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主に学童クラブや児童館で"20年以上"
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ジャム
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学童指導員や教師の怒鳴るなど不適切指導~保護者も不満

子どもへの叱り方や指導について、経験や指導員のやり方などは様々です。

家庭ではなおさらで、しつけのために叩くなんて家はいまだによくあります。

虐待による痛ましい事件が後を絶たず、児童福祉法の改正や懲戒権の是非など、よく聞くようになりました。

この記事ではどこまでが適切な指導や家庭でのやりとりなのか書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 懲戒権についての知識
  • 不適切な指導の種類や例
  • 学童クラブと家庭のコンセンサスをとる事項
子ども指導の適切な不適切の記事の挿入画像

1.懲戒権について~子ども施設では唯一教師だけ

1-1.教員などについての規定

少し年齢が高い中学生への指導で、なおかつ学校内でのことですが、文部科学省からこのような通知が出ています。

学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰等に関する参考事例:文部科学省

概要は、きれいごとではなく実際にいじめや施設および他の人への破壊行動、授業妨害などを起こす子がいること、そういった事態には毅然と対応していくことが明言されています。

信頼関係をもとにして子どもを受け止めることは前提ですが、規範意識の明確化、警察介入の可能性についても書いています。

実際に授業中に先生に暴力を振るった生徒が警察に連れていかれるようなこともあります。見せしめではないと言っていますが、その場だけ見たら実際に子どもたちにいい影響があるようには思えませんが(私見です)。

集団の中で問題が出てくるには前兆があるのでそれをとらえ、その上で出席停止、その他の懲戒があります。

出席停止は集団の秩序を回復するために行われます。

学童クラブや家庭で、一時的に外に出すというのはたまに聞きますが、これに通じるところが少しだけあります。(これだけでは本人にたいしてはだめで、あくまで他の子のために出す場合です)

たんこぶ

本人への指導には懲罰ではなく有形力の行使という言葉で書いてありますが、この通知でも裁判所の判例でも線引きは難しいとしながらも許容範囲内で懲戒は認められています。

体罰に当たらない例としてあげられているものは、程度もありますが

  • 叱って席に戻す
  • 立たせる
  • 当番や作業をさせる
  • 部屋に残す
  • 不要な物を預かる

また暴力を振るわれた時や他の人への暴力行為を止めるための拘束や危険回避の行動などは体罰にはあたりません。


体罰に当たるかどうかは本人や保護者の主張によらず、客観的に判断されるという文言に実際に指導にあたる側にとっては救いがあるように思えます。

子どもに対して配慮をつくしたが、それでも叶わずに仕方なく行った行為かどうかが焦点になるようです。

これはあくまでも学校教育法に定められた学校教員に認められた懲戒です。

また民法には親権者が子どもの利益のために懲戒を認める記述もあります。

(懲戒)民法第822条親権を行う者は、第820条の規定による監護及び教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる。


1-2.懲戒権は学童クラブ職員にはない

実は学童クラブでは懲戒についての取り決めや根拠となる法律はありません。

指導員は教員でも親権者でもないためです。ただし学童クラブの機能として、児童福祉法では児童の健全育成に必要な活動を行うと幅広い内容になっています。

そこに子どもに対する必要な指導として、懲戒とまではいかないものの正当な指導として同様の行為が社会通念上認められる余地がありますが、学童クラブでは実はその程度です。

トラウマ

ついでに言えば、町の塾やスポーツクラブの大人に懲戒権があるはずはありません。

せいぜいこういった行為をする子どもは退会してもらいますくらいの取り決めができる程度です。

体罰紛いに怒鳴ったりしている指導をしているスポーツクラブや子ども会のコーチは、親や本人がある程度の指導に同意しているのでなければ単に傷害罪や脅迫罪を犯しているだけになります。

まあ怒鳴ることについては教師でも体罰に当たりますが。

言葉による脅し、配慮のない言葉等によって、精神的な苦痛を与える「言葉の暴力」も、子どもの人権を侵害する行為である。


「体罰・暴力行為を許さない開かれた学校づくりのために」~体罰・暴力行為の防止及び発生時の対応に関する指針・児童生徒の問題行動への対応に関する指針https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000274391.html
怒り

学童クラブは法律や契約ではなく子どもをみてもらっているなどの人間関係や職員に対しての信用などにより成り立っている部分が日本の特性として大きいです。

また子どもが悪いことをしたら叱ってほしいという方がほとんどなので体罰に当たらない程度でなら、よくないことをした子を座らせて説教してもあまり問題にはなりません。(放置していて起こる他の子や家庭との関係調整などさまざまな問題に保護者がいちいち対応できないというのもあります。)

しかしそうは思わない人もいるのは事実で、実際の法律に照らしたら指導員ができることはとても少なくなります。

常識の通じない保護者は確実に増えているため、すぐ暴れる子の保護者が"うちでは叱らない子育てをしているのでなにをしても叱らないでください"と言ってくる可能性もあります。

そのため予防線を張っておく必要が出てきます(3節へ)。

この辺りを理解せず、本来は懲戒にあたることすらも認められていないのに、体罰や体罰に近いことを指導と称して行っている学童クラブ指導員やスポーツクラブのコーチなどがとても多いのは、無知の罪という他はありません。

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ

2.子どもに対する実際の不適切な指導の例

2-1.確実にNGな対応

体罰にあたらないかどうかは客観的に判断されると書きましたが、以下には言い逃れのできない不適切な指導や対応についていくつか挙げてみます。

  • 叩く
  • 叩く真似をして脅す
  • おやつやご飯をあげない
  • 短絡的に外に出し、中に入れない
  • 短絡的に外に出さない、遊ばせない
  • 長時間の正座や起立姿勢をとらせる
  • 見せしめのように罰を与えられている姿を他の子にわざと見せる
  • 威圧するように怒鳴る
  • 人格を否定する言葉をかける
  • 必要のない過度な拘束

要は体罰全般で、正当防衛や危険回避などの正当行為にあたらない体(当然心も含みますね)に苦痛を与える行為です。

家庭では民法により、子どもの利益のためという前提である程度の懲戒が認められていますが、これらはNGで虐待にも当たり通報されます。施設では当然禁止事項となります。

単に叩いていないからセーフではありません。

ダメ

日本ではあまりないですが、外国では子どもに対して怒鳴ることを法律で禁止している国もあるくらいです。

同じことをした大人に同じことをしたら犯罪となるものといえば分かりやすいでしょうか。

たたくのは傷害罪、威圧するのは脅迫罪、拘束は監禁、無理やり何かをさせるのは強要罪、見せしめにするなどは名誉毀損などいろいろあります。相手が子どもだからといって、ダメなものはだめです。

家庭でそういった体罰まがいのことを行っていると、かなりの確率でいろいろな人に露見します。それは近所の人かもしれないし、保育園や学校の先生だったりします。

虐待や体罰を受けているかどうかは子どもの専門家からみたらすぐにわかることです。そうなった場合、いきなり保護されて居場所が分からなくなるなどはありませんが、児相の指導が入った何度目かで改善されないと判断された場合、急に施設に保護され家に帰ってこなくなることもあり得ます。

おなかすいた

2-2.子どもに悪影響のあるグレーな対応

体罰には当たらないけれど、子どもに良くない影響を残すものについて挙げていきます。マルトリートメントとも呼ばれ、広い意味での虐待に含まれます。

こちらは施設指導員や保護者など、子どもに健やかに育ってほしいと願う大人にとっては考えなくてはいけない項目です。

  • 両親が協力してやっつけるようにして叱り、逃げ場がない
  • 本人に任せすぎている
  • 過度の圧力をかけてしかる
  • いつもなにか物のご褒美がある
  • 細かいことですぐに予告なく過剰に叱られる
  • 自分のためを思って叱られていると本人が感じない

虐待や不適切な養育が脳の萎縮や変形をさせるというデータもあり、こちらの本で解説しています。データがちゃんとあるというのはとても衝撃的です↓

1-3.叱らない子育てについて

叩かない子育てと、叱らない子育てを混同してしまう方がたまにいます。

両者は全く違いますね。

叱らない子育ては、厳しく叱らないにしても必要なことを伝えず、子どもも分かっていないのに軽くてしなめた程度で伝えた気になってしまい、年齢が上がってきて子どもの理解力がようやく追い付き子どもの行動が落ちついたところで、"ほら叱らなくてもなんとかなった"と的はずれな経験を人に伝える人が出てきた結果かと思います。

必要な教育をしないというネグレクトにとらえられることもあります。

叱らないで放置しているのを、叱らないの字面だけとらえて勘違いしている方がたまにいます。

子どもに根気よく向き合い、分かるまで何度も伝え続け、行動を正せたらほめたりすることを何年も実践できて初めて叱らない子育てが成功したと言えます。

叱る

3.保護者とのトラブル予防

体罰に当たるかどうかは本人や保護者の判断任せではないとはいえ、子どもを預かる施設としては保護者とのいさかいやトラブルは避けたいものです。

家庭によってはいろいろな価値観があるので、施設として普通でもこの家にとっては大変なことというケースも多くあります。

1節でも書きましたが、学童クラブ指導員には保護者の同意なしには懲戒まがいのことは本来認められていないため、ある程度の行動ができるようにしておかないと働きにくくなります。

施設で体罰は新聞沙汰ですが、その境界にあるような指導や対応については、こういうときはこうすると宣言しておくことが有効です。

一度伝えるだけでなく、日常的に掲示しておいたり子どもに言って聞かせるなどの取り組みがいります。

犬

実際問題として暴れてる子は抑えないといけないので、そういう場合は手をつかんだり別室に半ば強引にでも連れていくことがあり得ます。

そういった時に子どもに擦り傷ができることも想定内のことですが、過敏な保護者は傷害罪だと騒ぐこともよく聞きます。

怪我をさせた場合に被害届を出されたら勝ち目はなく、正当行為でも怪我をさせた点は過失となり罰金刑などが課せられてしまいます。

しかし拘束する行為については保護者に理解してもらい同意をとっておくことで、被害届を出されるなんてこじれかたをする確率が下がります。

反目している施設に自分の子どもを預けたい親はいないので、できる説明はしておいて理解してもらう方向で進めるのがよいでしょう。

またそれに付随して、複数職員で対応することや別室には複数職員で入り、一人に責任が集中したりその人にしか状況が分からないような事態を避ける必要があります。

モンスターペアレントという言葉が流行っているように、なぜか子どもを預かっている施設側が保護者の意見を聞かないといけないという流れがあります。

学校ですらその渦中にあるくらいなので、委託を受けて運営していたり、第三者評価により次回の委託が取れるか分からないような事業者はそうなりがちです。そのため必要な予防線は張っておくに越したことはありません。

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