ニキーチンとは
ニキーチン、名前は聞くと思いますが保育メソッドとしての内容はあまり知られていません。
というのも家庭で親がやれる程度の取り組みをまとめただけなので、目的や理念などは保育関係者なら理解できる普通のこと。
特筆すべき点が、オモチャ以外にあまりないからです。
とは言っても内容や考え方を知れば知識になるし、学びにもなるので知っておいて損はありません。
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。
保育・教育メソッドは世の中にたくさんあるので、学童クラブ指導員として概要でも知っておくと日々の育成に理念や考え方・活動の一部でも取り入れることもできるでしょう。
1.ニキーチンの概要と成り立ち
ニキーチン教育とは、ロシアのニキーチン夫妻が7人の子どもを育てるなかで考案し実践した教育法といわれています。
幼児期に家で教育していったら全員優秀になり、1985年に本を出したことで有名になった方法論です。
また積み木っぽいニキーチン知育玩具で有名。
ですがそれ以外は、保育関係者なら誰でも押さえている事柄のみの、家庭で親がやれる用にまとめられた教育法と言えます。
2.理念や考え方に特筆すべき特徴はそんなにない
2-1.目的
ニキーチン教育の目的は
子どもの「自分で考え課題に取り組み、目標に向かって課題を解決していく力」👈創造力を育むこと
創造力の要素としては5つを挙げています。
- 比較力
- 分析力
- 洞察力
- 判断力
- 実行力
これらをニキーチンは家庭での幼児教育が主体なので、親が何らかの方法で子どもを育てていきます。
2-2.実践のための基本的な関わり方
ニキーチン教育法は家で七人の子を育てたことに由来する家庭での幼児教育の方法ですが、学童クラブや保育園など施設でも取り入れられます。
基本的な考え方は
●好奇心を大切にする
●常に限界まで能力を出し切る
●自由にさせて親は教えずヒントを出す
●見守りの姿勢で自ら挑戦させる
●子どもの気持ちによりそう
他にもいくつかありますが、これらを基本態度として行うだけ。
保育関係者なら程度の差こそあれ、ベースとしての持っている考え方だと思うので、特別な考え方ではありません。
具体的には例えば
✔危険を敢えて遠ざけず、体験により教える
重大な危険は見守りつつ、ハサミを大人が使うように手の届くところにおいておくとか
痛みを経験する程度の危険はそのままにしておく。
✔オモチャではなく大人が使う本物を使う
ママゴト道具に本物に近いものを使うとか
個別の動きは多岐にわたるので、1分解説のこの記事ではこの程度。
詳しく知りたい方は本を読んでください。
ニキーチンの知育遊び👇
ニキーチンの知育遊び (積み木の遊び方) | ||||
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3.知育遊びが有名なだけ?
ニキーチンに特別な考え方はありません。
②ニキーチン夫妻が考えた積み木系の知育玩具が広まっているから
アマゾンか何かで「ニキーチン 知育玩具」と検索すると積み木っぽい木のおもちゃが多数ヒットします
積み木は1歳半から2歳頃から家で、勝手に積んで遊ばせるのではなく、親が多少働きかけると幼児教育っぽくなりますね。
・組み立てる見本カードを見せる
・できる?など声掛けしてやってもらう
・手を貸さず見守る
・子どもがクリアできたら褒める
👆関わりながら知育遊びを家でやるなら、こんな感じになりますね。
思います。
今やこんな方法は誰でも知ってるので珍しくも無いですが、先行者利益によって「積み木ならニキーチン」と有名になってる感じです。
型合わせ
平面に切り抜かれて穴になった図形に、同じ形をした積み木を入れていく遊び。
元々はモンテッソーリの教具で、ニキーチン教育でも推奨。
型合わせ パズル 3セット モンテッソーリ 型はめ かたはめ 知育玩具 おもちゃ 赤ちゃん 子ども キッズ | ||||
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ニキーチン積み木
同じ形に組む遊び
木のおもちゃ ニキーチン積み木 模様づくり 積木 遊び方説明書付き ブラザージョルダン ニキーチン教育 知育玩具 木製玩具 | ||||
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模様づくりパターンカード
模様づくりパターンカード」という完成図を見本にして、専用の積み木を使って学びます。積み木を並べた時の平面の模様が、完成図の通りになるようチャレンジする遊びです。
模様づくりパターンカード | ||||
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4.ニキーチン教育のまとめ
ニキーチン教育は理論的に整理されているわけでも、年齢層を網羅してるわけでもなく、基本的な考え方に特別なものはありません。
深く解釈すると、例えば「危険を遠ざけずに体験で学ぶ」という程度を間違えると不適切対応になりうる方法論も含まれて注意がいる、
「創造力を養う」という目的達成の方法も家で親できる範囲のもの。
他の保育メソッドと比べるといささか見劣りする気がしますが、
家庭でたった遺伝的に同じ7人の子を育てた実践記録が元なので、仕方ないかもしれません。
ただ考え方には保育者が押さえるべきポイントが多く、学べば得るものはあります。
保育者が積極的に取り入れるというよりは、家で数人の子に対して幼児期をどう教育したらいいか?の指針としては有効なメソッドと言えます。
ありがとうございました
よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️
本の紹介👇️「ニキーチンの知育遊び」
ニキーチンの知育遊び (積み木の遊び方) | ||||
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