学童クラブと塾や習い事の併用率高し
この記事では塾の延長のような民間学童クラブや、人気の習い事について書いています。
保護者や子どもには習い事の選択肢を、学童クラブ職員むけには保護者のニーズを知ることでプログラムを考える材料としてほしいと思います。

目次【本記事の内容】
- 1.習い事と公立学童クラブとの併用
- 2.習い事ランキング
- 3.運動系
- 4.芸術系
- 5.学習系
1.習い事と公立学童クラブとの併用
習い事を売りにした民間学童は、まず利用料が見た目高いですね。
週5で公設の学童クラブのように利用する方もいますが、そうなるとどの習い事型の学童クラブでは月当たり5~6万円が相場となります。
さらに食事代や延長利用料、施設維持費、入会金の名目で費用がかさみます。
なぜなら・・こちらの記事参照
また毎日習い事の延長のようなところにいたら、子どもも気が休まりません。
そのため、週5で子どもをどこかに預けないといけない家庭は、公立の学童クラブに週3・習い事の民間学童に週2程度が一般的です。
そうすると利用料からしても公立と合わせて月2~3万程度に落ち着きます。
保育園無償化が始まっていますが、無償化が始まる前の月当たりの保育料とさして変わらないですね。
子どもの精神的な負担もそれほどでもない気がします。
もしくは習い事併設の民間学童は、習い事だけ単発なら通常のレッスンと料金が同じです。
送迎やおやつ、育成などの学童クラブ機能を期待するととたんに利用料があがります。
ほとんどの習い事は週一で月謝が10000円するかしないかといった程度なので、公設学童にいて、習い事のある日だけ休みか学童から習い事だけしに直接行くというのも一般的な利用の仕方です。
2.小学生くらいの子どもに人気の習い事ランキング
一応ランキングについて紹介してきます。
結局は子どもの好みややる気、教室との相性などにより、ランキング外の習い事でも楽しんでやる子もいるため、目安にしかなりませんが。
小学生が習っている習い事ランキング
1位 学習塾
2位 水泳
3位 通信教育
4位 音楽教室(ピアノなど)
5位 英語・英会話教室
6位 書道
7位 そろばん
8位 サッカー
9位 体操教室
10位以下
武道、ダンス、バレエ、野球、絵画・造形教室、プログラミング、スケート、ゴルフ、ボルダリングなど。
ひとつではなく掛け持ちも普通なようで、習い事をしている子の習い事数の平均は学習塾なども含めて、小学校低学年で2.1ことのことです。
子どもも忙しいですね。

習い事の大まかな内容と、平均的な月謝を週一利用で載せています。個人など小規模ほど安く、大手ほど高い傾向があります。
他に入会金のかかるところがほとんどで、調べてみるとどの施設や習い事も1~2万円程度のようです。また友達紹介など何らかの特典で免除や半額にするといったところも多いですね。
3.運動系の習い事紹介

スイミング
水泳は体力が要ります。
体力作りや呼吸器を強くしたい、泳ぎ方をちゃんと習いたいなどの理由から人気です。
特に保育園や幼稚園では水泳はなく、スイミングスクールなどにいってない限り小学校に入ってはじめて本格的に泳ぐことになります。
そのため先に習うことのできる幼児クラスは特に人気です。必要な道具も水着だけです。
週一月謝7000円程度
サッカー、野球
習い事というよりは、地域のスポーツクラブですね。子ども会がやっているところもたくさんあります。
体力をつけるのはもちろん、チームプレーなので協調性を高めるにもいいかと思います。
第一男の子には不動の人気があります。
ユニフォームや靴、道具など意外に必要なものは多いですが、月換算だと他の習い事と費用自体は同じ程度です。
週一月謝3000円程度
武道
空手や柔道、合気道などです。
地域に道場があれば通うことができます。だいたい礼儀作法からはじまりますが、個人的なものなので、チームワークというよりは一人で頑張るというのか好きな子が向いています。
体の使い方がうまくなり、日常生活でも役に立つでしょう。
男女問わず、親子で入門するというのも増えているそうです。
週一月謝5000円程度

体操
体操系は男の子が女の子関わらずに人気です。
鉄棒やマット、跳び箱など教室によって教えてくれるものがコース別になっています。
週一月謝5000円程度
チア、パレエ、ダンス
ダンスやバレエは女の子に人気ですね。地域にバレエ教室があると、少々料金高めでも入会率も高めです。
体を動かすのが好きな女の子は楽しんでやっています。全身運動なので体の使い方がうまくなり、姿勢もよくなり柔軟性が増します。
柔軟性がえると怪我もしにくくなりますね。
週一月謝12000円程度
発表会があるとその費用がけっこうかかります。特にバレエは発表会ごとに50000円以上かかるところも多いようです。
ボルダリング
最近注目されるようになってきたスポーツで、こちらもダンス系と同じく男の子よりは女の子に人気があります。
筋力がつき、状況判断や自分の力がどれくらいなのかまでわかるため、体の使い方がうまくなりますね。
週一90分の月謝10000円程度、初期道具代20000円程度
その他時間外でも練習ができるところがあります。
4.芸術系の習い事

太鼓
太鼓は性別問わず人気です。子ども会やお寺なんかで教えてくれたりします。
週一月謝ほぼ無料
ピアノ
女の子が主ですが、男の子でも興味をもって弾ける子は少なくありません。
有名どころの教室や、個人的な先生など教えてくれるとこは探せばたくさんあります。
昔から定番で人気の芸術系の習い事です。
週一月謝10000円程度
絵画、造形
表現力や創造力を伸ばす絵画教室は最近増えてきています。
デッサンや水彩画、油彩など家はもちろん学校でもなかなか他では経験できないような画材なども使えるのは貴重です。
グループで何かを作るという活動も多いです。
週一月謝は5000円程度
他に材料費などがすこしかかることもあるようです。
5.科学、学習系の習い事
英語
小学校から教科科目になったこともあり、人気が高まっています。
学校のカリキュラムに入っているとはいえ、学校によっては専科教師が教えていない場合も多く、外部の本格的な教室で習ったほうがよいというのもあります。
基本的に外国人の講師がやっているため、本場に近いものが学べるでしょう。
週一月謝8000円程度
単に学ばせたいだけならオンライン英会話などが一番低額なようですね。月当たり3000円程度になります。
プログラミング、ロボット
プログラミングは2020年度から小学校の必修科目となることもあり、人気が高まっています。こう
するとこうなるなどの論理的思考を楽しみながら身に付けられます。
またどうしたらいいのかを他の人に聞いたりコミュニケーションも必要で、自発的に動く態度も身に付くそうです。
週一月謝10000円程度
また専用のキットを購入することになりますが、レンタル対応のところもあります。

科学実験
実験を通して理系に対しての苦手意識の克服や興味の幅を広げていきます。
化学や物理など教室によって用意されているプログラムが異なります。毎週実験ともいかないので、月に1~2回くらいが一般的です。
月謝10000円程度
キットや白衣代など少しだけ追加費用がかかります。
そろばん
昔からある習い事ですね。
算数が苦手でも玉を動かすだけなので、子どもにとっては遊びの延長で、普通ならできない何桁もある計算ができるようになります。
算数に苦手意識を持っていてもできるようになり自信がついてきます。
また月謝も安めで、ほぼ毎日通っても月5000円程度のところも多くあります。
書写、公文
書き方の教室です。
公文だと計算などもあり、日常の勉強習慣や手を動かすことが身に付いていきます。
それによって身についた学習習慣は大きくなっても意味のあるものです。
一教科あたり3000円程度になります。