学童クラブでの学校支給のタブレット端末の扱い、アンケートを取りました

タブレット端末が学校から支給されてるけど、全国的に学童クラブではどう扱われてるの?

・学童クラブ職員として、他施設でどうしてるか知りたい

興味本位でも、この記事を見つけたあなたの知りたいことはこんな感じでしょうか?

GIGAスクールの一環としてタブレット支給が始まったのが2021年度。

そこで学童クラブとして降って湧いたのが、「学童クラブに学校の教科書と同列な感じで、当然のようにタブレット端末が持ち込まれた時の扱い」問題。

自治体や地域・学校によって学童クラブでも推奨したり、禁止したりとイチイチ扱いが違います。

だから対応に苦慮している学童クラブ施設や職員も多く、今も迷って試行錯誤しながらやってる状態です。

ジャム
こんにちは、経験20年の
東大出身 理系保育士ジャムです。

セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、

【学童クラブでの学校支給のタブレット端末の扱い】

👆今回はこれについて、あなたにお話していこうと思います。

タブレットにまつわり急に変化した状況下、学童クラブ業界で伸びつつある私のツイッターにて、タブレット端末の扱いアンケートを取ったところ・・・

●条件付きでも使わせている学童クラブは3割

●7割は学校、学童の方針・Wi-Fiなどハード的制約で使えない

という結果が出ました。

これを踏まえて学童でのタブレット事情に関してお話していこうと思います。

支援員の方は他施設含めた傾向や、使わせる場合の設定すべきルールが分かるでしょう。

保護者の方も学童クラブでの生の様子が知れ、気をつけるポイントが分かるように記事をまとめたので、一読していただけたらと思います。

学童クラブでのタブレット端末の扱い アンケートも

1.学童クラブのタブレット事情〜アンケート結果から

1-1.アンケート

学童クラブでのタブレットの扱いについて、アンケートによる標本調査をしました。

調査期間 

2022年10月10日〜16日

対象 

学童クラブ支援員、保護者

媒体

ジャム学童クラブ情報発信ツイッターアカウント(フォロワー7000程度)

標本数 

125

質問内容

【学童クラブで、学校支給タブレット端末の扱いアンケート】

学童クラブでタブレット端末はどういった扱いにしていますか?扱いのルールや困り事・疑問があれば、コメント欄へお願いします☆

選択肢

1 広く学びと捉えてゲームすらOK
2 学校で出る宿題のみOK
3 学校や学童の方針で使わせない
4 Wi-Fiなどハード面で使いたくても使えない

最終結果はこんな感じです👇

途中経過👇

タブレットを使ってOKな学童クラブは、禁止の学童クラブの約半数。

タブレット使用禁止の学童クラブというのは、

学校の宿題がタブレット端末で出たとしても学童クラブではやらせず、家でやるようにしているクラブです。

●学童クラブが禁止しているのか

●学校が「学童ではやらないよう」言っているか

●自治体からのお達しか

・・までは分かりませんが、宿題がタブレットで出たら家でやるという話。

保護者
宿題は本人が進んで
学童クラブで終わらせてほしい

という保護者の願いは叶わないことになります。

1-2.学校や自治体ごとに異なる考え方

タブレット端末の支給は2022年現在で、まだ2年目。

学校ごとに扱いは大きく異なり、授業で使う以外は先生が預かっていたり、まだ家への持ち帰りを禁じている学校もあるようです。

学校も試行錯誤の最中ということでしょう、本来タブレット端末は学びのツールとしての情報端末なので、家庭学習にも使って然るべき。

そのうち追いついてくるはずですが、ICTやパソコン苦手な先生も多い中での現状はそんなもの。

理想状態がCMや広報動画に使われてますが、全国一律に一定のレベルに達するにはまだかかると思います。

広報動画👇

持ち帰れないだけではない。「クラウドサービスは危険があるのでは」「子どもたちが自由に使ってトラブルに巻き込まれては困る」などと考え、制限がかかりすぎて何も使えない状態の自治体もあるという。(2021年)

子どもが休み時間にYouTubeやTikTokを見ていたという話を聞いた。教師が注意しようとしたところ、係活動やクラブ活動の参考になる動画を見ているということだったので、注意はやめたという。

「学校では何をどこまで使っていいことにするのか。休み時間には自由でもいいのか。悩みどころだ」という。

ニュース記事より

日本人は優柔不断ですが、人がやってれば真似するので急にルールが変わる可能性もないとは言えず。

自治体によっては学童でも推進し、公的な学童クラブにはWi-Fi設置100%とかもある一方、学校や自治体で「学童クラブではタブレットをやらないよう」と方針通達を出しているところもある。

OKの自治体が禁止方面へ行くこともないので、そのうち広がるでしょう。

しかし学童クラブ側の管理が追いつかない、日々の育成もままならないのに、余計な管理手間が増えて見きれない場合もあります。

我々が知らない
学校で禁止されてる事をしたり
他人の宿題を代わりにやったり
ゲームや画像検索でマップで
盛り上がって大荒れに

コメント欄より

追加として、私のやったアンケートでついたコメントから👇

選択肢の中に無いのでこちらで💦連絡帳の代わりにもなってるので、宿題の確認のみOKになってます。

WiFiはあるのですが、市の方針で使わないようにお達しがありました

Wi-Fiの環境設備は市の方で面倒見てくれて、今は児童館で利用できるように設定をパソコン持って帰ってきたときにしてます。

学年が大きいほど使う頻度は多い感じ。1年生はまだかな?

児童館で使う時のルールとか説明したり、保護者には承諾書ももらいました。

自治体レベルで学童クラブにWi-Fi整備して、使用推進している例 ➔埼玉戸田市

学童クラブでのタブレット使い方アイキャッチ画像
タブレットの記事のアイキャッチ画像

2.そもそもGIGAスクール構想とは

そもそもGIGAスクール構想とはコロナ関係なく2019年から構想があり、2021年から本格的に始まったもの。

子ども1人1台のパソコンやタブレットの端末と、高速大容量の通信ネットワークなどの学校ICT環境を整備・活用し、

個々に合わせかつ協働的な学びによって、教育の質を高めようとする構想です。

文部科学省

実はタブレット配布などは2022年現在、ほぼ終わってます。

👇実に97.6%の自治体が、令和4年に入る直前にはタブレット配布完了。

タブレットの記事のアイキャッチ画像

GIGAスクール構想の実現に向けたICT環境整備の進捗状況について (速報値)/文部科学省

かけられている費用について、子どもが気軽な感じでタブレット持ち込んでくる学童職員から見ると予想外に高額。

端末貸与 およそ10万円(保険料含)
・Surface Go 2(マイクロソフト社)
・学校外はLTE(月に20GB)
・キーボード付きタイプカバー
・タッチペン(学校用)

端末管理は「JECC」に業務委託、こちらで端末保険加入もされている。持ち歩きのケースや自宅用のタッチペンは別途、任意自費購入


【ソフト】およそ10万円

・協働学習:SKY MENU Class、ムーブノート
・個別学習:ドリルパーク
・学校と家庭をつなぐ:Google Workspace for Education
・フィルタリング:i-Filter

東京都中央区の議員さんのブログより引用

👆

学童支援員
えっ、
子どもが放り投げてるタブレット、
1台20万!?

って思いませんでした?(^^)

小中学校の1人1台タブレット端末の整備(7,366万円)
GIGAスクール構想の実現に向けた整備です。

1台の定価が87,800円で、このうち45,000円分が国の補助金活用となります。

残額は ※地方創生臨時交付金 を活用するとのことでした。
債務負担行為限度額が約12億円となっています。

全体の1/3を購入し、2/3はリースとするとの説明でした。

同、議員さんのブログより

こんなハイコストをかけて子どもが持ち歩いてるタブレット、学童クラブで使って良いとしている施設内の実態とは・・

👇次章へ

3.タブレット使用OKとしている学童の子どもの様子やルール

3-1.困った子どもの様子

学童クラブのタブレット受け入れ、積極的に「時代の流れだから受け入れよう!」なんて施設ばかりではありません。

自治体の働きかけでWi-Fiを整備され、半強制的にOKとせざるを得ない施設もあります。

または保護者の要求を受け入れたばかりに、大変な学童クラブもあります。

管理されて、子どもがイチイチ「今タブレット使ってもいいですか?」と聞いてきて、全児童がルールを一切破らず使う学童クラブは無いとは言いませんが、稀でしょう。

怒られる タブレットの記事のアイキャッチ画像

敢えてタブレットをやってる学童児の、悪い方面の様子を列挙してみると

●「学校でいいと言われた」と学童のルールに従わない

●置きっぱなしにしてどこかに行って戻ってこない

●ゲーム禁止でも隠れてやりだす

●ずっとタブレットを触っている

●床に画面を上に向けて置きっ放し

●困ったちゃんはわざとルールを破って気を引く

●端末をぞんざいに放り投げる

●「これくらいじゃ壊れないんだ!」と言って踏みつける

●保護カバーを勝手に外した上に乱暴な扱い

●ランドセルに無理やり詰め込む

●ランドセルの外側と本体の間に挟み込んで落とす

●他の子とふざけて取り合う

●人のタブレットを勝手に使う

●いつの間にかカメラを起動して動画・写真を撮る

●ランドセル内で水筒が漏れて水浸し

●タッチペンが無いというので探すと学童クラブのオモチャに紛れてる

タブレットをランドセルに挟む
ここに挟んではみ出してるところが色んな所にぶつかったり、落ちそうになってる子もいます

・・・あなたの知ってる学童はどうですか?

ネット環境には誘惑も多いですね。

フィルタリングなんかすり抜けて入れられるアプリ、遊べるものがたくさんあります。

上級生や場合によっては親から変な使い方を教えてもらうのが一人でもいれば、子どもの間で情報はすぐに回ります。

子ども
そのゲームどうやるの?
知ってる子
ここをこうして、
検索するとできるよ

ねずみ算的な拡散。

アプリどころか、真っ当な機能でも子どもはオモチャにします。

✔グーグルアースで家を探す

✔ひたすらランダムな文字を入力して、「オレ、何万字入力したぜ」

みたいにテキストツールですら遊びにしますよ。

予想外の行動は当たり前、録音ツールで家で録ってきた音を友達に聞かせるなんてお茶の子さいさい。

学童クラブでは本来、宿題は見ないもの。

「支援員は勉強を教えてはいけない」と、積極的に禁止事項とする施設すらあります。

【学童で宿題やってこない?】勉強見てくれない理由があります

けれどタブレットを持ち込まれたら管理的な負担は増える。

こんな状況になりかねないので、「学童ではタブレット禁止」とする施設があるのも仕方ないと言えます。

ちなみに、子どもが想像以上にタブレットを壊すので修理代がかさむというニュースも見つけました。

学習端末「よく机から落ちる」「こんなに壊れるとは」…自治体にのしかかる修理費

コメント欄にあった面白い発言は、

ノートPCやタブレットの堅牢性については、過酷な環境でも使える目安として米軍のMIL規格があり、GIGAスクールの仕様書で準拠を求めている自治体が多いようです。

学校で使われる高さ76cmの机からの落下などは想定しているものの、子どもの使い方はある意味で米軍よりも過酷な面があり、メーカーによっては教育現場向けに独自のテストを加えています。

上記ニュース記事より

投げて壊すとか、普通は故意破損に保険効きませんよね。

だけどこれが現実。

見きれない学童クラブにとっては、ゲーム機持ち込みを勝手にOKにされ、学童で壊れたら責任を追求される可能性とか、はっきり言って迷惑でしょう。

いろいろ 学童クラブのタブレットの記事のアイキャッチ画像

3-2.設定ルール

学童クラブにタブレットを持ち込ませた場合、無法地帯だと簡単にさっき書いたような状況になるためルールが必要です。

まあルールがあっても守れないと同じなので普段の関わりベースですが、よくあるルールを紹介しておきます。

タブレットに関する学童クラブで考えられるルール
  • 音は出さない
  • 音聞きたいならイヤホン使用
  • 充電はしない
  • 宿題だけ
  • 宿題以外では特定の学習アプリだけ許可
  • ネット検索は不可
  • 何見てるか分からないので、動画は宿題だとしても見ない
  • カメラは起動しない
  • ルール違反は預かる
  • 時間設定
  • やる場所の指定
  • 置き方、しまい方を教える
  • 人のタブレットをやらない

などなど

ルールはあっても子どもは拡大解釈するため、個別に「〜というアプリはダメ」としても意味がありません。

例えばプログラミングが学べるスクラッチというアプリがありますが、プログラミング言語を使って人が作ったゲームがたくさん公開されてます。

プログラミングするならいいけど、ゲームしかやらないので「スクラッチはダメ!」というルールを作った学童クラブ。

学童クラブでのタブレットの記事のアイキャッチ画像 スクラッチ
スクラッチ

でも子どもはそれ以外の遊び方をいくらでも見つけますよね。。

初めは守っていても、緩く守らない子が出てくると、子どもはそってへ引っ張られてきます。

ルールを設定したら、はじめのうちに定着するのが必須ですが、

普段の育成がままならず、普通の指示すら通らないところへタブレットを持ち込まれた場合、端末扱いの制御は不可能なので大変だろうと思います・・

タブレットの記事のアイキャッチ画像 タブレット使い方学童

子ども向けのルール
東京都大田区

👆こんな風に学校は子ども向けに出しているので、学童として追加で設定する感じ。

保護者の同意を得るのも一般的です。

時代の流れには逆らえないので、まだ禁止にしている学童クラブでも、いずれ許可せざるを得ない状況になると思います。

その時に、もしこの記事を見ていたら参考にして下さいね(^^)

4 .ジャム的な今後の見通しとまとめ

私の取ったタブレットに関するアンケートによると、2022年現在は学童クラブで子どもの端末の扱いに関して課題が多いため、「学童では使わせない」というクラブや自治体のほうが多いようです。

しかしタブレット端末は普通に考えて、慣れてしまえば使い勝手の良いツールです。

学校担任の立場ではプリント刷らなくてもデータ送信すれば一発、忘れた・無くしたなどの管理手間も激減。

宿題も授業の合間、休み時間に用意せずとも放課後にデータ送信すればおしまい。

未だに休む連絡を友だちに手紙を届けてもらう、いつの時代?形式の学校すらありますが、ICTの流れは逆行することはないでしょう。

タブレットで出る宿題が紙より増えてくれば、保護者から、

保護者
宿題を見てくれなくてもいいから、
学童でタブレット学習を
出来るようにしてほしい

至極当然な要望が多く出てくれば、学校も自治体も対応せざるを得ない。

ということは、学童クラブが独自で禁止できず、タブレット導入がオフセットになる時代がくる予想は自然でしょう。

2022年現在まだ2年目なので禁止学童が優位なのは仕方ないけれど、いつまでも禁止で見直さないと簡単に時代遅れになると思います。

こういった対応に公的な学童は遅く、民間学童は素早いのは世の中の傾向です。

タブレット学習に関してのお知らせ - 大津スポーツ学童

自治体の方針で禁止ならどうにもなりませんが、学童クラブとして独自に禁止にしている場合、特に公的学童(公設、民設ともにリンク)はホームページすらないクラブも多く時代に遅れがち。

頑張らないといけません。

・・その前に普段の育成の安定が必要だけど。。と言ったところで、

ジャム
ここまで読んでいただきき
ありがとうございました

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