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嘘をつく子どもの心理、なぜ?

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子どもはうそをつきます。

嘘をつけるというのは正常な発達の証で、2~3才から通常の子は嘘を嘘として分かるようになります。

「子どもが日頃よく噓をつくようになって…」と、悩んでいる保護者もいらっしゃることでしょう。しかし、お子さまが嘘をつくことは、成長過程では自然なことで、心の成長を促すチャンスともなる大切な機会です。

ベネッセ教育サイトより引用

嘘も方便なので全てが悪いわけではありませんが、そもそもなんで嘘をつくのでしょうか。

この記事ではウソをつくその心理状態から、どういった言葉かけや対応をしていけばいいかについて書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 嘘とはなにか
  • 嘘となる原因は?
  • どうやって見破るか
  • 見破ったときの対応方法
うそ

子どもの心理と対応についてはこれらをどうぞ👇️

▶️ピックアップ◀️

1.嘘ってそもそもなに?

子どもはある程度大きくなってくると嘘をつきます。

嘘をつけるようになるというのは正常な発達ではありますが、頻繁にとか、つかなくてもいい嘘をついたりすることで、嘘によって友達関係が悪くなるなど悪影響がでないか心配ですね。

ごまかしたりせずに正直に言えるようになることも大切ですが、嘘も方便という言葉があるように、必要な嘘を言えることもコミュニケーションスキルとして大切なことです。

思ったことを気を遣って言わない、または心にもないけれどこれを言ったらいけないと思って違うことを言うなんてことは、大人社会での本音と建前と同じです。

こういうことも広い意味では嘘に含まれるため、嘘はいけないものと単純に教えていけない難しいところです。

子どもは年齢が低ければ心の動きとして経験も少なく、嘘をつく理由は多くないため推測できます。

例えば悪いことをしてしまったのを怒られたくなくて、隠そうとして嘘をつくというのは多い理由です。

親としては正直に言ってくれる事を期待していたけれど、それを裏切られた気持ちになって、つい"何で嘘をつくの?"怒ってしまいます。

しかしそうなる前に、普段の様子や親子関係など少し考えてみるとある程度は推測できると思うので、考えてほしいです。


子どもが嘘をつく理由はだいたいこのようなものが考えられます。

  1. おこられたくない、その場しのぎ
  2. 嫌われたくなくて話を合わせる
  3. 抑圧された欲求を隠すため  
  4. とても辛い体験をやり過ごすため、記憶を作り替えてしまった
  5. 尾ひれを付けて自慢をすることで、気を引きたい、認められたい
  6. 大袈裟に話して相手を楽しませたい
  7. 相手を傷つけないためや、心配させないため
  8. 物忘れや、単なる勘違い
  9. 他害・犯罪につながる悪意のある嘘

下で大まかに5つに分類したので、順に見ていきましょう。

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ

2.嘘の種類5つ~幼児や小学生/学童期の子どもにあてはまるのは・・

このように、嘘をつく理由はだいたい以下のように分類できるかと思います。 

2-1.自分を守る・(親の)気を引くため

子どもにおいてつく嘘は、自分を守るための嘘が一番多いです。

怒られたくない、恥ずかしい、甘えたい、いろいろな理由が大人も自分ことをを思い返せばいくらでも出てくると思います。

家庭で厳しく叱責されるのが多い子は、反射的に嘘をつくようになります。

信用や保身のためにつく嘘は成長のあかしでもありますが、嘘をついて何とかなった経験を重ねていくのはよくありませんね。

結果として他の人からの信用も失い、自分を守るどころか信じてもらえなくなります。

正直に言いなさい!で正直に言ったところで怒られるのなら、まず嘘をつきたくなるのも当然ですね。  


また自信がなかったり自己肯定感が低い子の場合は無意識に認められたくて嘘をつくのも多いです。

こちらも自分を保つためといった意味で、"自分を守るため"につくウソです。

自己肯定感についてはこちらの記事を参考にどうぞ👇️

疎外感を感じていたりする場合、嘘をついて自分を大きく見せてすごいとか羨ましいなど思われることで自分を保っています。

弱く見られないように、自分の立場を守るためでもあります。

また例えば友達にこんなことをされたとか、嫌なことを言われたなど少しされたことを大袈裟に言ったりして嘘をつくことで親が自分に関心を向けさせることもあります。

「何かされた」と話すと、親がその時だけは話を聞いてくれると思ってしまうとそうなります。

そんなことをしなくても、普通に存在を認めてもらえたら嘘もつかなくてすむのですが、そうなってしまう環境で育った結果です。

子ども本人は全く悪いことはなく、そういう環境から自分を守っているだけです。
 

カワウソ

2-2.結果としてうそになるもの

うまく言葉にできない時に適当に返答したり、または勘違いによって結果的にうそになってしまうことがあります。

物事の理解が追い付かなかったり、現実と願望の境界が区別できず、"今度遊園地に行くんだ"など友達に言っているけれどそんな予定はないようなことです。

これについては発達を待つしかないように思えます。

物事や状況を整理したりする力をつけていきましょう。

悪気はなくても記憶違いとか勘違いによるものも、度重なると子ども同士の関係のなかでは"嘘つき"となってしまいます。

そして、言った言ってないレベルでこだわって譲れないと、友達からも敬遠されてしまいます。

うまく譲ったり流せるように教えていくことも対応としては考えられます。

怒って

2-3.他人のため善意でつくうそ

子どもながらにいろいろと考えています。

特に親へ心配かけないように大丈夫だよと言ってみたりすることです。

または仲良しを守るために、仲良しが巻き込まれている喧嘩に首を突っ込んで、実際には後から来て状況も分からないのに聞いていないことを聞いたなど言うことです。

これおいしい?と聞かれて美味しくないのにおいしいと言ったり、例はいくらでも挙げられます。

他には人を楽しませようとして大袈裟に言ってみたり、冗談のつもりでつくウソも含みます。

小さいレベルでは問題はなくても、相手や場の雰囲気によっては重大な結果を生むことにもなります。

困った

こういった嘘については社会の中で生きていく上ではある程度は必要なスキルです。

しかしそれによって思ってもいないことを言うことに嫌気がさしたり、ストレスになったりするのではよくありません。

後でも書きますが、こうしてつく嘘を正当化していき、お世辞などつかなくてもいい嘘までつくようになり、結果的に虚言癖になることもあります。

大人としてもある程度は流してもいいかと思いますが、気を遣いすぎて自分を出せずに我慢してるんだろうなという子も学童クラブではたまにいます。

こういった子は問題もなく、この子がいるとまとまるから助かるようないい子なんですが、度が過ぎるのはよくありませんね。

ちゃんと自分を出せる場、子どもなら遊びの中で自分を表現できる場を保障してあげることが大切です。

年齢が上がってくると親に心配をかけまいとして、自分が苦しいのに大丈夫と装うことが増えてきます。

日常的に話をしていき、ちょっとして変化に気づいていきたいものです。 

聞く

2-4.人を陥れる悪意のある嘘

大人では巧妙に他人をおとしめるような犯罪紛いのケースもありますが、子どもの場合は意地悪レベルでしょうか。

または自分を守るために他の人を悪者にして人のせいにするといったケースです。

"自分を守るため"でもありますが、そのために人をおとしめるのは常識的にも道義的にもよくないことです。

これについては一般常識としてダメなことなのでしっかりと叱ることが必要です。

やってはいけないこととして叱り、本人の傾向を正していきましょう。

ただし、自分を守りたいという思いがいつも強く、今回は人のせいにして隠そうとしたような場合は、その子が自分を守りたいと強く思うような環境を変えていかないといけません。

単なる特定の嫌いな子に対しての意地悪で、いつも同じ子を悪者に仕立てあげるという場合には、子どもの生きている世界は狭いのでそれを広げて行ったり、特定の子にこだわらなくてもいいように、やはり環境面への働きかけが必要です。

2-5.常習化したうそ

このような、何かの理由があるにしても嘘をついてなんとかなったという経験を積んでいくと、うそが常習化してしまう虚言癖になるかもしれません。

つかなくてもいい嘘をついたり、ついてもどうでもないうそをつくようになります。

見てないのに見たと言ってみたりします。

嘘を重ねていった結果、さらに嘘のつじつまを合わせるために嘘を重ね、癖になってしまったものです。

嘘をつくのはよくないとわかっている場合もありますが、仕方がないとか誰にも迷惑をかけるわけでもないとか、何かの理由をつけて嘘をつくことを正当化しています。

また発達障害でも嘘をついてしまうというのがあるようです。
 

ウサギ

3.子どものつく嘘への対応/対処-原因とダメな嘘は見分ける

3-1.まずはウソを見抜き、理由を考える

うそへ対応するには、ウソをついている。またはウソかもしれないを認識することが第一歩です。

そして、嘘だったとしてそれによってなんの得があるのかを考えましょう。

怒られなくなる?面倒なことをやらずにすむ?

次にうそが多い子ならその裏に隠れたものを考えていきましょう。

家庭環境などが原因かもしれない場合は保護者ともやりとりしていく必要がありますね。

見抜く

3-2.ウソは悪いものではなく、正直はよい?

嘘を疑った時はどういった言葉かけが有効でしょうか。

ある研究によると、嘘つきはよくないと説くよりも、正直なことは良いことだというのを教える方が嘘をつく割合が減るそうです。

悪いことは子どもながらに分かっているので隠そうとするのは当然の心理です。

しかし不誠実なことがダメで罰を受けるなどのマイナス面を教えるよりも、誠実なことを価値のあるものとして教えることの方が効果的であるとこの研究は言っています。

狼少年のように嘘つきはこうなるなんて話よりも、桜の枝を折ったけど正直に話したワシントンの説話の方が効くというところでしょうか。

桜

3-3.叱り方→責めない/問い詰めない

嘘をついたことを、何で嘘をついた?など問い詰めていくと尋問のようになり、理由や言い訳を考えてしまい、時にはその思い付いた理由で自分の行為を正当化してしまうこともあります。

嘘だとわかっている場合には、それを咎めると次もばれて咎められるのを怖れ、次も嘘をつきます。

ウソの話の場面ではなく普段から小さいことで厳しくされていると、叱られることから逃れたいために、反射的に嘘をつくようになります。

咎めるのではなく分かっている、気づいてる、心配だ、気にかけているなどを伝えて、次も見てるからねと伝えるだけでよいでしょう。

大切なことだから正直に話してほしいとか、怒らないから本当のことを教えてほしいとか伝え、もしそれで話してくれたのなら宣言通り怒らずに(イラっときてもそれは出さず)ちゃんと話を聞いていくことで信頼関係が築け、次ははじめからちゃんと話してくれるかもしれません。

それをしたからと言って改善しないことも多いのですが、最低限のラインは責め立てない・問い詰めないことか基本となります。

責める

3-4.見過ごせない良くないウソ

特に気に留める必要のないものと、見過ごせないものは感覚的に線引きをしてあると思いますが、リストにしてみると、

  1. 度を越している
  2. 人を巻き込んでいる
  3. 悪意のあるもの
  4. 気を遣いすぎている
  5. ウソで切り抜けるのが癖になっている

このあたりと考えられます。

ウソのレベルを越えているようなもの、冗談やふざけていたでは済まされないことや、悪気はなくても結果的にとても迷惑をかけたなどは見逃せないところです。

自分はやってない、といったウソで違う人が疑われるなど、どんな形でも人を巻き込んでいる場合も同様ですね。人間関係に支障をきたすケースです。


人には迷惑はかけていないけれど、気を遣いすぎたり我慢し過ぎてしまいストレスになっているようなものも親としては見過ごせないところです。

本当は甘えたいのに下の兄弟に付きっきりの母親に気を遣って、「お姉ちゃんだからがんばる」といったものもウソに含まれます。

そのストレスが過剰になると、どんなことになるか分かりません。

5つめの虚言癖については、その原因を考えて対処が要ります。原因はどうあっても習慣化してしまったものはなかなか治りません。

治すには、習慣化にかかった時間の何倍かの同じ時間をかける必要があります。

発達障害によって世界の認識の仕方が変わっていて、他の人からみたら嘘つきに見えるのは、医療や療育の範囲でしょう。

笑い

3-5.お腹痛い/仮病

さて、大人からしたら仮病もウソに含まれますね。

しかしこれは子どもからしたら

  • 学校に行きたくない
  • 家にいたい

の明確なサインです。

原因がどこにあるのかを探る必要があります。

上で挙げた二つの理由は似ていますが、親にかまってほしいのか、学校に問題があって嫌なのか、どちらに比重があるのでしょうか。

もちろん子どもは気分が変わりやすいため、その日の気分だけかもしれません。

親にかまってほしい

→ 子どもとの時間を増やしたり、話を聞いたり、場合によってはスキンシップも効果的です。

学校がいや

意地悪をして来る子がいる、勉強がわからない、先生が怖いなど子どもなりの理由があるかもしれません。

大人から見たら大した問題でなくても、本人にとっては大問題です。仮病まで使うわけですから。

無下にしないで、責めることなく落ち着いて対処していけば、子どもの方も安心して落ち着いてくることがほとんどですよ。

ズル休みと決めつけないであげる

逆に「さぼっている」「サボり癖がでた」とばかりに対応していたのでは、更に大変な状況に発展しかねないものです。

ズル休みといいますが、始めから疑われてかかってきたら、子どもも残念な気分になります。

親へ不信感を抱く子は、安心できる拠り所もなく救いがありません。

仮病かどうか?

あと迷うシチュエーションは仮病と本当の病気の境が分からないときですね。

病は気からと言いますが、心と体は繋がっているので軽視はできないところです。

熱もなくわからない場合でも、機嫌が明らかに悪いとか、怒りっぽいとか普段の様子とは違うというのが一つの判断基準となります。

病気

3-6.大人が手本/ウソをつかない・約束は守る

ウソを教えている大人は、子ども相手だからと言って適当にウソをついたり、都合が悪くなって約束を破るなど気を付けましょう。

大人は手本です。口でいっているだけで行動が伴っていないのは子どもにも見抜かれます。

子ども相手だからこそ誠実に接することがあなたの人としてのレベルも押し上げることになります。

もっと勉強したい方へおすすめの本があります。応用行動分析から、子どもの心理をとても分かりやすく解説している一冊です。↓

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