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小学生/学童では原因は自意識過剰ではないこと

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ジャム
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  • 人が悪口を言っている気がする。
  • 笑われている気がする
  • いつも自分だけ怒られる
  • 睨んできた

このような被害者意識が強い子がたまにいます。

被害者意識

必ずしも被害を受ける立場にあるわけではないのに、自分は被害を受けている、受けるに違いないと思い込むこと。また、自分の誤った行為を正当化するために、責任を他者や生育環境などに転嫁し、自分こそ被害者だと思い込むこと。

goo辞典より

自意識

自分自身についての意識。周囲と区別された自分についての意識。自己意識。「自意識が強い」

goo辞典より

大人なら精神疾患にも相当するような自意識過剰が原因かもしれません。

しかし年齢が低い、小学校低学年くらいの子ではそれが原因ではありません。

自信がなかったり自己肯定感も低かったり、その相手に対してよくない感情を抱いているなどが原因です。

この記事ではそういった子のおかれている原因となる心理状態から、対応方法まで書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 被害者意識を持つ原因
  • 特定の人に向く場合は?
  • 「見てくる」「笑われてる」への対応
見られている

1.被害者意識・被害妄想は自意識過剰とは少し違う~小学生編

1-1.自意識過剰とは?

自意識、つまり他の人から見られている感は誰にでもあります。自分の行動を自制するためにも必要で、「空気を読む」にも大切な能力です。

自意識過剰とは、自分と他人は別物と分かった上で、人の心が分からないことから行動や考え方の偏りが過ぎたものです。

早い話が"未知のものへの不安や期待"です。

実際に他人がどう思っているのかはわかりませんね。こちらを見て笑っている人がいたとして、私の後ろにある広告を見ているだけかもしれないし、思い出し笑いをしているかもしれない。

本当のところがわからないのに、「他人は自分に対してこう思っているに違いない」「もしかして、もしかして」と不安になったりします。


特に自分に自信がない場合は、それがマイナス方向に振れるため問題が大きいですね。

自信がないから「あの人はこっちを見て笑っていた、きっと悪口を言って友達と私をバカにしてるかもしれない」といった考えにとらわれます。

これが被害者意識です。

プラスに振れている場合は「こっちを見て笑っていた。きっと俺が面白いんだな、変な顔をしてやろう」など、困ることは少ないですね。

これは自信過剰です。

教える

子どもの考えてることがわからない方はこちらへ

1-2.子どもの被害妄想は自意識過剰が原因とは違うわけ

子どもはそもそも自己同一性(人は人、自分は自分という感覚)獲得以前で、怒られている人を見ると自分も怒られているような気になったり、泣いている人を見ると悲しくなって自分も泣いたりします。

大人では「どう思われているか」とか「外見を気にしすぎたりする」こともあり、自意識過剰が被害者意識の原因にもなります。

しかし書いたように、子どもは自分と他人の区別がついていません。

子どもが「こっちを友達とチラチラ見て笑ってる、きっと悪口を言ってるんだ」と訴えてきたとき、「思い込みだよ(だからホントは違うのよ)」と言いたくなります。

"思いこんでる"に違いはないのですが、"他人がそう思っている"と思いこんでるのではなく、"自分を自分で悪い人だと思いこんでる"のです。

または"あの人は私が嫌いな人だから、きっと私の事を嫌いだと思っているに違いない"と思いこんでいるのです。

分かりにくいですね。

悪口

自分の心の世界にイメージで作った他人がいて、他人だけど私と同じ考えを持っている。ということです。

私を自分でダメな人間だと思い込みをしていると、イメージの他人も私を悪者にしてきます。

これが子どもの被害妄想の原因です。


特に幼児とか小学生低学年では人の目を気にして行動することはほとんどないため、"人の目" 即ち自意識が、"悪く思われている気がする"の原因ではないのです。

見てくる

行動を自制するのは、「人が見ているから、変に思われるのが嫌だからやめておこう」ではなく、「言われたからやめておこう」または「怒られるからやめておこう」です。(学童クラブの低学年くらいまでの子どもの場合)

わざと悪いことをするのは、親の気を引きたいからなどの理由で自意識によるものではありません。

子どもの善悪の判断や道徳心の育ちと共に、徐々に育ってくる感覚が自意識となります。

👇️の記事を参考にしてください👇️

2.学童保育で多い「笑われてる気がする」への対応

イメージで作った他人は、結局自分が作り出したものです。キーワードとなるのは「投影」という心理的な働きです。

子どもの被害妄想の原因は、自分で自分を悪者にする場合と、自分で他人を悪者にする場合の二通りがあります。

2-1.自己肯定感が低い・自信がない

被害者意識の原因その1です。自分のことを自分で悪く思っているケースです。

自分はダメな人間だ、など怒られたり注意されたりする場面で発言する子がいます。子どもの施設でいろいろな子を見てきた方なら必ず経験があるでしょう。

自分で自分をダメだと思っているから、"他の人も自分をダメだと思っているに違いない"、と無意識に考えます。

その結果、自分の方を見て笑っている人を見ようものなら、「自分をバカにして笑っている」(に違いない)となるわけです。

逆の考え方なら、人が笑っているの見て「自分を褒めている」ときっと考えるでしょう。

これは"悪口を言われている気がする"、"笑ってきたからきっとバカにしてる"の原因の一つと考えられます。

普段無関係の人にそう言った感情を抱く場合は、この自信のなさが原因の可能性が高くなります。

いや

対処としては自己肯定感を高めることです。

自己肯定感とは、「そのままの状態で自分の存在を認めてもらっている感じ」です。自信があるとは少し違います。

自己肯定感が低くなる原因はいろいろありますが、甘えたいのに甘えさせてくれない親とか、良い子にしていないといけない自分、訳のわからない事で怒られてばかりなど、環境による物がほとんどです。

一番簡単な方法は、子どもの話を否定せずに聞いてあげることです。

話すことでスッキリする効果と、無意識にでも親の気を引きたくて誇張して話をしている面もあるでしょう。話を聞いてもらえたという認めてもらっている感じが大切です。

ここで、「気のせいでしょ」と説教じみた話をして途中で切り上げてしまったのでは、いつまでも我が子の被害妄想を疑うことになりますよ。

自己肯定感の低さについての対処は別で考えるとよいでしょう。この記事で詳しく書いています。

自己肯定感が低いと、被害者意識だけでなく新しいことに挑戦できなかったり、失敗するとネガティブな思考にとらわれてしまうなど様々な事が起こります。

自己肯定感についてはおすすめの本があるのでこちらも紹介しておきますね。↓

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
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2-2.特定の人に悪い感情がある

被害者意識の原因その2です。 特定の人に対して自分が良い感情を持っていないとき、それを投影して、"私が嫌いだから相手も嫌いだろう"となるものです。

攻撃を同時に行うこともあります。

早い話その相手の子が嫌いで気になり、こっちをみていたら見られている、誰かと話していて少し自分の方を見たら、きっと自分の悪口を言ってバカにしてると思うようなことです。

困っている

自他の境界が子どもはあいまいです。

子どもの場合はどうしてよいかわからないから単に人の真似をします。

自分が悪口を言いたいけれど先制しては言えないので、相手が言っているように思うことで攻撃のきっかけとします。

これら投影ですが、無意識の認めたくない自分を他者に代理をしてもらってその他者に肩代わりをしてもらうことです。

自分がやりたいけれどできないことをその人に求めることや、自分自身の嫌いな部分をその人に移して自分を攻撃する代わりにその人を攻撃するなども含みます。

こどもにおいてはこれが被害者意識の一番の原因だろうと考えられます。もちろん自己肯定感が低ければその頻度も上がります。

特に問題がない子でも、けんかしていて相手に対して怒っている場合はこの「投影」が出てきます。

よくない感情を抱いている相手にはそもそも関わらない、見ない、一時的なものなら気分を変える、などを教えていくことが考えられる対応でしょう。

「無視」は多くの場合トラブルのもととなりますが、この場合に関してはとても有効です。

見られたから何か害はあるのかな、相手が何か話をしたら何か害はあるのかな?相手が見てくるなら、自分も相手を見てるってことだよ。

それを見ることで嫌な気分になるのなら見ない。自然に見えてくるというなら背中を向けるなどの方法を、具体的に示していきましょう。

子どもの心理についてもっと知りたい方はこちらへ

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