フリースクールは学校以外の教育すべてを指します
・フリースクールってよく聞くけど何?
・学童クラブとどんな関係が?
興味本位でも、この記事を見つけたあなたの知りたいことは、こんな感じでしょうか?
私も勉強するまでフワッとした理解だったのでよく分かりますよ。
東大出身 理系保育士ジャムです。
セラピストでもある私(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)の視点から、
【学童クラブにも関係あるフリースクール】
👆今回はこれについて、あなたにお話していこうと思います。
フリースクールは不登校支援の居場所作り的な意味合いで言われることが多いけれど、実際には文部科学省の決めた学校以外の教育全てを指します。
学童クラブを卒会した子が普通の学校に馴染めずフリースクールに行ってる 👈たまに聞く話なので、支援員としては無縁ではありません。
2分でこの記事を一読し、知見を広げてくださいね(^^)
1.フリースクールって何?
前提として「フリースクール」を名乗るのに、法的な取り決めはありません。
●シュタイナー教育等の特殊教育カリキュラムや、インターナショナルスクールなどはフリースクールの一種。
●塾が「うちはフリースクール」と言っているのも同じ。
●夏休みなどの体験教室もフリースクールと言う場合があります。
●学校行かせず親が家庭学習の面倒を見たり、派遣の家庭教師雇ってても極論フリースクール。
👆文部科学省が認めてない教育現場が、広い意味でのフリースクールというわけです。
ただ一般的に日本でフリースクールというと、不登校支援の居場所として呼ばれることが多いですけどね。
文部科学省として、国の決めたカリキュラムをやっていて学校として認めた「一条校」以外は区別できないので一括してフリースクールという考え方です。
その重要性は認められていて、2019年文部科学省の通達では
不登校児童生徒への支援の基本的な指針として、「学校に復帰すること」を目指すのではなく「社会的な自立を目指すこと」と明記され、
学校に来られよう働きかけしつつも、他で勉強してもいいから最終的に自立すればよいという方針になっています。
出典:「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」文部科学省 令和元年10月25日
フリースクールの分類としては主に3つ
●既存のカリキュラム外の教育を受ける学校
オルタナティブスクールと呼ばれる、日本のカリキュラムに当てはまらない独自教育が受けられる教育機関。
普通の小学校の代わりに毎日通っていても、文部科学省的にはフリースクールです。
●不登校支援の居場所
NPOやその他法人や個人のやってる居場所作り。
児童館にも受け入れ態勢が広がってきてます。
●自宅で勉強するサポート
不登校になっているけど家で親が面倒見たり、家庭教師派遣、オンライン教育なども広い意味でのフリースクールです。
タブレット普及(リンク)によって勉強だけ考えるなら学校へ行く意味が薄れてきたので、オンラインスクールが伸びつつあります。
2.中学校までは入学してれば自動的に卒業、フリースクールは関係なし
フリースクールは重要と考えられつつも、普通の学校とは認められていません。
そこで・・
フリースクールに行っている子は、名目上ではどこかの一条校に入学している傍ら、別口で通っているという形態。
普通の小・中学校に籍をおいているため、そこに通っていなくても時期が来れば卒業になります。
小中学校で留年しても、一人だけ大きい子がいたら集団教育できないので、今の日本ではほぼ強制的に進級・卒業となる事件までありました。
神戸市立小学校強制進級事件(1991年)
いじめなどが原因で学校行けなかったので、留年させてくれと学校に頼んだけど強制的に進級になり裁判になった事件。
裁判所は「進級は正当」という判決です。
正当である理由としては、「留年を認めた場合、年齢によって精神年齢や運動能力、体格などに差が出てくるため、社会生活や日常生活での違和感に耐える努力が必要になり、留年を認めない場合よりも状況が悪化してしまうため」
ウィキペディア
フリースクールはどんな形態でも、そこを卒業したところで法的には何もありません。
残念ながら、怪しい資格の使えない名前だけ認定証と変わらず(リンク)
小学校・中学校卒業資格などは出せないのです。
だから小中学なら通学域の公立・私立の一条校に在籍しつつ、使ってるのはフリースクール、
形としては二重在籍と言えるかもしれませんが法的には公的な学校の在籍がメイン、フリースクールはみんなの民間塾と同じサブ扱い。
バックヤードの小学校は6年、中学校なら3年で卒業。
フリースクールに通い、学び育ち、自分の学校だという気持ちがあっても、卒業証書や進路の書類は在籍する学校が出す。
フリースクールに決まりがない以上、現行では難しいようです。
3.進路に響く?フリースクールを学校出席扱いにするか?問題
フリースクールだけ使い、小中学校に行かないでも卒業になりますが、
「フリースクールを出席扱いにする・しない問題」👈聞いたことありますか?
フリースクールで学校の出した課題に取り組んだり、フリースクール自体のカリキュラムを学校校長が認めて出席の代わりとする場合もあります。
保健室登校なんかと同じ話。
ですが小中学校の場合、出席日数にカウントされてもされなくても「本人のモチベーション」以外の意味はありません。
中学校は出席扱いにすれば、進学の内申に関係しますが、進学希望先が全日制高校に限った場合。
不登校だった子がいきなり全日制に行くとは考えられないので、内申に響いてもあまり関係なさそうです。
進学するなら定時制や通信だと思いますが、その場合はやる気やモチベーションで合否判断が多いので内申は関係なくなります。
※詳しくはありませんが、定時制や通信学校は内申よりも現時点でのやる気などを重視してるそうです。
フリースクールに行ってたのを学校の出席扱いにする・しないは、校長先生の裁量で認められることが多いけれど、実質的には関係ないのです。
(3).児童生徒の学習状況等に応じた指導・配慮の実施
6.不登校児童生徒の学習状況の把握と学習の評価の工夫
不登校児童生徒が教育支援センターや民間施設等の学校外の施設において指導を受けている場合には,当該児童生徒が在籍する学校がその学習の状況等について把握することは,学習支援や進路指導を行う上で重要であること。
学校が把握した当該学習の計画や内容がその学校の教育課程に照らし適切と判断される場合には,当該学習の評価を適切に行い指導要録に記入したり,
また,評価の結果を通知表その他の方法により,児童生徒や保護者,当該施設に積極的に伝えたりすることは,児童生徒の学習意欲に応え,自立を支援する上で意義が大きいこと。
出典:「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」文部科学省 令和元年10月25日
4.フリースクールの学童クラブとの関係
不登校の人数は増える一方で、いつ頭打ちになるか分からず減る気配がありません。
文部科学省の調査報告書「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
そこで不登校の居場所の選択肢となるのが、午前中子どものいない学童クラブや児童館。
私が児童館で働いていた頃も、午前中に学校行けない子の居場所とならないか?という打診が学校からありました。
完璧に個別対応の部類で、一人に対して校長先生や担任・親協議して過ごし方や課題を見て出席扱いにするかしないか。
そんな子は数人打診がありましたが、家庭教育を選んで次第に来なくなったり、まだ小学生だったので学校に復帰したりと、私の関わった限りでは本格的なことにはなりませんでした。
一口に不登校と言ってもタイプは5つ
- 人間関係タイプ
- 不安タイプ遊び
- 非行タイプ
- 無気力タイプ
- その他・複合タイプ
全国的に見たら、児童館で不登校の子の受け入れはどこかで行われている気がします。
なぜなら私の勤務館に来てた子のうち
俺は自分で勉強して高卒認定試験とるわ!
と言う子がいたから。
私が東大出身ということを知って頼ってきたので、勉強に付き合ってあげてたこともあります。
またいわゆる世間的には「不良」が居場所を求めて児童館にやってくるのも日常的でした。
学童に来てた子でも、何年かして「〜ちゃん、今学校行けないで不登校になってるみたいよ」とかたまに聞きませんか?
学童クラブって午前中はやってないので、活用できると思うんですよね。
空き部屋を利用して乳幼児活動やってる施設、児童館だと割りとメジャーな使い方ですが、そこに不登校児支援を組み合わせる。
今後必要になってくると思います。
5.まとめ
いかがでしたか?
フリースクールというのは文部科学省の決めた「一条校」以外の学校や教育現場、さらに居場所も含めた全般を指す広い意味を持ち、
不登校支援だけでは無いですが、その意味で使われる言葉でもあります。
フリースクールに決まりはないので、卒業資格とか一切ありません。
行ってなくても形だけ在籍してる一条校が卒業、進路の書類などを作る形。
フリースクールに行った日数を学校の出席と認める・認めない問題もさして意味がありません。
最後の章では児童館や学童クラブも、卒会した子が不登校になったりするので無関係ではないことをお話しました。
そこで取り組もうと思ったなら、児童館や学童クラブの午前中などは支援できる環境かつ最適な部類に入ります。
この記事を見つけて最後まで読むくらいのあなたは、引き続き知見を広げて頑張ってほしいと思います。
ありがとうございました
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レビュー
学童クラブ職員の悩みはだいたい
● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり👆これらを解決するには転職かスキルアップ。
転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。
【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK
スキルアップに関しては、
子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・
個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。
でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。
人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要、
というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。
・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?
根本的に足りないもの
➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。
どうすればいいのか?
➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。
と思いましたか?(^^)
分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために
✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。
これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。
つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、
保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。
保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。
(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)
特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。
良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、
あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、
それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。
と言ったところで、私の学んだオンラインビジネススクールを紹介しておきますね。
名前は「次世代起業家育成セミナー」
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●また私のウェブサイト(「学童クラブ指導員と保護者の部屋」または、「保育士の3大お悩み解決所」)経由で登録すると、私からも「保護者対応虎の巻」などを差し上げています。
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