保育士や学童保育で怒り行動を抑える方法~アンガーマネジメント
私は保育士や学童クラブ職員のアンガーマネジメントについて危機感を持っています。
なぜなら小さな子どもに専門家として接する大人が、自分の怒りをコントロールできず、結果子どもに怒り感情をそのまま向けてしまうのは、とてつもなく危険だから。
子どもの発達によくないのはもちろん、怒りでの暴言や体罰で、場合によっては訴えられるくらいの危険度。
その一方で職員へのアンガーマネジメント研修をやってる現場はとっても少ない。
パート職員ですら、怒りの自制は働く前にクリアしておくべき課題なのに、はっきりと言って個人努力で何とかしてるレベルです。



"こどもへの暴力や暴言など気を付けましょう"
って当たり前過ぎて言っても言わなくてもいい。
そうじゃなくて、"怒りを感じたときはこうしましょう"を具体的に教えるべきだと思うんです。
今の時代、保育士や学童クラブ支援員には、怒りのコントロールは必須のスキルです。
- 怒りを感じない方面のコントロール
- 怒りの結果出てきそうな悪い行動を出さないコントロール
よく子どもを注意するときに怒鳴ってしまったり、叱っているというよりは"感情を出して怒っている"という指導員がいます。
普段から余裕がなかったり、いつもイライラしていて近寄りがたい人もいます。
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保育士や学童クラブ職員は人間相手のうち、特に支援の必要な子どもを相手にするので、ストレスはとても高い仕事です。
"言った直後に繰り返す、時には大人をバカにしてくる子もいる"そんな学童クラブなんかだと、怒鳴りたくなる気持ちも痛いほど分かる。
保育園でも質こそ違うけれど、人手も限られている環境下で似たような状況もありますね。



その一方で感情のままに行動するのは、保育士の専門性からは許されない行為とも言えます。
実際に一時の感情に従ってたった一度だけ行った体罰や暴言により、懲戒や場合によっては訴えられることも十分あり得ること。
だからこそ保育士や学童クラブで働きたいのなら、自分の怒り感情をうまくコントロールしていくのは最低限必要になってきます。
極論ですが傷害罪で訴えられる可能性がある、自分の怒り行動すらコントロールできないうちは、働かない方が身のためかもしれません。



同僚などの大人相手にも自制は必要にゃ
- 怒りとはなにか
- アンガーマネジメントの目的とは
- 自分の怒りのコントロール
- 6秒テクニック
- 1分テクニック
- 事後に直すためのポイント
- 相手の怒りのコントロール
- 1.ここ1.怒りとは何か?
- 2.根本的に怒りを生み出さないコントロール
- 3.6秒やり過ごす
- 3-1.数字を数える
3-2.輪ゴムパチン
3-3.ストップ
3-4.その場を離れる - 4.1分やり過ごす
- 4-1.激おこぷんぷん丸
4-2.水を飲む
4-3.鏡をみる
4-4.紙に書く
4-5.怒り段階
4-6.場面イメージ
4-7.自己呼び掛け - 5.事後の行動コントロール
- 6.相手の子どもの怒りへ対応
- 7.まとめ