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学童クラブでの感染症への対策

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ジャム
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学童保育所ではたくさんの子どもを預かるわけですから、一人の子からでも感染症の流行元となる可能性があります。

環境的にもせまい部屋で育成している施設が多く、保育園のように静養スペースや他の部屋がある訳でもないため、流行のリスクは高いと言えます。

この記事では学童クラブでの感染症対策について書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 学童クラブでの衛生管理の考え方
  • 各感染症別の対応
  • 学童クラブで関係する主な感染症

食品の衛生管理はこちら

学童クラブの衛生管理-感染症の記事の挿入画像

1.感染症全般

学校や保育園でもそうですが、感染症にかかったら基本は家で待機となります。

仕事をしている保護者にとっては辛いところですが病気では仕方ありません。

学校を同じ理由で休んでいるのに、本来なら学童クラブに来られる道理がありません。

主にインフルエンザの流行時期には学級閉鎖となるクラスも多くあります。

学級閉鎖の意味するところは、「前日までクラスの中に感染した子が多かったことで、今元気だとしても潜伏期間を経て発症するかもしれないため家で待機してください」ということです。

そのためそのクラスの子は、元気でも学童クラブは休んでもらいましょう。

学童クラブには同じ学校の他のクラスの子や別の学校学年の子もいるわけですから、学校で拡大予防を図っているのが無駄になります。

施設的に余裕があり、他の子と隔離して過ごせるスペースがあるなら、福祉施設としては保護者の相談に善意でのってあげるのもよいでしょうが、必須ではありません。

ばいきん

自治体によってはその範囲が家族の感染症や、学級閉鎖となったクラスの兄弟にまで及ぶとする場合もあります。

それは感染症の特性を考えれば、他の人よりも感染していて発症していないだけで、回りに菌を撒き散らしているかもしれない可能性が高いため当然とも言えます。

自分が仕事に行くために、学級閉鎖だけど預かってもらえてありがたい

👆️気持ちはよくわかりますし、学童クラブの保護者支援の特性から考えても、何とかしてあげたいと思うのは当然です。

しかし学童クラブは過密状態で子どもを預かっている施設も少なくなく、部屋に一人でも潜伏期間の子が紛れていれば、全員罹患することになります。

「自分の子は安心して預けたい、怪しい子はうちの子と離して欲しい」は相反する要求です。

このような理由から、保護者支援の前提中の前提である「安心して預けたい」というものが保てなくなるためこういった対応が基本となります。

ただしこの姿勢は、行政により覆ることもしばしばあるため(台風の時の開所か閉めるかと同じように)、油断のならないところです。

2.感染症

学童クラブを休んでもらう感染症は、学校や保育園での対応に準じていますが、実は自治体によりバラバラで、放課後児童健全育成事業の独自にこれといった取り決めがありません。

医師が意見書を書くことが考えられる案件として
医師が意見書を記入することが考えられる感染症

上のものより扱いが軽いものはこちら↓

医師の診断により、保護者が登園届けを書く感染症
医師の診断によるもの

2018年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」から出典

以下に、いくつか私の経験上で得た知識や対応について書いていこうと思います。

2-1.インフルエンザ

流行季節で頭痛や微熱などの兆しが見えたらまず疑わないといけません。また夏にも流行する場合があるため油断はできず、情報に敏感になる必要があります。

本人はもちろん嫌がってもマスク着用とできれば隔離します。安静にしていると、本当にインフルエンザなら自覚症状が出た時点からものの1~2時間で熱がかなり上がります。

そのため、こまめに様子を見て保護者に連絡が必要となります。

職員側の対策も必要で、流行する時期はマスクをいつもすることや予防接種を受けましょう。

妊娠可能性のある方は、先天性インフルエンザ脳症という妊娠初期のわからない時期の胎児がかかってしまうものもありますので特に注意が必要です。

食中毒

2-2.ノロウイルス

食関連で今は一番警戒されて対策をしようとされているものですが、ほんの少しのウイルスから感染発症してしまうので防ぐことが難しいものです。

昔は冬場の風邪ということで一括して処理されていて、特に怖いものとは考えられてはいませんでした。

しかしその感染力と、O157などによる集団感染で抵抗力の弱い方が死亡するなどで知名度が上がってきたものです。

嘔吐処理については後ろの項目で書いていきます。

2-3.伝染性紅斑(リンゴ病)

ほっぺが赤いことで見つかりますが、そうなっている場合にはすでに感染力はないため対策できません。

保護者もそれを医者から言われるのか、特になにも言わずに子どもを登室させてくるので知らないとちょっとビックリします。

病気

2-4.手足口病

名前はついていますが、体感的には普通の風邪と同じレベルです。

熱が出てからボツボツが出るのと、熱が出なくてボツボツがでるパターンがあり、同じ手足口病でもいろいろなウイルスが関係しているため一度で免疫はできず何回かかかるそうです。

ボツボツだけの状態で、口内炎程度だけであとは元気なら普通の生活で大丈夫です。ウイルスを排出しているそうですが、潜伏期間から事後まで何週間もその期間があるため、その間すべて休むのは現実的ではないと厚生労働省の指針にあります。

抵抗力の特に弱い保育園では問題ですが、学童クラブなら感染力も弱く特に問題にすることもないでしょう。

2-5.流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

子どもはかかってもすぐに直りますが、職員が感染しないように注意が必要です。

男性や、保育士でも妊婦は特に注意が必要です。

流行してくると報道もされますので、情報に敏感になりましょう。

足

2-6.水虫

意外と子どもがかかっている場合が多いです。部屋のなかでは靴下を年間通して全員にはいてもらいましょう。

大人が入るような施設では、「衛生管理の視点から、靴下を履いてください」と明記している施設もたくさんあります。

2-7.頭しらみ

感染症とは違いますが、毎年問題になってくるものです。

頭に巻いた布などを共用しないこと、問題の季節には髪の毛をお互いにいじらないこと、寝転がらないことなどの指導が必要となります。

子どもがかかると、なくなるまで長期間かかります。

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ

3.感染症対策

3-1.発症した場合

子どもが育成時間内に発症することもあり、その場合のマニュアルは各施設にあると思います。

まず感染症かどうか分からなくてもとりあえず発熱や嘔吐の場合は、万が一感染症だったとしてその子から他の子や職員に移さないための対策が必要となります。

具体的には マスクをつけてもらい、別室などで隔離します。本人が楽な体勢で休ませてあげましょう。

保護者に連絡を取り、通院してもらいます。結果を後程教えてもらい、場合によっては他の家庭に情報を流す必要も出てきます。

バケツ

3-2.嘔吐処理

嘔吐物の処理は特に注意が必要です。

ノロウイルスが含まれていた場合は適切に処理をしないと子どもなどには簡単に移ってしまいます。(処理しても移りますが)

ノロウイルスの殺菌には塩素系の消毒剤を使います。アルコール系は効果がありません。

嘔吐した子がいたとして、その場でその子を移動させずに対応しましょう。

もっと吐きそうだからトイレに移動はNGです。菌による汚染範囲を可能な限り限定させる方向で対処していきます。

あらかじめ用意しておいたバケツを持ってきてそこに吐いてもらいます。

空気感染も多いので周囲は立ち入り禁止、他の子は別室に移動してもらいます。

対応する職員は一人で出来る限り移動しないこと、移動する場合は経路を決めることが必要になってきます。

ランダムに動くとその経路を全て消毒しなくてはいけなくなります。

それ以外の人には物を持ってきてもらったり、消毒液を調合してもらったり、吐き気がおさまった子を着替えさせてもらったりサブ的な動きを頼みましょう。

子どもの施設で嘔吐などは想定内のことなので、各施設の作りや環境に応じたマニュアル化が必要ですね。

教える

3-3.衛生教育

管理面ではなく教育面からもアプローチしていきましょう。

簡単なところではうがい手洗いから。

石鹸を使ってよく洗いましょう。

せっけんは油分を分解するだけなので、消毒の意味はありません。しかしせっけんが手につくとぬるぬるするので、それが取れるまではとりあえず流水で流すことになりますね。

時間をかけて水で流すことが、菌を流してしまうことになります。

うがいについても粘液をながしてしまうのでよくないなど、最近になっていろいろな説が出てきています。

しかし口のなかを潤すことはウイルスの増殖を防ぐためにもよいことです。加湿された空間ではウイルスが死んでしまいます。

4.まとめ

子どもが病気にかかることは想定内のことです。

あらかじめ分かっていることなので、熱が出た、吐いたなどでいちいちその場で考えるのではなく、この場合はこうとマニュアル化してしまいましょう。

マニュアル

マニュアルがないと対応にむらがでてきて、後で問題にされます。マニュアルを作るに当たっては、誰でも理解できるように、新入職員が配属一日目に読んでも動けるようなものを作ることです。

それくらい明快なものを作っておかないと、いざというときには役に立たないものです。

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