1.子どもや人に期待しないメリットは人生すべてが好転すること
子育てで疲れきって子どもと先に寝ちゃった。夕食の皿洗いする気力もなし。
深夜に起きてみれば後から帰ってきた夫は、ソファーでゲーム機片手に寝てるけど、夕食の皿はそのまま。。
👆️イラッてしますよね。
夫に期待しやってくれると勝手に思って、やってなくてイラつく。
子どもには「勉強やりなさい!」言えば宿題やるのを期待してるけど、いつまでもやらなくて苛つく。
やらなくて困るのは親じゃなくて子どもなのに、なぜかイライラする。
期待からの期待外れがストレスの原因なのです。
期待しないとは、このストレスを避けるためのマインドです。
- イライラしない
- 恨めしくならない
- ストレスフリー
- 自分のやれることに集中できる
- 優しくなれる
- 感謝が生まれやすい
親が余裕なくてイライラしてれば、時には理不尽にも怒られる子どもは不安定、嘘をついたりいろんな問題が出てきます。
多くは親の期待感が原因なので、期待しなければ優しく、感謝の気持ちが生まれやすく、いろんな面で余裕が出てくるし、子どもも落ち着くでしょう。
自分がイライラしないだけでなく、子どもも家族全体も落ち着けば、人生全てが好転する。
👆考え方・マインド一つで人生全部が良くなるのです。
2.子どもが親から期待されなくて信頼されてる場合のメリット
期待は度が過ぎれば毒親
子どもに関して期待しないのは、諦めとか放置ではなく、「お互い負担になる期待でなく信頼している状態」👈間違えないように。
子どもが親のあなたから無駄に期待されないことで、子どもにも利益があります。
- 過干渉から逃れらる
- 小さなことで叱られなくなる
- 自立心が養われる
- 期待されることての負担がなくなる
- 適度な期待感でやる気が出る
- みすてられ感でも過保護でもない
世にいう毒親は、過干渉や子どもへの期待がおかしい人を指します。
我が子が「できると思って」期待して、子どもが思った通りにならないと、
できるはずでしょ、
何でやらないの(怒)!?
👆️こんな言動になりがちで、追撃として子どもに罪悪感すら植え付けるのが度し難い。
やってるのよ
子どもにとって両方ウザいけど、繰り返されて刷り込まれ、大人になって親にコントロールされたのに気づく。
コントローラーを握られて、ボタンを押して操縦されてる子ども。
それ、ホントにあなたの子どもなの?ロボットかなんかじゃなくて?
これを避けられるのが期待されないことで受ける子ども側のメリットです。
【小学生の子どもの自立】まだ小4の壁なんて言ってる?親のマインド
信頼と期待
親に期待されてると、子どもは素直なので頑張り、その通りにできれば良いけどできないと落ち込んだり、最悪な場合は自分がなくなって思春期以降には自殺まであります。
親からのプレッシャーって、けっこうなストレス。
一方で期待させるのではなく、信頼されてる状態で成果が出ると、
親が過度に期待してないので、失敗しても不問かつ、ちょっとの成果でも褒められやすくなる。
ストレスなく好きなことをやれて、なんか褒められる、子どもにとってはいい世界。
好きなことをやれれば結果的に伸びやすく、さらに褒められることも増え、そんな小学生低学年時代を過ごせれば自己肯定感も高くなる。
頑張れる力がいつの間にか身に付くし、結果も付いてきやすい。
多少の挫折があっても乗り越えられるでしょう。
【子どもの自己肯定感と自己効力感】違いを知って両方とも高めよう
3.期待しないと表裏一体の「信用しない」にならないようご注意
今までお話してきた期待しないは「どうせできないんでしょ」といった、あきらめとか、信用しないではありません。
「期待してはいけません」とお話すると一定数の方が放置・放任し、その態度を「教えられたから」と正当化しますが、違いますよね。
アドラー的な期待しないとは、ニュアンスがだいぶ違うのでご注意を。
- あきらめ
- 人を見下す
- 感謝する気持ちがなくなる
- 一人で抱え込む
- 人への興味がなくなる
信用しないとは
「まあ期待してないけど頑張れ」と言いつつ応援する場合もあるけど、心の底から諦めてるとその他言動から分かるもの。
幸せに生きるとは、ある程度は人と関わることだけど、人を信用できないと自分の態度を悪くして、自分の魅力も減って孤立する。
あなたは「期待しない」と「信用しない」をちゃんと区別できると思います。
1人で抱え込まないよう
信用しないと自分でなんでもやろうとするので、時間がないのに自分でやった方が確実に思えて頑張り過ぎ、無理が来るので怒りっぽくなります。
時間が決まってる仕事・人に振れるのにサービス残業してまで自分でやるのはバカ、ってある人が言ってました(笑)
あなたは一人で抱え込まないだけで、人を信用する態度へ近づいてきます。
放任にならないよう
間違った期待しないを意識しすぎると、放任というか子どもへの興味や責任感がなくなる場合もあります。
自分にしか興味がない親の下に生まれた子は可哀想です。
子どもが家にいるのに残して飲み行って朝帰りとか、夜帰ってきたと思えば気分で子どもを怒る家庭の子はとっても不安定。
高校生くらいになれば"うちの親はダメだ"、子どもの方から親と分離するけど、小学生位だとどうしようもない。
期待しないとは、責任を放棄して関わらないのとは違います。
分かってると思います。
4.具体的に子どもや人に何を期待しないのか?
この章では「信用しない」ではなく、お互いに負担にならないための「期待しない」の、具体的な項目をお話していきます。
- 話し合ったら理解できるはず
- 人から理解され、評価されること
- 人の人生が思い通りになること
話し合ったら理解できるはず、と思わない
話し合っても根本的な価値観が違ってたら理解し合えません。
自分の考えを伝えて、相手がどう動くかは相手次第で子どもでも同じこと。
説得をする技術を使ったら効果は上がるけど、それでもダメなときはダメ。
諦めて対話による歩み寄りを努力しないってことじゃなくて、最終的にはあなたとは違う脳みそが判断するので、思い通りになるのを期待しないということ。
家族なら考え方は似てくるけど、子どもの場合は話したことと行動が伴うかも期待しない方が良いと思います。
評価されるを期待しない
あなたの行動はあなたが決めたこと、人からの評価を期待しての行動ではないでしょう。
自分が「うまくいった、大成功だ!」
だけど人からは「大したことないじゃん」
こんなとき、落ち込みますか?
・・・私は落ち込みません。
頑張って作った食事を子どもが食べないなんて、しょっちゅうですよね。
評価してくれる・くれないを期待するのは、相手の脳みそに依存しすぎなので止めたほうが良いでしょう。
人の人生は、思い通りにならない前提
よくあることですよね。
人の行動や価値観や人生、全てが自分のコントロールできるものじゃないから期待するだけ無駄ですが、期待したくなる人情。
うまく誘導できるときもあるけど、コントローラーのついたラジコンじゃないので完璧に動くわけありません。
望みや願い、希望などは持ってもいいのです。
けれど望み通りになることを期待してはダメという話。
我が子でも、夫婦でも、親でも誰でも同じです。
5.課題の分離、勉強しなくても親は困らん
課題を分離して、どう関わるか考える
アドラー心理学の課題の分離とは、人と自分は違うと区別することです。
何か課題や困りごとがある場合、それを放置して困るのは誰か?という視点が分かりやすい。
例えば学校遅刻して困るのは子ども、親ではありません。
親が口うるさく言って反発され、親もヒートアップするのは、親が子どもの課題に不用意に踏み込んだから、という理由がとても多いのです。
勉強するかしないかは子どもの問題。
それを「勉強しなさい」は、子どもの課題に踏み込むから反発されるわけね。
似た話で、友達とうまくいかなくて悩んで困ってるのは子ども、親が一緒になって落ち込む必要はありません。
このように課題を自分ではない人の問題として分離すると冷静に判断できますが、分離してどう関わるかは別の問題です。
相手のネガティブなものを抱え込まないと、相手は幸せにならないってわけでもない。
放置して知らんふりなんか、推奨してませんよ。
やれることを、課題を分離した上で手助けするんです。
親の責任は別にある
風呂上がりに、いつまでも服を着ないでうろうろしてる。
風邪ひくよ~、と声掛けして風邪引いて困るのは子ども・・なのですが、いざ風邪引かれたら世話しなくちゃ行けないのは親。
お世話とか親の責任って感覚も確かに存在します。
しかし年齢が上がると減っていくもの、目安は小学生3年くらい~、年齢に応じて分離できる課題が増えていくイメージです。
全く我が子に関心がない親は、子どもがユーチューブなんか夜遅くまで見てて朝起きられず、小学校には遅刻。
それでも急がせたり、夜のユーチューブをやめるよう声をかけたりもしない。
確かに困るのは子どもとはいえ間違った分離で、子育て上の親の責任は親の課題なわけです。
さらに言えば、子どもをどう自立させるのかは親の課題かもしれません。
だからこそ
「期待しないで、分離した上で適切に関わる」
「責任を果たす」
両者の視点が必要になります。
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6.親子は共依存に注意
必要なのは子離れ
課題の分離に関連して、分離できてない状態てよくある共依存についてお話していきます。
親子は生まれてからずっと一緒に暮らしてて、近すぎるから精神的に分離しにくいのも当然です。
小さい頃はお世話もいるし、守ってあげる比重がとっても高く、
👆こんなの言い出した日には、すごく心配になるのが親心。
子どもが落ち込んでると親も落ち込み、自分のことのように思えてくるのも仕方ないけれど、そこを放置しておくと良くない、のはお話して来たとおり。
小学生くらいで分離できないと、親子で離れられずお互いに依存し合う不健康な状態になります。
子どもは高学年くらいには親離れしていきますが、子離れできない親がそれを拒否して干渉し続けると毒親とか言われます。
私の働いてた児童館では、保育園に行ってない3才くらいの親子対象に、母子分離プログラムをやってました。
子どもは離して児童館職員が別室で見ておき、母親は別の活動を子どもが見えない場所でやる。
子どもは保育園にも幼稚園すら行ってない子たちだから始めはは泣くけど、子どもは慣れちゃう。
母親の方が心配して、ヨガとかほんの20分くらいなのに、終わった途端に急いでやってきて
子どもの方はお母さんいなくても、「あのおもちゃでもっと遊びたい!」👈そんなもん。
離れられないのは親の方って話です。
共依存~人に期待する最大の理由
くっつきすぎて問題になるのが共依存、とても不健全な癒着だけど、親が陥ってるケースが少なくありません。
「あなたのためなの!!」といいつつ、自分が安心するためだけに、子どもを都合いいように動かそうとする。
育児で夫の協力が満足できず、愚痴を延々言ってる方に多い気がします。
夫婦関係と親子関係は多少違うけど、期待しない・課題の分離は、こんな状態からも脱出できる心構えです。
習い事させたいと親は思うけど、子どもはどうなのか?
子離れできない共依存的な親の課題を、子どもに負担させる行為が親の夢を子どもに託す系の話。
子どもが泣きながら嫌々やってるのを"英才教育だ"っての、別に美談じゃないと思います。
親の職業が子に続くって、インドのカースト制じゃないんだから。
7.期待しないけど信頼はする
課題の分離って、人の問題と自分の問題をわけるという話。
別の人間だから分けるんだけど、関わらないことじゃないと再度お話しておきます。
●助けを求められたら援助する
●相談されたら悩んであげる
相談されたのに「それはあなたの問題でしょ」って突き放すのは、内容次第だけど剣もほろろ。
剣もほろろ
人の頼み事や相談事などを無愛想に拒絶するさま。取りつくしまもないさま。「けんもほろろな答え」「けんもほろろに断られる」
コトバンク
課題の分離って、なんか冷たいという方もいるけど、大きな誤解です。
精神的にくっつきすぎの人がとても多いことから、有名な心理学のアドラーが編み出した、生きるための秘訣みたいなもの。
例えば引きこもりになるのは子どもの課題、経緯はいろいろあっても、親は間接的に困ってるだけ。
自立可能な引きこもってる子を世話しないって訳じゃないけど、親が困ってるなら追い出せばいいわけです。
人情が邪魔するけど、どっちにしろ親は先に死ぬわけで、粘って出ていかないなら親が出ていくとか。
自立させられなかったのは親の課題とも言えますが、自分の人生は18過ぎたら親に解決してもらうわけにはいかないから、やっぱり本人の課題だと思います。
「この子が死ぬまで、俺が死ぬわけにはいかんのですよ」
60才くらいの、ボランティア先の障害福祉施設の利用者のお父さんが言ってた、その子どもはまだ30才くらい。
重い障害で、助けがなくちゃその日すら生きていけない、この子のお父さんが言うならまだ分かる。
単に引きこもりでしょ。
追い出すか、週1でも働くみたいな条件付きでもいいから外に出しなよ、と思うのは私だけでしょうか?
アドラー心理学のカウンセリングは、カウンセリングの結果どうするのかは相手の問題で、そこまで踏み込まないそうです。
関わらないってことじゃないけど、最終的には本人の問題というわけです。
8.人に期待しないと自分も子どもも楽になるのまとめ
人に期待しないことを主題にしていろいろお話してきました。
- イライラしない
- 恨めしくならない
- ストレスフリー
- 自分のやれることに集中できる
- 優しくなれる
- 感謝が生まれやすい
- 過干渉から逃れらる
- 小さなことで叱られなくなる
- 自立心が養われる
- 期待されることての負担がなくなる
- 適度な期待感でやる気が出る
- (2章)
- あきらめ
- 人を見下す
- 感謝する気持ちがなくなる
- 一人で抱え込みやすくなる
- 人に興味がなくなる
期待しないこと(4章)
- 話し合ったら理解できるはず
- 人から理解され、評価されること
- 人の人生が思い通りになること
期待しないための必要なマインド
期待しないエッセンスは分かりましたか?
でもこのページもたったの1記事だし、厳しいかもしれませんね。
アドラー心理学の本の中では、👇️これが一番分かりやすいと思います。
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レビュー
悩みのすべてと言われる人間関係にテーマを絞り、プリーザー(いい人)をやめる、苦手な人との関係改善、セックスレス、毒親への対応まで、アドラー心理学からの向き合い方が理解しやすい。エピソードとしての漫画も分かりやすく、救いが感じられるストーリーで好感が持てたし、その内容を踏まえた解説の文章の分量も相応にあり、突っ込んだ内容になっている。
『嫌われる勇気』とは、(共同体感覚に基づく自分の行為によって)相手から嫌われることを受け入れる勇気であることが再認識できた。
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