保育士や学童保育で怒り行動を抑える方法~アンガーマネジメント
私は保育士や学童クラブ職員のアンガーマネジメントについて危機感を持っています。
なぜなら小さな子どもに専門家として接する大人が、自分の怒りをコントロールできない人が一定数いるから。
子どもに怒り感情をそのまま向けてしまうのは、とてつもなく危険な行為で、
子どもの発達によくない心理的虐待に相当するのはもちろん、暴言や体罰で保護者から訴えられるくらいの危険度です。
怒りコントロールは、保育理論がどうの、子ども心理がどうの、衛生管理がどうの以前の問題。
それなのに、怒り感情をそのまま出してしまう保育者はその危険性を分かっていないし、
職員へのアンガーマネジメント研修をやってる学童保育現場はとっても少ない。
パート職員ですら、怒りの自制は働く前にクリアしておくべき課題なのに、はっきりと言って個人努力で何とかしてるレベルですよね。
気を付けましょう
👆当たり前過ぎて言っても言わなくても変わらない。
そうじゃなくて、"怒りを感じたときはこうしましょう"を具体的に学ぶ必要あり。
この記事を開いた賢明なあなたはそこを分かっているので、少し安心しています。
✔怒りを感じない方面のコントロール
✔怒りで出てくる悪い行動をコントロール
子どもを注意するときに怒鳴ってしまったり、叱っているというよりは"感情を出して怒っている"という学童指導員がよくいます。
普段から余裕がなかったり、いつもイライラしていて近寄りがたい人もいます。
保育士や学童クラブ職員は人間相手のうち、特に支援の必要な子どもを相手にするので、ストレスはとても高い仕事。
"言った直後に繰り返す、人をバカにしてくる子さえいる"、学童クラブだと、怒鳴りたくなる気持ちも痛いほど分かる。
保育園でも質こそ違うけれど、人手も限られている環境下で似たような状況。
その一方で感情のままに行動するのは、保育士の専門性からは許されない行為とも言えます。
実際に一時の感情に従ってたった一度だけ行った体罰や暴言により、懲戒・保護者からの訴訟すらも十分あり得ること。
だからこそ学童クラブなどの保育現場で働きたいなら、自分の怒り感情をうまくコントロールしていくのは最低限必要になってきます。
極論ですが傷害罪で訴えられる可能性のある自分の怒り行動すらコントロールできないうちは、働かない方が身のためかもしれません。
- 怒りとはなにか
- アンガーマネジメントの目的とは
- 自分の怒りのコントロール
- 6秒テクニック
- 1分テクニック
- 事後に直すためのポイント
- 相手の怒りのコントロール
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
ツイッターやってます(@jamgakudo)
インスタグラム(@jamgakudo)
- 1.怒りとは何か?
- 2.怒りを生み出さない
- 3.6秒やり過ごす
- 3-1.数字を数える
3-2.輪ゴムパチン
3-3.ストップ
3-4.その場を離れる - 4.1分やり過ごす
- 4-1.激おこぷんぷん丸
4-2.水を飲む
4-3.鏡をみる
4-4.紙に書く
4-5.怒り段階
4-6.場面イメージ
4-7.自己呼び掛け - 5.事後の行動コントロール
- 6.相手の子どもの怒りへ対応
- 7.まとめ