1.学童クラブでの連絡帳の扱いと実状

1-1.連絡帳の位置付け

学童クラブだと連絡帳は保護者と学童クラブが連携するためのツールの1つです。

放課後児童クラブ運営指針では、各所に「保護者と連携して」の記載あり。

保護者との連携について連絡帳にも関連
保護者との連携2
放課後児童クラブ運営指針 3章より

小学校にも連絡帳があるけど、主に子どもが「今日の宿題」など自分で記入して使うので、学童クラブの連絡帳とは意味が違います。

まず最初に基本的なことですが、小学校の連絡帳は園のように毎日書く必要はありません。

連絡したいことがあった時のみ記入をして、先生には子どもから渡させます。

小学校の連絡帳、どう書いたらいい?

連絡帳は電話と併用、連絡の手段

学童クラブに通う小学生は一人で来て一人で帰る子も多いですね。

保護者は入会の申請と説明会に来ただけで、学童職員は親の顔も知らないといったケースもある。

子どもは「学童クラブの子」であることに違いはないですが、「その家の子ども」で、子どもの育ちの責任は基本的に家庭にあります。

親元から少し離れて学校や学童にいるからといって、そこでの様子を知らないのはその責任を果たせません。

学童クラブの職員が

  • 学童の様子を知らせない
  • 必要な連携を家庭と取らない

というのは仕事半分しかしてない。

だから様子は知らせていきたいけれど、迎えにくる保護者は学年が上がるほど少なく、

電話毎日もウザいので連絡帳の出番です。

もちろん連絡帳が全てじゃなく、おたよりや電話・お迎えの時や面談などの対面での話など保護者との連携手段の一つです。

連絡帳は活用すべき

1-2.連絡帳をチェックしている環境

連絡帳を見たり書いたりしている環境は、

・子どもが学校から学童クラブに来て、

・目の前でケンカもするし頻繁に話しかけてもくる、電話もたくさんかかってくる

👆こんな状況で、連絡帳の記載内容をチェックし、出欠や帰り時間の確認をしていますよね。

保護者からの特別な記載があれば、職員間で子どもが帰る前に相談して返信したり。

子どもがいて仕事にならない

在宅ワークの方がよく言う👆が、何十倍となってる現場、お疲れさまです。

私も経験あるけど、100人学童とか「連絡帳専門職員」がいないと、下校〜帰るまでに捌けないでしょう。

IT化すれば一番だけど予算もないし、ベテラン職員もいないので現状に甘んじてしまう。。

できるのはカードキーで施設に出入りする時に、自動的に行われる入退館チェックくらいですね。

連絡帳も学童の仕事

2.連絡帳の使い方-支援員編

連絡帳を活用したくても難しい現状は分かりますが、それでもイチイチ電話するより便利なのは確か。

ここでは連絡帳の有効な使い方をお話していきます。

2-1.連絡帳でやりとりする内容・活用方法

帰り時間や予定把握は連絡帳活用の基本

連絡帳活用と言われて一番に思いつくと使い方、ほぼこの用途でしか使ってない施設もあります。

逆にこの用法を果たせないか、別のICTで果たせるなら、連絡帳は要らないと言っても良いくらいです。

半数の親が連絡帳を見ていない。当然はさんだプリントもそのまま。

あげくのはてには、子供の口頭での早帰りや、連絡帳に子供の字で早帰りと書いてあっても帰すなど

今までの学童保育では認められていなかったことがなされていてびっくりしました。

ヤフー知恵袋より引用

👆こんなザルなら連絡帳の意味がない無駄仕事、サッサとなくせばいいと思います。

連絡帳を見るのは時間との戦い

トラブルや怪我の報告などで連絡帳わ使う

近況やトラブルの内容によっては、連絡帳だけで済ますこともあります。

すり傷程度でも連絡がないと保護者としては"うちの子をちゃんと見てくれているのか?"と不安になる方もいますが、

でもそれの程度で電話がくると"この程度でいちいち面倒だな"ともなります。

ジャム
いろんな人がいるからね

程度によっては電話は必要だけど、軽い連絡事項を書いておしまいにするのはうまい活用方法。

支援員、保護者双方にメリットしかありません。

また重い内容や少し込み合っていることは連絡帳じゃ済まず対面や電話連絡になるけど、それでも電話して必ず繋がる保証はありません。

そこで連絡帳に「連絡したいことがあります」と一筆書くだけで、大きなクレームを回避できることもあります。

【連絡ミスからのトラブル事例】他の学童で繰り返さない原因と対策

連絡帳でも連絡が必要

連絡帳におたよりを挟む・手続きの説明

事務的な説明も、場合によっては電話が必要だけど、保護者も忙しいため忘れてしまうことも。

だから備忘的に書いておくのも、お互いの手間を省くために有効な手段。

日頃の様子を伝える

学童クラブでは保護者と顔を会わせる機会が少ない家庭も多いけど、

学童クラブはそんな家庭にも日々の様子を知ってもらうことで、保護者に安心して預けてほしいと考えます。

職員も子どもが好きだと思うので、育成内のエピソードも伝えたいと思います。

安心して預けてもらえていれば、いざトラブルが起きた場合でも円満に事が進むし、感謝の言葉をもらえることもあり、支援員もやる気が出るから。

連絡帳だと文章だけですが最近は写真配信のサービスもあるため、活用している施設もあります。

ただしこれらは短い育成時間で書けるか?を考えた場合、優先度は高くありません。

軽微な怪我は連絡帳で、ドッジボール

2-2.連絡帳活用のため、情報集約をシステム化する

支援員・学童クラブには連絡帳の活用以前の問題がたくさんあり、特に集めた情報の扱いをどうするかは最重要。

帰り時間1つとっても、電話で受けても連絡帳・口頭でも、最終的にどこに集約するか。

システムをちゃんと定めておくことで、

✔流れ作業でやればいいことが増え

✔効率が上がり

✔結果的にミスもかける時間も少なく

✔子どもに向き合える時間が増えます

電話が来たらこれに書く、連絡帳に書いてあったことはここに書く、育成中で起きたトラブルはここに書くとか。

情報が分散していると、例えば

●○月○日××君は17:00に一人で帰る

●違うところには17:30にお迎えがくる

👆どちらが最新なのか分かりません。

新しい情報だけ残して古いものは消していくシステムも大切です。

連絡帳をチェックするのにテーブルは大事

3.連絡帳の書き方(学童クラブ職員編)

3-1.連絡帳で通常報告の書く順番・書いていい内容

文章を順番は

  1. 挨拶
  2. 事実
  3. 対応・お願い
  4. 締めくくり

この順です。

例を出しておきましょう。

お世話になっています

16:00頃(when)校庭遊びのドッジボール中(where)、同じ学年の男の子と(who)、玉の取り合いで喧嘩になり(what)、

○○君が相手の子を叩いて首筋に擦り傷ができることがありました。

手出しはいけないことについて話し、仲直りはしています。

おうちでも手出しについて話してあげてください。

相手方の家庭にも伝えます。ご心配おかけします。

挨拶

何でもよくて、いつでも使えるのが「お世話になっています

いきなり書き始めると、保護者からは"この程度の文章力か・・"と思われかねない。

文章だけなので相手に与える印象は分からないので、気を付けましょ

連絡帳で挨拶

事実を書く

5W1Hで事実を書きます。
コツは短く、分かりやすく。

確認できていないことも、事実ではないので書きません。

推測はダメですが、前後関係から客観的に誰でも推測できるようなことは書いてもOK。

16:00頃(when)

校庭遊びのドッジボール中(where)

同じ学年の男の子と(who)

玉の取り合いで喧嘩になり(what)

○○君が相手の子を叩いて首筋に擦り傷ができることがありました。

↑ここまでが事実です。

ちゃんと書いているようで、実はかなり情報が省略されています。

しかしこの程度でも保護者の知りたい情報はカバーされているので、これ以上書くのは論点がぼけてしまいます。

細かく聞かれたらその時に答えたらいいでしょう。

ほとんどの保護者はこれを読んだら、相手の子の怪我の具合と、相手方の保護者の反応、我が子の落ち度に目が向きます。

喧嘩もある程度は連絡帳で

こちらの対応と顛末、親にやって欲しいこと

行った対応や、学童クラブ側に落ち度があり謝罪を書く場合もここで書きます。

また家庭でやって欲しいことも忘れずに。

対応した職員個人の考えでなく、学童クラブとしての姿勢を示していきます。

「手出しはいけないことについて話し、仲直りはしています。おうちでも手出しについて話してあげてください。相手方の家庭にも伝えます。」

対応と事実だけでは「それで、何をしてほしいんだ?」と困ったり、場合によっては怒り出す保護者もいます。

対応とやって欲しいことはセットです。

特に子どもの行動の責任は基本的には家庭にあるため、学童クラブの対応で済むことは多くありません。

家庭で行って欲しいことについて、文言は選びつつハッキリと伝えましょう。

喧嘩も連絡帳

最後の締めくくり

「ご心配おかけします。」など寄り添う言葉で終わりましょう。

防ぎようもない場面の事故は、必要以上に謝ることはありません。

ただ学童クラブとしてお詫びの一言もないのは「保護者に寄り添う」「良好な関係を築いていく」という点でどうかと思います。

平穏無事に安心して預けておきたい、保護者の心情を乱した点では落ち度と言えば落ち度。

なので、"ご心配おかけします"の一言は便利です。

3-2.保護者へ返信する時の連絡帳を書く順番

何か書いてあり、返信する場合も基本的には同じ。

返事をしてもしなくてもいいような内容は、サインだけでも大丈夫です。

  • 挨拶
  • 問いに対しての返信
  • 事実
  • 対応
  • 締めくくり

昨日息子が家で「学童クラブで嫌なことをされた」と言っていました。

そのあとは特に気にしていない様子でしたが、他の子とうまくいっていますか?

👆こんなのには返信するか、直接話が必要ですね。

ご心配おかけします。

本人に話を聞くと、昨日の遊びの中で相手の子が勝手に進めてしまって、十分に遊べないまま帰り時間になったのが嫌だったようです。

友達には好かれていて、今日もその子に誘われてレゴを作ってもらうなとしていました。

こちらでも様子を見ていきますね。

気がかりなこともある程度は連絡帳で

事実

ここでも事実を書いていきます。

推測は外れていた時、そのあとの内容がすべて無駄になってしまうので、まずは事実確認です。

確認できるまではなにも書けません。

「事実を確認した後にお知らせします」と書いて、締めくくりへ飛びます。

問いに対しての返信

この文面だとどの程度心配しているか分かりませんね。

本当は心配でしょうがないのに、感情を抑えた文章を書いてるかも。

謝罪の記事でも書きましたが、相手方の程度が100なのにこちらが70のつもりで対応するのは、入り口からこじれる原因です。

相手方70に対してこちら100なら問題はありません。

何が主訴(保護者の肝となる思い)なのか?を推し量って返信していきます。

いじめられてるかもしれない、という心配を終わらせるために今日の様子を例では書いています。

特に返信しなくてもいいもの

家での様子や「書類をはさみました」などの返信はサインやハンコでも問題なし。

余裕があれば返信が丁寧ですが、忙しいので優先度は低いです。

連絡帳

3-3.連絡帳に日常の様子を書く場合

今日はレゴを友達としていました。説明書を見ながら部品を集めたり、分担して組み立てたり30分くらいかけて完成したのを見せに来て「ここが難しかった」など説明もしてくれました。

様子が分かるように書いてあげましょう。

本人の言葉を添えて書くと臨場感が出ますよ。

連絡帳に前回書いた日付を見て、特に迎えがない家庭に2週間に一回くらいは様子を書いていきたいですが、必須ではありません。

使ってる連絡帳の形態によってはスペースがなくて、ほとんど書けない場合もあります。

いいことを書いていき、よくないことは小出しにして行くか、できるだけ書かずに電話や対面で伝えるのがセオリーです

連絡帳活用

3-4.連絡帳の書き方で、気にしたいことやよくある疑問

連絡帳での注意点をまとめておきます。

  • 慣れないうちは下書きをチェックしてもらう
  • 思いを書くのはコンセンサスをとってから
  • 保護者記載に、何個か内容が含まれているときは注意
  • 変なことを書いてしまったら連絡
  • 文はとらえられ方が分からない
  • 細かいことや謝罪は電話連絡が基本
  • 文章に残すのは備忘のため

慣れないうちは下書きをチェックしてもらう

いきなり書き出して後で修正は見苦しい。

また文はとらえられ方が分からないので、できるだけ複数の目で確認すると

  • こうとらえられるかもよ
  • 書き方きついよ
  • 字が間違ってる

などの気づきがよく出てきます。

共有したことを連絡帳に書く

思いを書くのはコンセンサスをとってから

個人的な思いを書くのは、よほどベテランじゃなければ避けましょう。

👆「かわいいですね」などの個人の感覚です。

個人的に書いたことも、保護者にとってはほとんどの場合「学童クラブからの返信」となります。

だから対応についての考え方は、職員間でよく共通理解をとっておくことが必要です。

極端な話、暴力はいけないと学童クラブ職員全体で当たっていくようなところを、「やられたらやりかえせと話しました」と書くのはだめですよね。

何個か内容が含まれているとき

保護者からの記載にいくつか項目がある場合は、個別に答えていきます。

長くなるのは仕方がないでしょう。

ひとつの項目について返信して満足し、他の項目を忘れないように。

書いたあとに発覚したら連絡

子どもの帰るタイミングや、対応にあたった職員と連絡帳に記入する職員が違うなどいくつかのケースで、

"連絡帳に記載して子どもが持って帰ったあとに、書いたことと違うことが判明した"

ということがあります。

その場合はお詫びと共に電話連絡が必要になります。

連絡帳だけじゃなく電話も使う

細かいことや謝罪は電話連絡が基本

連絡帳は保護者との連絡の手段の一つではありますが、全てではありません。

特に学童クラブ側に落ち度があって謝罪が必要なケースも連絡帳だけで済ませるのは、あまりに不義理で不誠実です。

事の軽重によりますが、連絡帳では短く書いた上での電話連絡が基本です。

この場合に連絡帳に書くのは、いざ電話が繋がらなかったときの予防線の意味だけです。

連絡ミス関連のトラブル対応の記事

文章に残すということ

"文面にして出す"というのは実はけっこう重いことです。

様々なケースでの記録にも証拠にもなります。

そのため、特に書いたことで行動に制約が出てしまうようなことは書かない方が無難です。

「~しようと思います」と書いて実際にやらなかった、できなかったでは信用問題となりますよね。

連絡帳の内容は記録になる

保護者サイドも同じです。

学童クラブとうまくいってない保護者は連絡帳に都合の悪いことが書いてあるとそのページだけ破り捨て、聞いていないことにする方が昔いました。

対立する必要はありませんが、コピーを取っておくなどの予防的措置はしておくのがよいかと思います。

争わなくても正確な情報を取っておくに越したことはなく、精神障害系の保護者はクラブではなく職員個人を攻撃してくるケースがあります。

職員は自分を守るためにも記録などは残しておくのが無難です。

(トラブルの火種や、とんでもない保護者は本当に少なく、いたとしても職員個人でなく施設としての対応となるため、構えなくても大丈夫です)

連絡帳を忘れた

3-5.文例・テンプレート作成

事務連絡のものをいちいち手書きでやっていたのでは手間が半端ないです。

全てが印刷物ではないので、手書きの方が丁寧だろうと思う必要もありません。

文章が苦手な場合は、人のを真似したりテンプレートを用意しておきましょう。

ケースごとにいくつか作っておけば使い回せますよ。

日常の様子のテンプレート

いつ、どこで、誰と、何が、どのように
これを埋めていき、子どもの様子や実際の言葉を追加で書けば上等です。

日常テンプレート

今日は校庭でトンボがたくさん飛んでいました。
(いつ、どこで)

なんとか自分の指に止まらせようと何人かで人差し指を空に向けてじっとしている姿がありました。
(誰と、何を、どうしていた)

○○君の指にトンボが来たとき、逃げられないよう静かにしながらもとても嬉しそうでした。
(子どもの様子)

散歩しましたも連絡帳

トラブル報告のテンプレート

トラブルのテンプレート

お世話になっています
16:00頃校庭遊びのドッジボール中
(いつ、どこで)

同じ学年の男の子と、玉の取り合いで喧嘩になり
(誰と、何が)

○○君が相手の子を叩いて首筋に擦り傷ができることがありました
(どのように)

手出しはいけないことについて話し、仲直りはしています
(対応)

おうちでも手出しについて話してあげてください。相手方の家庭にも伝えます。
(家庭へのお願い)

ご心配おかけします。
(締めくくり)

トラブル報告も連絡帳

事務連絡のテンプレート

これについてはできるだけ分かりやすく書くに尽きます。

期限、やって欲しいことだけで済むでしょう。

これこそ印刷物でよいかと思います。

要望への返信のテンプレート

保護者から様々な要望、要望までいかない相談もたくさんあります。

これについての返信は、

挨拶、要望への返答(できること、できないことの明確化)、締めくくりです。

返信のテンプレート

お世話になっています。
(挨拶)

塾への中抜けの件ですが、学童クラブとしては禁止とさせていただいています。塾へ送り出したあとに学童クラブへ戻らなければ大丈夫です。
(返答)

よろしくお願いします
(締めくくり)

連絡帳でできることは多い

4.学童保育の連絡帳の書き方(保護者編)

保護者も学童クラブへの連絡帳に何を書いていいのか迷うと思います。

この章では学童クラブ支援員からの目線で、「こう書いてくれたらありがたい」というものを伝えていきます。

私の体感では毎日何か書いてくる家庭は1~2%程度です。

学童クラブからの発信に数日のうちに返信なりサインなどがある家庭は7割、残りの3割程度は見てもいないか、週一くらいで確認している家庭。

毎日見てくれている家庭は、学童クラブからみたら「ちゃんとしている」といった印象です。

休む理由

休む理由は学童クラブとしては何でも構わず、祖母がいるからなどの理由も必要ありません。

私用で休み」でokです。

気にするのは子どものトラブルや、病気の場合のみとなります。

休みは連絡帳

分かりやすく書く

お願いしたいのは「分かりやすく書いてほしい」。

例えば帰り時間の欄に18:00とかいてあると、学童クラブとしては

  • 1人で帰るのか?
  • 迎えにくるのか?

分かりませんね。

結局仕事をしている中で電話がかかってくることになり、保護者も煩わしいでしょう。

連絡事項がなければ書かなくてもいいけど、休みの日にどこに行ったなど、知ってほしいことも書いて構いません。

お迎えに来られない分、それを埋めるコミュニケーションをとっても大丈夫ですよ。

書いてほしくないこと

支援員目線で絶対にやめてほしいのは、「感情的な内容」を含む長過ぎる文章。

育成中で子どもがたくさんいるにも関わらず複数の職員がそれによって動揺し、その日の育成に支障が出ます。

一呼吸おき、「自分の子どもが言っていることが全てではない」を念頭に置いて冷静になって欲しいです。

我が子が心配なのは分かりますが、トラブルはほとんどの場合相手の子がおり、双方の確認をとらないと分からないことばかり。

特に子どもは自分の怒られるような自分の落ち度は言わず、相手の子にやられたことを主張しますよね。

連絡帳で感傷的なので内容はダメ

その他のお願い

この記事を探してまで読んでくださる保護者の方は、意識が高いので大丈夫かと思います。

現場で工夫し、「連絡帳はこう書いてください」と保護者に伝えているクラブもあります。

保護者のみなさんがその通りにしていただくことで支援員の手間も省け、ミスも少なくなります。

何度書いても伝えてもお知らせを配っても反応がない方は、その反面要求も多いのが通例で、学童クラブとしては要注意の家庭になります。

はじめと最後の挨拶は人として必要ですね。

"やっぱり"という保護者は予想を裏切らず学童クラブ最終日も一人帰り、連絡帳にも記載なしで挨拶もなし。

がっかりすると同時に今後の子どもが心配になります。

ジャム
そんな親には入所してれば対応するけど、あまり関わりたくないのが本音

・・というのは秘密

5.連絡帳忘れたなどのよくあるケース・トラブルと正解対応

ここは支援員への内容ですが、保護者も「学童クラブではこんなことが日々起こっているんだ」と言うこと知ってもらえると思います。

連絡帳にまつわるよくあるケースやトラブルはある程度決まっています。

そのため「この場合はこうした方がよい」逆に「こうしたら解決に向かうどころか余計にこじれる」といった対応があります。 

学童クラブでは職員が定着しにくく経験も積みにくい、と別の記事で書きました。

この章で書いているのは考えてみれば簡単で当然のことばかり。

ですが、その程度の経験すら積めない環境にあるのが学童クラブの現状です。

読んでいただくことで積めない経験の代わりになればいいなと思います。

【学童の指導員はひどい?】不満は対応や職員の質か。環境や待遇か?

5-1.連絡帳を子どもが出し忘れた時

来たら毎回連絡帳を職員へ出す形を、多くの学童クラブはとっていると思います。

その中で出し忘れは本人の責任か、家庭の責任かと問われればクラブ側の責任。

保護者との信頼関係で成り立っているため規定はないところですが。。

声をかけても連絡帳を出そうとしない子どもは放っておくと増えてくるので、早めに習慣つけをしましょう。

まあ連絡帳を出す出さないを「やり取りとして楽しむ」子もいるけど別の話。

来てから連絡帳を出したかチェックできるよう、システム化しておきましょう。

出席簿に出席したチェックとともに連絡帳を出したチェックをすればいいだけのこと。

忘れたと言うときは、ランドセルを一緒に確認して本当にないのか確認が必要です。

連絡先と連絡帳

5-2.連絡帳を忘れてきたとき

連絡帳を学童クラブに来たとき持っていなかった場合、いちいち家庭へ連絡していますか?

おそらく毎回はせず、場合によっての判断かと思います。

理由は「分かりきっていることについて、保護者が仕事中にも関わらずいちいち電話をかけてよいものか」という迷いがあるため。

出し忘れとは異なり、持ってくるのを忘れたというのは家庭の責任範囲です。

仕事中の電話は迷惑かと思いつつ落ち度は保護者なので 電話は間違いではありません。

"忘れさせないように保護者が意識付けるために"、"敢えて"連絡するのもアリ。

また毎週決まった予定通りでの帰り時間か?を本人に確認したら、違うことを言い出したような場合も連絡が必要になるケースです。

5-3.連絡帳を学童に忘れていったとき

連絡帳を毎日持って帰るところを、忘れて帰ってしまったような場合です。

これもケースバイケースですが、連絡しないといけない場合があります。

怪我やトラブルの報告など、その日に知って欲しいことを書いた日。

子どもによってはトラブルを親に知られたくなくて、わざと忘れていく子もいます。

気のきく友達が、「僕が持っていってあげるよ」というのがたまにありますが、丁寧に断りましょう。

途中で落としたりなくしたりしたら、好意で届けてくれようとしたその子の責任になってしまいます。(実は預けてしまったクラブの責任ですが)

連絡帳に限らず、他の人に実物の仲介を頼むのはやめた方がよいでしょう。

物が絡むトラブルの記事

連絡帳の忘れ物

5-4.連絡帳に書く内容は子どもが読んでも大丈夫な内容に

学童クラブは小学生、1年生はまだしも3年生ともなるとかなり漢字も読めるし文章も理解できます。

そこで連絡帳に自分のよくないことが書いてあったら、出したくありませんよね。

だから、なるべくいいことを書いていきましょう。

日々子どもと接して良好な関係に思えても、子どもが連絡帳を見ておかしな事が書いてあったら不信感が芽生えるかもしれません。

✔読まれて困ることは書かない。

✔発達の問題など、簡潔に書いて電話。

道端に落として拾った人が読む可能性もあるため、細かい個人情報に当たることは書いてはいけません。

5-5.その他のよくある連絡帳についての話

ページ飛ばし

連絡帳はだいたいがノートなので、たまにページが飛んだり、終わった前のページに戻って書かれてしまうことがあります。

ノートの空白の部分は✔️を書いたり、→次のページへなどを書いて埋めていきましょう。

子どもが勝手に改ざん

出したら自分の悪事がばれるとなれば出さない、わざと忘れるも予測できるし、実際によくあるケースです。

友達と同じ時間に帰りたいなどの理由で、帰り時間を勝手に変えて提出する子もいます。

普段は親が記入していれば、字体が急に変われば分かります。

そのため家では、保護者が子どもに書かせることのないようにお願いしておきましょう。

物を壊すトラブルも連絡帳

個人情報の連絡帳を介してやりとり

たまに連絡先や、仕事が変わった証明書などを連絡帳を介してやり取りすることがあります。

保護者が子どもがそれ途中でなくしてしまっても仕方ありません。

保護者が連絡帳に挟んできて、それを同じ経路で返すのもまだいいでしょう。

しかし学童クラブ側が新規のものや、保護者が直接手渡しで持ってきたものに不備があったため返す場合、勝手に連絡帳に挟んで渡すのはいただけません。

6.学童クラブの連絡帳まとめ

連絡帳は"いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように"を事実として書き、短く分かりやすく書くのが基本です。

文章なので書いたが側の意図が、思いかけないようなとらえられ方をされることも少なくありません。

コミュニケーションツールの1つとしてうまく使っていきましょう。

ジャム
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ありがとうございました

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根本的に足りないもの

➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。

どうすればいいのか?

➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。

あなた
えっ?マーケティング??

と思いましたか?(^^)

分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために

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