子どもの道徳心を養うには?
子どもの道徳心の成長は、あなたが思っているより遅いかもしれません。
例えば・・
ダメって分かってるでしょ(怒)
子どもがなんかやらかすと、ついこんなこと言っちゃうと思うけど、その子自身はやったことが悪いことだと分かってるのでしょうか?
つまり善悪判断が人から言われるからじゃなく、自分の中で完了してるか?という疑問をあなたに投げかけます。
学童クラブで人の宿題を善意でやってあげる、よくないので見つかると怒られるけど善意。
他の子がさんざん嫌なことをしてきて
何度言っても繰り返してくるから、ついに我慢できなくて
強く言ったら泣いちゃった。
泣いちゃったのをどうしていいか分からずに放置したのを大人に見つかって怒られる、よくあるパターン。
良い悪いの判断とともに、とれる行動パターンが少ないのが子どもの特徴。
社会的に通用する善悪判断を自分でして、行動までできるようになるのは、大人が思ってるよりもずっと年齢が上がってからです。
しかも単に年齢が上がっただけてはダメで、
「やられたらやり返せ」みたいな変な教え方をされてたらどんどん周囲の子と感覚もズレてきて、空気が読めないヤツになる可能性すらあります。
さっきの「強く言ったら泣いちゃった」例では、事情を知ったなら仕方ない範囲。
だけど見つけた大人が事情も聞かず、
結果だけ叱ると道徳心は育たない。
それどころか、
怒られたからダメなんだな
👆️こんな感じで変に学習してしまい、大人の顔色だけを伺うようになるかもしれません。
子どもはそもそも行動を自制しにくいけれど、その前に"分かっていないから怒られることをする"方がよほど多いもの。
道徳心を養うには子どもの理解度を知り、適切に教育をしていく必要があります。
- 子どもの他者理解~心の理論
- コールバーグの発達理論
- レベル別の道徳段階
- アイゼンバーグの発達理論
- 知っておくべき誘導的しつけ
- 道徳教育がどうなっているのか?
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
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