0.公的学童クラブのおやつがスナック菓子や市販品ばかりへの不満はもっともだけど、理由があります
結論から言いましょう。
公的な学童クラブのおやつは、スナック菓子や市販品メインです。
たまにフルーツとかパンとか出る程度、職員の手作りおやつなんて普通の学童クラブだと望めません。
なぜなら・・・
● 他の育成や遊びを通した支援に比べ、おやつにそれほどの意味がないから
● 食の提供のリスクが時代が進んで明らかになってきた
● リスクを避けるための手間が半端なく、大きな負担
● 学童職員に食に精通した人がほぼいない
👆こんな理由があるけど、それでもおやつは出さなきゃいけないということで、スナック菓子や市販品など手間が最小限しかかからないものを提供してる訳です。
学童クラブとして、おやつに大きな意味はないから
学童クラブの育成時間は放課後〜夕方がメインの時間だから、おやつが出る施設がほとんどです。
でもそれ、
- 栄養をしっかりとって体を丈夫にしよう
- おやつを通じてマナーや食育をしよう
👆みたいな目的は元々なくて、単に「お腹がすいてかわいそう」という福祉的な視点に立っての提供です。
食育にこだわっている民間学童クラブはチラホラあって、取り組んでる施設はそれを売りにしてますが、
売りになるというのは裏を返せば、「公的な学童クラブがおやつを通した食育を重視してない、したくてもできない」という状況があるからです。

放課後児童クラブ運営指針にもおやつの記載があるけれど、ほんのちょっと。
厚生労働省の出している放課後児童クラブ運営指針でのおやつについての記載のある部分👇️
・発達過程にある子どもの成長にあわせて、放課後の時間帯に必要とされる栄養面や活力面を考慮して、おやつを適切に提供する。
・おやつの提供に当たっては、補食としての役割もあることから、昼食と夕食の時間帯等を考慮して提供時間や内容、量等を工夫する。
・おやつの提供に際しては、安全及び衛生に考慮するとともに、子どもが落ちついて食を楽しめるようにする。
・食物アレルギーのある子どもについては、配慮すべきことや緊急時の対応等について事前に保護者と丁寧に連絡を取り合い、安全に配慮して提供する。
厚生労働省放課後児童クラブ運営指針(PDF)
👆「~を考慮して適切に」みたいなすごく曖昧な表現ですね。
だから施設や自治体ごと細かいマニュアルや取り決めが必要で、基準はあるようで実は無いんです。
おやつって感覚的には重要な部分っぽいけど、学童クラブではそんなに大きな意味は持たされてないことが分かります。
だからできる範囲のことを施設ごとにやるわけですが、「できる範囲」が普通の公的な学童クラブだと、かなり少ないわけです。
年々厳しくなるが決して緩くならない衛生管理、コロナ対応
昔はたくさんの子どもへの食の提供を家庭での食事の延長みたいに考え、衛生管理も適当な中で色々やってたけれど、
情報化社会になったら、「そんなのはダメだった」というのが知れ渡りました。
おやつ提供はハイリスクということが、今や学童クラブ業界では常識になったわけです。
実際におやつでの窒息による死亡事故も集団食中毒も起きていて、そのたびに学童クラブでの対応の穴が明らかになっています。
昔は無知ゆえに恐れを知らず
- 「手作りおやつ」
- 「餅つき」
- 「流しそうめん」
などを「楽しそうで子どもも喜びそうみたいな理由だけで」色々やってたけど、事故が起きなかったのは運が良かっただけ。
いや実は地方の小規模学童などで事故が起きてたかもしれないけど、昔は情報として広まらなかった。
でも現在の情報化社会では、ひとたび事故が起きれば即座に知れ渡るし、リスクが大きくてやっちゃダメだったのが情報として溜まるので、
同じ事故を起こさないためのルールが、「厚生労働省管轄の学童クラブ」として毎年少しずずつ増えていきました。
(参考、学童での事故事例)
✔アメリカンドッグのどに詰まらせた小3男児が死亡 東京・墨田区の学童 (PDF)

そのような事例から決められたルール、アレルギー対応、食品衛生管理について、一旦厳しくなったら最後、もう甘くなることはありません。
また2020年〜新型コロナ対応では、
✔距離をとる
✔黙食指導
✔外したマスクの置き方
✔距離を取るため入れ替えで食べる
✔入れ替えのたびに消毒
👆みたいな職員にとっても子どもにとっても、負担でしかない対応まで迫られてます。
公的な学童クラブ職員では通常ルールを守ること+コロナ対応で、食育がどうの言ってる場合じゃないくらい余裕がないんです。
しかも次第に明らかになるリスクの一方、おやつ自体に意味がそんなにないという・・
公的な学童クラブにとって、おやつはリスク管理にかける労力が大きすぎるので、個人的感情は抜きにして手間をかけるべきところじゃないんです。
ぶっちゃけ多少お腹はすくけどおやつ食べなくても問題ないし、
実際に「17:00以降に残る子だけにおやつを提供します」って公的な学童クラブもあるくらい。
自治体によっては食品衛生の観点から、「手作りおやつは禁止」と明言している自治体すらあります。
あらゆる情報が広く知られやすくなったので、別の自治体で起きた事故事例からも対応が厳しくなる場合も多いです。

食の専門員を配置している公的学童はないし、キッキンも狭い
お話したようなおやつに関してのリスク管理が厳しいのに、そもそも学童クラブ職員に栄養士とか調理師の枠はありません。
たまに知識や資格を持ってる人もいるけど、個人的な特殊スキルや趣味レベルで、学童職員は基本的に食品についての素人軍団。
家庭でやってる延長みたいな感覚で、大人数に「職員の手作りおやつ」を提供される方が不安ありませんか?
家とは違って何十人もいるのに、家庭レベルのキッチンしかないところで。。
だからほとんどの公的学童クラブでは、買ってきたスナック菓子やパンなどを数種類、袋を開けてそのまま提供する形。
「学童クラブでも保育園みたいに手作りおやつを出してほしい」って不満や要望はもっともだけど、無理そうじゃないですか?
それでもおやつは子どもにとって、大きな楽しみの一つ。
学童クラブの職員もわかってるし、職員個人レベルでは、

子どもに喜んでもらいたいなー
って思ってるんですよ。
でも育成内で手間を掛けるべきところは他にいくらでもあるので、現場努力はしたいけど限度がある。
食べながら話をすると、楽しいし普段できない話を子どもと落ち着いてできたりするけど、黙食を強いられているコロナ渦ではそれも無理。
制約のあるなかでどんな努力がされてるか?は8章で

ごく稀に公的な学童クラブでも職員手作りのおやつを提供している施設もありますが、施設が整っている場合のみ。
また公的な学童クラブでも、父母会運営+助成金運営や民営委託である程度自由に運営ができるところだと、
キッチンが狭いにもかかわらず餃子を焼いたり、麺を茹でたり攻めているところもありますが、
衛生面で世の中の目が厳しくなっていて知識のある保護者も多いので、徐々に減ってきてると思います。
そもそも学童クラブ職員は待遇が不安定だから経験を積みにくく、スキルアップもしにくい職業というのはあまり知られていません。
だから一見、保護者の目からは食育に力を入れている風だったとしても、
不勉強の素人が事故事例も知らず、昔のように恐れを知らず「子どものため」と言う名目・「やってあげたい思い」などの精神論だけでリスク管理もせずに色々やってるだけかもしれませんよ。
【学童保育でのアレルギー対応】事故を防ぎ安全に食べる/おやつや行事
1.学童クラブのおやつへ疑問や不満で多いのは持ちかえりやロスの問題・・
学童クラブで市販品ばかりな理由をお話してきました。
この章ではその他、保護者のみなさんがおやつに関して持つ疑問や、私が過去にもらった意見などへの答えていきますね。
余りおやつを職員が持ち帰るか問題
たまーに、

親が払ってるんだから、
職員が食べるのはおかしい!
余ったのを
持ち帰るのもおかしい!
という声が、だいたい気にしすぎな職員の「こんなこと保護者に言われたら反論できない」などの心配から出てきます。
または保護者でもなんでもない人からの意見として出てくる場合もありますが、肝心の保護者からはこんな意見は出てきません。
仮に頭をよぎっても言いませんよね?(笑)
児童クラブで子どもたちに提供しているおやつの廃棄分を、指導員が持ち帰ることは、倫理的に見てどのように思われますか?
私がかつて住んでいた自治体にある放課後児童クラブでは、保護者からの希望があれば、1日につき100円徴収しておやつを食べさせています。
生ものや賞味期限切れのおやつなどは廃棄することになりますが、それを指導員が個人的に持ち帰っているとしたら、どのように感じますか?
ヤフー知恵袋
このニュースで思い出したのは、学校の職員が余って捨てるだけの牛乳やらを持って帰ってたのが、匿名のタレコミで発覚して処分されたって話。
このニュースを見た市民からは、

もったいないだろーが!
食品ロスを問題視する方が、数多く寄せられたそう。
学校では「持ちかえり✕」規則に違反して処分されたわけで、食品ロスを良いとは言ってないんですけどね。
幸い学童にはそんなルールはありません。
余らせないように提供するは前提だけど、どうしても余るし、世間的な感覚では捨てるほうがもったいない。
子どもに無理に食べさせたり、持ち帰らせるのが問題ですよね。

職員が食べるのを問題視する声も
似たような疑問に、
・職員が一緒に食べてるのってどう思いますか?
・保護者が払って買ってるおやつでしょ。
みたいのもたまに出ます。

なんで職員が食べてるの?

相当ケチだわ
って誰かが言ってましたな。
実際に子どものおやつと、職員が休憩時間に食べるおやつは別で用意してるってクラブで仕事してたことありますが、
一緒に食べるのは意味も目的もあります。
①検食の意味
②一緒に食べて心のバリアがない状態で、いろいろ話をできる。
私が学童で働いているときに、

みたいに不満を言ってくる職員もいたけれど、もはや笑い話。
居残りで遅くに帰ってきた子が、一人で食べるって寂しいので、それを気遣っての行動にも関わらず。

まあ行政としては市民の声は無視できないのと、変なルールを決めるのは議員や役人なので、自治体によって扱いが大きく違うのも事実です。
またコロナ対応では黙食なので職員が一緒に食べる意味が失われ、機会はかなり減っていると思います。

見張ってるみたい
添加物問題
学童では、市販のお菓子を食べてるじゃないですか?? あれって、いっぱい添加物入ってて 体にいいとは言いがたいとおもいませんか??
家にいつもお母さんがいたら、 お菓子作ってくれたりして 手作りお菓子が食べれますが(←私はこっちだったので。。。)、
学童の子はそういうのは難しいじゃないですか。
私は、学童って手作りのお菓子が出るもんだと思ってました。
そりゃ、毎日って言うのは無理だけど、 週1ぐらいでは出るのかなって
※高校生のボランティアの意見
ヤフー知恵袋
👆️不満を持つ感覚は分かるけど、言ってる通り難しいんですよ。
責任もなんにもないボランティアの意見だからしょうがないし、0章でお話したように手間をかけるところではない。
- 内容に不満
- 体に悪い
食の素人、学童クラブ職員が作ったやつの方がよほどリスキーだと思います。
どうしても気になるなら要望だしてみたらいいけど、添加物がどうのとか感覚でしかないし、話は聞いてもらえるけど具体的には一切通らないでしょう。
食育に力を入れている民間学童へ預けるとか他の方法を考えるべきで、公的な学童クラブに求めることではありません。

子どものおやつ持ち帰り問題
学童クラブによっては、おやつ前に帰る子どもや残したおやつをを持たせたりします。
「おやつ代を徴収してるから」
への配慮だけど、保護者の立場からはどうでしょうか?
長く学童クラブで働いていた視点からは、
・持ち帰って道端で食べてごみを捨てるとか、
・子どもによってはランドセルに入れっぱなしで、何日後かに見つけて食べようとしたり。
けっこう問題になる形態ですよ。
そもそも一人分をみんな同じ分量を皿に用意して残さず食べさせてるクラブは少なく、子どもが欲しい物を取る、いらないものは返す形態が多い。
持ち帰らずとも、子どもの意志で食べない、だけどおやつ代は同額徴収されているのが普通です。
保護者の方々には「おやつ代の名目でも、育成料に含まれるもの」と割り切ってほしいと思います。
私の勤めていた学童クラブは、リスクが多いので持ち帰りおやつをやめて、どうしても要望があったときは保護者に取りに来てもらってました。
要望出したらその子だけおやつ代が減額されるとか対応してくれる可能性はありますが、レアだと思いますね。
何度もお話していますが学童でおやつに、余計な手間をかけたくないんです。

2.公的学童クラブのお昼ご飯はお弁当?給食?
おやつなど食べることに関連して、お昼ごはんや弁当問題についてお話ししていきます。
学童クラブは放課後メインなので、お昼ご飯が必要なのは
- 土曜日
- 夏休みとか
年1/8くらい、多い気がしますがほぼ夏休みに集中しています。
そして公的な学童クラブは、ほとんど給食はは出なくて弁当で、たまに"学童クラブで給食を導入した"自治体が、新聞記事に載るくらい珍しいことです。
民間が補助金でやってるクラブは、特に父母会がやってるところは手作り給食出すところもあるけど、

やってるけど安全性は保たれてるか?心配なところです。
なぜなら・・
●学童クラブは調理師も栄養士もいない
熱湯消毒で全て解決すると思ってる人や、ピーナッツアレルギーの子どもへ「落花生」を出す人すら混ざってます。
●家庭の台所に毛が生えた程度の設備
基本的に施設内での調理は不可能で、準備も片付けもすごく手間。
昼ご飯が必要になる日は午前中から。
子どもにとっての午前中はとっても大事だから、余力があるなら大人がついて普段行けない公園とか行った方がいいと思います。
おやつでも大変なのに、昼めしとなるとイベント的に出すことがあるかな?程度。

公的な学童クラブでたまにある形態は仕出し弁当。
それでも実施までには
- 出席人数も少ない
- 日によって出席変更も多い
- 短期間だけ請け負ってくれる業者いるか
- 費用の徴収や未払い出たら厄介
いくつかハードルがあります。
学童側の絶大に増える手間を考えて、一方もたらされる効果が親の弁当負担の軽減だけ。
保護者からは「仕出し弁当くらい、注文するだけでしょ」という感覚かもしれませんが、
夏休みや土曜日は職員が朝から晩まで子ども対応なので事務する時間はないどころか、欠員状態で仕事してる場合も多いのです。
やってあげたい気持ちはあっても注文や確認など余計な手間、できてもせいぜい夏休み中の数日。
仕出し弁当ですら学童クラブの本筋の仕事じゃないから、実施は厳しいんですね。
実際に自治体や施設によって、
おやつの発注などは父母会に任せてやる分にはいいけど、職員の仕事じゃないです
と明言してるところもあります。
それでも職員個人レベルでは

いいものを食べてほしい
保護者負担を減らしたい
って考えてる人は一杯います。
だからいろんな取り組みを工夫をしてやってたり(8章)、そもそも塾系の民間学童クラブは全然考え方が違ったりします。

聞いてみるとその不満は民間学童クラブと比べてることが少なくないですね。

3.学童クラブで夕食は出るの?
公的な学童クラブは、ほとんどの場合19:00くらいまでしかやってないので、

夕食はいらないですね。
逆に21:00とか夜まで開所している施設では必須になり、東京都内だと千代田区の一部施設では提供があります。
公的な学童クラブだと夕食はほぼ必要ないけれど、塾的な民間学童クラブは最大22:00とかあるので、そんな施設だと夕食は有料で出ますね。
民間学童クラブの事情は5章で
【公立学童クラブVS民間学童】違い徹底比較→料金/送迎/時間/他
イベント的なお泊り会やキャンプなどは単発イベントなので、夕食が出るのは普通。
あくまでも日常の育成に限っての話です。

4.放課後子ども教室っておやつやお昼ご飯どうなってる?
放課後子ども教室でおやつ無し
放課後の居場所のひとつである「放課後子ども教室」学校が終わったあとに、学校内で遊んだ過ごせて大人の目もあるところ。
ここは単に居場所だし、職員だってボランティア~専門職員まで自治体によって大きく事情が違います。
そもそも自治体によって、整備されてなかったり。
そんな放課後子ども教室では、おやつや昼食は一切出ません。
持ち込みを自分で管理するか、アレルギーリスクを考えて持ち込み自体が禁止のところも少なくないんです。
やってる時間もだいたい5時まで。
学童クラブに行かなくてもなんとかなるような家庭を想定した居場所作り、と言った意味合いが強い施設。
あえてリスキーな取り組みはしませんよね。

放課後子どものお教室の昼ご飯
おやつも出ないのに、おひるも給食なんて出ませんよね。
学童クラブと一体的に運営されている施設だとしても、
- 学童登録の子は弁当
- 一般利用の子は昼は施設を閉めるので帰宅
- または一般利用は別室で自己管理で弁当
👆どれかの形態です。
自由参加の来ても来なくてもいいし、出欠管理もしないから用意もできない。
お昼はお弁当持ち込みOKにしてるところもあるけど一部。
食べる場所がなかったり、片付けや準備の手間、衛生管理やアレルギーリスクを考えて一旦帰宅するところも多いですね。

5.民間学童クラブのおやつやお昼ご飯事情って全然違います
今まで話してきたのは税金がちょっとでも使われてる「公的な学童クラブの事情」
言ってみたら、役所が宣伝から募集までやってくれて、税金が使われてるから利用料も安い学童クラブ。
子どもの申し込みが来なく困る!経営できない!みたいな悩みとは特に公立学童クラブは無縁なので、
利用者満足は考えますがあえてリスキーな食育やおやつを売りにして、子どもを集める必要はありません。
一方で塾や完全に独自で経営してる民間学童クラブは、子どもの申し込みが来ないことには立ち居かず、
いくらいいサービスやいい人を採用しても、子どもがこなきゃ給料も払えないですぐ潰れる厳しい世界の施設です。
サービスを充実させて、申し込んでもらわなきゃいけない訳です。

そして民間学童クラブに保護者が期待してるのは
- 習い事などの教育
- 公的な学童クラブでカバーしてないサービス
👆このどちらか。
遅くまで預けてる時におやつがショボいとか、夕食も出ないクラブがあったとして、
他の民間学童クラブが

手作りおやつを出してます。
添加物多いおやつは
心配ですよね
みたいにPRしてたら、スナック菓子学童にいくより、そっちに流れるのは自然な話です。
じゃあ、うちもやらなきゃってなりますよね。
しかも民間学童クラブって、保護者の負担する利用料はもともと高いので、食事代くらい上乗せしてもたいして変わらないんです。

経営の視点が強いってことです
こんな感じで、民間学童クラブでは手の込んだおやつ、食事の提供も特別なことじゃない。
よほど「うちは受験に対応してます」みたいな他が真似しにくいサービス提供してるんじゃなければ、
利用者獲得のためにはおやつや食事に気を使うのは、必須レベルかもしれません。
ちなみに食育に力を入れている民間学童クラブでも、調理師など食のプロはいないのが普通、
せいぜい研修を受けてるか、外注してるかなので、本当に安全なのか?は施設ごとに大きく違いがあると思います。
【公立学童クラブVS民間学童】違い徹底比較→料金/送迎/時間/他
6.学童クラブに持ってくお弁当で気を付けることは?冷凍食品はOK?
今までお話したように公的な学童クラブは弁当持参が基本。
でも家庭で毎朝お弁当を作るのは大変ですよね。
たまーに、

「冷凍食品は
やめてくださいね」
って園長に言われました
ってSNS上の発言に猛烈に批判コメントがつく世の中。

自分も親の時は頑張った結果
子どもが喜んでいた

そう、昔の話ですよね。
「個人レベルではお弁当は手作りがいい」と思っている職員も中にはいるけれど、そんなのは保護者の大変さを分かっていないと叩かれる世の中なので、表立って言う人はかなり少なくなりました。
だから保護者のみなさんは保育園が給食だったんなら、ただでさえ大変だから冷凍食品でも何でもいいんですよ。
実際にお弁当はコンビニおにぎりだったりする子もいました。
学童クラブがよしとするなら、

好きなの買ってから行きな
みたいに自立の練習をしたっていいくらい。
お釣りが出てお金を学童に持ってくことになっちゃうから、そこは確認を(笑)

さすがにレンチン必要なコンビニ弁当や、「冷蔵庫にいれといてください」はダメだと思うから、そこも確認しときましょう。
ネグレクト気味の家で親が何にもしてくれず、自分で大きいおにぎりを一つ作って、

って言いながら食べている子もいました。
だからそんな子が目立たなくなり、余計な劣等感を持たせない意味でも、何人かはコンビニおにぎりでもいいんです。
そもそも学童クラブの利用要件の「親の病気や障害で保育に欠ける」で入会している子も少なくありません。
そういった家は時間はあったとしても、作りたくても作れないですよね。(保育園の利用要件も似たようなもの)
だからお弁当を用意できるかどうか、内容はどんなかなんて千差万別なわけです。

7.学童クラブでは食べるときのマナー指導はしてくれる?
学童クラブでは食べることは重要度が低いようなことをお話しました。
でも食べる場があるからには、マナーとかの指導はしてくれるし、仕事のうちです。
- 取った分はなるべく残さないで食べる
- よくかむこと
- 立ったり座ったりしない
- 前を向いて正しい姿勢で食べる
- 口は閉じて食べる

別に決まってないから、そこにいる職員次第です。
誤嚥事故は死亡事故が起きるくらい危ないから、食べている様子は見てくれてるでしょう。
- 食べている相手をビックリさせない
- 急に笑わせない
- 早食い競争はだめ
食育は力をいれてるクラブもあるけど、そう多くはないと思いまし、食べる食べないもだいたい自由。
払ってるお金がもったいないんなら、親が食べるように言い聞かせましょう。
嫌いなものを食べるように指導するのは職員の仕事のうちじゃないし、"食べたくないのに無理に食べさせられた"なんて言われかねないから。
学童クラブで気を付けてる衛生管理やアレルギー対応、どんなことがされてるか知りたいなら👇️
衛生管理やアレルギー対応など管理面での留意点は別の記事に書いていますのでそちらをどうぞ。
【小学生までの子に教えたいルールとマナー】★大人がお手本4つの領域★
8.よくある昼食・おやつのプログラムはこんな感じです
学童クラブや児童館などで、いろいろされてる取り組みやプログラムを紹介してみます。
おやつは制度的には重要じゃないんだけど、心情的にはおやつの場って私も大事だと思います。
現場の職員たちも、けっこう工夫してますよ。
おやつ当番・グループごとに配膳
前に出ていただきますを言ったり、配膳の準備を交代で行っていくだけの取り組みですが、挨拶だけでもやりたい子はけっこういますよ。
自己肯定感が低い子に役割をやってもらい、認められているのを感じてもらうみたいな意図をもって行うこともあります。

カタログから子どもとおやつを選ぶ
生協みたいな宅配サービスで注文する場合、カタログから

なんて話をしながら子どもと選んで、そこから話をふくらめたり。
カタログのページを壁にでも張って、アンケートをとったりも面白い取り組みでした。
選んだおやつが出てくると、子どもも喜びます。

美味しいから食べてみて!
誕生月の子どものリクエストおやつ
誕生月の子に、食べたいものをリクエストしてもらう取り組みもよくあります。
年に一度なので、多少難しいものでも叶えてくれたりします。
私の勤めてた学童で、「ラーメン」「カレー」とか無茶言う子もいました。
でも本気だったらしく、おやつなので少量になっちゃうけど出してあげたら大喜びでしたね。
この辺の取り組みは、日常的な手間は極力減らしておかないとできません。

買い物おやつ
自分の分を近隣の駄菓子やさんに買いに行くのが基本で、やってる学童クラブも多そうです。
またはスーパーに何人かで繰り出して、全員分のおやつを買いに行く形式も多いですね。
「3000円までで、みんなが食べられるものを選んで」
とカゴと電卓を渡すと、リーダーシップを取る子や計算する子、好きなおやつをプレゼンする子など出てきて楽しい。

お店やさん
近所に駄菓子さんがなけりゃ、問屋で仕入れてクラブ室に値段ごとに並べるでも子どもが喜びます。
子どもがお店の人役をやって、70円までって決めたりして買い物をする。
いっぱいお菓子が並んでるとお店みたいになります。

手作りおやつ・手作り昼食プログラム
クッキーなど手のかかるものから、おにぎり・サンドイッチ・パフェ・ハンバーガーなど材料を組み立てるだけのおやつまで。
衛生面やアレルギーの問題・自治体や施設の事情などをクリアできれば、イベント的にやってる学童クラブは少なくないですね。
(行えない施設も多い)
子どもと作るレシピなんか、たくさん本も出てますよね。
子どもと作る! かんたんクッキング
防災に関連したおやつ・お昼ご飯
非常災害時に備えて非常食を備えている施設も多い。
それを賞味期限が切れる入れ換えのタイミングでおやつで放出すると、防災教育にもなる。
美味しくはない。。

レトルトでお昼ご飯
夏休みなど好きなレトルト食品とご飯を持ってきてもらい、レトルト食品だけお湯で調理してご飯にかけてあげる感じ。
学童職員側の手間もあまりかからず、家庭では弁当を用意するよりはるかに楽なので喜ばれます。
子どもも喜んで食べてくれますよ。

行事おやつ/誕生会・ハロウィンなど
誕生会の日はケーキを出したり、ハロウィンの時は近所の店を回って頼んでおいたお菓子を配ってもらうとか、
食べ物を絡めたイベントは楽しみが大きいから、たびたびやってるクラブも多い。
イベントの時にアレルギー誤配膳事故が急増するのは有名だから、その学童が大丈夫かは気にした方がいいかもしれません。

9.学童クラブのおやつやお昼ご飯事情まとめ
学童クラブのおやつや食事事情、わかっていただけましたか?
公的な学童クラブではスナック菓子とか手間のかからないのが基本、理由は人手や施設環境の問題です。(0章)
1章では学童クラブのおやつに関してのよくある疑問、あまり食材の持ち帰りとか、気になる人は気になっちゃう問題についてお話しました。
他には昼御飯は弁当が基本という話(2章)
夕食は出るの?(3章)
似た施設の放課後子ども教室では食品の提供はないし、持ち込みもできないところがあるって話(4章)
公的な学童クラブと民間学童クラブでは全く違う話もしました。(5章)
6章 持っていくお弁当で気を付けること
7章 食べるときのマナー指導やどんな配慮をしてくれるのか?
最後に学童クラブで工夫されて、よくある昼食・おやつのプログラムを紹介しました。(8章)
特に公的な学童クラブでは施設環境も限られ、職員にも食に関するプロはいません。
だけど子どもにとっては楽しいおやつ、なんとか制約の多い中でも工夫してやってるのが現状です。
スナック菓子が気になるなら要望を出してもいいけど、特に公的な学童クラブではあまり変わらないと思っておいてください。

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