子どものケンカで、大人が仲裁して教えることは、「ごめん、いいよ」ではない
この記事を開いたあなたはケンカに関して
- ごめん、いいよに違和感がある
- 必ず仲直りが必要?
- ケンカで何を教えたらいいの?
👆こんな疑問を持っているかもしれません。
結論を言えば、
保育園では正解だった「ごめん ➔ いいよ」の対応は、学童クラブでは無意味な対応。
ケンカを大人が仲裁する目的とは、
- 子どもに教えるべきことを教える
- 怪我を防ぐ
- 弱い子を守る
例えば保育園の3歳児くらいのケンカだと、すぐに手がでたり、ガブッて噛みついたりしちゃう。
だから"防ぐ、守る"みたいな視点は外せないけど、だんだんと教えることが年齢によって変わってきます。
保育園では人間関係の初期なので、基本的により好みせず誰とでも仲良くを教えるために、「ごめん➔いいよ」を推奨しています。
しかし学童クラブくらいの年齢では、だんだん特定の子どもとの関係が大切になる時期。
理解力や記憶力、人への印象など様々な感覚が成長してくるので、同じトラブルを繰り返す子にいくら「ごめん」と謝られても、納得しない年齢になってきます。
いいよね?
いいよね?
こんなんや、上からの裁きの"ケンカ両成敗"は下の下の対応。
じゃあ何を考えていればいいの?
そんな話をしていこうと思います。
●ケンカ両成敗は下策
●ごめん→いいよは学童じゃダメ
●「家ではよくて外じゃ駄目」もダメ
●ケンカきっかけに教えたいこと
●失敗した経験も経験ってこと
●"分かる分からない"を知ることの大切さ
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
ツイッターやってます(@jamgakudo)
インスタグラム(@jamgakudo)
- 1.ケンカ両成敗は0点
- 1-1.0点の対応
- 1-2.ごめん→いいよは無意味
- 2.感情のコントロール
- 3.主張や表現を教える
- 4.人の心を教える
- 5.仲直りしなくてもいい
- 6.折り合いをつける
- 7.理解できてるのか
- 7-1.一般論を知る
- 7-2.レディネス
- 8.場合分けは×
- 8-1.家でよくて外はいいはダメ
- 8-2.お姉ちゃんだから我慢しな
- 9.まとめ