1.止めなきゃいけない介入すべきケンカのイメージ

例えばこんなケース、学童クラブでの話。

みんなで鬼ごっこしよう!ってなって

「誰が鬼やるー?」
「やりたい人いないのー?」
「じゃあ◯◯ちゃんがいいんじゃない?」
みんな「そうしよう」

◯◯ちゃん「・・・」

みんな「じゃあ逃げろー」

逃げる

・・しばらくして
「◯◯ちゃんが鬼だとつまんない」
「やーめた」

◯◯ちゃん、遂に泣き出して大人が話を聞く。

「鬼にされたのが嫌だったのね。
みんな、謝りなさい」

悲しい泣く子

「ごめん」と散っていき、
◯◯ちゃん取り残される。

これ、ちゃんと解決してると思いますか?

子どものケンカは悪いものじゃなくて、成長できる大切な学びの機会なんですが、

☑️そのプラス効果は、
☑️学びを得られる質のケンカに
☑️正しい知識を持った正しい介入し、
☑️子どもがよい経験をして

初めて得ることができて、成長につながってきます。

単にケンカの場数を踏めばいいってものじゃありません。

喧嘩の効果

その前提となる「学びを得られる質のケンカじゃないもの」No.1と2が、

  • 1人になった立場の子にとっての喧嘩。
  • 普段から弱い立場の子がやられるだけのケンカ。

さっきの物語のケンカは、恐らくいつも下に見られてるだろう子が日常の延長でやられる立場になったもの。

「謝っておしまい」の解決のしかたは、とりあえずあの場面ではおしまいでしょう。

だけど完全に解決したって訳じゃないですね。

多分また繰り返される。

その状態になったとき見逃したり、同じような対応ばかり繰り返していたら、◯◯ちゃんの心のダメージはたまっていきます。

ストレス

子どもだけでの解決も多分できないでしょう。

◯◯ちゃんの保護者からしたら、

うちの子、
日常的にいじめられてる
じゃないか!

ととられてもおかしくないケース。

こんな風に大人がちゃんと関わらないといけないケンカや、はたから見たらいじめっぽいケースについて、

いくつか場合分けをして、どのタイミングで介入したらいいかポイントをお話していきます。

こどもだけ

2.ケンカしてる子ども人数によって止めるかどうか判断する

この章では比較的分かりやすい、「関わっている人数別」でケンカを分けて、介入すべきものと、介入ポイントを整理していきます。

弱い立場の子がやられているケースみたいな、ある意味初めから不公平感があるケンカは3章へ。

2-1.1対1のケンカ

子どもの喧嘩の半分くらいはこのケース、特に学童クラブ1、2年生などでは友達介入がない一対一が多い。

そして興奮の度合いなどの温度差は、2人しかいないのに大きく違うこともあります。

一人は泣き叫んでいるのに、もう一人はよく分からない顔してたり、ふざけてニヤニヤしていたりする場面、よく見ませんか?

ケンカになる

1対1の場合は、興奮している方の怒りや悲しみ感情をおさめれば対応はしやすい。

  1. 暴力が出たり
  2. 興奮してる方が抑えが効かない
  3. 単なる罵り合いになってる
  4. 冷静な子が離れていき、その後接点なし

👆こんな感じで、子ども同士の解決が明らかに無理となった時が介入タイミングです。

4番目の「冷静な子が離れていき、その後接点なし」は、

ウヤムヤになるのも子どものケンカあるあるだけど、解決したいか引きずってないか、しばらく時間を置いて確認が必要です。

何もなかったように、後で遊んでるようなら介入はほぼ不要と判断できます。

ただし同じ相手とばかりけんかになって、負ける方がいつも決まっているという場合には違った対処がいるので3章で。

1対1で暴力も振るわず、興奮しているけれど本人たちがなんとかしようとして対等に主張しているような場合

は止めずに見守っておくのがよいでしょう。

見ているとどちらかが譲ったり、我慢したり、実はたいした問題でなかったのでスルーされて収まるケースが多い。

大人がそばで見ていると「怒られたくなくて」譲る子もいたりして、

そういうことも含めて"子どもが自分で決めたこと"を尊重してあげる姿勢は大人として必要です。

尊重する

2-2.1対1で周りに他の子がいる喧嘩を止めるかの判断ポイント

子どもが何人もいる学童クラブでよくあるケース。

公園などで友達グループで遊んでいる子達も、このパターンでよく喧嘩をしています。

これは周りの子が"そのケンカに対してどういった関わりを持とうとしているか"が判断ポイントです。

関係ないのに首を突っ込む子

これ、首突っ込む子に発達障害が疑われる場合も少なくありません。

関係ないのに通りすがりで、

友達
あっ、友達が泣いてる!
泣かせたヤツは悪いヤツだ

と瞬間で判断していきなり暴力を振るう子には、ちゃんと介入しましょう。

後で書く、"どちらかの味方をする"のと似てますが、
自分だけの判断で瞬間的に動こうとしてる点で違います。

面倒なのは"仲裁しようとした"みたいな理由があって首を突っ込んできた子が、

「うるせえ、関係ないだろう」など元々ケンカをしていた子に言われ、それで興奮してくるパターン。


時に大人が介入して当事者の話を聞いているところにやってきて、そんな状態になる子もいます。

そうなる前に早めに

支援員
こじれるから
向こう行ってて

心配してくれてありがとね

で終わらせてあげましょう。

そしてこのけんか自体に関係がないなら本筋のケンカが終わったあとで、


● ”むやみに味方をしてはいけない“、
● ”友達だからいつも関係あるわけではない“

など伝えてあげるのがその子のため。

友達が巻き込まれているから何とかしようという姿勢は買って、そのやり方を教える感じです。

ポイント

ただ面白がってあおってくる子

すぐに介入して厳しい対応をしたほうがよいケース。

その喧嘩には単に邪魔だから、一旦離してあとで指導。

方針は難しくはないけど、別視点での支援が必要。

と言うのも、アオリ系は3年生〜高学年で学童クラブに来たくないのに来させられてる子や、何かイライラや不満を持ってる子が鬱憤晴らしに煽る場合が多い。

だからその場限りの指導では、なかなか言うこと聞かない。

憂さ晴らしや面白がる子は何かしら支援が必要なので、厳しい指導と話しましたが、別のフォローも考えてあげましょう。

とにかくふざけている子

この行動をする子の中には、
"場をなごませて、そのケンカをうやむやにしてしまおう"
という子もよくいます。

"場をなごませてしまおう~"の試みはよく失敗して
ふざけるなよ」などかえって怒りを買う場合も多い。

だからなるべくなら介入した方がよいケース。

ただし、たまにうまくいくこともあるから、成り行きは見守っておきたい。

これは大人が見ていても、単にふざけてるようにしか見えない場合も多い。

だから、あおってるのか、解決の意図があるのか見極めが難しい。

その場だけ見ても分からず、普段からの関わりやその子の性格から推測が必要。

とりあえず、急に叱ることはやめておきましょう。

しかられた

どちらかの味方をしてしまう子がいる場合

明らかに非がどちらかにあって、周りの子が見かねて入ってくるケースもあります。

収めようとして子どもなりに聞き取って、仲裁してくれる努力をしてる場合。

そんな行動をとれる子は、他の子からの信頼もあるから、うまくいく場合も多いので、その時点ではまだ見守りがいいでしょう。

しかし形としては一対複数になってますね。

子どもの主体性を尊重して注意深く見守って、いつ介入が必要になるか判断がいるところです。

それより低い次元の、「友達だからとにかく味方」は単なる1対複数になってるだけなので介入が必要。

2-3.1対多数のケンカ

学童クラブなどで放置しておくと、この形になるケンカはよくあります。

数だけ見ても対等じゃないですね。

基本的には介入が必要になります。

1人になる子はケンカの原因を作っていることも多いですが、集まることで理不尽な1人攻撃の形に意図せずなってしまう。

第三者からみたらすでに喧嘩ではなく、いじめに近いものにすら見えます。

いじめ(苛め、虐め、イジメ、: Bullying)とは、犯罪のひとつであり、

自尊心を損なわせ弱体化させることを目的とした、

執念深い、冷酷な、あるいは悪意のある企てによる、長期に亘って繰り返される不快な行為である。

いじめの定義:ウィキペディア

いきなり遭遇した場合は、多分ワーワー言っててよく分からず、よほどリーダシップを取れる子がいないと悪い方向にしか行かないので、すぐ止める介入が必要。

大人が始めから見てて流れが分かっているなら違う判断になるけど、目は離せません。

いじめ

介入のポイントですが、このケースでは核となる中心人物は多くないため、あんまり関係のないその他大勢からは、情報をもらったら順番に解放していきます。

それでも多いときは時間がかかりますが、順番に一人ずつ話をしていきましょう。

参加者の興奮の度合いによって、対応する大人が複数必要になる場合もあります。 

要素分解できたなら、1対1のケンカと基本的には同じ。

だけど、このケースは注意点があります。

学童クラブなどで1人になった方の子が納得せず、家に帰ってから

子ども
みんなにいじめられた

と話したらどうでしょうか?

えっ!?

保護者は気になること間違いなし!

このケースに限らず、
"対等でないどちらかが不利な状態でのケンカ"では、
納得したかどうかを、ちゃんと抑えておきましょう。

友達

一人になっていた子が原因を作っていた場合、味方がいない上で職員からも注意されることになります。

そして納得できないとなると、家で話したくなる可能性は十分にあると思いませんか?

内容によっては完全に納得しなくてもいいんだけど、(理屈は分かったけど感情が収まらないとか)

状況は正確に把握する必要あります。

その子がよく家で訴え、親が心配して言ってくる家庭は決まってますよね。

そんな家にはその子が帰ったタイミングで、家で訴える前の電話連絡なども有効です。

●職員がとった対応とその理由、
●納得したかどうかを慎重に図り、
●保護者へも対応が必要になります。
(保護者対応についてはこちら)

指ネコ
始めから不公平だと、
よく見てないとにゃ

ジャム
そうですね。

原因で悪いのが自分なのに、
「弱い」だけで同情を集める子はたくさんいます。

2-4.多数対多数のケンカ

介入するかしないかの判断以前に、多分このケースは大騒ぎになってます。

子どもだけでの解決は難しいので、介入はいるでしょう。

けっこう面倒なパターンですが、基本的には要素に分けていけばいいだけ。

その作業が時間もかかり、場合によっては一人での対応は難しいんですが・・

関わってると言っても、

  • だいたいはあおっているだけ、
  • 自分は被害がなく首突っ込んでだけ
  • 見た目で多くなっているだけ。

こんな子が大半なので、そこを見極めれば対応可能です。

話し合いに持っていくまでがとにかく面倒なケースです。

たくさんいる

3.異年齢のケンカや、強い子と弱い子のケンカなど、子どもの力関係に注目するもの

同じ学年の子でも、

  • 影響力の強い子
  • 押しが強い子
  • 理論的に主張ができる
  • 口のたつ子

👆こんな感じの力関係は必ずあります。

ケンカ仲裁経験が浅い場合、弱い子に対して

支援員
言い返して良いのよ

なんてアドバイス的な話を、言い返せない子にしてしまいがちだけど、子どもの関係はそんな単純なものじゃありません。

ケンカになったらいつもこの子の主張が通る、といった場合も注意がいります。

悪くすると師弟関係のような、ある種のいじめにも発展する可能性があるため、子ども同士の力関係にも注目しないといけない。

こんな普段からの力関係がある場合は"介入する"の一択。

目撃したなら迷わず介入、話を聞いて後から知ったときも、知ったら介入です。

不公平

1対1ならいじめではない
と言う人がたまーにいるけど、そんなわけありません。

私の出会ったケースは小学1年生。

大人の目のないところで勝手に振る舞って、同級生の主張できない相手の子に「言うなよ」って口止めまでする子がいました。

やられた方もその強い子を恐れて言わず、その子と喧嘩できる子は同じく気の強い一人だけ。

あとの子は理不尽でも、従ってしまう様子がありました。

👆小学校1年生でこれがある。(あった)

学童クラブは上の学年もいるので、当たり前に存在します。

力関係があるようなケースを気づかずに放置しておくとやられる方は我慢してしまって、次第に表面化しにくく、目立たなくなってきます。

そうなったらもはや喧嘩ではなく、
同学年の同性1対1でも対等じゃありません

強い方も、弱い立場の方もも学ぶものはなにもなく、ただの嫌な記憶を積み重ねていくだけとなります。

もちろんケンカの場面だけでない日々の関わりが必要になってきます。

ジャム
力関係には特に注意しましょう。

それを察知するには普段からの関わりが必要になります。

似たような話で、子どもはいじめ被害や自分が弱い立場にあるということを、いろんな理由から隠す、というのも知っておいてほしいと思います。

4.異年齢どうしのケンカは注意深く判断して止める

一対一のケンカでも、年齢が違うって一点だけで、既に対等じゃありません。

注意深く観察し、介入タイミングを見極めること。

上の子が力を振りかざして無理やり解決する素振りあったときは、暴力などがなくても介入するタイミング。

もっとも、子ども同士で異年齢で喧嘩するくらいの本人たちは気にしていないことも多い。

だけど、気にするのは保護者。

学童クラブに来ている子で、

子ども
上の子にやられた
なんだって!?

学童クラブからは
なんの連絡もないけど。


親としてはそれだけで心配度がアップ。

悲しい

学童クラブだと下の学年でも気の強いのがたくさんいて、ケンカの原因も作ってるケースがいくらでもあるから、対等に仲裁してサラって流しちゃう。

でも保護者としては、上の子に我が子がやられるのは大ごと。

子どもを預かっている大人は、現場と家庭の温度差が出やすいのは覚えおくべき。

まあ対等な言い合いや常識的な対応を経て、解決に至ったのなら問題はありません。

でもこじれてしまったケースでは、原因が下の子にあればいいけれど、上の子が原因で理不尽な行動をしていた場合や、特に暴力を振るってしまったものは救えない。

そうなる前にぜひ止めて介入したいところです。

ジャム
原因が下の子でも、
親からしたら
「悪いのは上の子」になりがち

ちゃんと介入して、
説明できると違ってきます。

5.暴力や悪口だけ言い合ってる時は介入して止めよう

5-1.悪口の言い合い

押したとか、無理に取ったとかのレベルのケンカだと、そこから言い合いをして、自分から謝ったりして収まることも多いから大人が介入しないことも多い。

だけど言い合いの段階で、悪口が出てきた場合。

単に「ばか」とか、「死ね」とか言い合って実りのない罵り合いに発展することはしょっちゅうある。

ネコ
男の子に多いパターン

落ち着くための通過儀礼として、捨てセリフを吐いて去っていき、後が続かないならまだマシ。

だいたいはずっと悪口だけを延々言い合った結果、

①どちらかが手出しの暴力を行使し、
やられた方もやり返す泥試合になるか、

②言い負かされた方が泣いて去るか、

③面白がって回りの子が入ってきて収拾つかなくなるか。

④無関係の子を含めた、その場の雰囲気も悪くなるか。

悪口・罵り合いは何も生み出さない上、①~④どれに発展しても稔りがないので、早めに介入しましょう。

ちなみに悪口でも、人格をひどく傷つける発言には、暴力と同じような力が言葉にあるから、厳しい対応が必要です。

暴力

5-2.暴力沙汰は、可能な限り起こる前に介入

ネット上の多くのケンカ対応記事で共通してるけど、暴力や手出ししたときは間違いなく介入タイミング。

だけど半分間違い。

手出しするちょっと前に介入するのがベスト

子どもの力は弱くても怪我をするし、物を投げたりして目に当たったらえらいことになる。

流れ弾に当たって、関係ない子もよく巻き込まれます。

そこで負うかもしれない怪我の程度は、子どもなりに気を付けたとしても、コントロールできない。

物理的なダメージから守るのは最優先事項。

だから、できれば「手出ししてから」じゃなく、手出しがある直前に止められるのが理想。

ジャム
難しいけどね。

ある程度前兆から見てて、こりゃダメだなと感じたら
「どうした~」
とユルい感じで入っていく。

また手出ししやすい子は決まってるから、1ヶ月もしたら介入タイミングは分かって来ますよね。

やり方は別記事へ

5-3.悪口と手出しはどちらが悪いか

ここで1つ質問。

1対1でケンカ。

一方が手を出してしまい、
もう一人がひどい悪口や挑発のみ、
手だけは出さなかった。

どちらに非があると思いますか?
答えは明確で、
悪いのは手出しした方。

挑発行為がとてもひどいけど、手だけは出さなかった場合でも、です。

手を出したら大人なら傷害罪。


どんなに悪口を言おうが手出しをした方が敗け、というのが社会のルール。

同等のものとして対応してしまうと、保護者によっては

保護者
そこは違うでしょ

うちの子も悪いけど、
怪我させられたら話は別よ!

となります。

過失相殺ってやつで、どっちも悪いけど手出しの方が重罪になのは、まあ当たり前。

喧嘩には両方に原因あるけど、


客観的に見て、どちらの方が悪いとはっきりしている場合には、同等に扱うのはかえって不公平です。

怒り

でも大人が見ていて手出しも瞬間じゃなく、我慢して我慢して、我慢しきれなくなって手を出しちゃったなら、

それは見ていただけで、介入タイミングを間違えた大人の責任でもあります。

それでも学童クラブの小学生同士のケンカなら、保護者目線だと


責任大 ←→ 責任小

手出ししたヤツ > 悪口だけのヤツ > 職員

学童クラブ職員から見ると、挑発が酷くて殴られた子が、原因を作ってるから一番悪い。

手出しした子には同情をかけたいところ。

だけど保護者にとっては「手出しした子が一番悪い」になるジレンマ。

職員が責められる可能性は低いけれど、悪いのは職員なので反省が必要なポイントだと思います。

温度差

まとめてみると、言い合いから発展して暴力の絡みそうな喧嘩の介入タイミングは、

手出しをする前兆段階をとらえたとき。


我慢できなくなるまで引っ張っちゃうのは、介入タイミング遅すぎというわけです。

おそすぎ

6.子どもだけでケンカ解決が難しいと思った時にも介入しよう

喧嘩の時に泣き出してしまう子もけっこういて、それもだいたい毎回同じ子。

指導員からみたら、泣いていて何も言えない方の味方をしたくなるのも人情だけど・・

ちょっと待って!

けんかで教えたいこと」でもお話していますが、喧嘩の原因や状況を把握するのが解決に至る第一歩。

泣いてるけど原因はその子、ってのが少なくないですよね。

さっきの挑発が過ぎて殴られた子みたいに。

だから安易に「かわいそうだから」泣いてる方を味方して、そばで興奮してる子を叱るのはやめましょうという話。

そこで泣いていても、その子に一定の原因があるようなら、

泣き止んだあとにでも必要な話をして、"泣いたら許される"を学習させないように。

その場で大人の味方を得て解決してもらっても、子どもの間では嫌われてきます。

指ネコ
泣いたら逃げられるを
覚えさせちゃダメにゃ

単なる一例でした。
他にもさまざまな状況があるから書ききれないけど、

介入のポイント

●子どもだけで解決に至るかどうか?

●子どもだけの解決の内容は適切かどうか

子どもだけで解決に至るかどうか

話が堂々巡りで、「これは帰る時間まで続きそうだな」と思いつつ、何もしない人はいないと思います。

解決に至るまでとても時間がかかっている場合は、話を整理してあげる方向で手を貸すのが◯。

子どもたちが、大人の介入を望まないなら時間延長してもいいけどね。

悪口の言い合いや暴力が絡むケンカも、広い意味だとここに含まれます。

適切な解決かどうか

ケンカが収まったように見えても、ふたをあけたら実は全然ダメ。

不満を抱えたまま帰宅した子が家で話し、翌日の連絡帳に保護者が意見をびっしりと書いてくるなんてのは、学童あるある。

結末がどうなったのかよく分からないなら、

状況だけ教えて」と聞いてみる。

不満があるなら聞けばその時点で教えてくれるし、教えてくれなくても"そばで見ていたのに、職員さんは何も言ってくれなかった"とはなりませんね。

毎回同じ子が我慢して、同じ子が主張を通すみたいなのも、見た目だけ収まってるように見える。

これも、子どもだけじゃダメな解決。

勝手に"大丈夫そうだな"とアクションをしないのはけっこう危ないですよ。

答えを出す

7.「子どものケンカを止めて介入するポイントとタイミング」のまとめ

いかかでしょうか。

見守りと介入の境界は、ベテランの保育者や支援員でも迷ったり、タイミングが遅れたりする難しいもの。

始めからうまくいくことはほとんどありません。

しかしポイントを抑えておけばある程度の方針が立ちます。

そのポイントとは

"普通に考えて、この状態は見ているだけでよい状態なのか?"

を客観的に判断すること。

それにはまず"ケンカになりそうだな"を気づく必要があるわけで、

ぼうっとして風景として子どもの過ごす様子を見ていたのではダメなのは、ここまで読み進めたくらい賢明なあなたなら分かるはず。

風景

まとめておきます。

子どものケンカに介入する考え方

●子どもだけで適切な解決できたかを確認

●子どもだけでは解決が難しい場合も確認

具体的な介入タイミングの例
  • 手を出してしまうちょっと前
  • 罵り合いが始まったとき
  • 大人数などで収拾つかないとき
  • 異年齢など不公平感があって、強い方の力で解決されそうなとき

ここでは「介入タイミング」だけを書いてきたけど、見るポイントや対応の仕方は書ききれてません。

ケンカの記事たちを参考にして下さいね。

目次へ

学童クラブ職員の悩みはだいたい

● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり

👆これらを解決するには転職かスキルアップ。

転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。

【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK

スキルアップに関しては、

子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・

個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。

でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。

人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要

というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。

・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?

根本的に足りないもの

➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。

どうすればいいのか?

➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。

あなた
えっ?マーケティング??

と思いましたか?(^^)

分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために

✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?

👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。

これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。

つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、

保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。

保育園

保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。

(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)

特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。

良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、

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