新人は動きが悪くて当然

学童クラブの新人教育について、新人職員やアルバイト・パート職員が入ってきて、自分は多少なりとも経験ある場合

・動きが悪いなあ
・分からないなら自分から聞いて欲しい

こう思ったこと、一度や二度ではないと思います。

ジャム
こんにちは、経験20年の
東大出身 理系保育士ジャムです。

(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)

厳しいことを言えば、「新人職員の動きが悪い!」と愚痴を言っている時点で、良くないのはあなた👈という可能性が高い。

・・こうお話すると、「私は悪くない!」とあなたがストレスを感じるのは知ってます。

ですが子どもを毎日育成してるあなたなら、子どもよりは話の通じる新人職員を育成できない筈はない、と私は思います。

跳び跳ねる子ども 学童クラブの新人教育の記事のアイキャッチ画像

私が見てきた中でも問題のある職員はたくさんいましたが、

去った人もいる一方、何年も働いてもらい貴重な戦力になった方もたくさんいました。

結論を言えば、むしろ完璧な人なんて学童クラブに来ない!くらいのマインドが必要で、

新人教育は、今できることを当面やってもらいつつ、少しずつ育てていくしか道はありません。

愚痴を言いたくなるのは、期待してたことが叶わなかった期待外れが原因、そのマインドだと貴重な人材を遅かれ早かれ失うことになってしまいます。

そうならないための方法を、とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。

マインドを整えて、具体的に教える方法を知る👈この順序でお話していきますね。

学童クラブの新人教育

1.新人教育で最も避けるべきは「期待外れ」からの諦め

学童クラブの職場環境は過酷。

人がいなさすぎて休憩取れない現場もザラにあり、夏休みなんて酷いもの。

施設により差が大きいけれど、ひとえに

職員を募集しても人が来ない!

👆これが原因。

即戦力を採用したいのですが、そんな人は最低時給レベルしか給料を出せない学童クラブにはほとんどやって来ません。

2022年10月の私のツイッターフォロワーの発言を引用👇

今、学童保育の施設長がコロナでお休みしていて濃厚接触期間も含めると17日ほどお休みします。
30人ほどの子ども達を3人の職員でみています。

3人中、児童支援員の資格を持ってるのは私のみ、他の2人は20代前半の補助員で1人は3年目でもう1人は1ヶ月半です。

ツイッターより

うちの学童、平均年齢61歳って聞いて
あー、あたししっかりしなあかんなーってなった😂
1番若いのあたししかおらんもんで、、
体力つけないと😭

ツイッターより

学童クラブに限らず保育業界は常に人材不足、来てくれた人を無下にする余裕はないのです。

だから来てくれた人を育てる以外に道はなく、できないからと言って教えないのは論外。

余裕がないから「教えたらすぐにできる」を期待してしまいますが、それこそ

一番避けるべきは期待すること。

なぜなら期待すると、その通りにいけば良いけれど、期待外れになったときに闇の感情が首をもたげるから。

いやみ 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

新人職員は不安、できなくて当たり前、頑張ってもうまくは行かない。

それに対して先輩が

先輩
なんでできないの?
期待外れだわ

こんな態度を取れば、

・・いや、態度に出さずとも心の片隅に思ってしまえば、簡単に貴重な人材を失うことになります。

期待の例

✔ 言わなくても、これくらいは分かるだろう

✔ 分からなければ、向こうから聞いてくるはず、いや聞いてくるべき!

✔ この前教えたからできるだろう

👆全て期待ですが、これら裏切られたときの期待外れは、あなたの脳内の話で新人職員にとって全く関係ないのです。

冒頭でお話した

新人職員ではなくあなたが原因

というのはこの期待する➔期待外れのことです。

●期待するのはあなた、

●期待外れでガッカリするのもあなた、

新人職員には関係ないのです。

【人に期待しないアドラー心理学】人間関係で悩まない重要マインド

期待しない 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

2.新人教育に必要なのは、感謝と能力の見極め

学童クラブの新人職員に対して、

先輩
この新人だめだわ、

みたいな半ばバカにしたように態度に出すのはおろか、思うこと自体がNGです。

思うのすらNGは、瞬間的な態度に出てしまうから。

考えても見てください、

  • やる気があり
  • 金銭報酬を度外視
  • 動きもよく
  • 打てば響く
  • 知識も豊富

👆こんな人が、学童クラブにやってくる可能性があるかどうか?

保育・教育関係の方には一定数、保育や教育について勉強すれば道は開けると頑張ってるけど、その前に人格を鍛えないとダメな人がいます。

誰しも完璧な人格者ではないけど、それにしては器が狭すぎる、という人です。

私が先日ツイッターである方のつぶやき、

新人職員に対して

「動けない、自分から聞いてこない、明日はどうかな〜?」

みたいな発言に、相手をバカにするような意図を感じたので、

ジャム
それだと人材を失いますよ

結構な長期間フォロワーだったので、これくらい話しても通じるかと思って書き込んだところ、即ブロックされました。。

誰しも成長途上、グチを言ってもいいし考えの違いから私をブロックしてもいいから、長く頑張ってほしいと思いますが、

人に対する敬意や感謝が足りてないと、こんな感じになります。

何より現場の余裕のなさ、先輩職員といえども放課後児童支援員研修をサラッと受けただけの、OJT的にはロクすっぽ教えてもらって来てない現状も原因です。

【学童の指導員はひどい?】不満は対応や職員の質か。環境や待遇か?

しかしだからこそ、忘れてはいけないのが

人に対する感謝

だと私は思います。

学童クラブには「素晴らしい人材」は極稀にしかやって来ません。

素晴らしい人材になり得る方ですら、新人のうちは働きが悪くて当たり前、あなたが見えていることが相手には見えていない、なんてどの職場でもあること。

①子ども同士が新人職員のすぐそばでイザコザ、介入すべきトラブルになってるのに気づいてない

👇

②少し離れているあなたは気づいている。

👇

③なんで気づかないの!?

と思いたくなるけど、こんなのも全体的な見方を教えてなければしょうがない。

また、教えたとしても気付けなくてもしょうがない。

できてないことに目を向けると、自分でも悩みながら働いてる筈なのでキリが無い。

木 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

私を含め、誰しも他人に求めるほどできた人間じゃなく、自分ができてると思ってる人ほど大したことない。

「最近の若いやつは・・」

というのはギリシャの昔からある言葉らしいですね。

自分の若い頃を棚に上げて使う言葉、人に接する仕事をするには自戒が必要だと思いませんか?

古代ギリシャの哲学者プラトンも、反抗心が旺盛な若者を批判する言葉を残しています。「最近の若い者は年長者を敬わず、両親に反抗する。法律は守らないし、ギャングのように暴れる。道徳心は腐れきっている。このままだといったいどうなってしまうのか」

参照元
積み重ね 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

3.学童クラブで仕事を具体的に頼む方法

この章では新人教育として、具体的にどう教えたらいいか、仕事を覚えてもらうかをお話していきます。

3-1.能力を探るのは新人教育の基本

新人職員には期待せず必要なことを教えていきますが、相手がどの程度できそうなのかを探りつつ行います。

能力以上のものを教えても、期待とは別次元で意味がない上、お互いに負担になるからです。

私は高齢の方とたくさん仕事をしてきましたが、力仕事とか目に見える仕事じゃなく、その人にどんなことを頼んでやってもらえるか探る。

子ども相手はイマイチでも、掃除や片付けなどはちゃんとやってくれるとか、本人のやりたいことも考慮に入れて仕事を頼む。

また教える中で、どう教えたらその人に分かりやすいか?も違いますよね。

2つをいっぺんに教えたら両方できないけど、1つずつならOKとか。

全てやってもらう必要のある正規職員なら、能力を把握するよりは、教え方や伝わる言い方をを探る方が大切になります。

ハート 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

3-2.新人教育には雰囲気作り

新人教育では教える雰囲気も大切、というか最重要。

余裕のない現場で、怒られながら教えられたことは身につきません。

仕事を取り込むには自分で考えてもらう時間が必要だから。

●失敗許容の雰囲気

●自分でやる責任感の自覚

👆この2点を意識してみます。

失敗したら怒られる雰囲気では、子どものように失敗を隠すか、ストレスが大きすぎて辞めるかの2択。

厳しい試練を乗り越えた人だけ残れば良い・・と言うわけにはいきません。

また自分で考えてもらうためには「任せる」も大切。

口を出しそうになるけど、敢えて口を出さない。

人任せな様子があるなら「次は一人でやるのよ」の一言で急に真面目にメモ取り出す人、何人もいました(^^)

ジャム
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後からでもOKです。

3-3.教えることはマニュアル、最低でも文面にする

口頭のみの新人教育は無理です。

教える方は教えてるつもりでも、教わる方は項目が多すぎるので覚えてられません。

メモすら取らない人もいて、ままならないでしょう。

これが「教えたのにできない!」期待外れに繋がります。

マニュアルがあれば渡し、自分で覚えてもらう。

質問されても、「マニュアルのココに書いてあるので読んでみて」あなたの時間も節約できます。

できてない箇所を見つけても「ココ読んでみて」で終わるので一番オススメ。

特に細かい仕事内容、掃除はこの薬品を混ぜて薄めてこうするとか紙にしておきましょう。

マニュアルのネックは作る手間ですが、以降新人職員が何人来ても使えるので作るべきだと思います。

仕事の意味や意図を教え、お願いした仕事は途中経過を確認するなども必要です。

友達 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

4.どう考えても時間をかけても相手に問題があるとき

新人教育をしていて「どう考えても相手が悪い」このケースは思ってるより少なく、あまりないことだと私は思います。

仮に相手が良くないとしても、少なくとも数ヶ月〜2年は働かないと判断できません。

教え方・伝え方の問題かもしれないからです。

まあ問題職員も0でなく、私が働いて出会った中でも

✔学童クラブで子どもに怒鳴る人を「心理的虐待に当たる」として解雇になった方が数名いたし、

✔パワハラ職員は異動になったり

✔ロリコンのボランティアは出禁になったり、

✔数ヶ月いくら言っても働かないやる気ない人は、人はいなくてもシフトに入れて貰えなくなって、何人も消えていった

✔正規職員でも施設というより本人の問題で、たくさん辞めていきました。

「あの新人職員だめだわ」数日しか働いてない人を指して裏でこんなこと言ってる職場は、その職場がダメで新人職員は多分悪くないでしょう。

私はろくに動けない高齢の方、脳梗塞の後遺症で歩行障害を抱えた方などともずっと働いてました。

自然の食べ物 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

一方で今年は契約どうしようか

という方も何人もいましたが、やめてもらうほどでもなく本人なりに真面目に頑張っているし、悪い人じゃない。

むしろ完璧な人なんておらず、こんな感じのほうが多いので、

能力的や多少性格に問題あってもできることをやってもらい、長年に渡って戦力になってくれた人のほうが多い気がします。

そんな人も長く働いてれば成長するので、

昔はアレだったけど、今はいないと困る!

3年以上かかる方もいましたが、そんな人材を逃すわけには行きません。

無理なことをお願いしてできず、重い負担になると簡単に辞めていきます。

耳が聞こえない方へ「よく聞け!」と言ってるようなもの、これも広い意味では相手が原因とはいえ、そこを言っても始まりません。

花畑 学童クラブ新人教育の記事のアイキャッチ画像

学童クラブでは掃除、片付け、おやつ配膳、何があったのか見ていてもらう、人手としての職員も必要です。

そのいくつかを担ってもらうだけでも、大きな助けになりますよね。

また正規職員には全部教えなくてはいけませんが、若い場合は能力よりはマインドや人格を育てる必要があります。

成長途上なので見守って少しずつ育ててほしいと思いますが、それでも「これはない!」という方も「極稀に」紛れています。

そんな問題がある場合、あなたが雇った訳では無いじゃないならあなたの責任ではありません。

しつこいくらいに上に相談していけば、変わる可能性が出てきます。

いくら人がいないと言っても、マイナスの方が大きい人は仕方ないので辞めてもらうのも選択肢に入ります。

【そりが合わない人と働くには?】学童保育現場は人間関係悪くなりがち

5.学童クラブでの新人教育まとめ

いかがでしたか?

✔新人に期待するな

✔期待外れはあなたの問題

とか結構な厳しい話をしてきました。

・・すみません。

しかし、これが事実だと思いませんか?

やって来た新人職員に対して「動きが悪い!」と思うのは、全て期待からの期待外れが原因です。

期待しない(1章)
感謝する
能力の見極め(2章)

まずはあなたのマインドを整えた上で、必要なことを教えて育ててあげて下さい。

そのために有効なのがマニュアル、大切なのが雰囲気作りです。(3章)

中にはどうしょうもない人が紛れているので、そんな時はどう考えるか。

やれることをやってもらっても、尚マイナス要因が勝つときだけ、辞めてもらう選択肢が出てきます。

本当なら素晴らしい人材だけを雇いたいところですが、お金もない、人材育成のノウハウも少ない学童クラブには無理な話。

来てくれた人に感謝しつつ、少しずつ育てるしか道はないのです。

ジャム
ここまで読んでいただきき
ありがとうございました

よければコメントいただけると
嬉しいです👇️

目次へ

本の紹介👇️

タイトルからしてちょっと固いけれど、新人教育はこんな感じ、というのが分かると思います。

OJTは、特に学童クラブだと誰も教えてくれないので、自分で勉強するしかないと思います。

文中で紹介したリンク👇️

学童クラブ職員の悩みはだいたい

● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり

👆これらを解決するには転職かスキルアップ。

転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。

【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK

スキルアップに関しては、

子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・

個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。

でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。

人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要

というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。

・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?

根本的に足りないもの

➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。

どうすればいいのか?

➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。

あなた
えっ?マーケティング??

と思いましたか?(^^)

分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために

✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?

👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。

これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。

つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、

保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。

保育園

保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。

(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)

特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。

良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、

あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、

それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。

と言ったところで、私の学んだオンラインビジネススクールを紹介しておきますね。

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