0.伝わる言葉かけの基本的な考え方
言葉掛けの基本は別記事で詳しくお話していますが、
大人のモチベーション
●大人は自分の状態を知り、感情を抑える
●コントロールしようとしない
●言ったらすぐ直るみたいに、過度に期待しすぎない
●ワガママは区別して聞かなくて良い
声掛けの内容
✔話を聞いて認める言葉
✔人格ではなく行動を咎める(人と比べない)
✔具体的に話す
✔あれこれ伝えない
要素はたくさんありますが、正しく迷いながら経験を積めば意識しなくても条件を満たした言葉しか出てこなくなります。

覚えきれないわ
みたいな心配はありません。
【学童の子どもの叱り方】ベテラン指導員が教える外せない10要素
【ウソや作り話への対応4つ】子どもにウソつくな、はダメ指導
1.怒り系の子どもとのやり取り
子どもが怒っている場合へ言葉かけの場面では、大人もイライラしがちなので感情コントロールに注意が必要です。
また起こってるときは脳が発火してるから、子どもに伝わる声掛けは無理なことが多いですよ。
だからとりあえずその場では切り返して、冷静になったときにじっくり伝えるが基本戦略になります。

●すぐ手出しをして、正当化する
理由があったらぶってももいいの?理由があってもダメです。
➔
話を聞く必要のないことは、まずは指導が必要です。その上で思いを聞いて正当化させないこと。
●怒ってて許せないと言ってる
今は怒ってるね、それは誰でも怒るよ。
➔
許すように説得するのは不必要かつ、してはいけない関わり。
人情に訴えて「あんなに謝ってるから許してあげたら〜?」言ってもいいけどコントロールはNG。
感情が高ぶってる「今は」を入れるのがコツ。
●許してくれないと言って怒る
今はあなたの怒る番じゃありませんよ。
許す許さないは相手が決めることですよ。
➔
許す許さないはこちらを参考にしてください👇
【子どものケンカで教えるのは仲直りじゃない】ごめん→いいよは学童じゃ✕
●怒って解決が習慣化してる
怒ってもダメです。いつもの場所で落ち着いてきな
➔
子どもは行動の選択肢が狭いので、いろんな行動を教えてあげる。
「怒ってもダメ」単体だと意味はありません。
●引き下がれない子に対して
どちらかが泣いたり、怪我をするまで続けるつもり?
それもいいけど、そうなるとお母さん同士でうちの子がすみませんみたいになるよ。
➔
行動を切り替えられない子へは支援が必要なので、切り替える理由を作ってあげる。

2.トラブルメーカー系の子どもとのやり取りへの伝わる言葉かけ
自分からトラブルを起こしてしまうのに、イマイチ原因が自分にあるのを分かってない子に対して、響くかもしれない言葉かけ。
いろんな言葉をかけていって、どれか1つでもヒットしたらいい、「数打つ戦略」が基本です。
子どもにとっての感じ方はそれぞれだからね。

●人のものをすぐに取ってしまう子に対して
自分がやられても怒らないのね?
なら今度、遊んでるときに急に取るから怒らないでね
➔
無意識にやっているのが多く、自分が同じことをされると自己中心性が高いのでだいたい怒ります。
自分の行動に気づかせてあげること。
●怒ってる人に自分から近づいて、悪口言われて怒る子
走ってる車に突っ込んでいくのと同じだよ。
ライオンに手をだして噛まれて怒るのと同じよ
➔
自分が原因を気づかせてあげる。
●関係ないトラブルに首を突っ込んで、結局こじれさせる子
関係ないから向こういっててくれるかな
➔
他のトラブル対応の最中なので、その場では関わる必要なし。
後でフォローして「心配してくれたんだね、ありがとう」くらいは必要。
「次止めようとして言い返されたら、学童の先生に言って」など具体的な行動を教えてあげるとなお良し。
●言った、言ってないで言い合い
返事あった?聞こえてた?返事した?
➔
約束したつもりなど、言ったけど伝わってないことが多いので、それに気づかせてあげる。
※片耳だけ聞こえないとか、耳が悪い子もたまにいるので注意が必要
3.言い訳系の子どもへの伝わる声かけ
言い訳に対しての言葉。
切り返しがうまい子は、よく考えとかないと大人が言葉につまり、大きな声で怒る手段に出る学童職員が多いですね。
ただよく考えると自分のことを棚にあげたりして、正論に思えて正論じゃないので、
切り返しを考えておいて、屁理屈で逃げ癖をつけさせないようにしたいところ。

●変ないいわけする子
それは通らないよ。
見てたよ。
➔
付き合うだけ時間の無駄なことには、大人の時間も大切なので突っぱねてOKです。
●関係ないことを持ち出してきて、聞かない子
屁理屈はいいです。
➔
基本的には突っぱねてOKですが、子ども同士のトラブルで、今のトラブルに見えて昔のことを引きずっている場合もあるので注意。
●へんな理由をつけて、やることをやらない
ただのわがままですよ
他の人はやってるのにズルいよ
やったら聞いてあげるよ
➔
子どもは基本的に、行動の自制や切り替えが難しいので、大人が切り替えてあげることも必要です。
特にその子のために他の人が待つことになる場合は、多少の強引さも要ります。
※発達障害など、持っているのものの程度によります
●「いいって言われた」と、今注意されてることをやめない子
人に言われたって言うなら、じゃあ今ダメって言われてるんだからやめなよ。
➔
子どもは「条件付きOK」が難しいので、以前に状況によって許可されたことを、いつでもOKと思い込んでしまう。
理解できるように伝えることや、「良いって言われた」系の訴えで聞かない子には、
「条件付きOK」をなるべくしない日常の関わりが必要です。

4.言葉遣いで迷う系の子どもとの声掛け具体例
言葉遣いが悪いような場合は、癖になる前に対応したいところ。
対応する大人が流してると、結局評価が下がったり、「ダメな子」みたいなレッテルによってその子が損することに。。
●言葉遣い悪く頼み事をして来る
その言い方だと何にもしてやれないよ
➔
学童クラブ職員は先生や親より心理的に近くなる特殊な存在になりがち。
だから子どもの態度はエスカレートしがちで、子どもが普通大人にしない態度や言葉を放置しておくのは悪影響しか生みません。
「水」と言って水が出てくる期待には答えてはダメで、「水下さい」と言い直させるわけです。
●直接話してないけど、悪い言葉遣いが聞こえてくる。
聞いていて気分がわるいから、そんな言い方はダメよ
雰囲気が悪くなるから聞こえないところで
独り言でやってください
➔
学童クラブでも児童館でも、子どもには公共感覚を教える必要がありますね。
●陰口や悪口
思ってても仕方ないでも言ってはダメ。言っちゃダメなこといくらでもあるよね
➔
「悪口は本人の前でしなさい」という指導でも相手によっては良いかもしれませんが、言われるのが弱い子だとNG指導になります。
だから基本的には「思うのは仕方ないし、言いたいのも分かる、だけど人に聞こえたらダメ」を教える。
聞こえたのを流してはいけません。
"人に聞こえない独り言ならOK"という逃げ道も必要、人間ってそんなものですよね。
●下の学年に対して◯◯年に逆らうなという子に対して
威張る◯◯年生は偉くないです
➔
学童あるあるで、自分が下の学年のときに言われてると、学年が上がったときに同じことを言います。
全体の雰囲気を作り、変な連鎖は何処かで断ち切りましょう。

5.子どもに伝わる言葉かけ、声掛けの具体例まとめ
言葉かけには
- 大人と子どもの関係性
- 子ども同士の関係性
- その場の状況
- 学童全体の雰囲気
とてもたくさんのパラメーターがありますが、いつもグチグチ怒ってくるだけの大人が何を言っても聞きません。
まあこの記事を読むくらいのあなたなら分かってますよね(笑)
どんな言葉かけ、声掛けをするにも信頼関係がベースです。
あなたは子どもの成長を支援する立場なので、子どもが「大人に従えば良いことしか学べないような言葉かけ」はダメなわけです。
気づきを与える声掛けを繰り返していき、少しずつ成長する姿を見守れたら素敵です。
早くしなさい!って自分の感情をぶつけるんじゃなくて、「早くしないと自分が損しますよ」みたいな課題を分離した言葉かけ。
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