1.留守番を8歳から可能にする子どもに任せる親のマインド
留守番を子どもにしてもらうのに、一番の壁は親なんです。
そして子どもが自立するためにも、親が子どもに期待したり心配したりしつつも、任せてみるマインドが必要ってことです。
- 自分でやってもらう、
- 自分の行動は自分で責任をとる。
子どもの人生は親のものじゃないですね。
子どもが自分で判断して、やるべきことをやって、やりたいことをする。
自立してない大人って魅力ないですよ。
- 人のせいにしちゃう
- 自分で何とかしようとしない
- 何をやるにしても、人の動向を気にする
- 二番煎じで流される
- 自分で決められない優柔不断
"学童クラブがなくなって困る"って意味での小4の壁は、親が作り出した幻の壁です。
【小学生の子どもの自立】まだ小4の壁なんて言ってる?親のマインド
2.高学年の学童は必要ない、留守番へ移行するだけの話
結論を言うと、高学年になってまで学童クラブはほぼ必要ありません。
ほぼってのは、障害があったり、子ども自身が学童クラブが大好きな場合とか。
それまでの"ある程度だれとでも遊べる"みたいな発達具合から、"決まった友達と信頼関係を深めていく段階"へ子どもの発達が変わります。
その節目が小学校3年生くらい。
けっこう明白です。
普通は見られないけどね。
高学年になって学童クラブに来ても、周りはほぼ一年生とか二年生、発達の段階と環境が合わないわけです。
友達は自由に放課後は友達と約束して過ごし、自分で時間を決めて自立へ向かう。
地域のなかでの活動範囲も広がり、知り合いも増えていく。
他の子どもがそんな状況なのに、狭い学童クラブに行ってたら取り残される。
保護者は自分と、我が子の見た目の安心を考えるあまり、もっと大切なことを見落としているのです
【学童はいつまで通う?4年生~高学年は必要ない】卒業準備は早めに
3.子どもの主体性と社会へ出ていくこと
ざっくり言うと、前に出る姿勢ってのが主体性で、主体的な人は色んなものを自分で判断して得ていくので、自分の幸せすら積極的につかみ取りに行きます。
一方で主体性がないと、人に言われてやってはみて、仮に成功しても自分の判断じゃないから、次うまくいくかは怪しい。
失敗したらしたで
人のせい。
留守番できないのは、ある意味主体性がない、親が心配しすぎて制限している状態へ繋がります。
【子どもの主体性を育てるには】簡単ポイントを小学生の専門家から親へ
4.子どもが危険から身を守る交通ルール
子どもが留守番すると言っても、家にずっといるわけじゃないですよね。
留守番よりも前の段階でも、学校に通ったり外で遊ぶことも多いから、交通ルールについて教えなきゃいけません。
なぜなら、子どもは事故に遭いやすい特性があるから。
それは叱っても"特性"だから本人にはどうしようもなくて、それをクリアするにはちゃんと教えて、繰り返すことで体に覚えさせる必要があります。
じゃあ何を繰り返せばいいのか?について記事内でお話しています。
【子どもに教えたい交通ルール】事故に遭わせない/幼児/学童~小学生
5.子どもの留守番で、防犯のために教えておくこと
防犯は留守番の時に一番の心配と言っていいかもしれません。
不審者絡みの事件は知らない人による犯罪より、中途半端に知ってる人による犯罪が多いというデータを見たことがあります。
そこで
- 知ってる人って誰?
- 丁寧に向こうから来たらどう断る?
👆みたいなことも子どもには教えておかなきゃ動けないし!鍵も人に見せないとかも教える必要があります。
火を使わないとか、鍵はかけるとか、連絡先を知らせておく、連絡先を書いた紙を持たせておく・
こんな感じの必要なことと一緒に教えておこう。
【子どもが不審者から身を守る方法】小学生の学童期に教える防犯教育9
6.地域でうまくやっていくルールやマナー
子どもの留守番は自分だけで地域で過ごすので、他の人との関わりが0ってことはありません。
例えば友達の家におじゃまする時には、相手家庭の保護者もいます。
と言ったところで、子どもが身に付けておくべきマナーたちの話。
身に付けるマナーには、四つの領域があります。
【小学生までの子に教えたいルールとマナー】★大人がお手本4つの領域★
7.一人でもなんとかできる身の回りスキル
休みだった旦那は掃除すらしてないでソファーに寝転がって、
帰ってきた私に
子どもが留守番できるっていっても、家事系のことを何にもできないと、こんな感じになるのは明らか。
ただ旦那は元々できるのにやらない系だけど、子どもは教えないと自分からはできません。
だから家事スキルは教えておく項目に含まれます。教えてないのにぶちギレる親は親が悪い。
【子どもに教えたい家事スキル】おはじめは手伝い/幼児~学童期
8.時間の使い方について
子どもが留守番するということは、学校終わって親が帰ってくるまでの長い間、自分で過ごし方は考える必要があります。
宿題もしなくちゃいけないし、出したおもちゃの片付けも自分でやる。
ただ子どもと大人の時間感覚って大分違い、ジャネの法則によると、例えば10才と20才だと2倍時間の進みかたが違う。
じゃあ感覚が違う子どもに、大人から見て時間にルーズに見える子に対してどう関わればいいか?
この辺のことについて書いてみました。
【時間にルーズな子へ対応】理系保育士が教える時間管理/幼児~学童期
9.留守番のおこづかい問題
留守番してるってのは、ずっと家にいることとイコールじゃなく、遊びにも行くし自由に過ごしますよね。
そのとき必要になるのがおこづかい。
水筒やおやつを全て家から持ってくる子どもって、かなり珍しい。
児童館に遊びに来てる子は、だいたい駄菓子屋さんでお菓子を買って友達と嬉しそうに食べてますよ。
お金を使う時は必ずやってくるので、お小遣いをあげて練習してもらうのが必要。
どのくらいの金額を、どうやって、どんなルールに基づいてあげるか?具体的な問題ですよね。
これについて世間と動向を含めて書いた記事はこちらです👇️
10.学童やめたあとの留守番以外の選択肢
子どもが学童クラブを小学校2年生とか3年生でやめたあと、留守番の他にどうな過ごし方があるのか?
なんの準備もしないで学童クラブが3年生で強制的に退会になったあと
こんな不満を持つ親も少なくない。
まあ準備しなかった保護者のせいなんだけど、留守番以外の選択肢も探せば結構あります。
全体的に書いた記事はこちら👇️
【小学生の放課後の居場所】過ごし方の選択肢として学童クラブや児童館
そのうちの1つに、地域によって整備されてる放課後子ども教室があります。
ん?放課後~・・なに?
学校内にできてる施設なんだけど、分からないって方はこっちをどうぞ。
【学童保育と放課後子ども教室の違い】総合プラン一体型と連携型も解説
自由に過ごすんじゃなくて、習い事をやるって選択肢もあります。
まあ親が一方的に行かせちゃダメで、子どもの希望に沿う必要はあるんだけど。
世間的にどんなのが人気なのか?ってのを書いてみました。
【小学生に人気の習い事紹介】学童保育の子ども~塾の併用も多いですよ
ありがとうございました。
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