もりのきのこ農園 学童レビュー
子どもの食育には料理か食材を自分で集めるのが最適ですが、食材集めの選択肢にあるのが「栽培」
そして栽培と言ったら野菜やお米を畑やプランターで作るのが従来の主流でしたが、最近オススメできるのが「きのこ栽培」
数日のスパンで、ほぼ水やりだけで開始〜収穫まで楽しめ、しかも味もいいキノコがたくさん採れます。
きのこ栽培キットはいくつか商品化されていますが、今回は「もりのきのこ農園シリーズ」の年間通して栽培できる「しいたけ」を作った様子をレビューしていきますね。
これにした理由は、手頃なサイズ感でたくさん採れるから。
東大出身 理系保育士ジャムです。
野菜作りは肥料、水やり、虫がつかない手入れや病気予防などを数ヶ月に渡って行うため、子どもが主体的に一生懸命育てても失敗することも少なくありません。
テーマ保育のテーマとしては最適でも、収穫できなかったら残念な気分になります。
私は最も簡単と言われている二十日大根の栽培を、児童館時代に小学生低学年プログラムでやったけど、枯らして失敗したことが。。
一方でのきのこ栽培キットは
・失敗なし
・開始から収穫まで数日でOK
短期間で行え、成長がとてつもなく早いので子どものモチベーションも上がり、植物(きのこは植物じゃないけど)も生きていると実感が湧くというもの。
生き物を頂いている、という食育にも最適です。
1.森のきのこ栽培 食育にも良さげな「しいたけの様子1週間」
きのこ栽培キット、何回か買って作ってますが、写真は撮ってなかったのでブログ記事を書くため改めてネットから購入しました。
2000円はしない手頃感かつ、在庫もたくさんあるのですぐ届きました。
森のきのこ農園シリーズはいくつかありますが、今回はしいたけ。
生産者は老舗のきのこ食品メーカー
森のきのこ倶楽部は創業80年以上に渡りきのこのある食卓を支え続けるきのこの種菌メーカー「森産業」を通じて、
説明書より引用
全国から仕入れた、おいしい「きのこ」をふんだんに使った商品の製造・販売をしています。
1日目
柔らかめの切り株みたいな塊に、キノコの胞子が埋め込まれているものが届きます。
説明書の通り、まずは流水で流します。
ポツポツついてるのは柔らかく、触ると取れてしまいそうなので水圧をかけずに流す感じ。
一緒に入ってる袋に入れて、初日はこれだけ。
いや、初日だけじゃなく、これ以降は霧吹きで乾かないよう1日2回くらい濡らすだけ。
学童クラブで作ってるところもあるけど、作業がなさすぎて退屈なくらいです。
それでも成長が早いので、子どもが帰ってから次の日の放課後に来ると結構育ってて
はじめての子はよくビックリしてます(^^)
2日目
2日目にして、目に見えて少し膨らんできました。
きのこ栽培3日目
室温が良いのか、3日目の夜ですでにこれ。
もう「しいたけ」ですよね。
4日目
4日目でこんな感じ、収穫できそうと思いきや説明書によると「まだ待て」
傘の橋上切れてきたら収穫タイミング。
5日目
5日目でそろそろ収穫できそうです。
大事を取ってもう少し様子を見るか・・・
多分ここが収獲タイミング。
6日目
様子見。
育ちすぎたか!?と思ったけど、見ると下の方が小さいのと、個人的な理由で(眠かった)収穫先延ばし。
写真忘れた・・
7日目
朝起きたら育ちすぎ、形が若干変になり始めたので収穫。
下の詰まってるしいたけたちは窮屈そうなので間引く感じ。
上の方のは収穫して、量的にはこれくらいに。
時間が遅れた分、よくみる椎茸より傘が波打った感じになってしまった。。
最終的に100個くらい採れました(^^)
毎回味がいいからなんの料理にしようか楽しみ。
とりあえず冷凍しておきます。
我が家でやったので子どもたちが食いつき、丁寧に収穫して数も数えてくれましたよ。
育成途中でも何度も作ってるので若干飽き気味でしたが、たまに見てつついて触ってみたり匂いを嗅いでみたり。
我が子達は元々きのこが好きなので、食べるのを楽しみにしている様子。
切り株を休憩させたら2週間後に再挑戦できます。
2.キノコ栽培のデメリットあるけど、食育には最適
2-1.デメリット
良いことずくめの「きのこ栽培キット」ですが、若干デメリットがあります。
・しいたけを買うよりは高い
・買ったらすぐ栽培しないとダメ
・小さいのが集合してるのが苦手
・夏場は温度に注意
しいたけを買うよりは高い
家庭菜園だと作ったほうが安くたくさん取れるので家計にも優しいですが、キノコ栽培の方は家計には厳しめ。
食べるだけならスーパーで買ってきたほうが安いです。
と言っても送料含めて2000円は行かないくらい、生の味の良いキノコが体験含めてこのお値段!
個人的には子どもの食育という視点をもったなら、価格以上の価値があると思いますね。
買ったらすぐ栽培しないとダメ
説明書にありますが、キノコ栽培キットが届いたらすぐ栽培開始する必要あります。
買いためておいて、タイミングを見計らって作り始めるのが無理なのはデメリットかもしれません。
ただたくさん生産されているようで、いつ見ても在庫があって注文できるので問題にならないでしょう。
商品が届きにくい地方だと不便かもしれません。
小さいのが集合してるのが苦手
これを育てて毎回思うのは
キノコが密集してニョキニョキ、見るたびに伸びてる。
日本人形の髪の毛が知らない間に伸びてる気味悪さに通じるものがあるかも。
自然に対する畏怖とか、未知のものに対するおそれとかが本能的にあるのかもしれません。
小さいものが密集してるのが苦手だと、人によっては気持ちわるくなってくるかも。
私はトウモロコシの粒が規則正しく並んでると鳥肌が立ちますが、きのこ栽培は大丈夫。
まあ人により、ですね。
夏場は温度に注意
しいたけに関しては室温18〜25℃が適温なので、夏にやる場合はクーラーボックスや空調の効いた室内で育てる必要があります。
あまり育たなかった、という口コミは夏場にやったのが原因なようです。
保育園や学童クラブには食育にも
きのこ栽培キットは水やりだけなので、置き場所さえ気をつければ失敗しようがありません。
二十日大根を枯らした私が、何度やっても失敗しないくらい。
成長スパンも短いので、集中力の切れやすい保育園や学童クラブの食育に最適。
子どもたちの食いつきもよく、特にはじめての目の当たりにする子はキノコの成長を毎日楽しみにしています。
朝と夕方でも目に見えて違いますよ。
農業やってる知り合いから聞いた話、アスパラを端から端まで一日かけて水やりしてると、朝手入れしたアスパラが夕方には伸びてるのが分かるそう。
これに輪をかけて、キノコの成長スピードは早いのです。
子どもはキノコ苦手な子も少なくありませんが、育てたものは不思議と食べる食育あるある。
子どもの好きな味で調理したり、一緒にクッキングさたらキノコ苦手が克服できるかもしれませんね(^^)
しいたけは風味が強いので、どうしても苦手な子がいるならエリンギあたりが無難かもしれません。
3.販売サイトなどの「もりのきのこ農園シリーズ きのこ栽培キット」の口コミ紹介
キノコ栽培キットはいくつかのメーカーから出ていますが、森のきのこ農園シリーズの口コミを紹介しておきます。
★4
母が楽しみに2022年11月4日に日本でレビュー済み
高齢の母が楽しんで育てました。
1回目が59個、2回目が14個。3回目は残念ながら1個でしたが、毎回元気で立派な子が収穫出来ました。採れたての焼きたての味には私も感動しました。食べきれないので干してから冷凍しています。お正月に孫たちに振る舞いたいそうです。
反省点は「トントンと叩くこと」をしなかったこと。説明文を読み落としたようです。
トントンして4回目をチャレンジすると笑顔を見せてくれるので、再度プレゼントしようと思います。
アマゾン
👆子どもだけではなく、大人も楽しい
★5
椎茸が出てくるまでの【ワクワク感】がたまんないみるみる育ってくる様子が見られて楽しかった。ただ、画像を見てもわかる様に正面はメッチャ出て来たけど、裏側が少ししか出来なかったのが残念。
香りはほのかにする程度、味は普通に美味しかった。
肉厚で大きいのがポコポコ‥‥楽しかった〜ごちそうさまでした(^o^)バター醤油・すき焼き・鍋焼きうどんに入れて食べました。
アマゾン
PS:翌日には届いたし、直ぐに始められたのも嬉しかった♡
★5
夏休みの自由研究に使いました。2022年9月6日に日本でレビュー済み
子供の夏休みの自由研究に使いました。暑い時期で育ちが悪かったのか、数は多くなく、小さめ、味も薄く、食べる目的としてはあまりでしたが、自由研究目的だったので問題なく、育てやすいところはとても良かったです。
アマゾン
4.シリーズや他のきのこ栽培キット
キノコ栽培キットは別メーカーでもいくつか商品があります。
でも少しサイズ感が小さいというか、一人暮らしで趣味的に育てるのに適している感じ、
子どもがいる家庭や施設では物足りなさがあります。
でるまっしゅ👇
おうち育てるシリーズ👇
サイズ的に、個人的にありなのはニョキッコ
ですがこれは椎茸オンリーなようで、やはり「もりのきのこ農園シリーズ」がオススメです。
シリーズとして
- エノキタケ
- ぶなしめじ
- なめこ
- きくらげ
- ひらたけ
- エリンギ
十分すごい!
栽培時期がしいたけ以外は決まっているので、そこだけ注意が必要です。
またマイタケはシリーズに入ってないけれど、舞茸は栽培が難しいとテレビで見たことあります。
別会社から「まいたけのなる木」が販売されていますが、プランターを用意したり若干手間がかかるようです。
我が子の希望で、次はナメコに挑戦しようと思います(^^)
5.きのこ栽培キット総評
いかがでしたか?
小学校に入るとアサガオやオクラなどいくつか栽培するけど、それより遥かに成長の早いきのこ栽培
✔寝て起きたら育ってる
✔朝出かけて帰ってきたらまた成長してる。
他には無い演出です。
大人が育てても楽しいし、幼児や学童クラブくらいの子どもの食育にも役立つ優れた商品、夏休みの自由研究にもいいかもしれません。
ぜひ試してほしいと思います(^^)
ありがとうございました
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