公文は学童でやってる子多い
興味本位でも、「公文が低学年にオススメ」という記事を見つけたあなたは
・公文って一体何やってるの?
・効果はあるの?
・宿題と一緒にできるの?
こんな感じでしょうか?
私も学童クラブで働いてやってる子をたくさん見るまでは「公文なんて簡単な計算ばっかりして役に立つのか?」と思ってたのでよく分かりますよ
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。
結論として、公文は低学年の学習習慣や興味つけに最適なので、学童クラブの低学年くらいまでに始めて高学年で辞めるがオススメ。
理由は
✔低学年までの公文はやる意味が大きい
✔学習習慣や勉強好きな姿勢は、低学年までに一生分が決まる
✔高学年過ぎると公文は必要なくなるし、時間的にできなくなる
とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。
1.公文は最適、成り立ちなど簡単に
公文は細かいプリントをやる塾?と思ってる方は多いと思いますが、
実際は塾というよりは自主学習の環境というのが正しいです。
始まりは公文公(とおる)が家で子どものために、紙に計算問題をたくさん作ったのが始まりと言われてます。
普通の家でもやられているものだけど、何もなかった時代で広がったのが「公文」ということです。
教えるのでなく、やり方は自分で見つける方式なので先生にも誰でもなれます。
地域密着型の教室が非常に多いのは、こんな募集がされてるからです。👇
くもんの先生の仕事で大切なのは「教える」ことではなく、「気づきを与える」
教えられなくてもいいんですね。
公文 公(1914-1995)
高知県に生まれる。大阪帝国大学理学部数学科を卒業後、母校土佐中学・高校、大阪の公立高校などで33年間、数学教育に携わる。
1958年、大阪数学研究会創立(1983年、(株)公文教育研究会に社名変更)。主な著書:『公文式算数の秘密』(廣済堂出版)、『やってみよう』(くもん出版)、『悪いのは子どもではない』(くもん出版)など多数。
参照元
2.公文が低学年にオススメできる理由は進め方にある
公文とは具体的にはプリントを使った学習、先生は不要なところがオススメできる理由1つ目。
公文では基本的に、自分なりの解き方を自分で探すので、見つけたやり方は邪道でも「自分で見つけて納得した方法」というところが大切です。
例えば
5匹のカエルがいた池に、新しく3匹やってきた、合わせて何匹?
5+3は丸で、3+5バツみたいな学校の先生が変な丸つけして批判される。
こんなのは公文には無いんです。
自学自習の態度、自分で答えを見つけるのは社会人になってからも大切。
仕事できない人の他人任せとは対極ですよね。
公文で用意されてるプリントとしては
✔幼児向けの運筆教材
✔幼児プリント数数えなど
✔小学生の学年ごとの算数・国語
✔あまり知られてないけど中学・高校まで
内容は計算主体、国語も漢字や短文を読んでの読解が中心なので、先生がいなくても問題ありません。
子どもの勉強に一番駄目なのは「やらされている感」
せっかく見つけたやり方にケチをつけられない公文式は、その一点でもオススメできます。
3.一番大事な低学年までの習慣と計算力が練習できる
3-1.勉強の基礎は数をこなすこと
公文の内容は・・
●算数ならほとんどが計算
●国語は漢字か短文読解
細かい練習を繰り返して体に覚えさせる系の勉強ですが、これが大事なんです。
どんな勉強でも必須なのは繰り返し。
特に低学年までの計算や読解は、その後の勉強の基礎の基礎なので、練習し過ぎということはありません。
繰り返して習慣化できるのが、公文を低学年までにオススメできる2つ目の理由です。
分量としても週2回または通信、低学年までは簡単なので1分のプリントが5枚でおしまい。
多くの大人は、丁寧にやるとか、間違えたところを直すなどを勉強と勘違いしていますが、
勉強の基礎に綺麗さは要らず、スピードと分量なのです。
3-2.超天才以外は基本的に分量で差がつく
私が東大にいたとき周りを見ても、超天才もいるにはいるけどほんの少しで、大半は努力の人。
勉強の仕方のコツを掴んで、さらに愚直に努力できる人がやって来ている感じでした。
自分は塾とか行かず自分でコツを掴んだのですが、公文式は「勉強のコツがつかみやすく」作られています。
公文と同じでした。
メタ勉強の練習段階をいかにやったか?にかかって来るわけです。
中学高校程度の数学とか繰り返しすぎたので、何十年経った今、初見でも手が覚えている感じで解けますね。
東京大学新聞社は2018年3月、現役東大生・東大院生を対象にアンケート調査を実施した。
その中で、小学生の頃学習塾に通っていた137人のうち公文式教室(以下、公文式)に通っていた人が35.6%、およそ3人に1人が公文式経験者ということがわかった。
参照元
公文は何歳からでもできるけど、低学年の1年生くらい学童クラブに行き出すくらいがちょうどいい。
誘惑が多いと負けるので、タブレットやスマホはまだ持たせず習慣化するのがオススメです。
スマホは早いの記事
メタ勉強は最高効率な勉強法
4.高学年になると公文やる意味は薄れるのでオススメはしない
低学年までに公文はオススメできますが、逆に高学年過ぎるとやる意味が薄れてきます。
なぜなら小学3年過ぎると宿題が多くなるので、公文をやる時間がなかなか取れなくなり、公文が負担になってきます。
学年が上がっても基礎練習は大事ですが、学校で出る宿題の分量がそれなりにあるので、実はそれで十分。
低学年で出される宿題が少なすぎるとも言えます。
勉強は自分で好きでやるのが前提、面倒とか負担に思ったら縛りがなくなった途端にやらなくなります。
だからオススメは
低学年までに公文をやっておき、高学年では自学自習の態度や方法が分かっている状態で辞める。
たまに親が強制的に塾へ行かせる、勉強をやらせるという家庭がありますが、完璧にNGです。
将来のためとか親は理由をつけるけど、将来のためが無理にやると実は「ためにならない」
親が教えるならまだいいけど、塾に行かせて塾の先生になんとかしてもらおうという態度も問題で、私はクレクレマインドと呼んでいます。
学童で何千人も関わってきた中で、一番の弊害は親の考えがある一面に固まっている時に出てくるのをずっと見てきました。
勉強だけできても何にもなりません。
あなたは違うと願いますが、子どもが無理なく納得してやれることが一番大切
私も東大生の例に漏れず「勉強しなさい」と親から一度も言われたことありませんよ。
5.公文は低学年までにオススメまとめ
いかがでしたか?
公文の特徴は
- 基礎の練習ができる
- 解き方を自分で見つける
- 繰り返してやれる
これは勉強を自分でやる態度を身につけるため非常に大切なポイントです。
東大生にもやってた人は多く、私も知らない間に同じ方式で勉強していました。
しかし高学年になると公文は分量の割に簡単すぎるため、宿題と併せると結構な負担になります。
だからオススメは低学年でやっておき、高学年で自学自習の態度や方法が分かっている状態で辞める
低学年のうちは学力系に関して下手な塾へ行くより、公文一本を家でやるだけで十分と考えています。
参考にして下さいね。
ありがとうございました
よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️
本の紹介👇️
たくさん出ている公文式のドリルでもOK。
低学年のうちに、親が子どもの気分を乗せてやれたら成功です。
くもんのはじめてみましょう!小学校の入学準備ドリル | ||||
|
くもんの文しょうだい総復習ドリル小学1年生 | ||||
|
文中で紹介したリンク👇️
学童クラブ支援員や保育士など、保育者の方向けプレゼント配布中↓
このサイトでは子育て情報や子ども心理などのほか、学童クラブ~保育園や小学校の子ども向けのおすすめの遊び/オススメ本をそれぞれ100以上紹介しています
見やすい記事一覧です
👉️地域・自治体別の学童クラブなど👈️
学童クラブに関するよくある疑問はこちら👇👇👇