0.保育士に向いている/向いてないが問題になる状況は2つ
子どもの仕事への適性~つまり向いてるか、向いてないか気になるのは2つの場面ですよね。
- 「採用前」
- 「しばらく働いたあと」
それぞれの状況で、自分の適性を気にした場合をお話していきます。
採用される前の段階で適性を気にするのは意味なし!
採用する側は、基本的に即戦力を求めてます。
新卒でも打ったら響くような、適性ありそうな人を採用したい。
なぜなら保育現場では、新人教育にかけられる時間や手間は少ない方がいいから。
職場での教育にどんなに長くても1年、それでまともな戦力にならないと困るわけです。
だけど、それまで採用されるまでその人が生きてきた時間は22年〜それ以上。
どんなにいい教育をしたって、1年でそれを塗り替えられるわけがないですよね。
だから性格とかコミュニケーション力とか、向いてる人の特徴に当てはめてみて、向いてない特徴を持ってない人を採用したい。
あなたが入ってからちゃんと頑張るつもりなら、始め向いてなくても素晴らしい保育者にもなれる。
だけど現状での未熟さを見抜かれて、採用されないループに陥るかもしれません。
そこで保育者としての向き不向きに悩むかもしれませんが、採用前に悩んでも無駄。
なぜなら考え方や性格なんてのは、職場で相当の経験を積まないと変わらないから、働き出す前に適性調べてもあまり意味ないから。
採用してくれた職場で経験を積んで、頑張っていく覚悟をもって働くしかありません。
後で話すけど、
適性の重要な要素
➔「継続して頑張れること」
私って向いてるのかしら?
子どもが嫌いとか、確実に向いていない特性がなければ、採用される前に適性を気にするのは意味がありません。
意味はないんだけど、どんな感じの人が求められてるか?は知っておく価値があるので、記事の続きをどうぞ!
しぱらく働いてみたあとに適性が気になるときは、記事の続きをどうぞ!
しばらく働いてみたあとに"自分の適性が気になる場合"、けっこう深刻に悩んでる人も少なくない。
実際に「適性に不安」が理由でやめる方も多くいます👇️
(👆️前から6番目の11のところ)
✔若い人と、男性が高い。
✔適性気にして辞める人、3割以上!
そう、悩んでるのは貴方だけじゃないんですよ。
でもそれ、ホントに適性の問題?
自分と比べて回りがすごいように見えて、
迷ってるのに、
他の保育士さんは
明るく働いてて楽しそう。
私って向いてるのかな?
って漠然とした不安を持ってるだけじゃないでしょうか?
この記事では働き出す前に確認したい方もそうだけど、働いてる中で迷いが出たときに先を読んでもらいたい!
と思います。
1.学童クラブ支援員や保育士など子どもの仕事の適性とは?
この章は既に働いてて、自分の適性に自信がなくなった方向け。
これからやってみたいという、やる気のある方は読んでも分からないと思うので、2章へ飛んでください。
1-1.あなたには適性あり!
結論から言えば、このような記事を探してまで読んでいる方に、私は適性がないとは思えません。
なぜなら子どもについての仕事をする上で、
- 疑問に思うこと
- 悩めること
が重大な適性の要素だから。
疑問にも思わず、悩まず仕事をしている人ほど、
昔に通用した古いやり方しか知らない。
悪くするとその視野の狭い保育・育成を、なにも知らない新人に強いる。
👆職場で"頭の固い、腫れ物のように扱われてるベテラン職員"の特徴ですよね。
そんな人はこの記事は読まないし、そもそも「保育」「適性」みたいな検索すらしないでしょうね。
だからあなたは子どもの仕事の適性を、一段階クリアした状態に既にいます。
1-2.適性あっても子どもが嫌になることだってある
といったところで、あなたに適性は恐らくあるし、保育系の仕事に向いてると言えます。
だけど様々なストレスから、保育の仕事をやめたいとまで悩み、切羽詰まってるかもしれません。
"保育士に向いている=子どもが好き"
誰でも思い付くけど、やってるうちに子どもが嫌になることもあります。
子ども関係の仕事で、保育園とか学童クラブは特に。
- 他の職員はうまくやってる
- だけど自分だとうまくいかない
- まとめられない
- 話して注意したことをすぐ繰り返す。
うまく行かないことがとってもたくさんあるから。
たくさんある割に、ノウハウを教えてくれる人もあまりいない。
自信がなくなって仕事や子どもが嫌になってきた時、"適性がないのかも"って思うのは仕方ないと思います。
また職員間や保護者の大人との関係で悩んで適性を気にする方も多いけど、それも向き不向きとはあまり関係のないところ。
「私って向いてないのかな」
って悩む人、とっても多いにゃ
1-3.子どもの仕事には、能力よりも精神が必要!
学童クラブ指導員や保育士には、
技術者のような器用さや尖った知識
→いらず。
芸術家のような才能
→いらず。
アスリートのような秀でた能力
→いらず。
特別に習わないと知れない秘伝知識
→いらず
必要な能力と言えば、見えて聞こえて話せて動ければOK
まあ自閉傾向や、注意欠陥とかは厳しい場合もあるけど、それすらも職場の理解とサポート次第。
そう思いませんか?
コミュニケーション力とか
能力いるでしょ?
👆これに今から反論していきたいと思います。
保育や子どもの知識は、勉強すれば誰でも知ることができるような知識ばかりです。
経験すらも、ちゃんとした経験豊かな人が本にしてくれてたら、読めば分かるような事ばかりです。
身に付けるには自分でやってみる必要があるので、時間がかかるところがネック程度の話。
だから保育士系の仕事の適性って、"やる気"みたいな精神的なものにかなり偏ってます。
何が自分に足りないか知って頑張れば、時間がかかるけどいつかはクリアできるということ。
いくら努力してもアスリートにはなれない。
だけど「やりたい気持ち」「頑張る気持ち」のような精神的なものがあって、職場環境に恵まれれば適性がないように思っても、よき保育者にはなれる。
共感力なんかも、就職前にそれまで生きてきたなかでの素質か、就職前の経験から得たもの。
だから働きだしてから経験値を積めば、取得できるもの。
1-4.資格の有無→関係なし、経験→関係なし
働き出すまでにある程度の知識はつけておかないと、採用してもらう入り口にすら立てない。
「私、資格取れるくらいには勉強しましたよ」という証明が保育士資格や学歴。
逆に言えば資格にはそれだけの意味しかなくて、
資格持ってる人より、知識も経験も遥かに高みにいる人なんて、世の中にはゴロゴロしてます。
資格→関係なしってのは、適性とは関係なしってことです。
資格があっても
学ぶ姿勢もない
こんな人も少なくないのが、残念ながら保育業界の現状です。
経験もあればいいけど、さっき書いたみたいに本で補える。
我が子1人2人の子育て経験や、1つの保育施設でしか働いたことない経験より、保育のケースについて、
- 「こんなクレームが入ることがある」
- 「ある施設ではこんな事故があった」
- 「物を盗んじゃう子どもは一般的にこんな心理」
みたいな知識がある方が遥かに役に立つでしょう。
資格や経験は適性とは無関係って話でした。
2.保育士/学童クラブ指導員の適性-向いていない人の特徴
この章では、敢えて向いていない人の特徴からお話しますね。
ほとんどが当てはまらないなら、"現時点では"向いている!
自信がなくなったり、モチベーションか下がってきただけの方はちょっとだけ取り戻せるでしょう。
もし当てはまっていたとしても1章でお話したように精神的な面に偏ってて、ほぼ全てが"やる気"や"心構え"みたいなものだから改善可能。
自分の弱点がどこか自覚し、
何とかしたい!って気概を持って働けるなら、いつの日にか性格すら3章にあるような"向いている性質"へ変わるでしょう。
精神論だけど、その中で唯一外せないのが4章でお話予定の
本当にやりたい仕事か?ってところ。
それが本当の意味の適性だけど、まあ後で。
じゃあ「向いてない人の特徴」いきます。
✔こどもが好きではない・嫌い
✔子どもを思い通りにしたい
✔本音を隠して裏で悪口をいうタイプ
✔責任感がうすく依頼心が強い
✔臨機応変さと柔軟性がない
✔潔癖
✔イライラしやすい
✔視野が狭い
✔自分で何でもやる
✔疑問を持たない
✔時間にルーズ
※運動能力や感覚的な能力は別で解説
この辺は色んな職業解説サイトみたいなところと同じ
保育士に向かない人の特徴
臨機応変に行動できない人、自分にこだわりが強い人、柔軟性がない人は全く向かないと思います。
子どもの行動は大体予測しながら計画し、行動しなければなりませんが、時として子どもは大人が予測できないような行動を起こすことがあります。
その時に臨機応変に計画を変更し、柔軟に対処できなければならないと思います
転職グッドより引用
リスト前半3つはどうしようもないもの。
この記事を読んでるあなたには当てはまりません。
「あの人、子どもの仕事をやめた方がいいな」って思う人の特性。
人によっては分かれるけど、
自覚して頑張ればだいたい改善できるものです。
完全にアウトな保育士に向いていない人の特性
子どもが好きじゃないか嫌い
こどもが元々嫌いな場合、この仕事は選ばないと思います。
筆者であるジャムは高齢者が元々すごく苦手だから、介護の仕事はしないんです。
頼まれてもやらない。
嫌すぎてやる気が出ず、それが見破られて高齢者施設での現場実習(社会福祉士)が中止になったくらいです(笑)
👆️これと同じこと。
"もともと"ってのがミソで、
子どもが好きだったのに、"仕事をしている中の大変さから嫌になった"というのは、向いてないとはちょっと違う。
多分その"嫌"は仕事の忙しさとか、余裕のなさから来てるから。
落ち着いて子どもと過ごせたなら、「ああ、やっぱり子どもって好きだな」に多分戻るから。
仕事へ使命感もあるなら子どもが多少わがままでも
何とかしてあげたいわ
余裕がある通常状態なら、こう感じるはずです。
「この子だけは苦手」ってのはたまにあるけれど、相性の問題かもしれません。
子どもを思い通りにしたい人って、精神がおかしいから適性なし
好き嫌いとは別次元の人として、
- 弱い子なら支配できるだろう
- 子どもを思い通りにしたい
- 子ども相手なら優位に立てる
みたいな考えを無意識に持っている方が、保育現場にやってくる中にすごくたまにいます。
私の20年以上の勤務経験で2人遭遇。
1人問題起こして免職、1人はいつの間にか消えました。
この場合のみ子どもに悪影響しか与えないため、間違いなく不適性です。
無意識だから自覚して努力すれば、人によってはいけるかもしれないけど。
共依存的に人と癒着しちゃう人は、人と関わる仕事はやめた方がいいと個人的には思います。
本音を隠して裏で悪口をいうタイプ
この特性ストレスをためるタイプで、しかも回りに悪影響を及ぼす。
人格障害ちっくだから、自分で気づいてなんとかできる代物じゃないかも。
指摘されたら、指摘した人を攻撃する感じ。
これも子どもの仕事には不適性。というよりも、1人でやる以外の仕事は向かない。
近寄ってきてほしくない感じです。
改善できない人もいる特性
責任感がうすく依頼心が強い
これもどんな仕事をするにしても、多くの判断がいる仕事に適性はないでしょう。
アルバイトならギリギリ働けるかも。
だけど常勤職員だと無理です。
責任感って、よほど自覚したり、自分のせいで重大な結果になったら一発で変わるかも。
自覚もしないで責任は人任せだと、いつまでもそのままかもしれないけど、変われる可能性もある特性です。
臨機応変さと柔軟性がない
子どもの世界ではいろいろなことが起こります。
外遊びをしてて、
「今何か口に入れたな、あーんしてみ」
ダンゴムシが口のなかに!
あなたならどうしますか?
何て言いますか?
初めて遭遇した場面でどうするかは、考え方の柔軟さに関係します。
考えてる暇ないことが、超いっぱい起こるから。
指示されたことしかできないとか、その場その場で考えられないってのは、想定外が起きる子ども相手の仕事する上だとネック。
マクドナルドの接客マニュアルなんかの場合、
ハンバーガーを買いたいお客さんがとる行動や言うことには数パターン。
限られてるからマニュアルにできる。
たまに、「このケースはこう」みたいなマニュアル作ってくれ!って言う人いるけど、
子どもの行動は無数あるから、マニュアルなんてないですよね。
まあこれは、経験値を上げればクリアできます。
人としての経験値が低いうちは本を読むか、人の話を聞いて補おう!
こだわりを強く持っていたり、人が何を言っても"これはこう"、は改善の必要あり。
人の意見を聞けないと、チームプレーができないから。そして、こんな人が上の立場にくると組織が崩れる。
"柔軟さ・頑固さ"を心構えとかで頑張ってもどうにもならないなら、ここは不適性かもしれない。
大人の発達障害とか、自閉傾向でこの特性があると、脳機能の問題で努力じゃどうにもならないからです。
潔癖な人は不適性じゃないけど辛いかも
子どもはだいたい汚いです。
おもらしもするし、鼻水もたれます。
ものを出したら出しっぱなし。
常識の範囲内の汚さを許容できない場合は、仕事をするのには辛いものがあります。
働いてたら「このくらいしょうがないな」ってなるけど、我慢できないなら仕事は難しいですね。
イライラしやすい傾向はコントロールしないと危ないですよ
子ども相手はイライラすることが多い。
何回言っても同じことを次の瞬間に繰り返す。
自制心も必要。
だけど怒りっぽい人は自制心を越える事がたまに起きる。
その時に、一時の勢いでも暴力暴言を出したら・・
懲戒免職ならまだマシ、時には犯罪となり訴えられる。
私が聞いたことのある児童館の事例。
若い兄ちゃんがバイトで来てて、子どもの暴言にイラッとして地面に押し倒したそうです。
→はい、一発で懲戒免職でした。
怪我させなかったのと、訴えられなかったそうなので運だけはいい方。
沸き上がる衝動の程度にもよるけど、自制できないうちは仕事しない方が身のため。
【子ども相手のアンガーマネジメント】3つの怒りコントロール術
視野が狭いのは要改善
視野って
- 物理的なもの
- 考え方や物の見方などの精神的なもの
この二種類があります。
物理的な視野
家で1人を2人を見ているわけじゃないですよね、保育園や学童クラブって。
いろんな子を見る仕事。
例えば折り紙教えてたなら、折り紙と相手の子の手しか見えなくなる!
👆️みたいな感じだと困るってこと。
自分は困らなくても、回りの同僚がその他大勢の子をフォローをする羽目になる。
そういった人はいろんな事に気づかないし、だ他の人のフォローにも回れない。
けっこう迷惑だけど、言われて自覚して何とかしようとすれば、どうとでもなる問題。
精神的な視野とは?
考え方が頑固で、人の意見や新しい視点に気づけないってこと。
これだと、いろんな人の相手はとてもできない。
子どもが40人いたら、単純に両親は80人いるわけ。
自分の考えに120人全てが同意してくれるだろうか?
・・・するわけがない!
想定外の考えを持つ人なんて、いくらでもいる。
「こんなことで!?」ってことでクレーム来る。
いちいち対応できないと、これも他の人がやる羽目になっちゃいます。
でもこれ、思考の型やマインドの問題です。
いくらでも変えようはあるってこと。
頑張りましょう!
人が信用できず自分で何でもやる
保育はチームプレー。
人が思い通りに動いてくれないのは当たり前、経験値も能力も考え方も違う。
新人に任せるより、自分で動いた方が早いし確実そうなのは分かる。
でも自分で抱え込むような働き方は長続きしませんね。
「なぜ動いてくれないんだ!」って右往左往して病む。
他の人を信用しないってのは、
責任感が強いとは少し違いますよ。
仮に能力が高くても、保育士の仕事は子ども一人だけ相手はあり得ないから、自分だけじゃできません。
疑問を持たないと進歩がない
保育や学童は、言われたことだけをやってれば大丈夫な仕事じゃない。
人相手のマニュアルは最低限しかないし、パート職員でも、多少は判断が必要。
福祉職は人相手だから、迷うこともたくさんある。
「この対応で良かったのかな?」みたいな疑問を持たないと、自分のレベルも1のまま。
柔軟性や臨機応変さがないことにもつながってきます。せっかくの経験を成長に使えないってこと。
対策は簡単で、「疑問を持とう」って書いた紙を毎日見てればそのうち変わりますよ。
時間にルーズなのは社会人に向いていない
社会人として日本ではやっていけないけど、鬱や低血圧で朝起きられないとかじゃなければ、すぐ直せます。
期限を守る仕事はいくらでもあるから、直そうと思えば簡単ですね。
って、はっぱをかけてみる。
※運動能力や感覚的な能力のはなし
子どもの仕事に、後付けできないくらいの能力的な要件はほぼない。
だけど、見えて聞こえて話せて動けるくらいは必要。
報道で以前、盲目の方を保育士で雇用するか?みたいな報道が以前にされてました。(ヤフー知恵袋)
サポート可能な環境があれば仕事はできなくもないけど、「ここじゃ人手もないから無理」ってところに、無理に入ろうとするのはお互いに傷つくと思います。
不採用になったから争うか?みたいな報道がされてたけど、視点が違いますよね。
多分盲目の人が応募してくるって想定外で、募集要項に書かなかったのはある意味仕方なし。
でも保育園は子どもの保育が仕事で、サポートが必要な人を雇うための施設じゃない。
人手が足りなくて教育不能だから、"経験のない新人は取らない!"と本質的には同じです。
いきましょう。
注意欠陥とか大人の発達障害みたいな場合は、環境でサポートできるなら可能です。
その人を雇うためのサポート人員を雇うとか、ある職員が本来10の仕事を子どもに向けるところを、5を子ども、5を職員サポートだとけっこうな負担。
まあその施設次第ですね。
3.保育士/学童クラブ指導員に向いている人の特徴
向いてる人の特徴って、分かりやすいですよ。
いい保育・育成するなって人はだいたい満たしてます。
挙げるけど、当たり前のことばっか👇️
✔子ども好き
✔やりたい気持ちがある
✔仕事の意味を理解している
✔人との関係調整をする力
✔気が長い
✔動じない
✔切り替えが早い
✔観察力と洞察力や気づく力
✔足りないところを自覚して努力できる
なんでこの保育の仕事しようと思ったの?
「私は子どもは好きじゃないけれど、昨今の子どもを取り巻く環境を見て、何かやらないといけないと思い・・」
こんな人は別の仕事に行きます。
子ども好きじゃないと、ストレスが高いし待遇も良くないこの仕事モチベーションが続きません。
子ども嫌いは潜在的なものだし、なんとかしようとしても厳しいかもしれません。
そうじゃなきゃ、2章「向いてない人の特徴」でも話したように、なんとかするつもりがあるなら大丈夫。
また子ども相手の仕事は多方面のスキルが必要。
できることは多いに越したことはないけど、全てできる人はいません。
必ずしも全ての事を自分がやらなくてもいい。
そのためのチームプレー。
◯◯ができるみたいな能力は、適性とは直結しませんよ。
技術は頑張ってれば大抵のものは後からついてくるし、ピアノなんかもできなくても困らない。
保育園でも働いてたけど、一切使わなかった。
超得意のプロ級の人が弾いてくれてたし。その人いなきゃ、ピアノ以外の活動をやればいい話。
知識も勉強していけばいいし、始めは知らないことが多すぎる。
他の人がすごく見える事もあるでしょう。
学校を卒業してすぐに保育に入ったような場合と、いろいろな経験後に保育士になった方ではまた違う。
人を目標にしてもいいけど、劣等感を抱く必要はありませんよ。
やる気があって、「向いていない」の項目も、自覚して何とかしようと思って働き続けられれば、それが大きな大きな適性です。
保育と学童クラブに体力は必要か?問題
保育園は子どもをおんぶしたり抱っこしたり、座って遊ぶこともあまりなくて体力は必要です。
おばあちゃん先生も働いてるから、一概には言えないけど。
一転して学童クラブの職員に体力は関係ありません。
まあ暴れた子を抑えるときだけは力を使うけど、それも体格のいい若い人に任せれば問題なし。
学童クラブは相手が小学生なので、信頼関係を作るための方法はたくさんあります。
おんぶや抱っこを泣き止むまで一時間することもない。
スポーツや動く遊びを一緒にやれば仲良くなりやすい。けど関わる方法はそれだけじゃない。
- 話を聞いたり、
- 折り紙を教えたり、
- 将棋やボードゲームを一緒にしたり、
- 困ったことを解決してあげたり。
体力によらない子どものとの信頼関係を作るための方法はこちらの記事をどうぞ↓
【子どもとの信頼関係を築く】 憧れさせるより楽な5つの超具体的方法
4.結局は精神論的~読んでることが適性アリの理由
学童クラブや保育士について、この記事を読んでることが適性アリの理由をお話しようと思います。
ここまで適性がどうの書いてきたけど、子ども関係の仕事についての適性なんてものは、ほとんど精神論なこと。
分かってもらえましたか?
結局は"やりたいかどうか"に決着します。
- やりたきゃ間口は広い
- 必要な能力は少ない
これが子ども仕事の特徴
まあ資格がないと採用されなかったりするから、そこはクリアしなきゃいけませんが。
保育士資格なんて、人によっちゃ片手間でも取れるし。時間かけて取れないって方が少ない。
弁護士や医者なら精神的な面に加えて、どうしようもない学力的な能力が適性。
調理師やパティシエなら芸術的センスや器用さ。
航空関係なら運行技術や英語、目のよさや色彩なども適性の一部。
アスリートなら体力と運動能力とかね。
能力がそのまま適性になるあらゆる他の仕事と違って、「子どもに関する仕事」には能力的な適性はほとんどない。
能力と言えば通常の身体機能やコミュニケーションがとれればいい。
あとは「やる気」みたいな精神的なところだけ。
やりたきゃ間口は広いってこういうこと。
不適性とされてることも、人格的な問題は別だけど、ほとんど頑張ればいずれ改善できるもの。
じゃあ何が保育士の精神的な適性か?
「子どもが好きで、子どものために働きたい使命感」
みたいなのを持ってるかどうか。
それがあれば「やる気が出てくる」
犬が嫌いならペット屋さんにはならないし、
電気系統が嫌いなのに電気工事士にはならない。
好きだからやるんでしょ。
まあ子どものために働きたいって言っても、
- 学校の先生みたいに"教えたいのか"
- 保育みたいに"育ちに関わりたいのか"
何をやりたいのかは考えておきましょう。
結局、子ども関係の仕事の適性なんてのは心構えだけなんですよ。
足りないのは勉強すりゃいいって話。
悩んだり興味あって調べてて、なおかつこの記事をここまで読んでる時点で、やる気とか精神的な方面の適性があるってことです。