


子どもにとって、遊びは勉強です。
自発的にやって、いい方法を思い付いたら試し、うまくいかなかったら違う方法をためしていくのは、試行錯誤の科学的思考の芽生えです。
細かい動きから大きな動きまで、体の使い方を学び、体力をつけていきます。
遊びの主な効果↓
体力増進 |
積極性、自発性身に付く |
楽しいからストレス発散 |
体の使い方を覚える |
試行錯誤で科学の芽生え |
対人関係のスキル向上 |
実体験 |
またうまくできなかったことも、何回も挑戦したりでできるようになったり、人を見てできるようになりたいと思って頑張ったりと、その後の人生への姿勢にも関わってきます

相手がいれば人間関係の勉強です。
遊びのなかで喧嘩をしたり、意見ややりたいことが違ったときにどうしたらいいか。
下の子とはどう関わったらいいか、または上の人から教えてもらったりと、いろんな世代と関わっていくことで人とのつきあい方を知っていきます。
遊びはいつも同じことをしていたらもったいないですね。
できるだけいろいろな経験をしてほしいですが、遊びは自発的なものなので、どう誘って興味を持つように持っていくかは難しいところです。
遊びは自発的で楽しいものなので、他のところで多少ストレスがあっても、集中して取り組めるものがあればそこで解消できます。
大人も仕事を頑張って、その後の楽しみでストレス解消しますね。同じことです。
それを大人がやっているのに、子どもには遊ばないで勉強しなさいとか、習い事に行きなさいというのは酷なことです。
楽しさを感じてもらえれば子どもはその点素直なので、年齢が低いほど関わる大人次第となります。
自分が子どもだった頃を思い出せるかたは、とても長い時間を過ごしていたように感じると思います。実際は保育園などが3年程度、小学生は低学年なら3年くらい。
長いと感じるのは経験が凝縮していたからなんだと私は思います 。
この大人にとっては短い時間ですが、ここで経験できることは、別の時期に経験し直すということはできません。
遊びに限らず、子どものころに経験できることを保証することは大人の役割です。
学校に行かせて学業的な勉強をしていたり、いわゆる習い事ばかりでいいと思いますか?
反面、全くの自発に任せているだけでも時間がたってしまいます。
習い事などの吸収力も相当なので、そちらも取り組めればそれに越したことはありませんが。

関わりがなくても少ない友達関係や学校の中でもそれなりに育ちますが、経験があるのかないのかは大きなものです。
「遊びたい」という子どもの願いを無下にする保護者の方はたまににいます。
習い事に力を入れたり、親の想いから"やらせる"、子どもを思い通りにしたいといった保護者に多いのですが、能力が高くても自分の生き方を決められなかったり、自分のしたくないことに時間を費やすような人生を歩む可能性が高くなります。
例えばこんな記事
大学生になって、「こんなことはやりたくない」なんていう学生もいます。そこで気づくだけでもまた先は長いのでましですが。
しかし小さい頃からの親御さんの関わりによって、子どもが幸せにしたい願いからの習い事などが、逆の効果を生むことになります。
親御さんにも考えてほしいですし、学童クラブなど子ども関係の仕事についている方は、啓発に取り組まなくてはいけない事柄です。
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