1.暴力的に手出しをしたトラブルへの対応
暴力はダメを一貫、条件付きOKの指導しない
子どものケンカで暴力的に手を出してしまうのはとても多く、学童クラブのメンバーによっては毎日のよう。
小学生の高学年になると減るけど、全く0じゃない。
対応の基本は
✔暴力に訴えるのはいけない
と一貫して態度を変えないこと。
叩いた、ぶった、思いっきりぶった、殴ったなど力加減によりません。
条件付きで「その理由なら叩いてもしょうがないか」と条件付きでも認めちゃダメ。
なぜなら、
子どもは条件なんて覚えられないから。
ってお母さんに言われてる!
こんな子がたまにいますが、
学童クラブとしては一貫していけないと伝えましょう。
学童じゃダメ
「やり返せって言われた」系の子どもの親によく話を聞くと
言い返せなくて
やられっぱなしが心配
やり返してもいいって
言ったことあるかも
👆こんな感じで、一方的にやられて黙るのを心配しての発言。
または条件付きで「相手が上の子なら」みたいな発言。
親なりに考えて伝えた思いを、子どもが変に解釈してるケースばかり。
条件付きOKを家で指導しちゃってる結果なので、学童クラブじゃ条件付きOKは教えないように。
また、「親がいけない」と支援員は思い込んじゃ駄目ですよ。
ラベルを貼るだけで、一切進展しないから。
お便りで"ケンカの対応はこうしている"と情報を正しく伝え、保護者へ理解を求めることも大切です。

ダメの子どもへの伝え方
「暴力はダメ」の伝え方は、子どもの年齢や理解度により変わります。
教えることは社会ルール。
社会で通用しないけど、子どもへ言いがちなダメ指導
✔弱い子どもだから少しなら黙認
✔理由があれば暴力振るっていい
「そんな理由なら手出しもしょうがない、分かるよ。」
👆言ってもいいけど、最後に「でも暴力はダメ」しつこく指導。
他に教えていく社会ルールや道理は
- 口出しと手出しでは手出しが悪い
- 気軽に手を出すと大変なことになる
- 手出しをしたらどうなるのか?
- 怪我の程度は調節できない
- 親も出てくる
- ぶたれたらどう思うか
手出しをした一点ではダメは一貫させます。
でもそれに至るまでの経緯や状況・その子の思いや考え・気持ちに寄り添うのは、他のトラブル対応と同じ。
具体的に、さっきの状況はどうしたら良かったのかも教えてあげる。
年齢が低いほど、
✔手出しは我慢して大人に言いなさい
👆これも子どもにとっては、十分に具体的な対処法です。
【子どものケンカで教えるのは仲直りじゃない】ごめん→いいよは学童じゃ✕

2.スポーツの最中に、ファールなどから熱くなっての暴力や挑発への対応
サッカーや野球・ドッジボールなどのスポーツでは、ファールが意図しなくても起こります。
サッカー
➞相手の足を蹴ってしまった
ドッヂボール
➞顔面当てられた!
鬼ごっこ
➞叩いてきた!
痛い思いをした子が「わざとやられた」と思いこんだり、その場の感情からやり返すと、
熱くなってるので簡単に暴力のあるケンカになります。
子どもだけで遊んでいる場合は審判も自分たちの判断、曖昧な判定での言い合いから手出しのケンカになることもあります。
プロの大人ですら
似たようなもの・・
遊びの中やスポーツの最中の指導は、
「プレー中のファールはあるものだから、いちいち怒っていたらプレーはできない」
と伝えていきます。
どうしてもイライラしてきたら抜けるなど自分で判断する対処法は、低学年だと難しい。
だから大人の仕切りと強制力で、一旦抜けてもらう対処も必要です。
話を聞いて受け入れるのが基本といえど、仕切りは必要なんです。
度重なる子や、普段から手出しが多い子がプレーしている場には大人が審判するのが無難。
審判もいるだけじゃ意味なく、プレー中に「楽しくプレーするにはどうしたらいか」を教えるため、
- 全体への声掛け
- いいプレーに称賛する
- ラフプレーには声を出して教える
👆その場は大人が仕切っている、をちゃんと見せること。
その流れがあると、
✔わざとファール
✔思い通りにならず悪口や挑発行為
などへの指導も自然な流れで行え、一旦試合や遊びを止める場面でも、
素顔に子どもたちが従ってくれる雰囲気になります。
【学童の子が運動好きになるには】スポーツは苦手を増幅、運動遊び推奨

3.他人のトラブルに正義感から首を突っ込み、本人より興奮して暴力・悪口が出た場合
人の喧嘩に入るよくあるケース
他の子が始めたケンカや言い合い場面。
- 関係ない子が口を出し
- "友達だから"状況分からず味方
- チャチャを入れてあおる
邪魔な形で首を突っ込む子がいます。
一方がルールが分からず怒っての言い合いで、口出しする子が正しいルールを言っていたとしても、
頼まれてもないのに首を突っ込むと、
こんな反撃が来るのは当然で、口出しした方が良くないといえます。
やり合ってるのが低学年、口出しが上の子ならうまく仲裁もできるけど、
低学年同士だと善意からの口出しでも、うまくいかないケースばかり。
またよくあるケースは、
当人同士が合意して、本来の遊び方とは違うルールで楽しんでいるのに、
関係ない子が「ルールが違うよ」など口出すとか。
口出す子には発達障害があって、
●他の子が昂奮してると自分も釣られて興奮し、
●または「口出すな!」に対して「何だと!」と自分から車に突っ込むみたいに興奮する
これで歯止めが効かなくなって暴力を振るう子が、長年学童クラブで働いてきた私の感覚的に多いです。
そして口出した子が怒り出し、元々のトラブルを引っ掻き回すなんてのもザラです。
首を突っ込みトラブルへの対応
こんな状況でのトラブル対応
「関係ないでしょ」と伝えるだけ。
そしてフォローのため、「心配してくれたんだね、ありがと」
でオシマイ。
歯止めが効かないなら、「関係ないのに口出したのがいけないのよ」と、場面を変えて落ち着いてもらう。
首を突っ込んだことで無駄にケンカが拡大している場合は特にそう。
自分の正義感から口出しをしている子には発達的な課題もある子が多くなかなか伝わりませんが、
関係ないことを伝えてとりあえず離すことが初期対応です。
そうしないと、はじめの子同士のケンカが、いつの間にか口出しした子とのケンカになりよく分からなくなります。
✔ケンカを止めようとした
✔友達だから助けようとした
👆などの理由はありますが、
それについては肯定した上で伝え方や入り方など、
具体的にどうしたら良かったのか考えてもらったり、どうしたら良かったのかを具体的に伝えましょう。

4.昔のことを思い出して怒り出し、手出し悪口の子への対応
何かトラブルがあったとき、その場のことではなく昔のことを持ち出す子がいます。
聞き取りをしてても、どうも要領を得ない。
いつのことを言っているのか分からない、言われている方もなんの事か分からない。
怒ってるのは本人だけ。
時間の概念が未熟な子にはある事なので、目の前の事・昔の事は別に整理してあげましょう。
状況の確認に時間がかかるけど、必要なことです。
その上で目の前で起こったことを解決。
前のことを持ち出す場合、
良かったね
多分似たようなことを繰り返すので、長い目で見た支援が必要だと思います。

5.勘違い・早合点からのケンカ対応
勘違いによって起こるトラブルは、当事者の話が噛み合わないので、
どちらかがイライラしてきて暴力沙汰になるケースが多いです。
原因は
・自分が笑われた
・悪口言われた
・約束したつもりができてなかった
・言ったと思ったのに伝わってなかった
・ぶたれたと思ってやり返したが、たまたま手が当たっただけ
👆いくらでもあります。
誤解によるものは「思い込みが真実」と頑固になっているので、仲介しないと平行線のママ。
その場で解決できず、4章の「昔のことを思い出してのケンカ」の原因になります。
怒っていると納得するまで時間がかかりますが、付き合ってあげましょう。
ただ、あまりに時間がかかるのも考えものです。
そこは大人の仕切りで、ことの重大さと時間を秤にかけて、
遊ぼうよ
気分を変えてあげるのも良い対応だと思います。
6.学童クラブでの、暴力や悪口など攻撃が伴うトラブルへの対応まとめ
いかがでしたか?
暴力が伴うケンカ対応では
「暴力はいけない」を一貫して伝え、条件付きでも良しとしない対応が大切なポイントです。
派生的にお話をしてきましたが、全ての基本はこれなので、忘れないように対応してほしいと思います。
ありがとうございました。
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