個性は伸ばすものじゃなく、認めるものです
子どもの個性を伸ばすは、よく聞くけど間違った解釈や誤解も多い単なる言葉遊び。
「伸ばす」って言ってる人が伸ばしたいのは能力や才能の、長所系の側面だけ。
個性=人格
だから、本来は伸ばすものじゃなく尊重して認めるだけなんです。
個性を伸ばす➞人格の成長支援
という意味で使っているならOKだと思いますが、人は少ない気がします。
「伸ばす」と言うとどうしても「良い悪いの良いだけを伸ばす」ようなイメージなので言葉のチョイスが微妙です。
このように個性を伸ばすと言いつつ
- ここはいい面だから伸ばす
- ここはダメだから直す
みたいな「いい悪い」のイメージを持たせる「子どもの個性を伸ばそう」系の本やウェブサイトがたくさんあるので注意が必要です。
個性と似たニュアンスに「長所」「短所」があります。
●短所 ➞ 「人の話を聞かない」
●長所 ➞「主張がはっきりしている」
同じことを言ってますね。
言い方でその子の性質が変わるわけはなく、見る大人の感覚でしかないし、
長所を伸ばし短所を克服するってのは、社会的に適応できるようにする意味だとあまりに粗末な考え方。
だから「個性を伸ばす」を正しくとらえて、子どもの人格を認める保育や教育をしましょうって話をしていこうと思います。
- 個性のイメージ
- 個性とは人格そのもの
- 短所と長所みたいな見方が間違いな話
- 子どもが育つ要素は体験と承認
- 親が勘違いしてる場合の支援
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
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