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子どものケンカの対応-親として・学童クラブとして

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前置き

1.【子どものケンカは悪くない】学びと育つ機会/対応の基本

1-1.子どものケンカは悪ではなく普通の事

A.子どもがケンカをしても怒ってはいけないと言う理由

子どもが喧嘩をするのは普通の事です。

食べたり飲んだり、寝たり起きたりするとの同じようなレベルです。

子どもは成長とともに、その年齢によって身につけるものが増えてきますね。

赤ちゃんは泣くことで母親を呼び、それに応えてお母さんが来てくれることで安心して生きていきます。

👆️人間関係の一番始めです。

ここから他の人との関わりやその範囲を増やしていく途中で、自分の欲求をどうやって人に伝えていけばいいのか?他の人は自分とは違っていることなどを学んでいきます。

そのための通過儀礼が"自分ではない他の人とのケンカ"です。

なのでケンカをしたことについて怒られる=理不尽に怒られると同じことです。

赤ちゃんに"泣いたから"と言っていちいち怒りませんね。

いじわる

ではケンカをしたら怒られる、大人は怒りたくなるのか。

それは年齢が上がってくると

①"これくらいの事は分かってるだろう、自制できるだろう"

②"わかってるのにどうしてやるの?"

③怒る・怒られる

こんなメカニズムが瞬間的に働くからだと思います。

仲良く遊ぶこと=いいこと、ケンカ=悪いこと と無意識にでも思っているからかもしれません。

泣いている赤ちゃんについては"自制できないからしょうがないね"と期待はしないから怒らないと思います。

"分かってるだろう"と言う勝手な期待が、実は"分かっていない" 、"そもそも自制できない"としたらどうでしょうか?

怒りたくなる気持ちが薄らいできませんか?

もちろん個人差はあるため、見極める必要はあります。

同じような場面を繰り返すというのは、それができる途中の段階と言うことで、赤ちゃんが泣くのと同様に、"子どもにとっては仕方のないこと"。

むしろケンカは成長のために必要なことです。

また子どもはその時の気分などによって大きく状態が変わるので、それも考えてあげる必要はあります。

以上がケンカは悪いものではない理由です。

これは保育所保育指針にも何度か登場します。例えば四歳時の内容👇️

 (2) 友達とのけんかを経験しながら、次第に相手の立場の理解が進み、時には自分の主張を抑制することによって、楽しく遊べることに気づくように配慮する。

その際、保育士の優しいまなざしが向けられるようにすることが大切である。

保育所保育指針8章 5配慮事項「人間関係」より引用
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b_0001.pdf

B.子どもの喧嘩の起きる理由

それではケンカの起きる理由は何でしょうか?

何が"大人とは違って分かっていない"のでしょうか?

子どもは「小さな大人」ではなく、独特の世界のなかで生きていると言うのは心理学では定説で、ずいぶん前から分かっていることです。

喧嘩が起きるのと関係しているのが

  • 自己中心性
  • 思っていることが現実と思う心理
  • 経験不足
観察

自己中心性とは、


自分が知っていることは相手も知っている

自分の考えている通りに相手も考えている

この辺りが"実はそうじゃないらしいぞ"と分かりだす一番はじめが4歳くらいです。(心の理論:ウィキペディア)

他者との違いがあることが分かる一番はじめが4歳で、それ以降の理解がどのように進んでいくのかは、ひとえに【経験を積むこと】によってなされます。

思っていることが現実だと思うのも、子どもが鬼やお化けを怖がるのと同じです。

これらの経験不足や発達の特性から、他人が何を考えているのか分からないこと、自分がどう振る舞えばいいのか"まだ"分からないことがケンカの起きる理由です。

さて、ここで当たり前のことを書きます。

経験不足は実際の体験やお話によって埋められます。

しかし子どもは周りの環境や、できる経験を選べません。

年齢によって成長してくる理解力とともに、色んな事を本来は学んでいけますが、それも周りの大人や友達など外部の環境に大きく影響されるということになります。

C.じゃあケンカしない子もいるのはナゼ?

それでも世の中にはケンカばかりの子と、ケンカや揉め事が全くない子がいますね。それはなぜでしょうか?

  1. 遠慮してしまう、自分を出せない(出し方を知らない)
  2. 相手がそういう子が多く、反発されない
  3. 人への気遣いをちゃんと物心つく頃に教えてもらい、性格的に定着している

このようにケンカがないというのは、物事が全て分かっているからではありません。

1の遠慮してしまうのにはいくつか理由が考えられますが、その子の性格的なところが大きいように思います。

2も同じようなものですが、これは本人が周りの子と比べて性格的に押しが強い場合です。

そもそもケンカになる相手が少なく、同じく押しの強い特定の子とばかり喧嘩になるようなパターンです

3は小学生に入るくらい年齢があがると、たった6~7年ですがそれまでの経験や周りの関わりが大きな差となって現れてきます。

さて考えてほしいですが、自分に子どもがいたとして、1~3どれになってほしいと思いますか?

3ですよね。

でもこのパターンになるには本人の生まれ持った気質の影響がとても大きく、かつ適切に経験を積める環境があった子なので、小学生低学年でこういった子は1000人以上学童期の子を見てきた私の経験上、とても少なかったです。(1割~多くても2割程度かな)

なので親としては期待はしたいところですが、あくまでも学童期くらいの子では、

"ケンカの起きるのは普通のこと"

だと思っておくのがよいと思います。

ぽぽちゃん

D.子どものケンカには悪いものもあります

Aでケンカは悪くないと書いたばかりですが、いいケンカと悪いケンカはあります。

即介入すべきケンカと、見守りつつ介入していくケンカと言うべきでしょうか。

ケンカと正しい介入によって得られるものは1-2で書きますが、見守るべきケンカはそこで書くようなよい効果が期待できます。

即介入すべきケンカは2章の状況別の対処の部分でもケースごとに書いていく予定です。

悪いケンカは介入せず放置しておくと人を傷つけるだけで何も残さなかったり、相手の保護者の激情をあおったりするものなどいろいろあります。

例えば👇️

  • 悪口で喧嘩別れ
  • 暴力に訴えてどちらかが泣いておしまい
  • 1対複数
  • 同じ子が毎回同じ役回りをするケース

相手の子が引いて、なんとなく終わったものもよくない場合があります。

譲ってもらう子が毎回同じでは、その子には成長がありませんね。

子どもだけだと、それでも一応場は収まってなんとなくおしまいになりますが。

介入する必要があるケンカに介入しないと、成長の機会をふいにして、悪い影響だけが残ることになります。

サポート

1-2.子どもがケンカによって学ぶこと

喧嘩が正しく終わった場合に出てくるプラスの効果をざっと挙げてみると

  • 自分の意見や主張の仕方を知る
  • 相手の主張を聞く
  • 自分と他人は違うことを知る
  • 自分と相手の折り合いをつける力
  • 時には譲ったりする対応力
  • 感情を自制できるようになる
  • ルールを知る
  • 介入のされかたで大人との信頼、自己肯定感を育む

👆️けっこうあると思いませんか?

ちょっと古いですが2009年に文部科学省のだした「子どもの育ちに関する現状に関するデータ」のなかに、この項目を見つけました👇️

親の子どもへの期待

日本の親の、子どもに対する期待一位~三位は、対人関係スキルです。

これは人との関わりや、適切な教育とともに経験を積むことなしに得られないものだと思います。

このような社会的にも求められている一連のスキルを経験として少しずつ学んでいきます。

大人の世界でも通用する、人間関係の社会スキルと言ってもよいでしょう。

主張のしかたや言い方が悪いと聞いてもらえませんし、相手が怒ってしまいますね。

相手の話を聞かないとやはり相手が怒りだしたり、今まで楽しかった遊びが急になくなったりします。

主張の仕方にしても、怒ったからといってすぐに相手をぶったりしていたら遊んでくれる人もいなくなります。

昔3才の娘が保育園で乱暴な子がいたらしく、「~君は暴れるから気をつけて」などいっていました。3才でも分かってくることです。

びっくり

社会ルールを学ぶという面もあります。

大人になってから、どんな状況で理由があったとしても相手を殴ったら犯罪ですね。

ケンカを全くしないというのは、人付き合いの経験が乏しいまま大きくなるのと同じことです。

経験は大きくなっても埋めることができますが、思春期で挫折してしまう前に自然に取得できていたらいいと思います。

ケンカでなくても学べるけれど、ケンカである種の痛みを伴って学ぶと強烈な経験値がつくということもあると思います。

ケンカは自分の主張の仕方、相手の主張をどう聞くか、自分の主張と相手の主張をどう折り合いをつけていくか、さらには苦手な相手とどう付き合えばいいかまで学べる機会です。

スライム

子どもの頃ある程度学んでおけば、大人になって破壊的な喧嘩をしてしまうこともないでしょう。

恋愛をすると人は成長するというのは、本当の人間関係をそこで学ぶからでしょうか。

なにもそこまで待つこともなく、子どもの時に同じことをできる機会があり、それが"ケンカの場面です"

大人になってからはなかなか学べないことで、大切なことだと私は思います。


解決・終結に至るまでの周囲の関わりかたがとても大切になってきます。

その場面に会ったことがなくて困る、大人になって急に人とトラブルになったら、自分で対処しないといけません

子どもの喧嘩をすぐに止められたら、「自分で考える前に、人に何とかしてもらった」だけの経験にしかなりません。

SST(社会技能トレーニング)では社会的なスキルを練習するために、"敢えてその場面を作り出して"シミュレーションします。

でも敢えて作り出さなくても、自然に発生した場面で自分で考え、正しく教えてもらった方が良さそうじゃないですか?

泣く

もうひとつ子どものケンカに関わったとき、今度は大人の側が得られる副産物があります。

なんだと思いますか?👇️

答えはすぐ書いてしまいますが、それはケンカの場面で介入するとその子の本質が見えることです。

その子に期待をしていた部分、できないと思っていたけれど実はできる部分など、その子をそのまま理解する助けとなります。

本当はネガティブな部分を溜め込んでいたんだ、静かな子だと思っていたけどちゃんと主張できるのね、この子は肝心なところで逃げて殻に閉じ籠っちゃうんだ、などいろんな面が見えてきます。

この理由だけでも関わる価値はあります。だからその場に居合わせたななら

「子どものケンカ、めんどくさいなあ」と思わず、積極的に関わってみてくださいね。

発見

1-3.「子どもはケンカで育つ」のまとめ

ケンカが悪とされることは意見の食い違いから起きるケンカそのものではなくて、ケンカの最中にでてくる暴力行為や相手をおとしめる行為のことです。

このあたりは間違えないようにしないといけません。

ケンカそのものが悪い → 自分の主張をしてはいけないといっているのと同じです。

「けんかをしないように遊びな」という大人もいます。
“ケンカにならないような方法を考えて相手とうまくやってみな”

同じような喧嘩を毎回のようにやる子には、
“この前のことを思い出して自制してみて”

なんて意味を含ませて言ってほしい言葉ですが、単に言い合いになったからといって怒るような大人もいますね。

大人や親も同じようなことで繰り返して、その都度いちいち同じやり取りをしていたら、状態によってはイライラしてしまいまうのも分かります。

それも人間なので、悪いことではありません。

でも、ここまで書いてきたようなケンカのもつ本来の意味を考えて対応していってほしいと思います。

子どもは関わる大人や、過ごしている環境を選べません。

その自分では選べない環境の中で半強制的に過ごして、色々なことを経験する他はないのですから。

2.【子どものケンカ~止める:見守る→境目は?】手が出る/いじめ/暴力/暴言/人数

2-1.ケンカの人数によっての判断

状況を考えるとき、関わっている人数が判断ポイントのひとつになります。

A.1対1のケンカ

喧嘩の多くはこれです。

興奮の度合いや、その状況に対しての温度差は2人しかいないのに大きく違うこともよくあります。

一人は泣き叫んでいるのに、もう一人はニヤニヤしていたりする場面はよく見ませんか?

1対1の場合は、興奮している方の怒りなどの感情をおさめれば対応はしやすい方です。

ただし同じ相手とばかりけんかになって、負ける方がいつも決まっているという場合には違った対処がいるのは想像がつくと思います。

これについては"2-2人数以外での判断ポイント"で詳しく書いていきます。

1対1で暴力も振るわず、興奮しているけれど本人たちがなんとかしようとして対等に主張しているような場合は見守っておくのがよいでしょう。

見ているとどちらかが譲ったり、我慢したり、実はたいした問題でなかったのでスルーされて収まるケースがとても多いですよ。

大人がそばで見ていると「怒られたくなくて」譲る子もいたりして、そういうことも含めて"子どもが自分で決めたこと"を尊重してあげる姿勢は大人として必要です。

B.1対1で、周りに他の子がいる喧嘩

子どもが何人もいる学童クラブなどでよくあるケースです。公園などで友達グループで遊んでいる子達も、このパターンでよく喧嘩をしています。

これは周りの子が"そのケンカに対してどういった関わりを持とうとしているか"が判断ポイントです。

関係ないのに首を突っ込んであおる子は、発達障害が疑われる場合もあります。

ただ面白がってあおっているような子には厳しい対応をしたほうがよいでしょう。

わざとふざけている子の中には、"場をなごませて、そのケンカをうやむやにしてしまおう"という子もよくいます。

この辺りはよく見ないと分かりませんが、ただ"場をなごませてしまおう~"の試みはよく失敗して「ふざけるなよ」などかえって怒りを買う場合も多いので、なるべくなら介入した方がよいケースです。

ふざける

周りにいるだけなのに、どちらかの味方をしてしまう子もいます。

一人になった方に明らかに非があって周りの子が見かねて入ってくるケースもあります。それでうまくいく場合も多いので、その時点ではまだ見守りがいいと思います。

しかし形としては一対複数になっているので、子どもの主体性を尊重して注意深く見守って、いつ介入が必要になるか判断がいるところですね。

1対複数はCパターンで、数だけ見ても対等ではないからです。

一人になった子が意固地になり、その様子から味方を得た方が二人で責め立てるようになってしまったら、対等ではなく1対多数と同じことですね。

その時点では介入が必要になってきます。

気づく

介入すると決めて介入したのなら、友達でもこのけんか自体に関係がないなら”むやみに味方をしてはいけない“、”友達だからいつも関係あるわけではない“など伝えましょう。

友達が巻き込まれているから何とかしようという姿勢は買って、その関わり方があくまで中立だったのかが注目するところです。

よくあるケースは首を突っ込んできた子が、「うるせえ、関係ないだろう」など元々ケンカをしていた子に言われ、それで興奮してくるものです。

首を突っ込む子も"仲裁しようとした"などその子なりの理由があっての事ですが、もともと喧嘩していた子どもより対応が面倒になります。(経験的にそうなるのは普段から自分勝手だったり、発達に課題のある子に多いです)

時に大人が介入して当事者の話を聞いているところにやってきてそんな状態になる子もいます。

そうなる前に早めに”こじれるから向こう行ってて、心配してくれてありがとね“で終わらせてあげましょう。

大人の介入時点でそばにいてもいいのは正確に状況を教えてくれる子だけです。

禁止

C.1対多数のケンカ

放置しておくとこの形になるケンカはよくあります。

上で書いた【1対1だけど回りに他の人がいる場合】の対応遅れでなることか多いです。

1人になる子はケンカの原因を作っていることも多いですが、多数の方が友達だからという理由だけで集まって理不尽に1人を攻撃している場合もあります。

第三者からみたらすでに喧嘩ではなく、いじめに近いものに見えるでしょう。

いじめの定義:ウィキペディア

Bの状態から大人が見ていて流れが分かっているなら別ですが、知らずに遭遇した場合は介入が必要になります。(興奮の度合いから見守りの判断もあり得ますが、目は離せません)

花

介入を決めた場合は、このケースでは核となる中心人物は多くないためその他大勢は離していきます。

それでも多いときは時間がかかりますが、順番に一人ずつ話をしていきましょう。参加者の興奮の度合いによっては対応する職員も複数必要になる場合もあります。 

分解できたなら、1対1のケンカと基本的には同じですが、このケースは注意点があります。

学童クラブなどで1人になった方の子が納得せず、家で「みんなにいじめられた」と話したらどうでしょうか?保護者は気にすること間違いなしですね。

このケースに限らず、"対等でないどちらかが不利な状態でのケンカ"では、抑えておく必要があります。

一人になっていた子が原因を作っていた場合、味方がいない上で職員からも注意されることになります。

そして納得できないとなると、その子の気持ちになれば家で話したくなる可能性は十分にあると思いませんか?。

職員がとった対応とその理由、納得したかどうかを慎重に図り、保護者へも対応が必要になります。(保護者対応について詳しくは5章へ)

D.多数対多数のケンカ

けっこう面倒なパターンですが、基本的には要素に分けていけばいいだけです。その作業が面倒で時間もかかります。

場合によっては一人での対応は難しいです。

だいたいはあおっているだけ、ほとんど自分は被害がないのに首を突っ込んでいるだけ子が混ざって見た目で多くなっているだけなので、そこを見極めれば対応可能です。

話し合いに持っていくまでがとにかく面倒なケースです。

すみっこ

2-2.人数以外のケンカ介入ポイント

次に人数以外、年齢などの属性別の場合分けについて書いていきます。

A.子どもの力関係に注目

同じ学年の子でも、強い子・押しや主張ができる口のたつ子はいますね。

ケンカになったらいつもこの子の主張が通る、といった関係ができている場合は注意がいります。

悪くすると師弟関係のような、ある種のいじめにも発展する可能性があるため、子ども同士の力関係にも注目しないといけません。

たまに聞くのは、「1対1ならいじめではない」と言う人(多分うまく介入できなくて追求された時の言い訳でしょうが)がいますが、そんなわけありませんよね。


私の出会ったケースは小学一年生で大人の目のないところで勝手に振る舞って、相手の子に口止めをする子がいました。

やられた方もその強い子を恐れて言わず、その子と喧嘩できる子は同じく気の強い一人だけであとの子は理不尽でも従ってしまう様子がありました。


力関係があるようなケースを気づかずに放置しておくとやられる方は我慢してしまって、次第に表面化しにくく、目立たなくなってきます。

そうなったらもはや喧嘩ではなく、同学年の同性1対1でも対等ではありません。

子ども自身も学ぶものはなにもなく、ただの嫌な記憶を積み重ねていくだけとなります。

もちろんケンカの場面だけでない介入や関わりが必要になってきます。

一方的

B.異年齢どうしのケンカは注意深く

一対一でも、異年齢という一点だけで対等ではないので気にかける必要があります。

子ども同士で異年齢で喧嘩する当の本人たちは気にしていないことも多いですが、保護者としては心配なことです。現場と家庭の温度差が出やすいのは覚えておいてくださいね。

対等な言い合いを経て、解決に至ったのなら問題はありません。

しかしこじれてしまったケースでは、原因が下の子にあればいいのですが、上の子が原因で理不尽な行動をしていた場合や、特に暴力を振るってしまったものは救えません。

それは下の年齢の保護者からしたら、上の子にやられた?どう言うことだ?と普通はなるためです。自分がやられた方の親の立場だったらと考えれば、想像できると思います。

野球

できることは上の子に厳しく指導をし、相手の保護者に行った対応を伝えることしかできません。

また上の子の家庭にはしっかりと状況を説明し行った対応を伝えた上で、やられた側の保護者から何か言ってくる可能性を先に伝えましょう。

それでも相手の親を出せとなることもあります。本人同士は年齢など気にしていないケースがほとんどですが、現場と家庭の温度差は違います。そこを甘く考えていると手痛い返しがたまに来ます。

できることをした上でも、そこまでいったならその時に個別に考えましょう。

「どうして学童でちゃんと見てくれないんだ」と怒りの矛先がこちらにくる場合もありますが、要は防げたかどうかと、対応は客観的に見て大丈夫かどうか。

支援員として足りない部分はお詫びがいりますが、加害側の家庭内での対応も必須です。

5章でも書きますが、家庭どうしの問題に発展した時に支援員は背負い込まないように気を付けましょう。

C.暴力や手を出している場合は介入します

どちらか一方だけ手を出した場合は対応に注意が必要です。もちろん見守りを悠長にしている場合ではなく、即介入するケースになります。

手を出している、今にも出しそうなのに介入せずに見守りを続けるのは危険ですね。

なぜか?👇️

そこで負うかもしれない怪我の程度は、子どもなりに気を付けたとしても、コントロールできないためです。

コントロール

さてまた世間的には簡単な質問。

【1対1でケンカしているとして、一方が手を出してしまい、もう一人がひどい悪口や挑発だが手だけは出さなかったとなると、どちらに非があると思いますか?】

答えは明確で、悪いのは手出ししたほうです。

挑発行為がとてもひどいけど、手だけは出さなかった場合でも、です。

手を出したら大人なら傷害罪で、どんなに原因を作った子が悪口を言おうが手出しをした時点で敗けです。それが今の社会のルールです。

そこを同等のものとして指導をして対応してしまうと、保護者によっては"そこは違うだろう"となります。

当たり前のことですね。

手出しをせずに我慢していたとき、挑発行為がひどい方を徹底的に指導すればよいです。

前兆をとらえてしばらく見守っていたとしたら、手出しを我慢できなくなるまで引っ張ってしまった、介入タイミングのミスということになります。

喧嘩両成敗ですが、客観的に見てどちらの方が悪いとはっきりしている場合には、同等に扱うのは不公平です。

保護者も納得しないでしょう。  

この暴力か絡む介入ポイントは、手出しをする前兆段階をとらえたときになります。(3章を参照)

しかられ

D.子どもだけでの解決が難しいと思ったら介入

喧嘩の時に泣き出してしまう子も少なくありませんね。

指導員からみたら、泣いていて何も言えない方の味方をしたくなるのも人情ですが、そこは気をつけないといけません。

4章「けんかで教えたいこと」でも書きますが、喧嘩の原因や状況は正確に把握するのが解決に至る第一歩です。

そこで泣いていてもその子に一定の原因があるようなら、泣き止んだあとにでも必要な話があります。

泣いたら許されるというのを学習させないようにしましょう。子どもの間では嫌われてしまいます。

他にもさまざまな状況がありますね。

介入のポイントは、

  • "子どもだけで解決に至るかどうか?"
  • "適切な解決かどうか"

子どもの主体性を尊重しつつも、教えることを教えないのではそこに大人がいる意味がありません。

見た目だけ収まっても、主張が無視されて諦めてしまったような場合は放っておいていいでしょうか?

話が堂々巡りで、「これは帰る時間まで続きそうだな」と思いつつ、何もしないのはどうでしょうか?

解決に至るまでとても時間がかかっている場合は、話を整理してあげる方向で手を貸してあげるのがいいと思います。

ケンカが収まったように見えても、ふたをあけたら実は全然ダメ、不満を抱えたまま帰宅した子が家で話し、翌日の連絡帳に保護者がびっしりと書いてくるなんてのがあり得るというのは、少し経験を積めば分かると思います。

どうなったのかよく分からないなら、「状況だけ教えて」と頼みましょう。勝手に"大丈夫そうだな"とアクションをしないのはけっこう危ないですよ。

不満があるなら聞けばその時点で教えてくれますし、教えてくれなくても"そばで見ていたのに、職員さんは何も言ってくれなかった"とはなりません。

がんばる

2-3.「ケンカの介入ポイント」のまとめ

いかかでしょうか。

見守りと介入のさかい目は、ベテランの保育者や支援員でも迷うことがある難しいものです。

しかしポイントを抑えておけばある程度の方針が立ちます。

そのポイントとは"普通に考えて、この状態は見ているだけでよい状態なのか?"を客観的に判断することです。

それにはまず気づく必要があるわけで、ぼうっとして風景として子どもの過ごす様子を見ていたのではダメなのは、賢明なこの記事の読者の方なら分かると思います。

それでは3章の「ケンカの前兆をとらえる」へ続きます。

3.【子どものケンカ、対応と仲裁の仕方】前兆~解決へ

3-1.仲裁の前にすること→状況・前兆は?

A.前兆をとらえておく

ある程度場数を踏んでくると、「これを放置していたら喧嘩になるな」というのが分かってきます。

また子どもを見て、この子とこの子の喧嘩はどちらかがだいたい手を出す組み合わせだから目は離せない、このパターンはある程度自分達でできるだろうなんて予測が立ちます。

ある程度の経験と言いましたが、ただ遊んでるだけでなく一ヶ月も真剣に関わったり、トラブル対応に当たっていたら分かるようになります。

見守りと言いつつ、大人同士でおしゃべりをして遠くから見ているだけでは前兆すらとらえることは難しいでしょう。

それは見守りではなく"風景として見ている"だけ、単に遠くの山を眺めているのと同じです。

花畑

「これは僕が始めに見つけたんだ」

「先に取ったのは僕だ」

なんて小さな言い合いは、直前まで平和に遊んでいても瞬間的に起きるのが子どもですね。

保育園ではすぐにものの引っ張り合いになり、片手で物をつかんでもう片方の手で相手の顔を押し出したりしますが、小学生では最終的には手を出してしまうにしても多少は猶予があります。

その与えられた猶予で前兆に気づけるかどうか。風景として見ていたら、その猶予があっても難しいでしょう。

"急に手を出した"または"気づいたら泣いてた"となり、対応も後手に回ります。

他の子と遊びながらも耳だけは周りを聞いたり、背中に子どもがいないような全体的に見渡せるポジションを取ったり、他の職員と連携をするなどで、こういった子どもどうしのやり取りのなかで"介入が必要な"喧嘩に発展しそうかどうか、状態をとらえることがまず入り口です。

ヘルプで入ってよく知らない子を見ないといけない場合、初対面などで分からない場合は、前兆をとらえたら見守っておく姿勢を取ることが入り口となります。


「この子はスイッチがどこにあるか分からないですよ。直前まで笑っていても、相手のほんの一言がきっかけで衝動的に手が出ます。あとから状況を聞いても全然分かりませんよ。」

なんてのは引き継ぎを受ける必要はありますが、それは個別対応の部類に入ってくるのでここでは書きません(書けません)。

常に目にいれておく必要のある子は、もはや人を1人その子につけることを検討するためです。

B.見守りをしておき、介入する心つもりをしておく

見守りの程度は、

  • 背中を向けて声だけ聞いている程度で済むのか
  • 表情までちゃんと見ておく必要があるのか
  • 手が届く範囲に自分が移動しておく必要があるのか

などの程度は状況とその子の普段の様子次第です。

前兆が何かある場合、予感がする場合は最低でも声が聞こえる範囲に移動しておくのがよいと思います。

見守りで済ますこともあったり、子どもによってはその段階から「見てるよ、困ったらすぐに私に言ってね」なんて暗にアピールしたつ声かけなどしていくのもよいでしょう。

関係が築けていない、その子の事がよく分からないような段階では、早めに積極的にアクションをしても間違いではありません。

見守って子どもに任せてみるのが基本姿勢ですが、信用しているからと言って見もしないで放置してしまうのは、その場にいる大人として無責任かと思います。

前兆をとらえたらそこにいて、落ち着くまでちゃんと見ておくのが必要ラインとなります。

観察

C.介入を検討する場合

「見守りで済ます場合もある」、と書きましたが逆に必ず介入する場合もあります。

2章ではケンカになってしまった時の介入のタイミングについて書きましたが、前兆段階から介入するものがあります。

それは雰囲気に直結する言葉遣いや態度についてで、放っておいても改善の見込みがなくエスカレートするのが分かっている場合です。

例えば「おまえ」とか、「てめえ」などの言い方だったりしますが、単に言葉遣いの指導としても必要ですね。

しつこくじゃれたりちょっかいを出している子の方は、相手が怒り出しているのがわかっていなかったり、表情から積み重ねで少しずつイラついてきてもうすぐ爆発しそうになるなんてことも見たこと無いですか?

これは放っておいてもエスカレートするだけで、ケンカではないけれど生活態度として教えていくことですね。

特にじゃれ合い、いじりなどは喧嘩や時にいじめの原因となりますので、”大人が見ているよ”ということを知らせるためにも”やり過ぎるなよー”などの声かけ有効になります。

じゃれ合いから発展するトラブルが非常に多いので、子どもは寝転がってのじゃれ合いが好きなようですが、施設によってはそれを禁止としているところもあるくらいです。

こうなったらけんかになるからやめよう、このままだとまたこの前みたいになるぞ、などの自制や気づきを育ててあげるのも大事なことですね。

先程も書きましたが、メンバーが決まっている学童クラブでは、たくさんの子どもがいる場合でも、けんかになりやすい子の組み合わせは決まっているので、自然とどこに気を配るかはわかると思います。

ヘルプなどでスポットで入った場合は、元々いる人にできれば聞いておきましょう。

ドッジボール

3-2.喧嘩の状況と原因を把握しましょう

さて、実際にケンカに発展してしまい介入するとなった場合、子どものケンカ対応の流れはだいたい決まっています。ここが具体的な仲裁の仕方の流れになります。

  1. 興奮をおさめ、話し合いができる状態にする
  2. 主張や状況の確認
  3. 解決1-3へ、詳しくは4章
  4. 大人から伝えるべきことを伝える
  5. 場合によっては保護者対応5章

これらのどれが欠けてもうまく対応したとはなりません。

A.興奮を抑える

前兆をとられられず、喧嘩を見つけて止める時は子どもが興奮している場合が多いですね。

見守っていても介入タイミングを逃したり、制しきれずに興奮してしまうというのは、人手が限られている学童クラブではよくあります。

さて、どうしたらその子が平常心を取り戻すかは、一人一人の子どもによって違います。

  • どう声をかけても時間が必要な子
  • 抱っこで落ち着く子
  • この言葉を言うと必ず止まる(お父さんに言うぞとか、あまりよい例ではありませんが)
  • 別室で落ち着くのを待つ
  • 状況を整理してあげないと一時間でも状態が変わらない
  • 水を飲む
  • 特定のおもちゃを握る
  • 特定の場所で落ち着く

とにかくその子に合う方法を試してみるしかありません。

悩む

どの場合でも共通するポイントは、大人が騒がないことです。

興奮している子を収めようとして焦る、言葉をかけ過ぎる、拒否されているのに放っておいてあげない。

特に大人が興奮して怒鳴る、感情を考えなしに出すというのは下の下です。そうなったら完全に巻き込まれていますね。

努めて冷静に振る舞うことがポイントとなりますが、なかなか難しい場合は"です・ます"調の言葉を使うだけでも効果はあります。

“手出しは許しません”、”悪口が止まらないから離します”、"やめてください"など自分で言うことで大人の方も落ち着いてきます。

反対に「うるせえ、黙れ」なんて大人が言っている(こういう支援員は残念ですがたまにいます)と、自分まで興奮してきます。言葉は大切ですよ。

怒る大人

また暴力などを振るっていたら、はっきり宣言して行動を止めていきます。

どこかの記事で"学童クラブ支援員には体力はいりません"と書いた気がしますが、ここだけは必要になりけっこう疲れます。

相手に向かっていくのを放置して怪我をさせたとなると加害者・被害者共に子どものためになりませんし、保護者への対応が確実に増えるため、ここは体力の使いどころです。

怪我についても、その程度はコントロールできないので、重大な怪我をしないとも限りません。

B. 状況・事実の把握

興奮をおさめたら状況や主張を確認する時間です。

まず、なにがどうなったかを確認していき、次に主張を聞き取っていきます。

※怪我をしていたら手当てが先です。複数箇所、お互い手を出してしまったというところを確認しましょう

興奮を収めながらも聞けるところは少しずつ聞き取っていくのが、話すことで興奮も収まってくるので一石二鳥です。

状況の確認と、実際の動き、場所など、分からないところがないくらいまで聞き取りをします。

怪我

事実と主張は違うので、分けて聞き取っていくのがポイントです。

子どもによっては昔の事まで持ち出してくるので、実際に起きたことと、子どもがこう思ったなどの感情は分けて状況を整理します。


指導員がなまじ途中から状況を見ていると推測してしまい、決めつけてかかってしまうこともよくあります。

聞き取っているつもりが、いつの間にか指導員の思い込みを裏付けるために聞いているだけになっていることもあるので、そこは注意がいるところです。

さてよくあることですが、言っていることが子どもによって違っていたらどうしますか?👇️👇️

答えはそのままです。

例えば”片方がぶつかってきた”、もう片方が”ぶつかってない”と言っていたら、ぶつかったけど気づいてなかったかもしれないんじゃない?、と推測はできますが、違う人がぶつかったのかもしれないし、分かりませんね。

またどちらかの状況の捉え方・認識を変えようと説得しても納得はしないでしょう。

食い違っているときは「あなたはそう思ったのね」、などと受け止めることしかできません。

キノコ

大人からしたら下らないことでケンカもしますので、たまに"そんな理由で!?"と驚くこともありますが、話を聞いてあげましょう。

今考えるとくだらなすぎる!!子ども時代の「喧嘩の理由」あれこれ - NAVER まとめ

都合の悪いことは言わないのが子どもなので、嘘の可能性もかなりあります。

はっきり見ていた人がいれば心強いですが、そういう場合は少ないです。

この状況でうそをつくとしたら、"自分が怒られないこと"が目的ですね。

でも怒られないことが目的なら、「嘘が後で分かったら怒られること」、やってしまったことは仕方ないので「ちゃんと何が起きたかが知りたいから、本当のことを話しても怒らないよ」と伝えていきその通りにすると子どもも安心します。

必要な指導をするために"どうしても見破りたい"と思ったのなら、かまをかけるのも方法のひとつです。

聞き方を変えたり、話を長くしておいて急にさっき聞いたことを聞いてみるなどで、言っていることがコロコロ変わる場合は突っ込んでいく方法です。

聞き取りの際は言葉のかけ方一つで、言った言ってないなどの言い合いが再発することもあるので、あくまで中立を保ち、事実だけを知ることに注力しましょう。  

3-3.解決に向けた話し  

お互いの主張や、考えていたことが聞き取りの段階でわかってきます。

そうしたら相手の主張を分かりやすく整理して伝えてあげてみましょう。

そしてどうしたらいいか解決方法を探っていきます。
「どうしたらいいと思う?」と問いかけてみたら勝手に話が進むことも少なくないことです。

言い合いが再発しなければ、長引かない範囲で子どもから出てくる提案を優先した方がいいですね。

長引いてしまう感じがしたら、こうしたらいいと思うけどどうかなどの提案はできます。それも納得するかどうかは本人たち次第ですけどね。


それとは別に、ダメなところや大人として伝えていくことを話していきます。

一般的には暴力はだめなので、主張は分かるが手を出したらいけないなどは教える必要がありますね。

また、明らかに一方に非がある場合は指導、そこまでいかなくても教えてあげることが必要になります。

 単なる経験不足なら、今度はこうしたら?とか状況や相手によっていくらでもあると思いますが、いっぺんにいろいろ話しても時間の無駄なので、手短に1つか2つが限度です。

時間

3-4.謝る謝らない→どう思いますか?

実はこれも答えはあって、謝る謝らないは一通り伝えることを伝えたら子どもに任せるのがセオリーです。

許す許さないも同じです。

「謝りなさい!」を多用するのはプロではありません。

話は分かったけど、今はぶたれたところが痛いから許したくないなんて感情は、普通の人としての感覚で分かると思います。

また照れ臭いかなにかで、話は分かって自分の悪いところも分かったけど謝罪の言葉が出ないこともよくあること。

その辺りの人間の心の動きの機微については酌んであげたいところです。

話し合いをして「いいよ」を言わない子に対して、「相手が謝ってきたけどそれでいいよね?」と何度も聞いて、"仲裁した大人の方が早く終わらせたがっているな"、と端から見ても分かる支援員がいます。

時間のかかることもあるのは知っておいた方がいいでしょう。

待つ

特に感情が収まるまでは時間がいる場合があるので、一通り話が終わったら少し離れて1人にしてみたり、気分を変えるために一緒にキャッチボールしようと誘ってみたりいろいろ試してみるのもいいでしょう。

とはいっても、頑固に許さないと言ってるだけなら、あんなに謝ってきてるのは後でもいいから分かってあげなよくらいは言えるかもしれません。 

その辺りは人間関係や性格によるところなので、それこそ強要ができません。その子が何を選んで身に付けていくかは、本人にしか決められません。

それに謝らなくて気まずい思いをしてみるのも経験だと思います。

謝らない、謝れない、悪いことは分かったが今は謝れない、など。いろいろなケースを経験したらいいと思います。

喧嘩の内容と結果にもよりますが、謝ったかどうか気にする親御さんは多いです。しかし実際はそこではなく本人が理解して納得したかどうかを気にしていることが多いので、間違わないようにしましょう。

ごめん

許す許さないは例外なく本人が決めることです。

しかし"謝る謝らない"については例外があります。

それはあきらかな許されない行為~ケガをさせた、とても傷つけた、物を盗んだなどをした場合です。

この場合ついては教育的な立場でも、悪いことをわかってもらうためにも時間をかけてでも謝らせた方がよいかと思います。

それくらいの事をしたときには保護者にも知らせる事になるので、しっかりとした指導がいります。
(教えていくことについては4章で詳しく書いていきます)

感謝

3-5.【その子どものケンカ、対応どうする?】のまとめ

いろいろと書いてきましたが、流れは分かってもらえたと思います。

  1. 前兆を押さえ
  2. 介入するか、見守りするか観察します

介入すると決めたなら

  1. 興奮をおさめ
  2. 事実を確認し
  3. 主張を仲介して
  4. 解決へ向けた手助けをします
  5. 教えることは教えます

教えることについては次の4章、学童クラブなど他の家の子を預かっている施設で最後に追加である保護者対応については5章へ回します。

4【子どものケンカ~許す/許さない?】理解に合わせた伝え方

伝えたいことがある→伝えることで期待していることがあるということですね。

その狙いは

  • ①規範意識としての世の中のルールを教える
  • ②社会でのスキルを身につける
  • ③自己肯定感を育てる

こんなところだと思います。

行動を正したいために叱るというのは、②ですね。でも叱ることでふて腐れて卑屈になっても困るでしょう。

否定しない声かけ、子どもの話を聞くこと、これを子どもとの日頃の信頼関係に基づいて行うことが基礎となります。

4-1.経験を助ける事

ケンカやトラブルの時に何を伝えたらいいでしょうか。

子どもの「ここまでは分かっている」、「ここは少しずつでも分かっていってもらいたい」などの普段の様子から判断するところが大きいですね。

低年齢の場合は、本人がどうしたらいいか分からない事が多いので、こうすればよかったを伝えたり、こういうときは謝った方がいいよなどを具体的に伝えて話していきましょう。

ケンカの対応の3章で、【謝る謝らないは本人に任せる】とも書きましたが、一般的にどうふるまうのが正解なのかは教えた上で、本人が決めるようにするのがよいでしょう。

怒っていなければ、年齢が低いほど「謝ったほうがいいんじゃない?」と問いかければ素直に謝ってきます。

手をあげる

言われた通りにやったら解決した、やらなかったらこじれた、違う方法でもなんとかなったなどの経験を繰り返すことが大切です。

大人が関わる利点は、子どもだけでは気づかないようなことを早めるられることです。

ケンカの場面は相手の気持ちを考える機会です。

子どもの心の育ちについて、心理学者アイゼンバーグの道徳理論があります。

思いやり(向社会性)を育てるためには、【誘導的しつけ】といって相手の心を考える機会を日頃から作っていく方向でしつけをしていくことが有効とのことです。

道徳心の育ちの記事へ👇️

4-2.譲る・譲らない

譲る譲らないも人とのやりとりスキルです。

譲れない子はなにを話しても譲れませんが、自分の意見を譲らないことが原因でけんかになることや、友達から、「◯◯くんは、いつも自分の思い通りにしようとして嫌だ」などの文句を言われたりすることがあると思います。 

そういう子ほど、遊びに入れてもらえないときに、”~君が入れてくれない”と言いに来ます。

経験値が足りないのと、他者理解が未熟なためですね。

相手の子が理由を言えればいいのですが、言えない場合でも支援員のほうから、「この前入れてあげなかったからじゃないの?」など伝えてみるとみないとでは違うと思います。

自分の要求ばかり押し通して、自分の時だけは譲ってもらう。低学年のうちは上の子から大目に見てもらっても、そのうち理解が追い付いて学べるときが来ます。

早まるか遅くなるかはいろんな要素が絡んできますが、気づける環境にいるかどうかが大きく関係してきます。

けんかの仲裁の際にも、「またこの前と同じだね」など本人が気づくように話してみましょう。

猫

普通の状態でも、例えば物を強引に取って相手が嫌な顔をしているのに本人が気づかない、けれどけんかにもならず遊びは続いているなど見つけたら言えることもありますね。

いろんなケースがちょっと考えただけでも思い当たるでしょう。

「そうやって、相手の話を聞かないで自分がやりたいことばかりやるのが、嫌だって言われちゃうんだよ」

タイミングよく分かるように伝えていくことを繰り返していけば、分かるときが早く来るかもしれません。

次項でも書きますが、それが一ヶ月後に変化がみえるのか、高学年になっても分からないのかはその子の持って生れた気質にもよるため、本人次第です。

かえる

4-3.理解できることの見極め

アンガーマネジメントについて中学生に講義やワークをしたという資料を見てみると、中学生ですら相手が怒っているのか分からず、からかい続けたら喧嘩になってしまったなどの体験談が出ていました。

中学生ですらそんな感じなので、学童クラブにいる年齢の子どもは、どこまでしたら相手が怒るのか、それどころかそもそも相手が怒っているのかすらよくは分からないようですね。

そのため、”相手が怒ってるでしょう、分からない?いい加減にしなさい”なんて声かけを学童期の子にするのは的はずれというのが分かると思います。


怒り感情については例です。

どこまで子どもが理解できてどこからはできないというラインは、個々の発達に差はありますが、一般的にこの年齢の子はここまでは分かるというのは知っておくと便利です。

その上で、この子はどこまで理解ができているのかを判断するのが、他の子との関わりを見る上で大切です。

「これくらい分かってるでしょ」

→自分も支援員なりたての頃はよく言ってしまっていましたが(^-^;

【誰も教えてくれない】アンガーマネジメント/自分と子ども相手の3つの怒りコントロール/の記事👇️

4-4.レディネスの概念

できないことをまだ理解できないだろうと教えず、分かるようになる年齢を待つことをレディネス待ちといいます。

レディネスとは、物事の理解ができたりする準備がその子の中で整った状態です。

レディネス-コトバンク

それとともに、いろいろ経験をさせたり分からないだろうと思いながらも教えたりするアプローチもあります。

レディネスを早く獲得できるように働きかけるのは、レディネス促進といいます。

どちらも一理ある考え方なので、支援員としてどちらを大切にするかは分かれるところです。

大切なのは先にも書いたように、どこまで理解できているのかを、大人が計った上で対応をすることです。

本人が分からないことを、分かっているはずだと勝手に期待をして決めてかからないことですが、それには日頃の関わりが大切です。

的はずれな話をして本人がちんぷんかんぷん、そしてこちらは指導したつもり。
普段の様子をよく見たり関わったりしながら、この子はここまでは理解していそうなどを把握しておくのがよいでしょう。

小学生

4-5.理解できるように/場合分けをしない

年齢がある程度高くなっても、簡単(と大人が思っているよう)な話がわからない子もいます。

前の節で書いたように、

個々の理解力は幅が広いため、"このくらいの年齢ならこのくらいの話が分かるだろう"ではなく、この子はこう伝えたら理解できるかなと探りながら伝えていくスタンスで話をしていくのが基本です。

それぞれによって対応が違ってきますが、曖昧さを残さずに伝えたいことを

  • ダメだった
  • よかった

などをはっきり伝えるのは誰が相手でも共通するところです。兄弟でも、です。


この場合はよくてこの場合はよくないなどの場合分けや条件付きokなどは、単に話が長くなるだけで分かりにくくなるだけです。

行動について一般的にダメとされていることは"ダメ"とはっきり伝えましょう。顔は叩いちゃダメや、お父さんなら叩いていいけど、おじいちゃんにはダメ、などの場合わけのことです。

例えぱ強そうな人相手なら多少は手を出していいけど、下の子にはダメですなど。

高学年くらいなら分かるかもしれませんが、低学年に理解を求めるのは厳しいものがあります。

おうち

同様に「家ではいいけど外ではダメ」なども子どもが混乱するだけです。大人は教えているつもりでも、低学年くらいでは多くの子が理解の範囲外です。

兄弟ゲンカも少なくないですね。

これも「お姉ちゃんだから譲ってあげなさい」では納得しません。

同じことをして、妹が怒られないのに自分だけが怒られる

  • 何が正しいのか?
  • お母さんに怒られないことが正しいこと?
  • 大人の顔色を伺って行動するようになっちゃいます

ポイントは駄目はダメで、状況や相手によって大人がブレないことです。

いただきます

4-6.【子どものケンカで教えること】のまとめ

いかがでしょうか。

要は大人として子どもに対して、社会で生きていくなかで必要な、普通のことを伝えていくことです。

子どもだから許されるは、大人と子どもの中だけです。

子ども同士のことでは、ダメなことを教えていかないと分からないまま大きくなります。

それを今目の前にいる子が「理解できるように」教えてあげることが大切です。

“そのうちどこかで学ぶだろう”ではなく、あなたが教えてあげましょう。                                      

5【子どものケンカ~保護者対応/親としてどうする?】

5-1.ケンカのあとの保護者対応

ケンカの後の保護者への対応として、必ず伝えないといけないことと、特に言わなくてもいいものなどいくつかの場合分けがあるので、それについて書いていきます。

A.特に伝えなくてもいい喧嘩

子どもの喧嘩やトラブルについては小さないさかいから大きなものまで様々あるので、全てを保護者へ伝えることはできませんね。

学童クラブでは一人で帰る子もたくさんいるので、連絡帳にも書けないし、電話をしてまで伝えることでもないことはいくらでもあります。

そんなのは伝えなくていいですよ。

トラブルがあれば対応したり、見守って行くと思いますが、怪我もない・その後の様子を見て本人たちが一緒に遊んでいたり、後を引きずっていないようなものは【聞かれたら答えられる】ように情報だけ記録しておいて、そのままでも大丈夫です。

B.伝えなくてはいけない場合

Aとは違い、【伝えなくてはいけないこと】にはいろいろなケースが考えられますが、保護者から考えて、“なんで教えてくれなかったんだ?”となるようなことは伝えていく必要があります。

ケガをしたはもちろんのこと、ケガをさせたとか、ものを壊したなどです。

ケガばかり書いていますが、ひどい事を言われてとても傷ついたような場合も同じですよ。

ケガは外傷として残るので特に気を付けることから、何度も書いています。

手出しをした喧嘩については、ケガをしたりさせたりケガをした可能性があるため、必ず双方に伝えなければいけません。

連絡帳

迷った場合はどうしたものか?👇️

伝えるかどうか迷う場合は、”伝える“でだいたいは間違いありません。

昨日も一昨日も友達を叩いて、今日もまた、と頻度で迷う場合は一度保護者の方に「連日こんな報告ばかりですみません」などそれとなく聞いておくのがよいと思います。

また悪いことばかり伝えている子は、"悪いことを話した後に"努めてよいことも伝えていくなど細かい留意点もあります。

電話か連絡帳か?👇️

程度にもよりますが、基本的に電話連絡がいいでしょう。

連絡帳などでちょっと書く程度で済む日々のやり取りを行っている学童クラブもあると思います。

連絡帳に、”後で電話で詳細を伝えます“など一筆書いておけば、その日のうちに電話かつながらなかった場合の保険になるでしょう。

電話するつもりだから書かない、は危険です。

電話

またいくつか書いた喧嘩のケース別に、本人が納得しているか図る必要があります。

特に年齢の上の子にやられた、と本人が家で親御さんに話したけど、学童クラブからはなんの連絡もない、保護者はどう思うでしょう。

連絡については保護者から問い合わせがあるよりも先にすると言うのがセオリーです。

保護者から問い合わせがあって、”今連絡しようとしていた”など答えたところでいいわけがましく聞こえ、怒りを増幅させるだけです。

また職員が怪我をさせてしまうこともたまにあります。

遊びのなかでもそうですし、暴れてるのを押さえたり色々なタイミングがありますが、怪我をさせたという一点は同じです。

この場合は保護者が怒り、被害届を出されたら職員の刑事責任を問われるなど、重大な問題に発展しかねません。


連絡帳や電話連絡を駆使してとにかく保護者から問い合わせが来る前にこちらから連絡をとらないといけません。

遊びのなかで怪我をさせてしまった、ぶつけたなどは特に若い職員は軽く考えてしまいがちなので、危機意識を持たせた方がよいかと思われます。

特に気を付けることは【この子はいつもこうだから大丈夫だろう】などのレッテル張りです。

これはこういうものだと思い込み、特に考えもしなくなることをステレオタイプ的知覚と言います。

もちろんそう思ってしまうのは、毎日のように同じようなトラブルを同じ子が起こしていたら仕方のないことです。

しかしプロの指導員としては、他の子が同じことをしたら重大なのに、この子は大丈夫と思ってしまうような心理的なメカニズムがある、ということは認識しておかなくてはいけません。

ラッパ

C.伝えておいた方がよいこと

ケンカだけでなく、普段の素行や子どもの学童クラブでの行動なども、支援員で相談の上でタイミングをとらえて伝えていく必要があります。

学童クラブに在籍している期間はとても短いです。

育成は家庭と共に学童クラブが担うと言っても、ほんの数年です。短い場合は一年もないでしょう。

それに比べて親御さんは子どもについて、ずっと長い間で全ての責任があるわけです。

またクラブは集団生活なのですが、多くの親御さんは集団のなかで我が子がどういった行動をしているかは見えません。

家では家族数人しかいないから落ち着いている姿しか知らず、家ではこうだからきっと外でもそうなんだろうと親御さんが思っているケースが多いです。

学校担任との面談も多少あるでしょうが、不十分でしょう。

親御さんに最終的な責任がある以上は、自分が見ていないからといって知らんふりをしていられないですね。

学童クラブとしても家庭の養育支援を考えれば、それはさせてはいけません。

こんなわけで、親がいないところでの子どもの姿を正しく知ってもらう必要があります。

気づく

特に発達の課題や他の子と比べた時に明らかにある問題など、集団のなかでその子を見ている学童クラブ支援員はよくわかりますよね。

親御さんが家での様子から”うちの子はそんなじゃない”などと認めず、子どもがいつまでも合わない環境にいなくてはいけないは大変です。

極端な話、医者に見せて薬を処方してもらったら落ち着いて、本人もしかられなくなったなんてこともざらにあります。

D.責任はどこにあるのでしょうか?保護者へお願いが必要です

子どもどうしのやりとりのなかで、重大なケガをさせてしまった、物を壊してしまった、とても悪いことをしたという場合、学童クラブのできる範囲は限られています。

保育園の場合は噛みついたり手を出してしまったりすることは子どもの発達上仕方のない面もあり、大人が保護することが前提となります。

そのため保育中の子ども同士の怪我や手出しは子どもとその保護者の責任ではなく、保育士が止めるべきもので保育園の責任と明示しているところが多いです。(明示しなしてもくても、監督代行者責任というのが発生するので同じことです)


しかし学童クラブではある程度の子どもの判断力を期待され、学校では指導不足がない限り(家庭への指導を含めて)同じように、子どもどうしのトラブルは大半が子どもの責任とされます。

(本当は学童クラブでも代理監護者責任は発生しますが、社会的には「小学生ならこれくらい分かるだろう」という方が勝ちます)

学童クラブで子どものトラブルは、

  • やりとりに気づかなかった(指導員が見るべきところを見ていなかった)
  • 未然に防げるものを防げなかった(瞬間的な手出しなどはなかなか止められませんが)
  • 知っていたのに保護者に知らせなかった

などの落ち度がなければ、特にやられた方の保護者は心情的にも学童クラブの責任とはしないのが普通です。

ケンカ

子どもと家庭の責任としつつ、学童クラブとして子どもや家庭の問題へ支援していくといってスタンスです。

そのためできる指導はした上で、加害側の子に事実を知らせることは前提となり、家でも指導してもらうことになります。

その子どものケンカ相手の家庭どうしの交流の度合いなどから、”直接電話しときます”から、”あの親とは話したくない”までいろいろなケースが考えられるので、たじろがないようにしましょう。

相手がいる場合は、双方に連絡をいれた上で、相手の出方次第ではまた連絡する可能性を示唆しておきましょう。

通常の保護者なら、相手のお子さんは大丈夫ですか?家庭に謝りましょうかなどいってくることが多いです。

学童クラブ側としては、子どもを預かっている間は一定の責任はありますが、それでも子どもが突発的に行ったことについては、赤ちゃんや幼児ではないので学童クラブが毎回責任を負えない部分があります。

その事は保護者にも理解をしてもらう必要があります。(特に障害児などは、できれば入会前に同意を取っておくなどの手続きも検討した方がよいでしょう)

ランドセル

5-2.自分の子が加害側だったら?

さて、自分の子が加害側だったら親としてどうしたらいいでしょうか?

年齢にもよりますが一般的には、相手方にお詫びをしておいた方がよいと思われます。

またはよく知らない家庭の子ならお詫びをしたい意向を学童クラブを仲介として伝えてもらうなどです。

それより強い方法としては手紙を書くとお詫びをしたい気持ちがよく伝わり、きっちりしている家庭だなとついでによい印象ももたれます。

また原因や程度や相手方の怒りの程度にもよりますが、自分の子が悪意を持ってやってしまったものは、子どもとともにお詫びがいる場合があります。

電話ではすまないようなことは、学童クラブからも提案されるとおもいますが、対面の機会を作ってもらいましょう。

泣いてる

お詫びのしかたとしては、多くの謝罪のしかたのセオリー通り、いいわけをしないが正解です。

自分の子を擁護したいのはわかりますが、子どものやったことだから、悪気はなかったなどいうのはお詫びをしたいのか、相手を怒らせたいのかわかりません。

お詫びの場だけでも、自分の子のことは置いておいて、相手の子は大丈夫ですか?と相手の子を気遣いましょうね。

関係あるかわかりませんが、アマゾンで「お詫び」といれて検索したら一番にこんなものが出てきました↓

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しっかりしたい場合にはこんな高いものでなくても、手土産は相手に気持ちが伝わりやすいアイテムの一つです。

トラブルが多い子の保護者は大変だと思います。子どもの発達の特性によって、この子はトラブルばっかり、またあの子か、なんて学校内でも有名になってしまう子もいます。

ただ、毎回丁寧に相手方にお詫びをしている家庭は、見ていても子どもの起こすトラブルの割には他の保護者からの風当たりは悪くありません。

反対に、うちの子はしょうがないなあととらえ、学童クラブ側から言い出さないと相手方にお詫びをしようという気配もない保護者は、他の保護者からの風当たりも強く、あの子とは関わらせたくない、あの親とは関わりたくないなんて思われています。

それでもいいという方もいますが、あなたならどうしますか?

どちらにしても、親はよくても子どもはそういうわけには行かないのは覚えておいてください。

学童としては考えてほしいなと思いながら、そういった親御さんは変わることはないので、施設側としては子どもにできるサポートは限られてきます。


年齢にもよりますと書きましたが、保育園に預けている最中の例えば二歳くらいの子が他の子を噛んだ、なんてのは通常のことです。

なにも分からない子がやったものは子どもの保護者というよりは保育園側の責任が大きいので、園としても相手の保護者に謝ってもらえませんか?なんて言ってこないはずです。

しかしその場合でも、顔を会わせた時にでもうちの子がすみません程度言っておいた方がよいかと思われます。それが円滑な人との付き合いというものです。

また怪我をさせた、物を壊したなどは賠償責任が発生するので、保険には入っておいた方がいいですね。

ちなみによくあるのはスポーツの最中に相手の眼鏡を壊したなどです。落ち度がなくても発生するものはごまんとあります。

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保険料は子どもの場合安め

5-3.自分の子が被害者(やられた側)だったら

自分の子がやられた側だった場合、内容によっては当然怒りがこみあげてきます。

ですが、まず行うことは事実確認です。

その事を知ったのが自分の子が訴えがはじめてのような場合は、特に注意が必要です。

極端な話、自分の子が怪我をしていたとしても、相手の方がもっとひどい怪我をしてるかもしれません。

自分の子のことを信じたい気持ちは当然ですが、子どもは自分がしたことより相手にされたことばかりを主張しますね。

聞き方によってもなぜ?の質問にはなにか答えなくちゃ、と言い訳を引き出す効果があるのは、大人になれば経験的に分かると思います。

問い詰めるように聞けば、自分のしたことで怒られたくなくて、被害ばかりを強調するでしょう。

早い話、本人だけに聞いてもうそか、勘違いか、本当に何が起きたのかは分からないということです。

我が子を疑えというわけではなく、親として正確な情報を集めてください、ということです。

心配

まずは学校や学童クラブ側に連絡をとりましょう。

クラブが把握していれぱ説明をうけ、それでも納得が行かないなら行動を起こしてもよいかと思います。

連休前の夜に知り、しばらく連絡がとれない場合は困りますね。

そんな場合も週明けを待つのがよいと思います。

よほどのことなら第三者機関など連絡先がいくつかあると思うので、日頃から控えておきましょう。

5-4.【子どものケンカ~保護者対応/親はどうする?】のまとめ

学童クラブ側の保護者対応としては

  • 伝えなくてもいいこと
  • 伝えなくてはいけないこと
  • 伝えた方がいいこと

について考えて、
迷ったら伝えて家庭と関わっていく姿勢が大切です。


また自分の子が関わっていた場合は

自分の子の話は受け止めつつも、本当のところは何があったのかを確認することが第一です。

トラブルでは相手がいるわけですから、学童クラブなど第三者、いなければ相手の子や家庭への確認が必要になってきます。謝罪やお詫び、相手との話はその後の事になります。

近所の人

6.【ケンカの記事全体】のまとめ

いがでしたか?

保護者への対応についてはいろいろあるので、また書いていこうと思います。

喧嘩ばっかりで困るというのは視点を変えてみましょう👇️

喧嘩できることはいいことです。

したい人はあまりいないかもしれないけど、一人ではしたくてもできません。遊べる、関われるというのは幸せなことです。

新型コロナウイルスで外出自粛を余儀なくされ、学校にも保育園にも行けなかった時を思い出してみましょう。


1章で書いたように、ケンカは悪いことではなく普通のこと、またいい効果がたくさんあります。

よいものにするか、悪いものにするのかは周りの大人次第です。

1章~5章までたくさん書きましたが、正直さらっと読んでふむふむという量でもなかったと思います。

ポイントがいくつもあるため自分なりに大事だと思うこと、優先にしたいことを、少しずつやって身に付けていってくださいね。

クローバーとてんとう虫

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