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学童保育・子ども施設でよく使う著作権対象物

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このサイトでは管理者のジャムが、

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ジャム
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学童クラブや児童館・保育園などでは印刷物や画像、ビデオなどいろいろな著作物を使います。

ネット上のフリー素材など著作物使用料が無料になっているものもありますが、世の中のほとんどのものは著作権で保護されています。

学童クラブなどは子ども相手だからいいだろうと、なにも考えずに本をコピーして配布したりしていると使用料を要求されることもあります。

この記事では学童保育所や児童館などでの著作物の扱いについて書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 知らないと危ない著作権法
  • 何が対象?塗り絵やキャラクター版権もの
  • 上映の扱い
著作権の記事の挿入画像

目次【本記事の内容】

1.ビデオ・DVDの上映についての考え方

学童クラブや児童館などで料金を取らない前提での話、

著作権法には

  • 営利を目的とせず
  • 観衆から料金を受けず
  • 実演家等に報酬を支払わない

場合には公に上映することができるとする規定があります(著作権法第38条第1項)。

そのため、市販のDVDビデオを使って上映会を行うことは許されるとする見解があります。

また、レンタル店用のDVDビデオは、家庭内視聴を目的とする個人のお客様への貸与の許諾があるに留まりますので、レンタル店がその許諾の範囲を越えて上映会のために貸与すると頒布権を侵害してしまうことになります。
(一般社団法人 日本映像ソフト協会HPより引用)

DVD

レンタルビデオ店ごとの利用規約や、上映しようとするソフトのパッケージ、映像クレジット等を確認する必要があり、「個人視聴以外は行わない」や、ソフトに「公開上映禁止」と明示されている場合は、著作権者の了解なしでは上映できません。

学童クラブなどでは私的利用ではないので、著作権保護法に触れます。

私的利用でなく許可されている場合は厳密に定められており、上で書いた市販のビデオ上映できるという見解も覆される可能性があります。

図書館の視聴覚ライブラリなら問題ありませんが、見たいものがない場合も多いと思います。

最低ラインとして、レンタルではなく購入したDVDを上映する必要があります。

しかし現状ではこれらはグレーゾーンの扱いのため、本当に安心したいのなら使用料をJASRACなどに支払うのもよいかと思います。

調査が入る場合は稀なので、児童館で何月何日にディズニー映画の○○を上映しますなどと大々的に宣伝しなければ大丈夫とも思えます。

なぜなら後で出てきますが、著作権侵害は権利者が訴えて初めて問題にされるためです、

2.ネット画像の扱い~公開するとすぐに検索されます

ネット画像を勝手にお便りに使用しホームページにアップしたところ、使用料を要求されたなんて事例が最近多くなっています。

お便りをホームページに掲載しているような場合は、この画像がどこで使用されているかなども検索エンジンで簡単に検索できてしまうので、露見しやすくなります。

引用という形なら抜け道もありますが、ちょっとしたイラストを使いたいようなお便りでは適しません。

こちらも学童クラブなどで使う場合には私的利用の範囲を越えますので、当然著作権法に触れます。

フリー素材を見つけても、出典を載せてくださいなどいろいろあって面倒です。

pixabayなど完全にフリーのところか、お便りなら市販のCDロム付きのお便りイラスト集のような本を買って使うか、自分で絵を描きましょう。

映像

絵を描く場合でも、ミッキーマウスやキティちゃんなどの版権キャラはNGです。

似ていなければ大丈夫ですが、営利でなければ企業も宣伝になるからなど大目に見てくれるかもしれません。(分かりませんが)

ホームページなどのネットは世界と繋がっているので、限定された範囲というのがありません。

そのため著作権者の知るところにもなりやすく、リスクが特に高いと言えます。

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ

3.本のコピー~過剰だと著作権法に触れます

勉強のプリントや塗り絵などをよく使うと思います。

まず問題となるのがコピーしてよいかという問題があります。

紙プリントならと軽く考えてしまいがちですが、よく考えてみると本質的には映画の違法コピーとアップロードと同じです。

映画館で一番始めにビデオの顔の人が出てきて注意喚起されるあれです。

「まず、複製権を含む著作権侵害行為は、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処し、又はその両方が科されます(著作権法119条1項)。

著作権侵害罪は、親告罪で(著作権法123条1項)犯人を知った日から6カ月以内に告訴されれば(刑事訴訟法235条本文)、起訴・処罰されるリスクがあります。

改正著作権法では著作権等侵害罪のうち、以下全ての要件に該当する場合に限り非親告罪となり、検察官が起訴できるようになっています。

本
 
  1. 侵害者が、対価として財産上の利益を得る目的や、有償著作物等の販売利益を害する目的を有していること
  2. 有償著作物等を『原作のまま』公衆譲渡もしくは公衆送信する侵害行為又はこれらの行為のために複製する侵害行為であること
  3. 権利者の利益を不当に害する場合であること
 

著作権侵害罪の一部は、たとえ著作権者が問題にしなくても、刑事責任を負うリスクが生じることになります。

例えば学童クラブなどで考えられる案件として、業者に発注してできたアルバムなどのデータを、業者から複数買うより安くすむからという理由で勝手に複製して他の人に配るなどです。

これは「公衆譲渡」に該当する可能性があり、告訴がなくても起訴される危険があることになります。

ごめん

もっと簡単なところだと無駄に大量に市販の塗り絵本からコピーしてばらまくように配るなどでしょうか。

世の中にはいろいろな人がいて、うまく回っていたのに誰の得にもならない余計な突っ込みを入れてくる方もいます。

多くの場合はおせっかいレベルですが、中には深刻なものもあります。そして実際に非親告罪となる要件にあてはまっていればそれなりのリスクがあるため、正しい知識が必要になります。

著作権法には、個人や家族間などごく身内だけで使用する場合は著作権法には反しないとされています。

施設の管理下での限られた範囲内での使用でならそれに準じているため、私的利用ではありませんが大丈夫な範疇だと考えられます。

館内のみにアンパンマンやディズニーのキャラクターの絵を貼っている程度のことです。

過去の例で幼稚園のプールにミッキーの絵を描いて 違反で訴えられたケースがあります。新聞にとりあげられ記事になったことで大衆の知るところとなり、「宣伝による営利目的」に該当したとして権利側が訴えたものです。

権利側は「新聞に取り上げられていなかったら違反ではなかった」という見解も示しています。つまり影響が施設から出てしまうと違反となります。

4.音楽の著作権

詳しくはJASRACのウェブサイトの、ジャスラの音楽著作権レポートというページを見てください。

こちらの内容を要約すると

  • 楽譜の印刷などは部数が多い場合
  • イベントなどで完全に無料で演奏者にも無報酬な場合
  • ユーチューブなどに動画を上げる場合

には手続き不要とのことです。

無料でも自前で作ったCDを配布したりする際は手続きが必要

動画をネットに上げる場合、ユーチューブなどのサイトはまとめて手続きがしてあるそう(下のロゴがどこかにある)ですが、自前のホームページにのせるには手続きがいります。

ライセンスド バイ JASRAC

ネットに上げる場合は多くの人に露見することも多いので注意が必要です。

著作権フリーとしている音楽は探せばネット上にあるため、安心して使いたいのであればそちらを使いましょう。人気曲や流行の曲がないといっても、本来は人の作ったものをただで使おうと言うのは虫がよい話です。

音楽の著作権は、作曲者、編曲者、作詞者、版権者(CDを出してる会社)、演奏者に発生します。

人の作ったものを使うというのは厳密にはこれら全てに許可をとることですが、現実的ではありませんね。

日本ではその辺りをJASRACが一括管理している訳です。

フリーのものは、パブリックドメインという作者不明や民謡など、自作のもの、権利者が権利フリーを示しているものです。

本

5.子ども施設での著作権まとめ~訴えられたら負け

著作権侵害については親告罪なので、著作権者が問題としなければ一部を除いて問題ではありません。

しかし学童クラブでなにか行うのは多くの著作権で私的利用の範囲を越えますし、学校などの教育機関でもないため、厳密には許可を取らないといけないケースがほとんどだと思います。

今まで問題にならなかったかも知れませんが、許されていた訳ではなくグレーゾーンとして見逃されている(見つかっていない)だけなので、いい気分はしませんね。

しかし突っ込みを入れれば実際の費用が発生するので、知っているけれど敢えて取り上げないことも多いと思います。

見つからなければバレない訳ですから。

しかし時代は変わり今やネット社会なので、いつ誰かに知られるかもしれません。

館内や学童クラブ内の限定された範囲でなら自作のアンパンマンの壁面を作っていてもなんの問題もありませんが、新聞に取り上げられたりホームページにアップしたりで何かの拍子に外部に情報が出てしまう可能性がある場合は、所定の手続きをとっておくのが安心と言えます。

もっと詳しく著作権について知りたいかたは、こちらの本が全体的な体系が書かれていて、概ね分かりやすいためお勧めです。↓

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