1.子ども社会と本人の将来性を考え、バカにされる子への積極的な支援が必要
バカにされる子は子ども集団の中で出てくるが、親は分からない
「バカにされる」「いじられやすい」、などは人間関係なので、親には分かりません。
本人が訴えることもあるけど、子どもは話半分、
大丈夫じゃない?
軽く流される事もあります。
その子を見ている先生や支援員から「普段の様子として」聞くと、辛うじて知る可能性が出てくるけど、
知ったところで「親ができることはほぼ無い」ので、学校や学童クラブを頼ることに。
息子は今までいろいろな人からバカにされています。
からかいの対象にいつもなってしまうようです。
同級生だけではなく、時には下の学年の子からもバカにされたりしてます。
発言小町より
小学1年生の男児の母です。
保育園時代からですが、名前を違う風に呼んで(1文字変えて動物名で呼ぶ等)馬鹿にされる事があります。
本人はとても悔しがり、家に帰ってきては思い出し涙ぐむ事もしばしば。
発言小町より引用
親は何もできないので、施設での対応必要
子ども同士の人間関係、力関係は学童クラブなど低年齢ほど分かりやすく、経験の浅い方でも、
やられ役だなあ
など感じたり、
中にはひょうきんな子が普段からいじられ役、本人も楽しんでるように見える場合もあります。
しかし具体的な対策をしないと、イジメの温床になり得る👈これは忘れちゃダメ。
子どもの生きている世界は狭いので、似たようなメンバーで小学校1年生~6年生、果ては中学3年生まで過ごすことになります。
その中での役回りが固定するのは仕方ないとは言え、
その立ち位置が「みんなから下に見られる」「バカにされる」だったらどうでしょうか。
恐らくその先の人生、人格や物の見方、価値観にまで大きく影響します。
介入は学童クラブの低学年〜中学年までが境界
バカにされる子への対応は、学童クラブでの介入が最適。
なぜなら、学童期の低学年~中学年あたりが介入できるチャンスで、
それを過ぎると大人との関係より子ども同士の関係が強くなるので難しくなるから。
また小学校では担任1人では教科指導で精一杯なので低学年といえど対応は難しく、
高学年ともなれば「自分達で解決しなさい」と突き放す先生も珍しくありません。
いや、何とかしてあげたい気持ちがあったとしても、学校担任は忙しすぎる職業で有名、
いじめになるかも?
程度の案件には対応できない現状です。
実際に私が勤めていたクラブの3年生、いつも同じ子が悪者にされてオシマイのトラブルが頻発。
子ども同士では収まっているように見えるけど、
ダメだろう
👆こんな学童職員から見て分かりやすいトラブルにも、学校で起きても話すら聞いてくれない先生がたくさんいました。
学童クラブに全員揃ってれば改めて指導し、学校で起きたことなので学校に連絡して保護者へ連絡、とかしてました。
まあ先生も忙しすぎて、細かく構ってられない訳です。
児童館に来れば集団の中で関わってくれる大人がいるので、少しだけ対応してくれるチャンスが残っている程度。
多少話が反れましたが、こう考えると学童クラブ職員で、
低学年~中学年に関われる立場にある方は
なんて流しちゃダメな気になりませんか?
あなたしか対応できる大人はいないんですよ。
2.なぜバカにされる子がいるのか
2-1.バカにされる、下に見られる子の性質
子どものバカにされるは、大人が社会の中で嫌われるのとは毛色が違います。
子どもの世界で下に見られやすい子の性質をいくつか挙げてみますね。
✔理解力が弱い
✔反応が無い、おかしい
✔空気が読めない
✔年齢不相応な行動(小学生なのに寝転がって泣き叫ぶとか)
✔小さい、凄みがない、怒っても怖くない
✔よく叱られるのを周りが見てる
✔何言われてもへらへらしている
✔話が下手で言いくるめられる
✔一言余計で人の怒りを買いやすい
✔不潔(鼻をほじる、手を洗わないなど)
✔自分を大切に扱っていないネガティブ発言が多い
✔好かれていて、反応が面白いので周りがやり過ぎてしまう
✔遠慮がち、我慢してしまう
敬遠されやすく嫌われる子と、積極的にバカにされて、その子が何を言ってもまともに聞いてくれない。
全く違うけど、やられてることは同じ。
このイジられ方・敬遠され方の程度は環境面に大きく依存します。
2-2.集団の持つ雰囲気や風土にも関係
バカにされる子、からかわれやすい子は、性質として必ず集団にいます。
しかし扱われ方、周りがその子へ接する態度は雰囲気のうち、
特に低学年までは、そこにいる大人の指導など、環境に大きく関係します。
✔人前で叱られる環境
✔味方になってくれる子がいない
✔集団の中心人物の態度
✔見ている大人が流してしまう
✔集団内の言葉遣いや子どもの態度についての指導が行き届いていない
✔正しければ何をしても、何でも言ってもいいという思い込みに対する指導不足
✔年齢が上がるほど本心を隠す子どもの特性が分からず、「笑ってるから大丈夫だろう」といった、介入すべき大人の認識不足
「この子相手なら何を言ってもいい」という風潮は、環境が許していれば簡単に出てきます。
逆に嫌われてしまう要素を持っていても、
「言っていいこと、悪いこと」
の指導が行き届いていれば、集団内での問題が表面化しません。
その場合、単に対象の子の「やられやすい性質」、例えば言葉が出にくい、理解力が低い、などへケースワーク的な関わりで済みます。
環境的な要素を放置しておくと、いじめに発展していくこともあります。
学校でのいじめ問題で「いじめはなかった」とよく聞く言い訳は、「バカにされる段階からの放置の結果」
たださっきも話したように、学校での介入は先生が忙しすぎて無理なのと、
人間関係についてどう教えていくか?は教職課程や研修には無いという話
(教師をしている何人かに聞いた話)
だからこそ「バカにされる子への支援」は、学童クラブで介入したい部門です。
3.バカにされる子と、環境に対して取れる対策
3-1.環境に対しての働きかけ
バカにされる子への支援は、環境面への働きかけが最重要。
本人へのアプローチも必要ですが次点。
障害や気質は"本人の特性"、環境への配慮が必要だからです。
●言い出す子が広めてしまうのを、個別指導で防ぐ
●言っていいこと悪いこと、人の気持ちを考えるなど、全体への指導として釘を指しておく
●みんなの前で叱らず、みんなの前では積極的に褒める。
褒めるのは効果的ですが、工夫がいります。
みんなと混ぜて平均的に褒めること。
いつも守られてると、
特別扱いされてる
妬みの対象になるとかなり厄介です。
下手な特別扱いは、周りの子がその子へ抱いているよくない感情を逆なでします。
バカにする子の方を指導
人を下に見たり、バカにするような子は、その子自信が課題を抱えているケースも多いですよね。
自分より弱い子をターゲットにするため、まずはその行動や発言への指導が要ります。
また自己肯定感が低かったり、家庭や学校のストレスが原因で捌け口を求めているような場合は、関係する方面への働きかけが必要となってきます。
3-2.バカにされる子ども本人に対して
環境面への対応をとると同時に、本人の特質として改善できそうなところがあれば支援していきましょう。
子どもの発達や理解力に応じて。
友達を選ぶように話してみる
子どもの世界はとても狭いのですが、その中でも同じような理解力、馬が合う仲良しは出てきます。
一方で一緒に遊んでても、片方がルールを守っているのにもう片方がまるで分からず、両者ともストレスかたまるような状態は、学童アルアル。
理解力の高い子が
などが積み重なり、「下に見て適当にあしらう」👈放置してると、こんなよくない状況になります。
特定の相手にこだわらず、遊んでいて楽しい相手を見つける手助け。
それが低学年相手の学童クラブでは、高学年に至る橋渡しになります。
代弁してあげる
下に見られる子は、得てして表現力が低い場合が多いです。
思っていることを相手に伝えられない
👇
相手もその子が嫌がってるのが分からない
こんなループに入ります。
子どもは、いつまでも話さない子が気持ちを出すまで待ってくれないし、
色々な選択肢で「こう思ってるかもしれない」など考えを巡らせてもくれない。
だから大人が介入して
「それともこう?」など本人の気持ちを代弁していき、具体的にどう友達に伝えていくかを示すのも有効です。
本心を伝える機会を設ける
代弁と同じですが、本当は嫌なのにへらへらして場をごまかしてしまう子には、本心を聞き出して友達に伝えてあげましょう。
これだけは嫌だというのを繰り返し伝えていけば、
嫌なんだな
気遣いの下地ができてきます。
ルールや規範を教える
叱られるのが多いと、それだけでもバカにされる要素。
規範意識を持つことは自己肯定感を高めるためにも必要なことなので、取り組みましょう。
大人としても、人前で叱らないなどの配慮も必要となってきます。
4.バカにされる子への支援まとめ
いかがでしたか?
バカにされる子を放置してると、修復不能になり、その子の人生へ大きな影響を与えます。
関われる最適な環境が、学校じゃなく学童クラブということもお話しました。
子ども同士の力関係は見ていて分かるので、必要な介入をしてほしいと思います。
ありがとうございました
コメントいただけると
嬉しいです
この記事もあわせて読んでいただけると理解が深まります。
バカにされる子も、バカにする子も自己肯定感の低さが関係し、
また他人を下に見るなどは、攻撃性にも関連しているからです。
こちらの本もオススメです。子どもの自己肯定感が高いと安定し、バカにすることも、されることもなくなります。
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