なども。
力加減が分かってない子なら、"客観的に力が強いから加減しなくちゃダメですよ"ってのも。
具体的に、具体的に教えていくこと。
小学校も7歳とかその子の理解に合わせて教えてあげましょう。
その他の教えることは
- アンガーマネジメントでの怒りのコントロール
- 誘導的しつけによって、人の心を知る機会を作ること
7.暴力的な行為につながるストレス原因は発散させてあげる
満たされない要求の発露として、問題行動として暴言や暴力などの攻撃性がでてきているのなら、大元の欲求を探っていくことが必要。
その欲求自体が解消可能な物なのか?
親の欲求がストレスなど、分かっていても学童クラブなどの外部からは操作不能な場合も多い。
それでも「あの親じゃどうしようもないな」って批判は要らなくて、
●親に構ってほしい欲求や甘えたい欲求、親じゃなくてもいいなら甘えさせてあげたり
●親が気づいてないなら、何らかの手段で伝えてあげたり
●認めてほしいってなら褒めてあげたり。
👆やれること、結構あります。
100じゃなくても70くらいなら、親じゃなくても、特に学童クラブなんかだと満たしてあげられそう。
そして、子どもがストレスを発散できる最大の時間は
「遊びの時間」
最近は小学生の低学年でも忙しい子どもが多い。
だけど自由時間で好きなことを集中して取り組めたり、バカみたいに友達と笑いあったり、思いっきり息が切れるまで走ったりすること。
勝負の要素がある運動はストレスが余計にかかることもあるけど、そこは学童クラブ職員は遊びのプロなので解決できそうですね。
我が子のことなら、習い事を減らして自由時間を増やすだけ。
あれこれ与えなくても、現代の小学生に一番大事なのは時間って話。
8.暴力を振るわないで済む、行動の選択肢を増やす方法
ある研究では、友達関係を作るのが上手な子でも、いれてと言って入れてくれないなど、失敗する経験はあります。
その確率は、測った人によると実に50%とのこと。
しかしうまい子は手を出しません。
それは攻撃をする以外の選択肢をたくさん持っているためだそうです。
一度入れてといって入れなかった時どうするか?観察していると、いろいろと試していたそうです。
- 他のグループに行ったり、
- 遊びの切れ目にタイミングをみてもう一度言ってみたり、
- そのグループの話が通じそうな子に話しかけてみたり、
- じゃあ後でいれてと言ってみたり、
👆行動のバリエーションが豊富ですよね。
すぐ手を出してしまう子は、入れてくれないとその場で粘って、そのうちに怒って言い合い、手を出すというルーティンしかありません。
手を出さないようにしようとしても、他のパターンがない。
そして攻撃での解決が魅力的なため、つい使ってしまいます。
そういった子には行動のバリエーションを増やしていくために、大人が教えていくこと。
やっぱり具体的に、具体的に、場数を踏んでいくしかありません。
9.6歳や7歳くらい学童期の暴力的な子どもへの対応まとめ
- ①攻撃そのものが目的
- ②自分が攻撃される前に攻撃をする
- ③欲求不満のはけ口
- ④具体的な資源を得るため
- ⑤印象操作による地位の獲得
- ⑥制裁・報復の手段
- ⑦自分に向くと自傷行為になる
こんな目的は、暴力じゃなくても達成できるものが多い。
じゃあなんで暴力に訴えてしまうのか?(2章)
- 言葉が出ないから叩いてしまう
- 構ってほしい時の短絡的手段
- 衝動性がどうしようもないない
- 暴力が悪くないって学習の結果
- 発散できないから
じゃあこれらを解決できるように対応したらいいってわけ
いずれにしても時間はかかりますが、子どもの成長はそういうもの。
子どもの頃の経験は大切です。
その子の今後にいい影響を与えていってほしいと思います。
もっと勉強したい方へおすすめの本があります。応用行動分析から、子どもの心理をとても分かりやすく解説している一冊です。↓
3ステップで行動問題を解決するハンドブック
文中で紹介したリンク
学童クラブ職員の悩みはだいたい
● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり👆これらを解決するには転職かスキルアップ。
転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。
【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK
スキルアップに関しては、
子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・
個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。
でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。
人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要、
というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。
・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?
根本的に足りないもの
➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。
どうすればいいのか?
➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。
と思いましたか?(^^)
分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために
✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。
これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。
つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、
保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。
保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。
(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)
特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。
良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、
あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、
それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。
と言ったところで、私の学んだオンラインビジネススクールを紹介しておきますね。
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