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学童保育での子ども集団の動かし方

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ジャム
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学童クラブや児童館などで、子どもを集団として動かす場面はあります。

保育園では手遊びでなんとかなるのですが、学童クラブではそうはいきません。(学童でも遊びでなんとかなりますが、「ある程度は」、です。)

また集まること自体が学童クラブではそんなに多くありませんが、その時のまとめ方や動かし方については経験的に学ぶ風潮があるようで、一定の解説はあまり見かけません。

この記事では集団そのものについてや、集団の動かし方などについて書いていこうと思います。

この記事を読むと分かること

  • 集団とはなにか?
  • その時に集める必要があるのかどうか?
  • グループワークの手法
  • まとめ方、注目の取り方

子ども

学童クラブは集団生活の場なので、指導員にはある程度のまとまった人数を動かしていく技術が必要になってきます。

保育園ではうまく子どもをのせればついてきてくれ、学童保育でもその側面はあります。

しかし生活していく上で人を待たせないとか、ごほうびがなくてもちゃんと待っている、自分勝手な振る舞いをしていると他の人に迷惑がかかる、などというある程度の自制心を育てていくことも必要です。

学校ではそのあたりを、授業中に席についていることで日常的にやっているので半分無意識に刷り込まれていま。

しかし学童クラブではだいたい決まった席もなく、集まる機会も多くないため集団としてのまとまりが緩くなりがちです。

しかし場面によっては学童クラブといえども注意事項をちゃんときく、全体へ話していることをちゃんと聞くなど、少ないですが集団をまとめて動かすときもあります。

1.その集団はなに?子どもの属性を考えよう

まず動かしたいと思っている集団がなんなのか考えていきます。

遊びの中でできている4~5人の小集団なのか、30人程度の中集団なのか、もっと大きな大集団なのか。数での分類はこんなところですね。

また集団の質という点では、リーダー格はいるのか、烏合の衆なのか、集団のなかに集団で動くのが苦手な子が入っているのか、またその子の面倒を見てくれそうな子はいるのか、などです。

それぞれで違った動かし方をしていく必要があります。

集団

2.どうまとめたいのか?集める必要はあるのか?

集団をまとめる場面はどうしてもあります。しかし多くはありません。学童クラブではおやつの時と帰りの会、避難訓練や行事の時位でしょうか。

学童クラブ指導員なら、いる子達をみんなが仲良く思いやりを持てるように育ってほしいなど、ある程度は願いを持っていますが、現実は甘くありませんね。

みんなで、という部分に焦点をあて、全員で何かをしようといった取り組みをしているクラブもあります。

しかし子どもたちはそれを望んでいるのでしょうか?

考える

学童クラブは基本的には自由時間が多いので、学校でギチギチの集団生活を送っている分、子どもたちはのびのびしています。

そんな環境ではなるべくみんな一緒に、というのは減らしていった方がよいと思います。

もちろん管理面で、公園遊びの前にはみんなで集まって、全員いるか確認するなんてことは必要です。

みんなに指導しましたと実績を作り、またそれでも聞かない子には個別にも指導しましたと、保護者に伝えるために場をもうけることも時には必要になります。

敢えて問題のある子を名指しせずに、その子も一緒に聞いている場面で全員に話をすることで、問題のある子の行動を自制してもらいたいなどの狙いが特にある場合も必要です。

そのほかはあまりない気がします。

伝達事項も、いっぺんに伝えれば指導員が楽なのでみんなが集まったときに話しているだけです。

本当は一人一人理解したかどうかを確認するためにも、なるべく5~6程度のグループに伝える方が確実です。

本読み

帰りの会は多くのクラブでとり入れています。

司会が前にいてみんなが座っていて話を聞いたり、司会が進行する遊びをするなどの形をとっています。

子どもからしたら自由に遊びたい、面白くもない司会進行の遊びなんてやりたくないのではないでしょうか。だから帰りの会の集まりは悪いのです。

おやつの時も早く食べて自由遊びをしたい、でもいつまでも遅い子を待たないといけない。集まったら集まったで話が長い。それは子どもの利益になっているのでしょうか?

まとめる必要のある場面は学童クラブでは特に限られてくるので、集まりが悪いとか、早く集まらない子をみんなの前で叱らないとといけないなんてことが日常的なら、集めない方がよいかもしれません。

実際私が働いていた学童クラブでは、慣例として五時に帰りの会をやっていましたが、まずそれまでの遊びに区切りをつけて集めるのに一苦労。

集まっても話を聞かないでいつまでもしゃべってる、なんて様子がざらでした。切り替えの下手な子は帰りの会で集まる前の片付けができずそこで荒れる。

どうやって帰りの会をやろうかと指導員からしたら悩みのたねでした。そんな集まりならなくしましょう、伝達事項は別で伝えましょうとなり廃止しました。

学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ
学童クラブ指導員と保護者の部屋のロゴ

3.集団の雰囲気作りと伝え方

それでも集団を動かすとなった場合には雰囲気作りが大切です。

遊びなどの楽しい場面ではユーモアを交えて説明をすれば、自然と集中力が切れて勝手に動き回る子は減るでしょう。

帰りの会などは座ってやれるレクレーションを取り入れてもよいかもしれません。その場合はバスレクか参考になりますよ↓

この本はシリーズが何冊か出ているので、座ってやれるレクレーションを仕入れるのに重宝しています。

静かに待たないといけない場面では、静かになるまで前に立って何も話さないなどでもよいでしょう。誰かが気づいて、いつまでもしゃべっている子に注意することもよくある場面です。

しかしそれも騒いでいる子はいて、それが効かない時もあります。その子が障害があって静かにできない場合や、三年生などがまとまって騒いでいるような場合にはその方法はあまり効きません。

それでも待つ作戦を続けていれば時間をかけて収まってくるのですが、他の子にとっては時間の無駄です
一瞬静まったタイミングで伝えたいことを手短かに伝えるのがよいでしょう。


伝え方については、いろいろな年齢や理解力の子がいるのて、下の子に合わせていきましょう。

話し方はゆっくりめ、要点はわざと小さな声で言うなど何でもいいので抑揚をつけていきましょう。

また話は手短に具体的にします。

"ちゃんと手を洗いましょう"などのあいまいな表現は思っているよりも伝わりません。「10数えて手をこすりましょう」など具体性が必要です。

またどうしてもいくつかの項目を言わないといけないときは、紙に項目を書いて見せながら話していくのは効果的です。

前に立つ人がたくさんしゃべって全部伝えたつもりでも、結局最後の項目しか覚えてなかった、なんていうのは大人でもざらにありますね。

紙に書いておいたものを話のあとに壁に張っておくなどして、折に触れて何度か話をしていき、その上で個別にも伝えていくくらいしないと伝わりませんよ。

一緒


4.グループワークの手法

遊びの中での集団はグループワークの側面が強くなります。グループワークは集団自体を変えていく側面もありますが、集団を通してのその中の参加者にアプローチしていく方法です。

ルールを守れなかったり、理解がなかなかできなかったり、自分勝手な行動が目立つ子や、言葉遣い、人への態度などさまざまな個人の抱えている課題があります。

ただ座って漫画を読んでいるのとは違い、遊びの中ではさまざまな場面が出てきますので、介入できる機会を逃さないようにしましょう。

グループワーク(Social group work)とはソーシャルワークにおける専門技法の一つであり、利用者がグループのプログラム活動に参加することで、メンバー間相互の影響を受け、個人が変化(成長、発達)する援助の過程をいう。

ウィキペディアより引用
集団

5.環境設定と注目のさせかた

どうしても毎日同じタイミングで集めたいのなら、席を決めてしまうなども手です。学校で昔からとられている手法です。

そのほか集まる場所からは余計な刺激を取り除くことが有効です。

注目のさせかたについては単純ですが効果てきめんなものがたくさんあります。いくつかあげておきましょう。

  • 前に司会がいるとして司会の人の行動です。
  • 手をゆっくり何度かたたいて真似するように
  • 手に注目させることをする。例えばどっちの手に入ってるかなど
  • わざと小さい声で話はじめる
  • 絵本や紙芝居を騒いでいても構わず読みはじめ
  • 手遊び↓

保育園で絶大な効果がある手遊びは学童クラブでは効くものと効かないものがあります。

手先だけを歌と一緒にやるようなものは幼稚すぎてダメですが、パンパン腕を上に、など真似するような多少動きの大きいものなら効果あります

保育士

6.信頼関係の延長、ソーシャルワーク

集団といっても、いつもの個人的な信頼関係の延長です。

信頼関係もなにもない人が前に立っても、初めはどんな人だろう?と様子うかがいでいうことを聞きますが、断言してもいいくらいはじめだけです

いつも騒いでいるような集団では何度目からかもとに戻ります。

この辺の感覚が麻痺していたり分からなかったりすると、今年の新人はすごいなんて評価になったり、私なら大丈夫かもとなります。

始めの高評価から落ちていくのはあまりよくないので覚えておきましょう。

まとめるときは引き締めた上で、個別に信頼関係を作っていけばその状態が維持されやすくなります。

たくさんの

7.大人数の注意点

大人数を動かす場合は物理的に特に危険のないように考えましょう。

特に定めもせずにじゃあこっちに並んでくださいというと、子どもは殺到して怪我をします。

お祭りなんかで何かを配るような、物をもらえるような場面では特にそうです。

スポーツや動くあそびでも、あまりに人数が多い場合は考えると思います。

鬼ごっこで鬼を複数にしたり、ドッヂボールでボールを二個にするなど、たくさんの子どもがランダムに動いてしまうような仕掛けは単純に危険なので考えましょう。

8.集団内での必要な個別対応

まとめたり子どもを集中させるのがうまい指導員でも限界があります。

それは特に発達障害の子どもです。どうしても個別に対応しないと落ち着かない子はいるので、サブの職員がみたり、場合によっては周りの子や保護者の了承を得て、その子だけは集団から外れた行動を認めるなどが必要です。

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