学童クラブが「つまらない」の子どもの声をきっかけに考える主体的な育成環境
「学童がつまらないと言われた時どうする?」みたいな記事を見つけて読もうとしているあなたは
・学童で子どもを楽しませたい
・つまらないって言ってくる子が困る
・何とかやり過ごす連続に嫌気がさしてきた
こんな感じでしょうか?
「つまんない」と言ってくるから職員から遊びに誘うと「それはやらない」とか、あるあるなのでよく分かりますよ。
また学年が上の子は、低学年向けの学童で何をしてもつまらなさそう、ダマシダマシ日々を過ごさせているようで申し訳ない気分になったこともあります。
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【学童がつまらない】をきっかけにクラブの環境を考える👈についてお話していきます。
つまらないにも質があって、職員が相手をすれば解消することも多いですが、それだけではダメ。
イベントやれば刺激になるけど頻繁にはできないので、日常的な環境を整えていくのが基本です。
1.つまらないと言う子、学童でよくいますね
1-1.学童つまらない理由
子どもが言う、学童がつまらない理由はだいたいこんな感じですよね
- 毎日似たようなもの
- 遊べる子がいない
- やりたいことがない
- やりたいことができない
- 職員の仕切りすぎ
- 下の子ばかりでつまらない
これらは「学童クラブ行きたくない」にもつながる正当な理由です。
まあ一番多いのが、
✔間が悪くて遊びに誘えなかった子が一人になった場合
✔職員と積極的に遊びたくて「つまらない」と言ってくる
「つまんない」と言ってきた子に
自分でやりたいの持ってきて〜
学童あるあるです(^^)
学童にいると、たまにこんな声が聞こえてきます
『学童おもんね〜』
『家でゲームしたーい』学童の先生方、どうでしょうか??
ふーさんの学童ブログより引用
このような声聞こえてくるときありますよね
幻冬舎(Gentosha) マンカラ・カラハ | ||||
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1-2.「つまらない」と言われたら職員が相手するでもOK。だけど・・
つまらない、と言葉に出してくる子は意外に少ないので相手をしてあげても良いけれど、学童クラブによっては難しい。
私が昔いた在籍児童100人を超える学童、常勤職員4〜5人でやってましたが、
・出席確認や連絡帳のチェックだけで1人
・おやつ用意や片付けで1人
・障害児対応で1人
残り2人で全体的にみたり外遊びなどですが、それだけの人数いるとトラブルが必ず起きるので1人、迎えの保護者対応にまた1人、全体的な動きは動ける人がやる
つまらない、と言ってくる一人の相手なんてとてもじゃないけどできない状態でした。
遊び相手や展開は常勤職員がうまくて、はじめは職員が入っていても他の子が入ってきたらバトンタッチして見守りに移行できるけれど、それすら人が付けてやれたらの話。
結局は高齢の非常勤パートに遊び相手してもらうことに。。
子どもと遊びたいのに遊べない、管理的な仕事やトラブル対応で一日過ぎる。
👆というのが、よくある学童クラブ職員の悩み。
適正規模で運営されてれば良いですが、職員が相手をするのは難しいことも多いですよね。
職員と遊ぶ順番待ちができるのは、ある意味嬉しいけれどせわしないし、急なトラブルなんかで約束を守れないこともある・・
2.やりたいことができる主体的な環境を作る努力
学童クラブには主体的に生活、主に遊びを通して活動できるように環境を整える仕事があります。
3.放課後児童クラブにおける育成支援の基本
(1)放課後児童クラブにおける育成支援
放課後児童クラブにおける育成支援は、子どもが安心して過ごせる生活の場としてふさわしい環境を整え、安全面に配慮しながら子どもが自ら危険を回避できるようにしていくとともに、
子どもの発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるように、自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等により、子どもの健全な育成を図ることを目的とする。
放課後児童クラブ運営指針
職員が個別に対応できたら、子どもは楽しくて満足度も上がるのは分かっています。
私の経験上、時間を割いて残業になってまで子ども相手をすればアンケート結果に
ありがとうございます。
子どもが家で
よく話してくれます
なんて嬉しい書き込みがされ、結果に反映されてきます。
・・でも難しい現状。
だから環境面を整備していきます。
人手が十分で職員が相手できる学童でも同じで
やりたいことがやれる環境
やりたいと思ったときにできる環境
これを用意するんですが、特別なことじゃなく、
・レゴが好きな子はレゴをやれる
・工作が好きな子は、やりたくなったらやれる
・やったことないけどビーズワークのキットを言えば出してくれるような、面白そうなコンテンツがある
・折り紙一日3枚とか無駄遣い防止のために決まっていても、造りたいものがあれば融通を効かせてあげる
・人が集まらないとできないスポーツなどは、曜日ごとにプログラム的にやれる
プログラムをやるには人手が要るので、おもちゃを揃えて累積していくのが良いかもしれません。
ペーパークラフトとかいくらでもあるし、私のサイトでも遊びコンテンツを配布してたりします(^^)
勉強したい子には環境を用意したり、検索用のパソコンを使えるようにするとか、子どもの好みや嗜好を聞けばいくらでも思いつくでしょう。
物的環境は軽視されがちですが、人手が限られているなら、それを物的環境で補完するのが必要かつ有効。
その他はイベントを企画して子どもたちで主体的に進行してもらうとか、普段から取り組んでいると思います。
マンネリ化、ルーティン化こそ子どもが「学童クラブつまらない」となる大きな原因なので、そこを改善していくわけです。
取り入れると楽しめるオススメおもちゃ👇
3.高学年とか学童では「つまらない」を解消できないことも
ある時とても活発な3年生男子ばかりが、学校内の一室しか使えない学童クラブに集結した年がありました。
徒党を組むような感じで
指導員の指示に従わない
脱走未遂をして困らせる
校庭遊びのときだけは喜んで遊ぶけど、時間で戻るときにはなかなか戻らない
やりたいことができない高ストレス環境のため、同じ3年生グループの中の弱い子へストレス発散のはけ口としてイジメに近いイジり。
原因は明らかに発散できる環境の不足。
しかし当時の育成の流れは
- 来所
- 部屋遊び
- おやつ
- 一段落してから外遊び
- 部屋に戻って帰りの会。
解消する手段は当時思いつかず、トラブルのたびに個別に呼び出して話をして自制してもらう方向で対処してました。
しかし荒れた状態は一年続いたため効果はなかったと振り返り、今ならきっと外遊び常駐職員をおいて、発散できる環境を用意して対応したと思います。
または状況を家庭に話して、学童クラブ辞めたい本人の思いを伝えて退会または児童館内の学童クラブ(体育館が常時使用可能)へ移る方向で考えてもらうか。
当時の子どもたちには、不便をかけてしまったという反省があります。
これは3年生の話ですが、高学年だとさらに状況は厳しめですよね。
高学年になっても学童クラブへ入れる親御さんの、「本人が辞めたがっている」へ理解を得るのが難しいことも多い。
なんて不遜な保護者もいるから参りますよね。
こう考えると保護者に寄り添うばかりでなく、学童クラブの機能を入会時に説明して実践することも必要。
やってくれ、なんでしてくれない!?のクレクレマインドの家庭は学童退会後に親と本人が困るだけなので、
抱え込むのではなく場合によっては自立させるのも、育成支援に含まれると私は考えます。
4.学童の主体的環境まとめ
いかがでしたか?
学童クラブがつまらないという訴えは頻繁にあるので、まずは職員が相手をするので対応が基本。
ですが限界があるので、
- 主体的にやりたいことができる環境
- やりたいと思ったらやれる環境
を用意するのが有効です。
また学童クラブの対応には限界があり、施設のハード的に子どもの期待に応えられない場合には自立させる方向で動くのも必要だと思います。
ありがとうございました
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