要支援情報を育成内でキャッチしたら施設として対応スタート
学童クラブでは少し気になる程度の子は、日々の対応の中でいくらでもいます。
しかしその中でも子ども本人の口から
お家に入れてもらえなかったの
こんな話を聞いたり、学校や保育園とのやりとりのなかで明らかになった「特に対応が必要な子」が別枠でいます。
- 虐待が疑われるような子
- 子どもの行動に保護者が疲弊
- 一人親で子どもを見切れてない
- 学習障害などでとても困っている
など様々ですが、子ども本人だけでなく家庭ぐるみでの支援や働きかけが必要なケースが少なくありません。
職員として子どもの状況を知ったら、何とかしてあげたいと思いますが、ほぼ全てのケースで個人が抱えられる代物ではありません。
仮に問題が軽微でも、チームワークの視点ではちゃんと共有する必要があるので個人で抱え込むのはNG。
また実際には少なくない数のケースで、学童クラブ単体ではどうにもならず、関係機関と連携する必要が出てきます。
学童クラブで知り得た子ども情報には強力な守秘義務がかかっていますが、特殊なケースでは児童虐待に繋がることも多いため、関係機関と情報共有しても守秘義務違反とはなりません。
むしろ知ったのに一人、もしくは学童クラブだけで情報を抱えこんでオオゴトになると、
対応しなかったの!?
社会的に求められている仕事をしなかった、と糾弾されます。
子どもの状況を一番初めに知るのは学童クラブ現場で日々働いている職員個人なので、
知り得たことは上司や同じ立場の同僚に相談し、施設としてどうするのかを検討していきましょう。
【学童保育でのチームワーク】臨機応変さを最小にする共有すべき3つ
連携する関係機関とは
学童クラブとして関係機関との連携で一番身近なのは小学校。
次に家庭支援センターや児童相談所が思いつき、場合によっては警察も入ってきます。
結果的にいつどの機関と繫がるか分からないので、日頃からの連携や連絡のやり取りは必須。
身近な小学校なら、気になる家庭の子ども情報に限ったことじゃないですね。
そうは言ってもイチ職員が、勝手に関係機関と情報共有していくのは単独判断ではありえません。
学童クラブ施設として組織的に繫がる必要があるので、まずは学童クラブ施設長や運営者が率先して働きかけて繋がりを作ってもらわないと現場は動けず。
だから管理者がこの辺りを怠っているのに気づいた場合は、突っ込みをいれていく必要も出てきます。
この施設だけで情報を握っていていいんですか?と。
それが対象となる子を守ることにも利益にもつながっていきます。
支援が必要な家庭への学童クラブからのアプローチは寄り添うことだけ
施設内でできる対応や保護者へのアプローチはケースバイケースなので、一概には言えません。
しかし学童クラブには子どもが毎日のように来るので、学童クラブ職員がその子・保護者と接している最前線の大人ということになります。
たまに問題がありそうなときに出てくる支援センターや児童相談所の職員とはまるで違うし、
たまにしか保護者面談をしない学校担任より保護者にとっては身近な存在。
日常的にその子に接し、話を聞き、必要なことを保護者へ直接伝えて行ける立場です。
そんな最前線の職員に求められることは、本人に日常的に寄り添っていくことになります。
それ以上何ができるか?と問われたらやれることは多くありません。
虐待からの保護や、療育的なアプローチなどは学童クラブの機能にはないからです。
現場努力によって、日常育成内で似たようなできることは試してもいいと思います。
学童クラブとして抱え込まず、関係機関と連携すること
しかし大切なことは自分の施設機能を正しく知り、能力を越えるものは関係機関につなげることです。
その上でそれら機関から、
✔こういったアプローチを学童クラブではしてほしい
✔保護者へはタイミングを見て働きかけるので学童クラブからは控えてほしい
✔何か新しい情報が分かったら教えてほしい
などお願いされます。
これらのことを共有し、施設として対応していくことになります。
何とかしてあげたい気持ちや、関係機関がなにもやってくれていないように思えても、
自分達ができることに専念し、くれぐれも抱え込まないようにしましょう。
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個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。
でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。
人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要、
というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。
・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?
根本的に足りないもの
➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。
どうすればいいのか?
➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。
と思いましたか?(^^)
分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために
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✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
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