1.気になる変な遊びとは~学童保育で目撃!
私が学童クラブで勤務してた時に、
✔友達を寝かせて、ままごとの包丁を持った子が「手術ごっこ」と言って遊ぶ
✔「泥棒ごっこ」では何でも壊す役の子が乱暴に振る舞う
普通の大人から見たら

と思う変な遊びをたまに目撃しました。
暴力的な要素はなくても、
✔男の子と女の子の距離がやけに近くて、寝転がって抱きついたり
✔友達の首に紐をつけて「犬」という設定で散歩させたり
✔「サル」というあだ名をつけて、呼ばれてる本人も嫌な感じじゃなかったり
いくら遊びと言えど、普通の大人からみたら疑問に思いますね。
友達あっての遊びは、見かけない家庭もありますが、保育や学童クラブ育成では必ずと言っていいほど目撃します。
またぬいぐるみをイジメたり、人形に乱暴するとか、変な遊びは家庭でもありますよね。

2.遊びの中での学びは、変な遊びからでも
子どもは遊びによって社会のルールや友達とのコミュニケーションの取り方、体の使い方まで様々なことを学んでいます。
また楽しい遊びにより、日常の多少のうまく行かないこと、怒られたストレスなどを、遊びによって解消しています。
変な遊びが出現しやすいごっこ遊びは、普段できない役目を想像の中で演じ、
"あれをやってみたい"
"これをしたらどうなるのだろう?"
などの興味だけに基づいた自由な表現。
道徳心の獲得の記事でも話したけど、低年齢の子どもほど興味に従って行動して、周りの反応を見て学んでいる状態です。
そこで他の子とのやりとりや、大人からの関わり、自分での気づきにより、
「これはしない方がよい」
「これは大丈夫」
大人からみたら不適切と思えることも、子どもにとっては興味に従い試している段階というわけです。
そのような段階で、急に叱られて禁止されたらどうでしょうか?
大切なのは回りの反応と関わり方です。

3.乱暴な遊び、変な遊びはいつどんな場面で起きるかを観察する
遊びに限らず表現活動は、抑圧された内面のを表すと言われるので、
ぬいぐるみに乱暴したり、大切なものをわざと雑に扱ったりしているのを見れば、何かのサインでは?と思うかもしれません。
それを判断するには、
その遊びが
・どの場面
・どんな言葉
・どんな行為
これらを観察してみましょう。
ちなみに昭和中期で流行った遊びはこれ👇️
カエルのお尻に爆竹を入れ、破裂させる遊び。
またカエルのお尻にストローを刺し、空気を送り込んで破裂させるカエルストローもあった
エクサイトニュース
誰かひとりが床にうつぶせで寝転び、その上に何人も重なっていく遊び。
危険やいじめを誘発することから学校で厳しく取り締まられることもあった。
エクサイトニュース
これらはサインではなく、興味本位の楽しさがエスカレートしたもの。
イジメとしてやる場合は、晴らせない鬱憤があるといったサインも含まれそうです。

どんな場面で変な遊びをやるのか
まず、どの場面で出てくるかを見ます。
- 周りの目を気にしているか?
- 気にしてないか?
この2つを判断するため。
親の前で注意してくれ!とばかりにやるなら気を引きたいかもしれません。
一人の時に隠れるようにやるのは、悪いことや、恥ずかしいことが分かっているけれど興味や欲求が勝っている。
またはよく分からないけれど怒られるから隠れてやる。
特定の子がいるときだけやるなら、その子が好きかもしれませんね。
特定の子を犬役にして紐をつけて遊ぶのは、その子を下にみているのかも。
このように、場面を観察するだけでもいろいろな推測ができます。
逆に変な遊びだけを見て「何かのサイン?」と思うのは早計、何か抱えている場合は他の場面でも出すことが多いからです。

変な遊びは具体的にどんな内容か?
場面と共に、行為や言動についても観察してみましょう。
サインだとしたら言葉にできない思いを、対象にぶつけてるからです。
とても大事にしているものを急に傷つけるのは自分の一部とも言えるので、それをいじめるのは自傷行為につながる意味があるかもしれません。
家で発散できない、自分でもよく分からない欲求を、ごっこ遊びのなかで表現しているかもしれません。
「血がいっぱい出る」とか、「内蔵を切りましょう」なんて言っていたら家庭や動画などで不健全な情報に晒されているのかもしれません。

不適切な遊びを見かけたからといって即禁止するというのは、子どもの学ぶ機会を奪うだけ。
本当に何かのサインなら、他の場面でも似たようなものが出ているはず。
特に害のない変な遊びを禁止したら、別の問題行動が出てくるケースもあります。
他の場面と合わせて、何を抱えているのか推測し、どういう対応するか?を考える材料とします。

4.ぬいぐるみのいじめを目撃!気になるなら放置はNG、具体的な声かけなど
4-1.変な遊びが気になるなら放置はNG
遊びについて大切なのは周りの反応です。
遊びは学びの過程なので、いいことか悪いことかを周りの反応により学習しています。
特に禁止されず子ども同士の反応のみで、友達も面白くて続ける。
👆こうなれば興味に従い展開し、時には不適切な状態までエスカレートすることも。
そこで大人の禁止が入らなければ、

とすら思わず、楽しいから続ける。
だから見てておかしいなら放置はNG、明らかに良くないなら教える必要があります。
その子の発達段階で理解できるように伝えましょう。
説明しても理解できないとただ禁止されたと同じで、興味が勝てば隠れてやります。
大人が見つけたときは教えるチャンスです。
子ども同士の気づきに任せるのも手ですが、いつになるか分からないですし、
一般的な大人が見て不適切な遊びを放置してれば、通行人から親が怒られる可能性も出てきます。

4-2.具体的な言い方「心配になるよ」
変な遊びを見つけて、どうしようか?迷う方も多いけれど、実は難しくないです。
普通に感じたことをそのまま言えば良い。👈理解できるように
ぬいぐるみに意地悪をしていたのなら

ままごとの包丁を振り回していたら

その他の変な遊び全般に言える便利なのは

ビックリしちゃうから
やめましょう
などの伝え方はケースバイケースです。
言葉遣いについても、遊びの中でも「殺す」「死ねー」など言っているのは良くない。
「その言葉遣いはいけません」
迷ったら通常の範囲内のことを伝えればいいのです。
しばらく見ていてから禁止するときには
「さっきからあまり良くないな、途中でやめるかなと思ってみてたけど、ダメになってきたから注意するね」
など、初めから容認してなかったをはっきり伝えましょう。
👆途中で見つけたとしても方便。
「さっきから様子を見てたよ」とつけ加えれば大人の方も
・「今さら注意するのもどうかなぁ」
・「さっきから見てたじゃん、と思われないかなぁ」
なんて迷いが消えます。

4-3.子どもの興味を広げ展開していく
やり方が良くないだけの遊びでも、興味そのものは良いも悪いもありません。
お医者さんごっこなど、通常の社会的に容認できる範囲のものは、本格的な物や専用の用具でやれば不適切には見えません。
ままごとの包丁でやると不適切に見えるのは、ある意味不思議。
これは凝り固まった大人側の感覚とも言え、何でも「けしからん!」と禁止する自粛警察と似ています。
ごっこ遊びから興味が広がり、遊びの展開がされていきます。
もしかしたらそこから興味が広がり、
本当に医者になるかもしれない、
あれだけ嫌がっていたお医者さんに行くのが平気になるかもしれない。
だから子どものトレンドに合ったグッズを揃えるのも手です。
例えばこんなのが最近出てるようです。(一例です)↓
5.変な遊びのうち、暴力の伴うものは特に注意
大切なのは回りの反応といっても、何も言わずに見守っているのは容認と同じです。
複数大人の目があるときは、それぞれの価値観にさらされます。
あなてが注意深く見守っていたけど、違う大人がたまたま目撃したら「やめなさい」と見るなり禁止。
いい気がしませんよね。
学童クラブや保育園でそうなりがち。
特に暴力的なものや、性的な不適切な遊びは目立つので放置はダメ。
しかもこれらを放置されると、将来的に非常に偏った物の見方が定着したり、社会的に受け入れられない行動をとりやすいと言う研究もあるようです。
暴力的な行為が遊びの中でも止められないと正当化され、慣れちゃいます。
性的な遊びも「人前でやるのは恥ずかしいこと」と教える必要があります。
【幼児自慰〜子どものマスターベーション】やめさせたい時の4つの対応

6.気になる遊び-対応まとめ
いかがでしょうか。
遊びの中で子どもは学びます。
善悪の区別、遊びの中でも言ってはいけないことなど、「大人や周りからの関わり、経験により」理解してきます。
子ども同士で問題なくても、社会的にみたらダメだという行為、変な遊びは
注意深く観察した後、タイミングを見て本人が分かるように伝えていく姿勢が大切です。
こちらの記事も
記事内で紹介した道具、お医者さんごっこのセット。丸っこくなくて、けっこう本格的です。

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