学童クラブ職員にも関係ある「子育て支援員」資格

・「子育て支援員」って何?
・誰でも取れるけど就職に有利?
・何が学べるのかな。

興味本位でも、この記事を見つけたあなたの知りたいことは、こんな感じでしょうか?

ジャム
こんにちは、経験20年の
東大出身 理系保育士ジャムです。

(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)

「子育て支援員」資格は2015の子ども子育て支援新制度に併せてできた、研修受講で取れる民間資格です。

基本的にやる気があれば、資格・経験や職歴不問で自治体ホームページで探せる受講生募集枠に申し込むと、原則無料で受けられます。

内容は8時間✕4日くらいの、4つのコースに共通した基礎研修+専門研修で、現任保育者のスキルアップや無資格なら基礎知識を得られるもの。

この資格だけ単体で持っていても雑用的な保育補助仕事へ「歓迎」レベルで応募できる程度ですが、

「地域子育て支援コース」のみ、施設によって有資格者必置の場合もあります。

とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。

この記事の目次

目次

1.子育て支援員と活かし方

  •  子育て支援員資格とは
  •  単体で役に立つか?

2.4つのコースを選択

  •  地域保育コース
  •  地域子育て支援コース
  •  放課後児童コース
  •  社会的養護コース


3.取り方

  •  概要
  •  内容
  •  大変か?

4.まとめ

「子育て支援員」の資格 学童でも役立つ

1.子育て支援員資格と活かし方

1-1.子育て支援員とは

政府は少子化対策として、子育て支援などの政策をエンゼルプラン新エンゼルプラン子ども子育て支援プランとずっと続いてますが、

2022年現在で適用されているのが、2015年からの「子ども子育て支援新制度

保育施設の質と量の拡充などが盛り込まれていて、保育者を育てるためできたのが「子育て支援員の資格」、研修受講で取れる民間資格です。

4つのコース「地域保育、地域子育て支援、放課後児童、社会的養護」があります。

共通の基礎科目、コースごとの専門研修併せて4日(32時間)くらいの研修を受け、各科目でレポートを出すとコース別に「子育て支援員研修修了証明書」の交付されます。

内閣府

保育士資格は国家資格の割に難しくない(リンク)けれど、それでも世間的には保育士不足。

なので現任の保育士のスキルアップと、補助員的な人手確保のために「子育て支援員資格」が創設されました。

32時間研修はそれなりにボリュームはありますが、高校生じゃない18歳以上なら職歴や経験問わず誰でも申し込めるので、社会的にたいした意味はありません。

とはいえ社会福祉の知識や現場経験がなくても子どもの仕事に就ける(かもしれない)足がかりになる資格。

ファミリーサポート協力員や、家庭的保育事業(保育ママ)で補助として雇われるくらいなら十分でしょう。

しかし保育園や学童クラブで正規雇用を目指すなら、保育士資格放課後児童支援員資格が必要です。

子育て支援員資格があっても無くても就職には関係ないので、現任者がスキルアップのために

研修を受ける、というのが一般的だと思います。

自治体によっては「子育てひろば・児童館などに専任(地域子育て支援コース修了)の子育て支援員を置くように」みたいな取り決めがあります。

現場に資格を持ってる人がいない場合、誰かが仕事として取りに行くことになるので、既に受講済の人は重宝されると思います。

あくまでも保育士資格や放課後児童支援員を持っている人の話です。

【最短独学 保育士資格】0から3ヶ月でとる方法を元東大生が教えます

1-2.子育て支援員は、就職に単体では役に立たない・・かも(施設による)

保育士の資格を取らずとも、子育て支援員研修修了証明書をもらうことができれば保育や子育てに関わる仕事に就くことが可能。

👆と言っている人もいますが、現実はどうでしょうか。

民間資格がいくつかあったとて、形式的には無資格と変わりません。

民間資格とはいえ、国や自治体が関係しているので「公的資格」と言えるものですが、それでも単体での職員募集はないと思います。

正確に言えば「無資格OK」の募集枠に応募する形になり、面接時に初めて「子育て支援員資格あります!」と言える程度。

いろいろ 子育て支援員の記事のアイキャッチ画像

また「子育て支援員」と聞くと、相談支援の仕事をイメージするかもしれません。

保育士や学童支援員など現任なら実際に相談支援の勉強のために研修を受ける方も多いけれど、それでも単体で子育て支援員だけ持っていても相談支援の仕事はできません。

ソーシャルワーク、相談支援の仕事は「なんとなく座って話聞いてだけで楽そう」といった変なイメージを持つ方もいるけど、

実際に相談支援は

  • 子どもに関する細かい知識
  • 法的な知識
  • 関係機関と繋げたりするマネジメント能力
  • 話を聞く技術

👆などが必要なので、福祉の仕事では一番高度・・だと私は思っています。

困っている人は訳の分からない要求をしてきたり、クレーム対応っぽくなってしまうので精神をやられた末に早期退職した人、たくさん知ってますよ。

そのため子育て支援員資格を単体で持っていても、やれるのは無資格と変わらない保育補助、

掃除・洗濯・加配対応・おやつの配膳・皿洗い・工作準備・人手としての仕事の、子どもと関わるよりは、雑務メインだと思います。

保育ママなら保護者対応もするかもしれないけれど、かなり限定的でしょう。

ビー玉 子育て支援員の記事のアイキャッチ画像

だから社会福祉士や保育士を持っている人が子育て支援員資格を持つ意味は、仕事の幅や質を深める意味で大きいけれど、

何もない人が子育て支援員資格だけ持っていても、「就職活動」的な意味で役立つ可能性はなくて、あったとして「子育て支援員資格を持ってる人歓迎」程度。

保育補助として保育士に迫る勢いの仕事を求められる現場だと、「歓迎」と表記されていても必須レベルの場合がある・・かもしれません。

無資格よりはマシ、程度の認識です。

【学童で働く時に役立つ特化スキル】あったらいい資格ほぼ無い

2.子育て支援員の4つのコース

4つのコース別に学びます。

子育て支援員の記事のアイキャッチ画像

2-1.地域保育コース

4つの事業が対象のコースで、何もない人が足がかりにするには丁度いいコースです。

小規模保育事業

定員6~19人の少人数の対象の、家庭的な雰囲気のもときめ細やかな保育を行う事業。

家庭的保育事業

保育者の居宅やその他の場所等において、少人数(定員5人以下)を対象により家庭的な雰囲気のもとで、 きめ細やかな保育を行う事業

いわゆる「保育ママ

事業所内保育事業

会社の事業所の保育施設等で、その会社の従業員や地域の子の保育を行う事業です

一時預かり事業

家庭において保育を受けることが一時的に困難になった子供について、保育施設等において一時的に預かり、必要な保護を行う事業。

いわゆるショートステイのことで、登録してある子を事情が出た1日とか短期のみ預かる形態。

ファミリーサポートセンター

ファミサポ会員で、真面目に勉強したい方がここで受講できます。

我が子を見てもらった少ない経験から、そのへんに住んでるファミサポ提供者は当たり外れが大きくて、

親の話を全く聞かないで子どもを連れ回し「二度と頼まないわ」となった方がいたとか思うと、元幼稚園教諭で安心して預けられる方もいました。

ピンキリさをなくし、地域保育の質を上げる目的のコースですね。

ファミリーサポート 子育て支援員の記事のアイキャッチ画像

2-2.地域子育て支援コース

施設によっては必置のいわゆる「専任」、既に働いている人が一番取りに来るコースだと思います。

利用者支援事業・基本型

子育て家庭のニーズを把握し、情報提供・相談支援・関係機関との連携や協働を行う事業

利用者支援事業・特定型

子育て家庭のニーズを把握し、地域の保育施設の情報提供や相談支援などを行う事業

地域子育て支援拠点事業

公共施設等の身近な場所で、子育て相談・情報提供・その他の援助を行ったり、親子の交流の場を設けたりすることで、地域の子育て支援機能の充実を図る事業です

こども広場、支援センターなどに自治体によっては必置です。

2-3.放課後児童コース

放課後児童クラブ保護者が就労等により昼間家庭にいない児童に対し、 放課後等に適切な遊びや生活の場を提供する事業。

学童クラブはバイトで入るには敷居が低いので、これ単体で持っていても勉強にはなりますが何かに有利になることはありません。

学童クラブ現場職員が、スキルアップや再確認のために受講するのが多いようです。

道 子育て支援員 資格の記事のアイキャッチ画像

2-4.社会的養護コース

乳児院・児童養護施設等保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、

公的責任で社会的に養育・保護し、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行います

知見を広げて視野を広げる意味で受講するのが正解、児童養護施設の現場職員が研修として受ける場合もあるようです。

3.「子育て支援員」の取り方

3-1.概要

民間資格といっても国が後押ししている公的資格に近いものなので、自治体ホームページを探すと年度ごとの募集が見つかります。

自治体が直接講座を開くのではなく、ヒューマンアカデミーやリーガルマインドなど、主に大手人材会社が請け負って開講。

そのため受託団体や地域によって「地域保育コース」など特定コースしかない場合もあります。

全コースに共通の基礎科目8時間、あとはそれぞれのコースごとの科目を履修していきます。

だいたい32時間、8時間✕4日の集中型ですが、半年くらいの分散受講などいくつかの形態があるよう。

受講後に「子育て支援員」資格は、コースごとに修了証が発行されます。

何かのコースで修了証が発行されていれば、別コースを受ける場合な基礎科目が免除になります。

例として地域保育コース

3-2.内容

基礎研修は

子ども・子育てに関する制度や社会状況、子育て支援事業の役割を捉えるための科目

  • 子ども・子育て家庭の現状
  • 子ども家庭福祉

支援の意味や役割を理解するための科目

  • 子どもの発達
  • 保育の原理
  • 対人援助の価値と倫理

特別な支援を必要とする家庭を理解するための科目

  • 児童虐待と社会的養護
  • 子どもの障害
  • 総合演習
  • 総合演習

山口県のシラバスより

保育士資格から抜粋したような内容ですが、保育にまつわる現状は年々変わってきているので定期的に学ぶ必要のある分野です。

ジャム
コースごとに
細分化されています。

3-3.大変か?

資格を取るのが大変・楽の視点では、講座を受けるだけなので間違いなく楽な部類に入ります

レポートが大変、特に現任向け科目は忘れましたが宿題で「あなたの地域の関係機関を洗い出してください」みたいなのがたまに出ますが、

それでも試験を受けて合格必須の国家資格より、比べ物にならないほど簡単に取れる資格。

逆を言えば、簡単すぎるゆえに就活などには役立たないと言えますが、勉強のために受ける分には問題ありません。

地域保育では見学実習も含まれますが、2022年現在はコロナ禍のため演習で代替されているようです。

4.まとめ

いかがでしたか?

子育て支援員」資格は保育人材不足が深刻な2015年に、子育て支援の質・量拡充の「子ども子育て支援新制度」にあわせて作られた比較的新しい資格、

基本的にやる気があれば、資格・経験や職歴不問で申し込めるので、勉強のために受ける分に損はありません。

この資格だけ単体で持っていても雑用的な保育補助仕事へ「歓迎」レベルで応募できる程度なので、単体で持っていても意味はないけれど、

「地域子育て支援コース」の専任は、施設によって有資格者必置の場合もあるので、保育士などの有資格者が就職前に事前に受けておく意味はあります。

保育者は子どもに関わる身、時代にあった学習をして知見を広げ続ける必要があると考えています。

体系的に何かを学べる講座はたくさんありますが、よく分からない民間資格に引っかかるよりは「子育て支援員」はよほど有用です。

この記事を最後まで読んだあなたは、単に興味があった状態から、ある程度は知れた状態へ格上げされたので、ぜひ受講検討してみてくださいね。

ジャム
ここまで読んでいただきき
ありがとうございました

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文中で紹介したリンク👇️

学童クラブ職員の悩みはだいたい

● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり

👆これらを解決するには転職かスキルアップ。

転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。

【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK

スキルアップに関しては、

子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・

個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。

でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。

人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要

というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。

・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?

根本的に足りないもの

➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。

どうすればいいのか?

➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。

あなた
えっ?マーケティング??

と思いましたか?(^^)

分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために

✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?

👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。

これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。

つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、

保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。

保育園

保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。

(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)

特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。

良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、

あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、

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