1.小学生/学童クラブでも人気~タスケのルールと進め方

タスケをする準備

タスケの準備物

✔ドッジボールで使うボールを用意

✔当たった人が安全に待つ場所を、明確に決めておきます。

タスケの範囲や人数

範囲や人数

●テニスコート1面程度(子どもがボールを投げて端まで届く位の広さ)

●人数は5人くらい~多くても30人くらいが適当です。

少ないほど狭い範囲でやります。

逆に多すぎる場合は人数制限して交代したほうが楽しくやれます。

タスケの基本ルール

タスケ基本ルール

① はじめの人が高くボールを打ち上げ、3回バウンドした時点でボールをとった人から開始。

(取ったら即開始か、時間を置いて開始)

②ボールを持った人は、その場から三歩だけ動いてよい。

③誰でもよいので当てようとする

④当たった人はアウトゾーンで待つ

⑤自分を当てた人がアウトになったら復活できる

⑥終わるタイミングは、

  • 全員当てたら
  • 時間で区切る
  • 待ち時間の長い子がいる

など決まりはありません。

ドッジボール、タスケ

2.タスケでルールをちゃんと伝え、子どもが楽しめるようにしよう!

遊び方を分かっていたり、譲り合える集団ならトラブルは少なく、仮にトラブルが起きても自分達で切り抜けます。

しかし子どもなので、その時の気分により大きく態度や行動・言葉も変わります。

楽しいはずの遊びが、

子ども
あのとき、
顔面ワザと当てたのに
謝らなかったヽ(`Д´)ノ

次は思いっきり当ててやる!

👆人間関係にしこりを残すこともあります。

中学生なら大丈夫かと思いきや、学年が上になるほど引きずりやすいもの。

トラブルを防いだり、安全に遊ぶためにはルールを整備することと、

状況により判断して大人が仕切ること、両面からのアプローチが必要です。

楽しいタスケ

子どもだけで学校の休み時間にやっているなら仕方ありませんが、大人がその場にいるなら

遊びを通した子どもの育ち」を支援するため、介入やほんのちょっとの口出しが必要な場面はたくさんあります。

特にルールはトラブルが少なく進行がいちいち止まらないやり方を伝えれば、子ども集団に浸透していきます。

子どもだけの時にもそれが一般ルールとなり、自然とトラブルが少な目のルールで十分に遊べるようになります。

タスケにルールは大切

3.タスケの追加ルール

追加ルールと必要な理由を、項目別に解説します。

・始めの打ち上げを省略可

・床と同時キャッチやワンバウンド・かすり、顔面などの扱い

・当てないと連続で投げられない

・最後の二人や三人になった時

・同時キャッチの扱い

・アウトになった人の動き

・復活したときの扱い

・一人狙いは×

・味方を作るのは×

・当てろなどの言葉に注意

・なるべく近い人を当てる

①始めの打ち上げを省略可

始めの打ち上げ時はボールしか見ないので、頭同士の衝突がたびたび起こります。

また取ってから即開始のルールは、開始直後にアウトになる子もいてつまらない。

そもそも時間を置いてやるなら、わざわざ打ち上げる必要がなく、衝突の危険があるだけです。

このような理由から、はじめにボールを持つ人はじゃんけんか何かで決め、その子だけ少し離れたところから開始する方法を推奨します。

タスケの開始時

②床と同時キャッチやワンバウンド・かすり、顔面などの扱い

アウト基準が曖昧だと、きわどい判定の度にプレーが止まってテンポが悪くなる。

その最たるものが「床と同時キャッチ」ですが、通常はアウト判定で問題なし。

またワンバウンドはアウトでもセーフでもどちらでもいいので、決めておけばOK。

ボールが飛ばない子が多くてバウンドボールばかりの時は、バウンドボールでも当たったらアウトのルールがいいと思います。

ルールが曖昧だと必ずトラブルが起きます。

「起こったら考えよう」ではなく、想定外のケース以外ではあらかじめ芽を潰しておくことがテンポよく進めるコツです。

タスケのボール

③最後の2人や3人になったらコートを狭くする

進行していくと、強い子が残ってきます。

ですが別に強くないけれど、最後まで逃げ延びる子もいます。

最後の2人とか3人になったら待っている子も相当多いため、間延びしないための工夫がいります。

簡単なのは範囲を狭くするだけ。

体育館だと半分コートにする、外なら分かりやすく示す。

逃げ延びた子にも、強い子のボールを避けてればワンチャンあり。

また二人の状態でどちらか当たると復活する子がたくさんいるけど、一旦仕切り直して始めからがオススメです。

④他の子と同時キャッチの扱い

同時にキャッチした時は、

  • 手が上にある方
  • 手が触れている面積が広い方
  • じゃんけんで決める

👆何でもいいので、とにかく決めておくのが必要です。

本当に頻繁に起こるので、トラブルにしちゃダメ。

3歩ドッジボール、タスケでキャッチ

⑤アウトになった人の動き

アウトになった人はアウトゾーンで待つことを徹底しましょう。

放っておくと危険でプレーの邪魔ですし、

子ども
当てた!
子ども
俺、当たってるし!

勘違いして当てることで、無駄なトラブルも多くなります。

⑥復活したときの扱い

せっかく復活したのに、アウトゾーンから出た瞬間にアウトになる残念な子がいます。

線などでゾーンを分かりやすくしておき、出たら参加というのを知らせておきます。

ボールを持った子が近くにいるのに不用意に復活して当たるのは仕方ない。

周りを見る訓練になります。

アウトはタスケで必要なルール

⑦ 一人狙いは× ⑧味方を作るのは×

一人だけを執拗に狙うのはトラブルの原因で、狙われた子はいじめられているようなもの。

大人が仕切って、プレーを止めてでも阻止しましょう。

大人
はい、
雰囲気悪いから、
今日のタスケはオシマイ!

味方の作り方は、普段から仲がよいから当てないとか、パスをする

何となくやることが多いけど、見ていれば分かります。

きっちり仕切ることが、参加者全員が楽しむためには必要な時もあります。

【子どものいじめと集団心理】ギャングエイジや仲間意識を知っての対応

⑨「当てろ」などの言葉は内容によって制限

ルール上、自分を当てた子がアウトになれば復活できるので、「◯◯当てろ」など言いたくなる気持ちも分かります。

しかし言っていいことと悪いことはあるので、言わないように指導が必要。

悪口は言うまでもなくペナルティです

応援もタスケでは
応援もタスケでは難しい

⑩ なるべく近い人を当てること

友達を当てた遠くにいる子を、わざわざ狙おうとする行為もよくあること。

一人狙いにつながるため、分かりやすく「近い人を狙う」ように伝えましょう。

それが浸透してくると、アウトになった子が「俺より近い人がいたのに狙わなかった」などの文句がでてきます。

ただボールを持ってる子は、後ろに近い子がいても分からないので、

向いている方向で近い子を当てる

を伝えていくと、多少分かりやすいです。

それでも「俺より~」の文句を言う子は出てくるけど、うまく流しましょう。

文句はタスケである

11当てないと連続で投げられない

当てなかったのに再度ボールを取った子に連続投げを許すと、壁に当ててボールを自分に戻して、人に近づくセコい子が出てきます。

これを防ぐための連続投げなしのルール。

1人当てて、跳ね返ってきたボールを取って別の子を当てるスーパープレーはOKです。

体育館でタスケ

4.タスケでよくあるトラブルと進め方のコツ

怪我は止める、ボールを預かる

どんな遊びでも、怪我やトラブルの時にはプレーを止め、ボールを預かりましょう。

大人がもう一人いれば分担してもOK。

一人しかいない状態でトラブル対応をしながらプレーを続行していると、次々に問題が起きてパンクしますよ。

【集団遊び/ルール遊び】小学生みんなで遊ぶ進め方のコツや注意点

三歩ドッジボールだが厳密じゃない

ルール上は三歩ですが、厳密にすると頻繁にプレーが止まります。

子どもから不満がでなければ多少流し、文句がでたらジャッジするくらいで丁度いい。

特定の子がいつも何歩も歩くとか、当たった子が文句を言えない1年生なら

「歩きすぎ!」ジャッジをした方が雰囲気が良くなります。

タスケ

自分を当てた人を忘れた

自分を誰が当てたかは大事ですが、背中を当てられたら分からないし、忘れてしまうこともあります。

子ども
ぼくを当てた人だれー?

と聞いたり、どうしても分からないなら

「ここから5人当たったら復活してみて、文句(俺が当てたのに何で復活してるの?)がでたら戻る」

ように伝えてみましょう。

勘違いの場合

当たっていると思ってた子がボールを持ったから、もらいに行こうとした。

でも実は生きてて、近づいたら当てられた。

👆こんな勘違いがたまにあります。

復活直後だと、まだ当たってると勘違いされやすい。

✔「プレーゾーンに入っている子は当たっていない子」なので、勘違いして不用意に近づいた子のミスとして判定はアウト。

✔アウトゾーンにきたボールを持って、復活しながらプレーゾーンにきた子は、判定はセーフ。

✔ノーカウントとして続行

ケースバイケースで、いずれかの対応をします。

主張があった時には既にボールが違う子に渡り、数プレー進んでることも多いです。

双方に理由を伝えてアウトかセーフか、素早く判定を出してあげましょう。

タスケの判定

いつまでも復活できない

当てた子が強かったり、人数が多くて自分を当てた子がなかなか当たらず復活できない、よくあるケースです。

座っていてもつまらないので、時間を見て初めからやったり、アレンジルールを取り入れてうまく回しましょう。

タスケでいつまでも生き返れず

対象を分ける

強い子ばかりだと、本当はやりたいけれど入れない子もいます。

「女の子のみ」「低学年だけ」など対象を絞って、入れ換えをしながら行ってもよいでしょう。

ジャム
みんなが楽しめる仕切りは必要です。

5.タスケのアレンジルール

参加人数や雰囲気、楽しめるようにうまく回すなどの目的で、アレンジルールを取り入れることもあります。

いくつか紹介しますね。

生き残りタスケ

復活なしのルールで、最後の1分や2分でやることが多いです。

「やりたい」という声も上がりますが、

やりたい子は自分がすぐに当たるとは考えてないので、すぐに当たれば諦めきれずに文句を言いがち。

やるなら判定をきっちりした上で、長くやらないことがコツです。

復活ルールの追加

いつまでも復活できない子がいる場合、救済するルールを作ります。

アウトゾーンには当たった順で座ってもらい、5人以上になったら先頭の子から順に復活していく、とか。

もにろん、自分を当てた子がアウトになっても復活できます。

タスケの特殊ルール

2機タスケ

2回まで当たってもいいルールで、連続で当たっても無効。

2回目当てられたらアウトゾーンに行き、2回目を当てた子が一度でも当たったらまた2機で復活できます。

3機タスケ

3回まで当たってもいいルールで、ここまで来るとタスケとは別の遊びです。

誰か0機になったらおしまいで初めから。

ハンデ五歩

弱い子がたくさん歩いていいルール。

でも弱い子=1年生などのため、ボールをもって5歩数えるのが難しい子もいます。

男子VS女子の女子に適用するのが経験上有効です。

仇(カタキ)ルール

ボールを打ち上げて誰かが取ったら、その時点から他の人はその場から動けなくなるルール。

強い子でも近くから投げられたら当たってしまうので、誰でも優勝する可能性が少し上がると言えます。

それでも強い子は強いですが。

カタキのルール

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