学童~小学生の子どもの叱り方
低学年〜高学年くらいまでの小学生の子どもへの「叱り方」10要素を知ると、あなたの叱り方に何が足りないか分かるので、悩む方向性が分かります。
私の学童クラブ職員20年以上キャリアを元に、子どもを持つ保護者向けにお話していきますが、学童指導員や教師などにも役立つと思いますよ。
1.教えたいことを明確に分かってる
2.繰り返し伝える心構え
3.一貫性を持って伝える
4.単純明快に伝える
5.叱ると決めたら譲らず迷わない
6.立場をハッキリさせる
7.誠実さも必要
8.理解できる伝え方、例え話など
9.後の行動は基本任せる
10.信頼関係が叱る行為には必要
って、思いましたか?
半分以上は、この記事を読むあなたはクリア済と思います
叱った後に「あーあ、ちゃんと伝わったのかな?」反省するけどよく分からない自己嫌悪に陥って終わるのは、10要素のうちどれかが抜けてるため。
または叱ってるつもりで、怒ってただけ状態だから。
注意してやめた直後に繰り返す子ども・何度言っても動かない子どもを見て、つい感情的になるのもしょうがないけど、毎回感情に任せてると伝わらない上に・・
- 子どもがダメなことする
- 繰り返し怒る
- 子どもはそれに慣れる
- さらに激しく怒るかネチネチ怒り
- 大人の顔色見たり、嘘つきやすく
- 大人その様子を見てイライラ
- 親の沸点低くなる
👆こんなループに落ちる(^^)👈あるある
「叱る」と「怒る」の違いは明確で
叱る
✔継続的に教えたいことがあり、意図を持って伝える状態
怒る
✔一時的な行動を咎めたり、必ずしも教えることなく行動を否定する状態。
また大人の感情が先行し、伝えたいことが明確じゃないことが多い。
世の小学生は、一般的に思われてる「自己制御できて、叱られることはしない」イメージとはかけ離れてますね(^^)
大人が雰囲気作りに失敗してる学童クラブや、子ども自身に課題があると・・
- 人がいっぱいいる狭い部屋で走り回る
- 禁止されてる家具の上に登る
- 人の遊びをふざけて邪魔して壊す
- 石を投げて人の家の壁に当てる遊び
- 砂を投げて人にかける遊び
- イタズラで人のもの盗む
- 人の見た目を面と向かってバカにする
こんなのは大人が積極的に介入するのですが、怒ると叱るの違いや、うまい叱り方、ダメな叱り方の基本を抑えてくださいね。
- 怒ると叱るの違い
- 叱る前に子どもの心理を知ろう
- 叱る場合の10要素
- 前提を踏まえて叱るときのダメなこと
- 伝えたいことが伝わるテクニック
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
ツイッターやってます(@jamgakudo)
インスタグラム(@jamgakudo)
- 1.怒ると叱るの違い
- 2.子どもの発達心理
- 3.うまい叱り方の10要素
- 3-1.教えたいことがある
- 3-2.繰り返せ
- 3-3.一貫してぶれるな
- 3-4.単純に明快に
- 3-5.譲らず迷わないポイント
- 3-6.立場をハッキリさせる
- 3-7.誠実であれ
- 3-8.理解できるように
- 3-9.行動は任せる
- 3-10.信頼ベースと3章まとめ
- 4.人格攻撃はNGな件
- 5.細かい叱るときのテクニック
- 5-1.注目最大化
- 5-2.考えてもらうよう誘導
- 5-3.譲ったように見せる
- 5-4.大声要らず
- 5-5.感情を入れるかどうか
- 5-6.五分勝負
- 6.まとめ