学童でおやつやお弁当の衛生管理
みなさんの学童クラブでは、おやつは手作りですか?
子どもとのクッキング活動とか、やってますか?
2020年現在、新型コロナウイルスの影響でいろんな活動が制限されがちだけど、食べないことには生きていけませんよね。
マスクを取って食べるときの感染リスクが怖いから、距離を保ってしかも一言もしゃべらないで食べるとか、今まででは考えられないことになってますね。



だけどそれは別の話。
食べるときに、真に一番気を遣って恐れるべきは食品衛生。
冬場はノロウイルスの集団感染が毎年のように報道される。
福祉施設で。
たまにだけど他の食中毒も出る。

だけど食を扱うのに、学童クラブには食の専門家はいない。
保育園なら栄養士とか、調理師が専門的に毎日給食を作ってるところも多いんだけど、学童クラブはせいぜいおやつを出すくらい。
たまにクッキングをやるくらい。
攻めてる学童クラブは、職員が手作りおやつとか提供する所もある。
だけどこの記事を読んでるあなたも含めて、別に食品衛生の専門知識なんてほぼないでしょ。
父母会運営の学童クラブとか、その地区の最低時給でしか職員を募集しない施設で、子どもの育成すらままならない職員も多い。
そんな中で、食品衛生に精通した人材なんて望むべくもない。
だからこそ賢明なあなたは心配になり、この記事を開いてくれたのでしょう。素晴らしいことです。

手作りおやつとか言っても、言っちゃ悪いけど家で料理する延長で、見よう見まねで包丁とか適当な熱湯にさらして消毒した気になってる、素人が作ってる現場も多い。
手作りおやつを出してるからいい施設って訳じゃない。
- 衛生管理がちゃんとしてるのか?
- 基礎知識を持ってちゃんと実践できてるのか?
が大事ってことです。
といったところでこの記事では、
保育園などで給食調理マニュアルを作るときによく参考にされる、厚生労働省の出してる大量調理施設衛生管理マニュアルに基づいて、
学童クラブで必要な衛生管理の基礎を、製菓衛生士であり食品衛生責任者でもある私ジャムが書いていこうと思います。
- 学童クラブでの食品リスク
- 食のプログラムでの注意点
- おやつの扱いや提供について
- 食品衛生の一般的な知識