1.ドッヂボールの基本ルール
ドッジボールは、子供の顔くらいの大きさのボールを使い、相手の頭部以外の身体にボールを当てるスポーツまたはゲーム。
多くは2つのチームに分かれて大人数で行う。漢字では避球と表記する。
主に小学校などで多く行われている。日本ドッジボール協会が設立されるまでは、スポーツというよりも、遊びの一つとして存在していた。
ウィキペディアより引用
まず相手コートと味方コートが分かれています。
また外野のある・なしのバリエーションでドッジボールルールが大きく違います。
外野ありのドッヂボールは、小学校の授業でよくやっていると思います。
一方で外野がないドッジボールを知らない方、学童クラブなんかだとこっちがメジャー
この記事では外野のないドッジボールを基本としてお話していきます。
小学校でも外野なしのいろんなドッジボールを授業でやれば、楽しくやれる子も増えるだろうに、個人的にはもったいないなと思ってます。
2.ドッジボールのアウトセーフ判定
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学童クラブや児童館で主に採用されているドッジボールのアウト判定ルールをいくつか挙げてみます。
施設や地域によって違うけれど、最低限👇の判定ルールだけ押さえておけば、大きなトラブルにもならず、試合も止まらずに子どもが遊べます。
●通常はノーバウンドで当たった時だけアウトが一般的
●体や服の一部に当たったり、かすったりしてもアウト
●地面(床)と同時にキャッチしてもアウト
●味方が当たっても、弾かれたボールが床や壁に触れる前に他の味方がキャッチしたらセーフ
※室内で天井が低い場所は、「天井も壁と同じ」など決めておく。
●二人同時に当たったらダブルアウト、または先に当たった一人目だけアウト(取り決めによる)
また参加者によって採用の可能性のあるルールは👇
●顔面はアウトだけど、当てた人がセーフとして見逃していい
●バウンドボールや転がってきたボールに当たってもアウト
全てアウトルールでは、一年生が投げたちょっとしか飛ばないボールを、高学年が取り損なってアウトになったりして面白い。
一種のハンデになり、プレーが慎重になりますよ。
3.ドッジボールで当てられた人の復活判定
基本的に学童クラブとかでやるドッジボールは、一度アウトになっても、何もしなくても復活してまたプレーできます。
当たりっぱなしじゃ、つまらないからね。
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ドッジボールでボールが当たったりして、アウトになった人は決まった場所で待ちます。
だいたいセンターラインの外に、真ん中から当たった順に座っていきます👇️
(この記事では外野のないバージョンが基本です)
① 味方がノーバウンドで相手の投げたボールをキャッチしたら、待っている順に復活できる
② 一定時間で復活できる
③ 当たった人が何人か溜まったら、順に復活していく
④ 味方が相手チームの誰か当てたら、順に復活できる
⑤ 遠くの壁をタッチしたり、少し遠くに設置してあるコーンを回ってきたら復活できる
⑥ 腕立て伏せ10回など、自力条件クリアで復活
低学年だと勝ち負けこだわらずに延々とやってますが、高学年となってくると、勝つ楽しさも求めてきます。
だから無限に当ててもすぐに復活してくる⑤や⑥のルールは、3年以上~高学年向きじゃありません。
- 低学年向けにやるか
- 最後の3分など、アウトでの待ち時間が惜しい
みたいなときしかやりません。
①~④を全て採用すると、当たってもすぐに復活できるので待ち時間がかなり少なくなります。
多少休憩をしてほしいときなど、オーソドックスなのは①のルール(スーパードッヂのルール)
だけどそれだと、キャッチできない子が残ると「早く当たれ」みたいになっちゃう。(全滅したら仕切り直しになるから)
アウトになった人がいつまでも復活できない場合は、復活ルールをふやすなどバランスを見て設定しましょう。
4.外野のあるドッヂボール
外野のあるドッジボールは、学童クラブや児童館での日常遊びではほとんどやリませんでした。
小学校でやるドッジボールは力の差がはっきりしたり、外野から復活不能、楽しめない子がどうしても出てくるからです。
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外野のある場合は少しルールが変わります。
遊びというよりは試合向けなルールで、公式ルールと似ています。
●二チームに別れ、プレー開始に外野が何人か出る。(元外野)
●アウトになったら外野に行く。
●外野の人は誰かを当てたら内野に戻れる。
●元外野は一度だけいつでも内野に入れる
●内野が全滅したら終了
5.その他ドッジボールの雑多な追加ルール
ドッジボールで使うボールの数
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人数が多くて、たまにしかボールに触れない子が出てくるときに2個ボールでやるのもあり。
ただし、ボールは広さによるけど2個が限界です。
審判の判定が追い付かないことと、なにより怪我のリスクが高くなるためです。
ランダムに動くので危険度が増しますが、いろんな子にボールが行くメリットはあります。
ボールを連続で投げる制限
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同じ子が連続で投げることを禁止するルールも、いろんな子にボールが行くようにする工夫の一つ。
できれば人を気遣うのを教えるためにも、ローカルルール化してしまいましょう。
二機でやるドッジボール
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二機ってのは、二回まで当たっていいルールです。
一年生は2機、それも連続で当たっても大丈夫など、ハンデをつけるときにも有効です。
子どもたちだけでタスケやドッジボールっぽい遊びをしてると、自然に導入してやってる時もあります。
五機とかにして、「俺あと3機、君はあと何機?」みたいに何回当たったか分からなくなったりしてるけど、楽しそうですよ。
ちなみに一機・二機って、シューティングゲームの機体が飛行機だったから、残ってる機体を残機って言うところから来てます(多分)。
飛行機でやるシューティングゲームなんか、やったこともないような子どもに定着してる不思議。
ハンデ
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●ボールを二つ用意し片方を女の子だけの専用、女の子ボールを用意してもいいでしょう。(もう片方は誰でも投げられる)
●強い子は左投げ。
●利き手で投げて下の学年の子に当たってもセーフ
●低学年は広めにコートを使える
色んなバリエーションが考えられます。
コートの形
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通常は長方形ですが、楕円だと面白いですよ。
ボールが出たときは取りに行けるけど、避けるだけなら楕円コート外野のあるドッジボールのコートをいろんな形にしてもいいですね。
6.ドッジボールでよくあるトラブルや反則
線出(せんで)
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ボールを持った人が線から出た(相手コート地面に足がついた)ら、相手チームのボールになります。
出た状態で相手を当てても無効。
だから走り込んでボールを投げたあとに、線を出てしまっても線出になります。
避けるときにも線は出ないけど、味方に当たって弾かれたボールを、地面につく前に別の味方がキャッチした時に線を出たらセーフだけど相手ボール。
たまに線を出たらアウトって勘違いする子がいてもめるけど、線出だけじゃアウトじゃないありません。
説明してあげるにゃ
顔面にボールが当たる
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顔面ボールはセーフにしているところも多くあります。
子ども同士の気遣いや普段の関係で、泣いてしまったら"今のはセーフでいいよ"なんてやり取りもありますね。
アウトにしているところは始めから周知しておくこと、いざ顔面に当たった場合に「アウトに変わりはないけど一言謝っておこう」と指導することは多いです。
どうするかは先に決めておきましょう。
アウトボール
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当たった人が待っているエリアは、だいたいコートの端なので、ボールがよく転がってきます。
アウトボールとはアウトで復活を待っている人が、転がってきたボールに故意に触ったら相手ボールになるルールです。
わざとではなく、ぶつかっただけなら何もなしですが、なるべく避ける努力をします。
またプレー中にアウトになった人が、アウトゾーンに行く前にボールをさわって味方に渡すのもアウトボール。
けっこう厳しいですよ。
じゃんけんで決めるとき
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ドッジボールのプレーはなるべく止めたくないので、細かい揉め事をすぐに解決するのはじゃんけんが最適。
子ども同士で一瞬で譲れることもあるけど、少ないからね。
じゃんけんで決めるとき👇
- ジャッジがつかないとき
- 二人以上の味方が同時にボールを取ったとき
- 試合開始のボールじゃんけん
7.学童クラブなどドッヂボール参加者による留意点
ドッヂボールチーム分け
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チームの分け方はけっこう大切です。
始めからチームの力の差があると、始まったばかりなのに不満が溜まる。
その不満から無用なトラブルや味方のミスへの野次や相手への挑発などが起きやすく、楽しいはずのプレーも楽しくなくなります。
チームの分け方の方法はいくつかありますが、うまく分けるにはコツがあります。
最善
一番いいのが同じくらいの強さだと思う子と二人組でじゃんけん
次点
次点では集団でリーダー格のドッヂボールも強い二人でじゃんけんをして、順に仲間を選んでいく方式
こっちはリーダー格がちゃんとしてる子ならOK。
強いけど自己肯定感が低くて人をバカにしちゃう子は、
いらない
👆みたいなことを平気で言っちゃうからやらせちゃダメ。
じゃんけんで決める場合、下の学年の子にも強い子は混じっているので、
同じ学年同士でじゃんけんよりも、"自分で同じ位だと思う子とじゃんけん"がいいでしょう。
グーパーじゃなくてじゃんけん。
グーパーだと誰かと同じチームになりたくて、仲良しでグーを出そうと仕組む子が出てきます。
学童クラブでは指導員が振り分けてしまうのも方法の一つです。
プレーの途中では、特に児童館などは出入りが自由にしているところが多い。
新しく途中で入ってきたり抜けたりしてやっているうちに差が出てきます。
後から来た子を見て強い子を弱い方のチームに入れたり、普通の子は少なくなったチームに入れたり振り分けていきます。
「少ない方に入って」など言えば自分で入ってくれるので、ジャッジをしながらでも手間になりません。
参加者を見て自分達で決めたり、リーダーシップをとれる子がいたらその子に任せてみるなど、やりやすい方法をその場で考えていきます。
それでもチームのバランスがうまく行かないなら一旦リセットして決め直します。
もちろん日頃の関わりから、子ども達だけで納得できるように決められる集団を作っていくことは、
学童クラブなど決まった子が来るような場所での目標となります。
7-2.遊びを通した子どもへの支援
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未熟な集団や、課題のある子が参加している場合はよくマークしましょう。
当てられた瞬間に悪口を言ったり、腹いせとばかりに「あいつをを当てろ」などしつこく言うようなこともよくあります。
そういった子は行動がエスカレートしていくので初動を抑えましょうね。
できれば一言目から注意、二三回繰り返したらよく話してから続けるか、しばらく出してしまってもいいでしょう。
大人として、子どもに体を動かして発散してもらうことも必要ですが、遊びを通しての教育や時には指導も必要です。
ペナルティになることを繰り返す子は、回りの子からもよく思われず、
あいつはああいうやつだから、関わらないようにしよう
など悪い方向に行ってしまうこともあるので、そうれを防ぐ意味でも、適切な介入は必要になります。
8.ドッジボールのアレンジルールのバリエーション
何度かお話していますが、全て「外野なし」のルールです
8-1.スーパードッヂ
復活のルールが「味方がノーバウンドでキャッチしたら復活」、のみのシンプルなルールです。
キャッチできない子が残ると復活できないけど、そんな子は避けるばっかりで相手もつまらない。
だからわざと取りやすい山なりの弱い「チャンスボール」を投げてわざと取らせる。
チャンスボールを投げた方は、お返しのチャンスボールを要求したりして、社交辞令かよって思うけどそれも子ども社会のコミュニケーションですね。
8-2.アメリカンドッヂ
当たった人が相手チームに移動していきます。
強い子が移動すると、一気にバランスが崩れて片方が全滅になる。
だけどどんどん移動していくので"味方って概念が薄い"、ドッジボールというよりは、レクレーションみたいな感じになります。
8-3.王様ドッヂボール
王様を一人決め、その人が当たったらチームが負けになるっていうルール。
✔王様を分かるようにするルール
✔王様が誰か分からないルール
二種類があります
また王様以外にも役職があるルールもあります。
- 王様→当たったらチームが負け
- 爆弾→爆弾の人を当てたらアウト
- 馬→少し前まで行って投げられる
王様が爆弾を当ててもおしまいです。
復活はスーパードッジ(6-1)のルールがいいでしょう。
爆弾がばれるとわざと当たりに行くので、一度当たったら役職を解かれるルールを採用していました。
その他にも、影武者と王様が1人ずついて、二人ともアウト状態にならないと終わらないルールなど、いろいろ考えられますね。
オリジナルの面白い役職を考えたら教えてください。
8-4.パワーマン(エネルギーマン)ドッヂボール
パワーマンを当てたら味方が復活できるルールですが、いくつか制約があります。👇️
●パワーマンにノーバウンドで取られたら、投げた人がアウト
●パワーマンは最後の1人になるまで無敵
●パワーマンが最後の1人の時に当てられるか、相手のパワーマンに投げたボールをノーバウンドで取られたらアウトで全滅
これも復活のルールは、ノーバウンドキャッチで復活のルールがお勧め。
パワーマンは一番強い子が任命されますが、試合途中ではあまり狙われずにボールが他の子へ行きやすい。
また強いパワーマンが最後に狙われてキャッチすると、相手がアウト+味方復活で展開が面白くなります。
8-5.点数ドッヂボール
背番号のついたゼッケンを着てプレーします。
当たった人のゼッケンの数字が点数になります。
ゼッケンがない場合はノーバウンドで当てたら三点、バウンドで当てたら一点など、点数によって勝ち負けを決めるドッジボールです。
点数を数える審判必須で、プレイをしたくないけど見ていたい子にやってもらうのも手です。
一桁の数字が背番号じゃないときつい(笑)
アウトになった子もコート外にいかず続行することになるので、待ち時間はなくなります。
休憩時間もないので、時間を区切って行うか、100点取ったチームが勝ちなど、終わりを明確にするのが必要なルールです。
8-6.チャンピオンドッヂボール
コートの片方はチャンピオンコートとして、一人か二人配置します。
残りの子はもう片方に全員集めます。
✔ たくさんいる側の子がチャンピオン側の子を当てたら、当てた子と交代。
✔ チャンピオンに当てられたら一定時間アウトゾーン。
強い子がチャンピオンになるとなかなか交代できないので、バウンドボールでもアウトのルールがお勧め。
また強い子が一般ゾーンにいると、他の人が取ったボールでもパスを要求しがち。それですぐにチャンピオンになっちゃう。
だから様子を見て、「ボールは取った人が投げる」ルールや声かけもくらいは必要です。
児童館などでメンバーが固定しない環境で、全体の人数が少ないときに人が集まるまで、一人をチャンピオンにしてやることが多かったです。
8-7.四面ドッヂボール
四面ドッジボールは特殊なルールで、20人など全体の人数が多いときにやれます。
子どもが集まって自分達でやるドッジボールというよりは、大人が完全に仕切ってやるレクレーション的なドッジボールです。
コートを縦横に四分割し、人数も四分割してそれぞれのコートに入ります。
チーム分けは力の差がないように配慮します。
復活は無しが基本ですが、スーパードッジのルールで復活ありとしてもいいでしょう。
各コートで最後の一人を当てたチームが、全滅したチームのコートを自分の陣地として獲得し、それ以降は広いコートでプレーができます。
斜めのコートを全滅させてもよく分からなくなるので、斜めのコートへの攻撃は禁止です。
どこかのチームだけになったら終了です。
アウトになったあと待ち時間が長いので、やっても二回くらいかなと思います。
8-8.宝物ドッヂボール
各コートの後ろに配置した宝物にボールを当てられ、倒されたらおしまいのルール。
コーンや段ボール箱、ペットボトルなどを使います。
何個か配置して、一つ倒されたらそれまでアウトになっていた子が復活できるルールも面白かったですよ。
段ボールを縦に二段に積んで、崩れても倒れてなければセーフとか、いろいろ考えられます。
8-9.ペアドッヂボール(相棒ドッヂボール)
チーム内で相棒を決めておき、相棒が当たったら自分がアウトになります。
ある程度の人数が必要なのと、偶数人数(できれば4の倍数)が必要になります。
どうしてもなら、大人が入って調整しましょう。
自分だけでなく回りにも気を配るようなプレーができるようになりますよ。
ペア決めは仲良しでやるのがコツ。
無理に組まされた相手が当たると「なんで当たるんだよー」みたいにトラブルの種が潜んでいるから。
メンバーを見てやれそうならやる、程度のドッジボールのアレンジルールです。
8-10.ジャンボドッジ
大きいボールでやるドッジボールです。
そのままでも楽しいのですが、投げるときは二人で、などの縛りがあるといつもと違う楽しさがあります。
バランスボールは重量があるので、軽い低学年は吹っ飛んで後頭部を打つ可能性があるのでご注意。
あんまり飛ばないけど巨大ビーチボールが、当たっても反動で吹っ飛ばないので、ちょうどいいですよ👇️
8-11.ハンデドッヂボール
秀逸なドッジボールルール。
強いチームのコートが狭くなり、自然にチーム差が埋まっていきます。
審判(センターライン係)が1人要ります。
復活ルールは2-1スーパードッジのルールがいいでしょう
●相手チームを当てると、センターラインが少し動いてコート狭くなります。
●復活してもコートの広さは戻りません。
相手との人数差が大きくなるほど、狭いコートで戦うことになります。
残り1人まで相手を当てたらコートが半分くらい、になるようにするとよいでしょう。
一応攻略法があって、ずっとやってると気づく子もいます。
最後の1人になるまで当てられてから、キャッチして味方を全て復活させたら、人数最大で相手はコートが半分になる戦略。
そううまくいくかどうか。。
8-12.ドーナツドッジ
外野のあるドッジボールの変形バージョンです。
●中央と外が外野で、身の部分が内野です。
●外野の人は中の人を当てたら中に入れます
つまりチャンピオンドッジボールに続き、永遠に続くドッジボールパート2です。
8-13.島ドッジ
外野はありませんが、島のように陣地の中に相手チームの子が入れるゾーンがあります。
島の中の子は固定で、当てられることがなく無敵です。
その代わりに当てても、本人に特典はありません(チームに貢献できるだけ)
室内ならフラフープを固定して(勝手に動かせないようにするため)陣地を作ったり、外なら線を引いて島を作ろう!
8-14.ダブルドッヂボール
ボールが二つのルール。バリエーションがあり
●二つのボールを同時に触ったらアウト(最後の1人になったらok)
●ボールを持った状態でボールを弾いてもアウト(ボールを直前で手放して空中でボールをぶつける形ならok)
●ボールを持って、飛んできたボールを防いでもいいルール
これを採用する場合は、いつまでも持ち続けるのを防ぐ追加のルールか必要になります。
例えば一度でも防いだら必ず投げないといけないなど
9.ドッヂボールの公式ルール紹介
公式ルールは内野と外野のあるルール。
途中で相手の内野を全滅させるか、時間(五分)終了時に内野が多い方の勝ち。
9-1.公式ルールチーム・試合開始
- 1チームは12名以上20名以内です。試合は12名対12名で行います。
- 元外野は1~11名。相手の内野を当てれば内野に戻れる
試合はジャンプボールで始まります。ジャンパーへの内野からの第1投の攻撃は禁止。
いっぱい決まってます。
9-2.攻撃とアウト・セーフ、選手の動き
●相手の投げたボールにノーバウンドで当たったらアウト。
●一度に2人以上あたった場合は、最初の1人がアウト。
●頭部(首より上)にボールが当たった場合はセーフです(ヘッドアタック)
●1度味方に当たったボールを、ノーバウンドで取った場合はセーフ。
ボールデッド
公式ルールでは外野の範囲が決まっています(上の図を参照)
小学校でやるドッジボールとは違い、後ろ側が無限に外野って訳じゃない。
外野より外の範囲外に出た場合にボールがどうなるかが決まっています。
出る前に最後にさわった人が👇️
内野 | 相手の内野のボール |
外野 | 自分の外野の外に出たら、自分のボール |
相手の外野の外に出たら、相手の内野ボール |
外に出た後は外野の中に入って、ボールを頭の上に上げてからプレーを再開(スローインみたい感じ)(外野の外から助走をつけて投げるのは×)
外野の人が相手を当てても、内野復帰できない場合があります👇️
外野の選手が相手のアウトにしても・・・
✔外野の中でボールにさわった
✔すぐに自分の内野に帰らなかった
この場合は復活権利を失います。
9-3.公式ルールのファール
ファールをしたら相手の内野ボールになります。(位置によっては外野ボール)
①オーバーライン
ボールを投げるとき、二歩目含めてラインを踏んだら相手ボールです。
②ホールディング
相手のコートのボールに触る(空中はOK)
③5秒ルール
ボールを取ってから5秒以内に投げないときはファール。
④タッチ・ザ・ボディー
試合中、わざと相手の選手にふれてはいけません。
⑤ダブルパス
味方の内野同士・外野同士のパス。
⑥ヘッドアタック
相手の頭や顔を当てたとき。
⑦ファイブパス
パスは4回まで、5回目には攻撃する
⑧アウトプレイ
相手のコートや外野に完全に体が出てしまった場合
(避けようとして出てしまった時はok)
⑨イリーガルキャッチ
来たボールをはじいて勢いを殺して自分が取ること。
⑩イリーガルスロー
来たボールを弾いたり転がしたりして自分とは違う人が取ること。パスカットにも適用される
⑪ダブルタッチ
アウトになった人がボールに再び触れること
アウトになり直後に跳ねたボールをさわってしまった場合は、すぐに床に置けばセーフ
公式のルールブック(公式試合の審判が読むような本です)はドッジボール協会の会員になるか、直接問い合わせないと基本的には手に入りません。
メルカリとかにたまに出てることもありますが。
ルールから戦略までは、この本にだいたい載っています👇️
10.ドッジボールのボール比較
ドッジボールをするにはボールが必要です。
ボールにもいろいろあるので、使用感や適した年齢などを考えて、選んでいく必要があります。
このサイトでは特に公式ドッジボールについて書いているわけではないので、学童クラブなどで日常的に使えるボールを比較紹介しています。
ボールはあまり遠く転がってしまうと不具合がある場合もあるため、そういった時は空気を抜いて転がりを抑えたらいいですよ。
10-0.ボールの規格(号数)
号 | 直径 | 重さ | 対象 |
3号 | 21㎝ | 370~390g | 高学年 |
2号 | 20㎝ | 300~320g | 学校 教材 |
1号 | 18㎝ | 230~250g | 低学年 |
0号 | 16㎝ | 200~220g | 幼児 |
10-1.ミカサドッジボール検定球3号
値段 | 4000円 |
使いやすさ | 高学年向け |
公式のドッジボール大会でも使われるボールです。
投げやすい、取りやすい、大会でも使っているだけあって使用感は抜群です。
ただし主には高学年用なので低学年には向かない面があります。
ソフトタイプより固いのは仕方のないところで、値段もほかと比べると高めですが、しっかりしている作りなので買い換える頻度は少ないでしょう。
[Mikasa]ミカサドッジボール 検定球 3号球(MGJDB) | ||||
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10-2.ミカサ キッズドッヂボール ソフト軽量タイプEVA
値段 | 2000円 |
使いやすさ | 学童クラブでは至適 |
素材は柔らかめの、表面はウレタンマットのフワフワした感じです。
全体的には固めですが、ほかのボールよりは少しだけクッション性があります。
バウンドも子どもの背の高さの2倍くらいまでは簡単に弾みます。
ただ汚れがつきやすいので室内なら問題はなく、その点だけ気にしなければ外でも使えます。
ッジボール ミカサ キッズドッジボール2号 EVA 軽量約160g 青/黄 SD20-YBL | ||||
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10-3.モルテンドッヂボール用ボール
値段 | 1500円 |
使いやすさ | 小学校ではオーソドックス |
粒々が滑り止めになっているため、飛んできたボールを取りやすいです。
重さもちょうどよく弾み加減は子どもの背の高さくらい、汚れも目立たないため学校では校庭遊びなどオーソドックスに昔から使われています。
反面空気を詰めてもつめなくてももとの素材が固いのがネックで、突き指もよくします。
顔に当たると痛いのも難点。
学校では相変わらず何十年も使われてるんですが、他にいくらでも出てるので、いい加減変えてもいい気がします。(個人的な意見です)
空気を抜けばかさばりません。
ライトドッジボール 小学校低学年向 モルテン | ||||
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10-4.モルテン ソフトスポンジボール
値段 | 2000円 |
使いやすさ | 天井の低い室内が○ |
少し重いのが難点で、高学年くらいの力がないとあまり飛ばず、バウンドもあまりしません。
安定感あるため、飛んでいく方向は定まりやすく、高く上がることもありません。
薄い皮で覆われていてそれなりに丈夫ですが、靴などで毎日のように蹴ると破け、スポンジが剥き出しになります。
テープで補修したくなるけど、速く飛んでくるボールにテープの切れ端など、少しでも引っ掛かりがあるとすぐ切り傷になるのでやめましょう。
モルテン molten ドッジボール ソフトスポンジボール | ||||
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10-5.しわくちゃボール、キャンディボール
値段 | 高くても1000円、100均にも |
使いやすさ | 幼児や狭いところで |
幼児用のよく使われているボール。
キャンディボールはつやつやしていてよく弾みます。ポンポンしていて、幼児でも当たっても痛くありません。
しわくちゃボールは潰してもすぐに戻る柔らかさ。
どちらも軽いのであまり遠くには飛ばないので、本気でやりたい大きめの子には物足りないかもしれません。
しわくちゃボール キッズ 幼児 ボール ドッジボール | ||||
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カラーボール キャンディボール 8号 6個入 問屋 おもちゃ幼稚園 祭り 景品 子供会 縁日 | ||||
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10-6.バランスボール
値段 | 1500円 |
使いどころ | ジャンボドッジボール |
バランスボール投げてもいいの?と思うかもしれませんが、まあ単なるボールです。
ジャンボドッジ(8章)に使え、75センチでも体全体でやれば意外にキャッチできます。
重量感があり受ける衝撃で後ろに飛ばされる危険もあるため、特に力のない一年生はやめた方がいいかもしれません。
バランスボール 55cm 65cm 75cm フットポンプ付き | ||||
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10-7.番外編 ドッジビー
値段 | 通常1500円 |
大7000円 |
ドッジビーは人に当てて遊ぶことを前提としたフリスビーです。
ドッジボールでのルールでの遊びは、基本的にドッジビーでもやれます。
60センチの巨大ドッジビーもあります。
ドッチビー 200 [ドッジビー ドッヂ ビー] | ||||
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ドッジボール用のボール一覧表
名前 | 値段 | 特徴 |
公式ボール | 4000円 | 固い、 高学年 使用感◯ |
ミカサ ソフト | 2000円 | 柔らかめ 低学年~ 使用可 |
モルテン | 1500円 | 小学校 教材 |
モルテン ソフト | 2000円 | 室内用、 重め |
しわくちゃ ボール キャンディ ボール | 100~ 1000円 | 幼児用、 狭い場所用 |
バランス ボール | 1500円 | ジャンボ ドッヂ用 |
ドッジビー | 1500円~ 大7000円 | フリスビー |
11.ドッヂボールまとめ
ドッヂボールはたくさんのバリエーションがあり、それだけ考える余地があります。
自分で新しいルールを考えたり、子どもたちに考えてもらったりもでき、
子どもたちとルールを決めて遊びました。といった体育教科の研究レポートもよく見かけます。
やってみて反応が良かったルール、やり方はぜひ教えて欲しいです。
スーパードッヂ | アメリカン ドッヂ |
王様ドッヂ | エネルギーマン ドッヂ |
点数ドッヂ | チャンピオン ドッヂ |
四面ドッヂ | 宝物ドッヂ |
ペアドッヂ | ジャンボドッジ |
ハンデドッヂ | 島ドッヂボール |
ダブル ドッヂボール | ドーナツドッジ |
タスケ(別記事) | |
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座ってできる 帰りの会ネタ | 机などで やる遊び |
輪や列で やる遊び | ネイチャー ゲーム |
じゃんけん遊び | 王様取り |
鬼ごっこ30 | 雨の日の室内 運動遊び |
スポーツ 鬼ごっこ | 新聞遊び |
ドッジボール アレンジルール | タスケ (3歩ドッジ) |
ソーシャル ディスタンス 運動遊び | 一人運動遊び |
スポーツ チャンバラ | リレー遊び |
スタンプラリー、 ポイントラリー |
いろいろなレクレーション特集
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