学童クラブでやれるオススメのネイチャーゲーム
ネイチャーゲームは講習を受けたネイチャーゲームリーダーがやるのがよいのです。
しかし講習内容はアクティビティ(ネイチャーゲームの各種目)を参加者と共にやってみて、大人の参加者で振り返りまでちゃんとやることでシェアリングネイチャーを体感するようなものなので、必須ではありません。
必須ではないですが、適当にやっても遊びとしては楽しいものが多いですが、考え方がわからないと活動内容もよく分からないようなアクティビティもあります。
この記事では比較的やり方が分かりやすく、指導員としてもプログラムが組みやすく子どもも取っつきやすいネイチャーゲームのアクティビティを紹介していきます。
1.ネイチャーゲームとは
ネイチャーゲームは、「シェアリングネイチャー」の考え方にもとづく活動です。
自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動で、自然の不思議や仕組みを学び、自分が自然の一部であることに気づくことができます。
「直接的な自然体験を通して自分を自然の一部ととらえ、生きることのよろこびと自然から得た感動を共有することによって、自らの行動を内側から変化させ、心豊かな生活を送る」という生き方を目指しており、ネイチャーゲームはこの考え方に基づいています。
以上シェアリングネイチャーゲーム協会HPより引用
https://www.naturegame.or.jp/know/3minutes/
2.ネイチャーゲームのアクティビティ12選
2-1.フィールドビンゴ
- グループを何人かで作り、フィールドビンゴカードを配ります。
- 自然の中を散策し、グループメンバー全員が納得したら、その項目にチェックをいれます。
- 時間がたったら、みんなで集まって、この項目は何があったのかシェアリングします。
子どもには、「競争ではないので、普段見つけないような自然を見つけましょう」、と伝えます。
落ちていたものなどは、なるべくその場所に返しにいきましょう。葉っぱをちぎったり、植物を抜いたりはネイチャーゲームではだめです。
フィールドビンゴカードは自分で作って構いません。例えば3×3ならこういうの↓
卵 | 丸いもの | トゲトゲ |
長いもの | 羽 | チクチク |
重い | ヒラヒラ | いい匂い |
2-2.たから探し
カードに10個ほど、見つけるものが書いてあるカードに沿って、散策しながら見つける遊びです。
例えば
- チクチクしたもの
- いい匂いのするもの三つ
- 丸いもの
とれるものは拾ってもよいですが、生えているようなものは覚えておくだけでOKです。

2-3.私は誰でしょう
帰りの会の記事で書いたものとは少し違います。
- 自分の背中に生き物のカードを、自分で見ないように洗濯ハサミでリーダーにつけてもらいます。
- ペアになり、「よろしくお願いします」
- お互いに「私はこういうものです」と背中を見せ合います
- 相手に対して、「私は大きいですか?」などひとつ質問して答えてもらいます。
- 一つずつ質問して答えてもらったら、相手を変えます。
- 自分が誰かわかったら、リーダーに言いに行き、合っていたら背中のカードを前に着けます。
- 前に着けた人も、まだカードが背中にある相手を見つけて質問に答えてあげます。
- 最後の人などになったらみんなからヒントをもらいます。
2-4.サウンドマップ
- 白い紙と鉛筆を一人一組渡します。
- 紙の真ん中が自分のいる場所です。
- 目をつぶって、回りの音を、線や点・形などで表現します。後ろから聞こえてきたのなら紙の下側に、音に対してどんな線や形を書くのかは個々の感性です。
- 時間がたったら、みんなで見せ合いましょう。
- この線はどんな音だったの?など話してもよいでしょう。

シェアリングネイチャーゲーム協会のHPより

2-5.木の葉のカルタとり
- 準備として同じ種類の葉っぱを二枚ずつ、数種類拾っておきます。
- 一枚は袋にいれ、もう一枚は地面に並べておきます。
- 参加者を2グループに分けます。
- それぞれのチームで一列に並んでもらい、参加者に番号をつけます。
- リーダーが袋から一枚とりだし、番号を言います
- 番号を言われた人が、地面の同じ葉っぱを取れたらチームに1点
2-6.コウモリと蛾
導入の説明
「こうもりは目がよく見えません。音を出して獲物を捕まえます」
- 一人がコウモリ役、参加者人数によって何人かで蛾をやります。
- その他の参加者は輪になります。
- コウモリは目隠しをします。
- コウモリか「バット」と言ったら、蛾は「モス」といわないといけません。
- コウモリは、「モス」を頼りに蛾を捕まえます。
- 輪になっている人は壁役で、コウモリか出そうになったら「カベ、カベ」と小さい声で言います。
- 捕まってしまった蛾は壁になります。
時間などで区切っていき、役割を交代していきましょう。コウモリも同時に二人くらいならできます。

2-7.カモフラージュ
- 自然がたくさんある中で、経路を決めます。
- その中に、自然物でないものを混ぜておきます。
- 経路を注意深く進み、経路の最後にいるリーダーに、何個隠してあったかを言います。
- 外れたらスタートから
- 混ぜかたは、埋めたり、何かの裏に隠すのではなく、見てわかるようにします。
- 例えば緑のひもを、植物に蔓のように巻いておくなどです。
2-8.目隠し芋虫
- 参加者は目隠しをして、前の人の肩に両手をのせて芋虫のような列になります。
- 指導員か誘導して自然の中を歩き、「これを触ってください」「匂いを嗅いでみて」など誘導します。
- コースを歩いたら目隠しをとってもらい、コースの始めから再度たどります。触ったものがなんだったのかなどを確認しながら。

2-9.ミクロハイク
行くコースを決め、ひもを伸ばしておきます
一人ひとつ虫眼鏡を渡し、虫の気持ちになって、ひもに沿って腹這いになり虫眼鏡をのぞながら進んでいきましょう。
シンプルながら、大人ほど面白いと思います。
子どもがプラレールを腹這いになって電車の視点で遊んでいるのと同じです。

2-10.いねむりおじさん
- ロープである程度の大きさの輪を作り、その範囲内でゲームをします。
- 一人が山賊、審判役の指導員が一人、残りは参加者です
- 山賊は、「えいっ」と掛け声と共に指を指した方向の、輪の中の人の動きを止めてしまう力があります。(人の後ろに隠れていても串刺しのように動けなくなる)
- 輪の中に入ったら"忍び足"でなければ、やはり山賊の力で動けなくなってしまいます。
- 輪の真ん中に宝を手元に置いて、山賊が目隠しをして居眠りをしています。
- 審判役の指導員は、山賊の後ろに立っていましょう
- 参加者は輪の外から「忍び足で」山賊の宝を奪いに来ます。
- 指導員は、忍び足でない人、山賊に差された人をアウトかセーフかを判定します。
- 宝を取れたら、輪の外に出たら成功です。外に出る前にアウトになったら審判が宝を戻します。もちろん宝を取った矢先に忍び足でなくなった場合もアウトです。
宝を輪の外に持ち出されるか、全員がアウトになったら終了。交代していきましょう。

2-11.フィールドパターン
宝探しやフィールドビンゴとにていますが、違うところは形を描いた紙(例えば◯とか、×とか、ニョロニョロした形など)を元に自然の中で同じ形のものがどこかにないかを探すゲームです。
2-12.わらしべウォーク
- わらしべ長者の話をします。
- 人数分の葉っぱや石などを拾っておき、一人ひとつずつ渡します。
- 散策の途中に気に入ったものがあれば、今まで持っていた葉っぱや石に「ありがとう」といって、取り替えます。一度に何かを一つだけしか持てません。
- ゴールまで繰り返します
ネイチャーゲームでは、咲いている花や、生えているものをむしったりはNGです。拾える落ちているものにします。

2-13.音いくつ
目をつぶって、聞こえてきた音を感じます。
いくつの音の種類が聞こえてきたかを数えてもらいます。サウンドマップの導入としてもよく使われるアクティビティです。
ネイチャーゲームの本はこちらですが、ちゃんとやってみたいらならネイチャーゲーム指導員の講習を受けるのがよいでしょう。
ちなみにネイチャーゲーム指導員資格は民間資格ですので、何かのアドバンテージを得ようとしてとるものではありません。
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