保育メソッド・教育メソッドの基礎知識

学童クラブで働いていると、出身保育園や習い事、受けてきた〜メソッドによって子どもの差が明確です。

なぜこの子はこんななの?

とステレオタイプになる前に、世の中には色んな教育法や保育メソッドがあることを知っておけば

「この子はこんな背景で育ってきたのね」

と理解がすすみます。

ジャム
こんにちは、経験20年の
東大出身 理系保育士ジャムです。

(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)

世の中にある教育概念や保育メソッドは、学童クラブ支援員資格研修でも取り上げられないアングラ知識ですが、実は保育関係者として基礎知識に相当します。

幼児教育なんかに聡い保護者にとって常識的な内容ばかりなので、学童支援員としては知っておくべき事項だと思い記事にまとめました。

保護者の方にも比較判断材料となるように書いてみたので参考にして下さいね。

ここで取り上げているのは

学童期の子どもに直接関係するものとして

  • STEAM教育
  • 公文式
  • 石井式漢字学習
  • ヨコミネ式
  • ピグマリオン
  • ピラミーデ
  • シュタイナー教育

また学童クラブに来た子が、保育園で受けてきた可能性のあるものとして

  • フレーベル保育
  • モンテソーリ
  • さくらさくらんぼ保育
  • レッジョ・エミリア保育
  • ニキーチン
  • ドーマン法
  • SI遊び
  • 七田式

これらについて、概略と記事リンクを紹介しています。

学童クラブに関係ある保育メソッド 教育メソッド

1.STEAM教育

STEAM教育」は特定の塾かなんかのメソッドではなく、政府が言っている教育に関する概念や考え方です。

✔ Science(科学)
✔ Technology(技術)
✔ Engineering(ものづくり)
✔ Art(芸術)
✔ Mathematics(数学)

の5つの単語の頭文字からの名前で、科学的思考を身につけるための分野にとらわれない教育を指します。

主に学校で行われ、最近始まったギガスクール構想でタブレットを支給しているのもこの一環。

プログラミングや科学実験などを売りにしている民間学童クラブや塾が

うちはSTEAM教育をしてます

👆みたいにPRしてる場合も多いですが、プログラミングがSTEAM教育というわけでは決してありません。

タブレット学習は相性が良いけれど必須ではなく、低学年が主な学童クラブではネット環境関係ない遊びを通した学びの中に科学的思考が育つ要素をたくさん含んでいます。

支援員の知らない間にSTEAM教育的なアプローチをしているので、意識して取り組めば学校より効果的に学びの機会提供をできる可能性があります。

2.公文式メソッド

公文は学童クラブでもプリントを持ち込んでやってる子がたまにいるメジャーな習い事。

幼児から、実は中高生まで教材が用意されてます。

公文は細かいプリントをやる塾?と思ってる方は多いと思いますが、実際は塾というよりは自主学習の環境というのが正しいです。

始まりは公文公(とおる)が家で子どものために、紙に計算問題をたくさん作ったのが始まり、先生は地域の人が開業してやってるのですが、

勉強を教えるのではなく気づきを与え、子どもが自分でやり方を編み出する形式なので、一般的な塾より敷居が低い。

たまに公文プリントが多くて「代わりにやって〜」と言う子もいるけど、分量が負担になってると公文の意味がないかも。

【公文】を元東大の学童クラブ支援員が低学年までオススメする理由

単なる教育メソッドばかりでなく、公文の出してる教材やオモチャはたくさんあります。

3.石井式漢字学習

石井式漢字教育は教育法の一つと紹介される場合もありますが、カナより漢字を含む言葉に慣れることが主眼の「言葉の読み」に特化した取り組みのこと。

小学校教員だった石井勲氏が言い始めて教材も作られ、少なくとも40年以上は運営されています。

低学年は漢字が読めないだろう、とカナを振ったり漢字を書かないのですが、石井式はその逆。

積極的に読めなさそうな漢字も読ませていきますが、それは幼児ほど高い「見た目で覚える」を期待しているため。

書けなくても読めればOK」ということで段階的に漢字絵本など読ませるので、算数含めた全ての基礎たる文章理解・読解力が上がっていきます。

【石井式 漢字教育】学童クラブ職員は知っとけば役に立ちます

4.ヨコミネ式

ヨコミネ式」とは横峯氏が開発した保育メソッドで九州発祥、自ら学ぼうとする自立心を、競争や他の子のマネ、できた経験サイクルを通して身につける方式。

逆立ちした園児が集団で競争する様子など、たまにメディアで取り上げられるので有名です。

別に厳しく周りと比べて頑張らせるようなスパルタではなく、理論に基づいて行われています。

やる気を引き出す方法として

  • 競争して
  • 真似する
  • 少しだけ難しいことへ挑戦
  • できたを認めること

ただ時代に合わない部分が出やすい考え方が実践に含まれているため、指導員の能力や姿勢にばらつきが出やすく、

2021年にニュースになった学童クラブに来た初日に、自己紹介をみんなの前でてきない子を長時間立たせるみたいな不適切指導になる場合もあります。

ヨコミネ式の保育・学童

5.ピグマリオン・メソッド

ピグマリオンは幼児期から中学受験までの小学生を対象として行われる、プリント教材メインの英才教育。

段階的に個人のペースで学び、学力を上げて社会性も伸ばすことが目的で、教えられるのではなく自分で進んで学び取る力を育てるを目指しているメソッドです。

・教えないで学ばせる

・自分で楽しさを見つけて学ぶ

・叱らない

・「できる」にフォーカス

基本的にはパズルなんかも利用して

  1. 指先能力
  2. 空間能力
  3. 図形能力
  4. 数論理能力
  5. 言語能力

の順番で学び、社会性・人間性を育てていきます。

プリント教材中心とした家庭学習が基本なので保育園や学童クラブでも取り入れられやすく、導入施設も見かけます。

【ピグマリオン】学童にも役立つ英才教育系メソッドを1分解説

学童でもやれるピグマリオン メソッド

6.ピラミーデ(ピラミッド・メソッド)

「ピラミーデ」とは保育理念や方法の1つ、30年くらい前にオランダで生まれて日本に来た「ピラミッドメソッド」の呼称が変わったもの。

集団保育が主体の日本と相性がよく、名前を使ってなくても要素としては多くの保育施設で取り入れられています。

そしてだいたいの公的学童クラブの育成には、ピラミーデの内容を要素として含みます。

4つの基礎的な考え方(基礎石)をベースにプレイ、プロジェクト、チュータープログラムとピラミッドを積むような概念として整理されている保育メソッドです。

対象は保育園までですが、学童保育でも基本的な考え方は取り入れられると思います。

7.シュタイナー教育

シュタイナー教育とはドイツ発祥の教育法で、日本でも少ないながら実践している小学校があります。

シュタイナーは教育を「自由な自己決定」できる人間になるための出産補助であるとして「教育芸術」と呼び、哲学的な概念も入っているもの。

勉強など数値化できる認知能力から非認知能力まで含めた教育が、今の日本の一般教育と少し違う方法で行われます。

教え方は一般的な日本の教育と相容れない訳ではないけれど、やり方が独特です。

シュタイナー教育の独自性

●保育は縦割り、小学生以降は一貫教育
●オイリュトミーとフォルメン
●エポック授業
●デジタル機器は使わない方針
●その他理念から出てくる取り組み

担任がずっと変わらないとか、算数を数週間毎日やってその後は数ヶ月やらないとか、芸術メインなど、普通の学校とはだいぶ違います。

【シュタイナー教育】学童支援員が知っておくべき教育の一形態

シュタイナー教育 教育メソッド

8.フレーベル保育

フレーベルは世界で初めて幼稚園を作った人で、遊びを通した学びの重要性を言い出した人でもあります。

保育の源泉とも言え、その理念は大きく分けて3つ(と私は捉えています)あります。

フレーベルの理念

✔ 自然体験を重視し、外でたくさん遊ぶことで子どもが育つ

✔ 感覚と感性を歌遊びでも育てる

✔ 幾何学的な積み木「恩物」を使った遊びでも育てる

フレーベルでよく言われるのが恩物、早い話が積み木から始まる遊びのこと。

また歌あそびや、「自然の中で疲れるまで遊ぶ子は幸せに育つ」と言った考え方に基づいた保育は、日本の幼児教育・保育にも影響しています。

9.モンテソーリ教育

モンテッソーリ教育とは「自分を育てる力」を発揮させるための保育メソッドで、幼児期までの環境を整備していく方式、以下4つの特徴があります。

  • 敏感期の環境整備をする
  • 意図を持った教具を使う
  • 自由な個別活動を大切にする
  • 縦割りで行う

実はほとんどの学童クラブでは知らない間に目的や育成環境がモンテソーリ方式になっているので、何も特別なことはありません。

基本的には就学前の考え方なので、学童クラブで「モンテソーリ導入」と言っている施設は保育園からの持ち上がりで子どもを受け入れている施設だと思います。

教具と言っても、普段目にするおもちゃにも多くて含まれていますよ。

モンテソーリとは?

学童クラブにも関係有りのモンテソーリ

10.さくらさくらんぼ保育(斎藤公子メソッド)

さくら さくらんぼ保育」とは斎藤公子メソッドとも言われる昔ながらの保育ですが、聞いたことはありますか?

ITデジタル、幼児教育が盛んな現在でも自然体験、泥んこ、裸足、2歳からのおむつ外し、幼児期に文字は教えないなど主義を持った保育を行うもの。

「さくらんぼ」と名前のつく保育園が全てさくらさくらんぼ保育を実践しているわけじゃないけれど、業界では斎藤公子メソッドは有名なので創設時には意識していた可能性は高いです。

全面発達」という理念に基づいて、自然体験や十分な運動、食べることを通した学びとともに、早期の幼児教育をしないなどから昔ながらの保育と言われます。

リズム遊びや斎藤公子先生が考え出した運動遊び、描画活動なども有名で、考え方に賛同して取り入れている園は全国にたくさんあります。

幼児英才教育の流れには乗らず、「さくら さくらんぼ保育」は、十分に外で遊んで食べて寝るが基本の昔ながらの保育、能力開発は狙っていません。

11.レッジョ・エミリア保育

レッジョ・エミリア教育」とはイタリア発祥の教育法で、学童クラブの育成にも参考にできるもの。

最近話題の保育ドキュメンテーションの元と言えば分かりやすいでしょうか。

3つの理念

●社会性
4名~5名のグループで活動を展開

●時間
時間割、タイムスケジュール無し
一年間同じテーマを深堀り

●子どもの権利
主体的な活動を子どもの権利として尊重

特徴的なのはプロジェクト活動

虫、自然などテーマありきで、それ沿って一年間やある程度の期間に、発達の領域を網羅していく感じ。

虫に興味を持った子どもが園庭になんの虫がどこにいるか、その虫が好きな植物を調べて、野菜なら植えてみるなどの進め方は参考にできそうです。

12.ニキーチン

ニキーチン、名前は聞くと思いますが保育メソッドとしての内容はあまり知られていません。

元が家で七人の子を育てたことに由来する家庭での幼児教育の方法、

逆を言えば家庭で親がやれる程度の取り組みをまとめただけなので、目的や理念などは保育関係者なら理解できる普通のこと。

特筆すべき点が、有名なニキーチン積み木以外にあまりないからです。

とは言っても内容や考え方を知れば知識になるし、学びにもなるので知っておいて損はありません。

ニキーチンの基本

●好奇心を大切にする
●常に限界まで能力を出し切る
●自由にさせて親は教えずヒントを出す
●見守りの姿勢で自ら挑戦させる
●子どもの気持ちによりそう

ニキーチン

13.ドーマン法(ドーマン・メソッド)

ドーマンメソッドとは元々障害を抱えた子の機能回復でアメリカのグレン・ドーマンが19世紀半ばから行っていた手法が広がったもの。

「脳に色んな刺激を与えた」結果、機能回復に有効だったので一般的な育児に転用する形で世に出ました。

ドットカードなど知育遊び系は、他の幼児教育に取り入れられています。

一方運動系については、脳科学の古い理論に基づいていて今の脳科学者や医師会などに否定されてるものをベースにした方法が広がっている感じです。

ただ、ドーマン・メソッドは作った団体自体がが否定しており、民間療法的に行われているものなので、学童クラブ支援員としては存在だけ知っておけばOKな手法です。

ドーマンメソッドとは?

14.SI遊び

「SI遊び」とは幼児教育・保育現場でやられる遊び活動の1つ、ギルフォードの知能構造理論を元に、幼児期の知能の各領域を伸ばすことを狙って作られた遊び教材を使って行うものです。

SIとは知能構造論(Structure  of Intellect)の頭文字を取っています。

導入している保育施設は多くないですが、度々耳にするかもしれません。

知能因子は120種類(4×5×6)の組み合わせがあり,3次元的なモデルが構成されます。

SI遊びのギルフォード知能構造理論

理論の広がりによって「内容」の要素などが細分化して6種類になったり増えることもありますが、概要はこんな感じ。

「図形の単位を記憶する」要素を含んだパズルゲームみたいな教材を遊び感覚でやっていきます

15.七田式

読み方は「しちだ式」、右脳研究の七田眞氏が1960年ころから40年以上研究し続けて開発し、現在進行形で世界中で100万人が学んでいると言われています。

中身は胎教からシニアまで全ての人をターゲットにしている、右脳開発によって色んな能力を伸ばすメソッドです。

幼児期にはフラッシュカードやドットカードも使いますが、右脳を刺激するあらゆることを行い学力に繋がるものだけでなく、生きていく素地を作る。

小学生期には学力にまつわるものも入るけれど、社会的な基礎や考える力、情報処理、直感力、などを育てる。

そういったものが中高生〜大人、シニアまでプログラムがある能力開発。

右脳や左脳の言葉自体はスラング的ですが、能力開発という点では優れていると思います。

ジャム
ここまで読んでいただき
ありがとうございました

よければコメントいただけると
嬉しいです👇️

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学童クラブ職員の悩みはだいたい

● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり

👆これらを解決するには転職かスキルアップ。

転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。

【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK

スキルアップに関しては、

子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・

個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。

でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。

人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要

というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。

・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?

根本的に足りないもの

➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。

どうすればいいのか?

➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。

あなた
えっ?マーケティング??

と思いましたか?(^^)

分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために

✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?

👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。

これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。

つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、

保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。

保育園

保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。

(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)

特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。

良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、

あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、

それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。

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