3.子どもとの信頼関係を築く関わり方を具体的に5つ
子どもとの信頼関係を築くにはどう言った方法があるでしょうか。
- なんでもやってあげる?
- 要求を全て聞いてあげる?
- 厳しく叱らない?
- プレゼントをあげる?
- とにかくほめる?
👆全部合ってそうで、実はハズレ。
答えは受容
その子を受け止め、認めてあげることから全てが派生してきます。
細かい方法は赤ちゃんや保育園児と、年齢がある程度上がった学童期の子どもでは多少違ってくるけど、基本は同じ。
✅ 話を聞く
✅ 関わりを積極的に持つ
✅ 遊び方に気をつけて相手になってあげる
✅ 困ったときに解決してあげる
✅ 誠実に接すること
別にこれは私が勝手に言っている訳ではなく、あらゆる心理学・教育学において大切なものとされています。
信頼関係を築くポイントは?では、親子の信頼関係を築くためにできることを、ご紹介しましょう。
◆受け入れる
まず、ありのままのお子さまを受け止めることが大切です。
些細な要求や話にもしっかり耳を傾け、応えてあげるように心がけましょう。
ベネッセ教育サイトより引用
4.話を聞く・・信頼関係の築き方①
難しいことはない、話を聞くことです。
今日はなにがあったとか、どんなことをした、誰がなんて言ってた。子どもの話をうまく聞ければほぼ成功です。
余計なアドバイス ➔ いらず。
それはいい、悪いとかの評価 ➔いらず。
話を続けてもらう質問を入れつつ、なるべくたくさん話してくれるようにするだけ。
この人は話をちゃんと聞いてくれる人で、つまりは"自分を認めてくれる人だ"と思ってくれます。
保育園だと抱っこやよしよしだけど、小学生以上だと話を聞くことが具体的な受容方法。
精神年齢が低い子が多くなってきているから、抱っこやよしよしも有効だけど、
男性職員の特に女の子に対して、世間の無用な疑いを受けるから気を付けた方がいい。
【男性保育士~気を付ける事】期待される反面、世間の目は厳しい!
家では親も疲れてるから、ずっと子どもの話を聞くわけにもいかないでしょう。
でも子どもが聞いてくれたと感じてくれれば、ぶっちゃけ聞いてなくてもいいんです。
よく聞こえてなくても
「ふーん、そうだったんだぁ」
子どもはけっこう満足します。
相づちをつくだけでも違いますよ。
「今忙しいから後で」
「疲れたから後で」
つい言いたくなっちゃうけど、話を聞いて右耳から左耳に抜けてしまったとしても、子どもが話したい気持ちを満たしてあげられます。
5.積極的に関わる・信頼関係の築き方②
学童クラブなんかで、初日から積極的に話しかけてきて、「遊ぼう」みたいな子がいる一方で、ずっと部屋の隅で本を読んでる子もいる。
目立つ子には目がいきやすいけど、静かな手のかからない子はとことん静か。
だから積極的に関わる必要があります。
・話しかけてみて、「~ちゃんは何が好きなの?」とか
・読んでる本を見て「これ面白いよね」
何かきっかけをつかんで、そこから広げていく。
短い時間でも、毎日繰り返してるとある日その子から先に話しかけてきたりします。
受容って、相手からやってくるのを受け止めるだけじゃない。
こっちから積極的に働きかけてみて、そこで出てきた反応を受け止めるのも相手によって必要。
相手を知ろう、関わろうって働きかけが、
そのままその子を受け入れるってことです。
6.一緒に遊ぶは有効だけど注意あり・信頼関係の築き方③
学童クラブなんかだと一緒に遊ぶってのは有効な手段で、特に運動やスポーツを一緒にやるのは信頼関係を築きたい大人がよく取る方法。
将棋やすごろくなどボードゲームや、ごっこ遊びをしたり、おりがみを教えたり、絵を描いてあげる、ピアノを演奏してみるいくらでもあります。
そう、遊びの面では体力に自信がなくても大丈夫です。
何もないところで褒めるのは難しいけど、大人の方からも遊びの中なら、
ってな感じで、認める言葉をたくさんかけられる。
本質的には、遊びを通して子どもを受容しているんです。
大人が子どもの相手をよくしている学童クラブほど、子どもの満足度が高くて、それによって保護者からの信頼も厚くなります。
子どもからしたら、
聞いてやるか」
って感じです。
ただひとつ注意点は、家でも学校でもない学童クラブだと、大人は遊び方に注意する必要があること。
実は、ただ遊んでるだけじゃ信頼関係は築けません。
遊び方を間違えると、俗に言う"なめられた"ような状態になります。
大人なのに友達みたいに思われて、遊びの中で「おまえ」などと子どもに言われ、いざ注意する事があっても聞かない状態。
これは信頼関係が築けているわけじゃない。
遊び方は「友達のように」ではなく、
「大人として」相手をすることが大切。
"信頼されるには思いっきり遊ぼう"ほぼ正しいけれど、落とし穴は口を開けて待ってます。
遊ぶだけで信頼関係ができると思うのは、よくある間違い。
遊ぶってのは、この記事で書いてる「信頼関係を築くための5つの超具体的方法」の1つに過ぎない。
遊びは単なる入り口のきっかけで、遊びの中で大人として受容していくのが目的。
普段からよく遊んでるのに、ここぞって時に話を聞いてくれないのは信頼に価しない人。
「信頼関係を築くには遊ぶこと」とよく言われ、けっこう有効だけど、大人として遊び相手になってあげることが大切です。
7.子どもの困ったことや問題を解決してあげる・信頼関係の築き方④
困った時に助けになることは、子どもにとっては一番大切なことかもしれない。
欲求がわがままじゃなくて、本当に困っている問題を受け止め、ちゃんと解決してあげるのが何度か続いたとする。
普通は次に困った時も頼ってくれるでしょう。
基本的には普段から職員の方から話しかけたり、遊んだりするアプローチがあってこそ、安心した子どもから困ったことの話が出てきます。
まあ普段から関わりの中で、「困ったことがあったらすぐ言ってね、必ず解決してあげるから」繰り返し伝えていきましょう。
子どもからしたら、困ったときに助けてくれない大人は、普段遊び相手になっても頼り甲斐がない。
✔ 遊びはこの人。
✔ だけど困ったときは他の大人を頼る。
子どもは人をよく見ていて、かつ素直で正直。
トラブル起きたら違う人を頼るのね
👆ちょっと寂しいですよね(^^;)
8.子ども相手だからこそ誠実に接する、約束を守る-信頼関係の築き方⑤
子ども相手だからこそ誠実に接することが大切です。
大人相手に通用することは子どもにも通用します。
- 約束を守る
- 間違ったら謝る
- 都合を聞く
- 上から話さない
- むやみに怒らない
いろいろありそうですね。
むやみに怒らないってのは、けっこう大事。
大人相手には普通はむやみに怒らず、明らかに悪いことをしても、まずは諭すように話をするはずです。
(大人相手にいきなり怒る人は人格の一部が破綻しており、特に子ども相手の仕事には不適正だと思います)
悪いことをした子には叱ることが必要だけど、その叱り方は冷静に諭す感じとします。
まあ大人にも感情があるから、
- 話した直後に繰り返すとか、
- あまりにふざけた態度とか、
単純にイラついてくるから、いつも完全に冷静ってわけにはいかないかも。
でも努めて感情的にならないようにする努力は必要で、特に子ども相手を職業とする場合には必須。
感情的に怒ってくる大人を、子どもは決して信頼しません。
【子ども相手のアンガーマネジメント】3つの怒りコントロール術
子ども相手だと、油断してるとすぐに上から指導/教育などの視点にとらわれる。
"教えてあげないと"、"これはダメだ、指導が必要だ!"
●子どもは人間である。
●と同時に発達の途上だから、教育の対象でもある。
だから教育の視点も必要だけど、度を越してはいけない。
約束についても同じこと。
人として、約束をすぐ破る人は信頼できない。
いつまでたっても"後で"その時が来ない。
僕、もう帰る時間なんだけど
人間だから忘れちゃうのも仕方ないけど、謝り方があるよね。
約束破りは信頼されない代表例です。
9.信頼されない方法/信頼を壊す方法
信頼されないのは5つの方法の逆をやること。
●話を聞かないで一方的に指示や叱る
●困ったときは助けてくれない、
●対応はいい加減で言うことがその場その場で違う、
●怖いだけ、
●見てるだけ、
●遊ぶ約束も用事ができたとかですぐ破る。
👆信頼関係を崩すのは簡単ですね。
子どもなりの主張を途中まで聞いただけで否定し、叱るというループ。
そういった傾向は学校で先生をやっていて、子どもは指導の対象といった接し方をしてきた方に多い気がします。
これは私の経験上の話だけど、Twitterやヤフー知恵袋なんかでも似たような話がたくさんあります。
信頼関係がないのに叱っていると、一見子どもは話を聞いているように感じます。
いや、それ聞いてないよ。
ただうるさいから時間をやりすごしているだけよ。
大人にたいしてのコーチングの本などでも、話を聞いて否定しないで一度受け止めた上で提案すると、いろんな手法が本に載ってます。
いろいろ分かっている、大人にもやって有効な事を、子どもにやらない手はありませんよね。
ただ普段は見てるだけなのに、たまに叱ってくる人。
この人には何を言っても聞いてくれないと諦めています。
信頼されているというには少し、いやけっこう距離があります。
人格を否定するような言葉、人と比べるような声かけ、皮肉っぽい言い回し、全てダメです。
子ども相手だからといって誠実さに欠けますよ、人として。
10.子どもとの信頼関係を築く5つの方法まとめ
信頼関係ができれば子どもながらに、この人の言うことなら聞いておくか、となります。
静かに話をしても聞いてくれるようになり、怒鳴る必要もありません。
北風と太陽に似ている気がします。
言うことを聞いてほしいなら厳しくするばかりじゃ逆効果。
信頼してもらって懐柔するって感じ。
今の時代、親がやれないことが増えてます。子どもと大人の信頼関係をうまく築けないまま、年齢が上がってしまった子もよく見ます。
大人を信用していない子と言われますが、大人の側が信頼関係を築けなかっただけで、子ども側に非はありません。
意味なく反抗したり、情緒不安定だったり、受け入れてくれとばかりになんでもやってと言ってきて、欲求が通らないと拗ねる。
親が余裕がなく、叱るばかりで話を聞いてくれない。そんな家庭の子の一般的な様子。
親を信頼していない、親が安心できないとなると、
子どもは自分がなくなっちゃいます。
自分がなぜ存在しているのか分からず、ただ怒られないためだけに全ての能力を使います。
構ってほしくて、わざと悪いことをバレるようにするならまだいい方です。
親を信頼できないのはとても深刻。
学童クラブにいる間くらいは話を聞いてあげて、
安心できる大人がいることを感じてほしいです。
憧れさせるのは並大抵じゃないけど、それよりはやり易い信頼関係を築くための、誰でもできる超具体的方法を5つを詳解しました。
どれかひとつでも効いてくるから、是非取り組んで欲しいと思います。
学童クラブ職員の悩みはだいたい
● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり👆これらを解決するには転職かスキルアップ。
転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。
【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK
スキルアップに関しては、
子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・
個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。
でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。
人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要、
というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。
・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?
根本的に足りないもの
➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。
どうすればいいのか?
➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。
と思いましたか?(^^)
分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために
✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。
これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。
つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、
保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。
保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。
(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)
特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。
良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、
あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、
それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。
と言ったところで、私の学んだオンラインビジネススクールを紹介しておきますね。
名前は「次世代起業家育成セミナー」
●友達追加するだけで、20万円分の教材が無料でもらえ、巷に溢れている単発のビジネス動画でなく体系的に学べる。
●また私のウェブサイト(「学童クラブ指導員と保護者の部屋」または、「保育士の3大お悩み解決所」)経由で登録すると、私からも「保護者対応虎の巻」などを差し上げています。
「次世代起業家育成セミナー」のライン友達追加だけでかなりの特典が貰え、お金は最短2週間たたないと1円も払えないのでお試しのみで退会可能。
登録のみのデメリットはありません。
ここまで読むくらい熱心なあなたには、ぜひレベルアップして子どものために生かして欲しい(^^)
👇👇何が学べるか、どんな効果があるか👇👇
※以下「保育士の3大お悩み解決所」の記事が開きます。
試しに起業センス測定のススメ
次世代起業家育成セミナー自体の説明記事👇
👇無料教材が怪しいと思う方にはこちら(^^)
私からの無料プレゼント、さらっと「差し上げます」と話しただけですが実は大反響がありますよ。
学童クラブ支援員や保育士など、保育者の方向けプレゼント配布中↓
このサイトでは子育て情報や子ども心理などのほか、学童クラブ~保育園や小学校の子ども向けのおすすめの遊び/オススメ本をそれぞれ100以上紹介しています
見やすい記事一覧です
👉️地域・自治体別の学童クラブなど👈️
学童クラブに関するよくある疑問はこちら👇👇👇