低学年からスマホ持たせるにはデメリットが多すぎる

「学童児にスマホはまだ早い」なんて記事を開いたあなたは

・キッズケータイかスマホ迷っている
・スマホはネットやSNSトラブル心配
・スマホはいつから持たせたらいいか知りたい

こんな感じでしょうか?

私も我が子がいる経験者かつ、児童館・学童クラブで小学生と数千人と関わってきた中で、よくある親の悩みなのでよく分かりますよ。

ジャム
こんにちは、
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。

(プロフィール)(@jamgakudoツイッター)

スマホはいつからか?タイトル通り低学年のうちはまだ早く、オススメは小学校4年生の10歳くらいから。

所在確認などのため、キッズケータイより始めからスマホという選択をする保護者も多いですが、スマホを持たせるとアプリ管理の必要も出てきます。

所在確認や通信手段より、そちらがメインになることで低学年のうちはスマホを持たせるデメリットがメリットを上回ります。

しかしスマホはいずれ誰でも持つことになり、早めに持たせての教育も必要なので、自制できる10歳くらいからがオススメということ。

とるべき行動をキャリア20年以上の視点から理由付きでコツも書いているので、方針がハッキリとし、あなたの悩みが解決に向かうと思います。

この記事の目次

目次

1.スマホを安易に持たせるデメリットは多い

 1-1.依存性が高く時間がなくなる
 1-2.加害者にもなるネットトラブル
 1-3.エルサゲートなど不適切動画
 1-4.コミュニケーション不足
 1-5.健康上の問題も低学年から

2.低学年からスマホ、早く持たせるメリットはあるがデメリットを消すほどではない

 2-1.知識増える
 2-2.友達と遊べる

3.持たせる場合は10歳か

 3-1.ルールを決める
 3-2.管理的な関わりも

4.まとめ

学童クラブの低学年にはスマホはまだ早い、持たせるなら10歳から

1.スマホを安易に持たせるデメリットは多い

スマホを持たせるのは、キッズケータイの代わりと思いきや、アプリが必ずあるのでそれとセットになります。

LINEですらアプリを立ち上げると、ゲームなどの魅力的なコンテンツがたくさんありますよね。

ニュースから動画へ飛び、広告が表示されるのでクリックしたら・・どこに行くか分かりません。

タブレットよりよほど手軽に扱えるのでデメリットが低学年のうちは特に大きくなります。

●依存度が高くて他の時間がなくなる
●ネットトラブルで加害者にもなる
●不適切動画、エルサゲートなど
●コミュニケーション不足になる
●健康上の問題も軽視できない

友達 スマホの記事のアイキャッチ

1-1.学童くらいの低学年だと依存性が高いため、他のことをやる時間がなくなる

 低学年のうちにGPSをつけて所在確認や連絡手段のためにスマホを持たせても、入ってるアプリのためほぼゲーム機になります。

親が教えなくても知ってる友達から使い方を知るので、持たせたらゲームや動画の存在を必ず知ると思って間違いありません。

ゲームは滞在時間伸ばす工夫がされ、依存するように作られてるもの。

スマホを手遊び変わりに使っていると・・

✔興味の範囲が狭くなる

✔家庭学習や自主活動やる暇がなくなる

学童クラブでさえもこんな施設があるくらい、周りが全て遊べる環境なのに敢えてゲームをやろうとする子ども。👇👇

ひとりの女の子があるスタッフに「先生スマホ貸して!」と言い「10分だ けだよ!」と言って貸りてました。

横では男の子達が風船バレーボールして元気にあそんでましたので、5、6人の子達がスマホにかじりついてゲームをしている様は本当に気持ちが悪くて嫌でした。

そのまま30分以上アプリに興じていました。

ヤフー知恵袋
パソコン スマホは依存性が高い

1-2.加害者にもなり得るネットトラブル

スマホで一番心配なのがこれだと思います。

ネットトラブルは被害者になるのは警戒すべきですが、スマホは持ち出して手軽に使えるので写真を撮ったり、低学年のうちはわけも分からず楽しんでるうち、加害者になる場合も多いのです。

また親が危険を知ってて管理しても、守りきれない可能性もあります。

1-3.不適切な動画での学習

動画も見過ぎたら良くないですが、最近問題になってるのはエルサゲートと呼ばれるもの。

動画一覧にアナ雪のエルサが写ってたらか開くとトラウマ的な展開になる子ども向けではない内容👈みたいなもの。

フィルタリングをすり抜けて表示されます。


「エルサゲート」の由来は、ディズニー映画「アナと雪の女王」の主人公・エルサ。エルサなど子どもに人気のキャラクターのアニメや実写コスプレなどを使い、一見子ども向け動画のように見せかけながら、

キャラクターが暴力を振るったり、子どもを虐待したり、排泄行為を繰り返すなど、子どもがショックを受けそうな内容の動画が、YouTubeに多数公開されている。

参照元ITメディアニュース

見つけた子どもは面白がって人に見せても、学童くらいの子はショックを受け、見せた方は加害者となります。

ウザいオレンジのだいたい真っ二つにされるラスト、だいぶグレーですが、子どもはこういうのを拡散します。

1-4.コミュニケーション不足

スマホ画面を見つめるだけで相手に視線を向けないので、共感性が欠如するという研究もあります。

タブレットでも似たような感じですが、スマホはだいぶ手軽に扱うので、持ちっぱなしの子も少なくありません。

1-5.スマホによる健康上の問題は軽視できない

早すぎる段階からスマホを持たせのめり込むと

  • 視力の低下
  • ストレートネック
  • 姿勢が悪くなることでの様々な悪影響

いっぱいありそうです。

悪影響は大人でも出てくるので、体ができる初期段階で悪影響がないわけありません。

登校 スマホの記事のアイキャッチ

2.低学年からスマホ、早く持たせるメリットはあるがデメリットを消すほどではない

スマホを持たせるのは早いか遅いかの問題で、「危険だから持たせない」としていると、「何が危険なのか」を知らないままになってしまいます。 

早く持たせれば早く教育できそうですが、学童くらいの低学年だと単なるゲーム機になるので、スマホをもたせるデメリットが大きすぎ、次にお話するメリットはほとんどありません。

2-1.知識は増えるかも

動画やアプリで学習できるので、知識が増える可能性はあります。

ゲームをしてれば楽しみながら文字に触れるので、言葉も増えそうです。

ジャム
動画見て
ルービックキューブを高速で
揃えられるようになった
小2を見たことがあります。

ただ、これらは別にスマホである必要はありません。

学校からタブレットを支給されているのを使ったり、テレビでもネットに繋いで見られます。

スマホを持っていると手軽過ぎて、テレビで見られるのにスマホで見るようになるので、急速に目も悪くなります。

2-2.友達とコミュニケーションツール

コロナ禍で我が家もお世話になりましたが、ネット上で友達と繋がれるのは大きなメリットです。

しかしこれもスマホである必要はなく、変な人に繋がる危険と表裏一体です。

低学年までは挨拶したら知ってる人になりがちだからです。

【不審者から身を守る方法】小学生の学童期に教える防犯教育9

2-3.所在確認などができるが、低学年ならキッズケータイで十分

低学年までの子どもにキッズスマホを検討するのは、多分一番の理由が連絡手段・居場所確認のためだと思います。

そしていずれスマホになるなら、機種代金も一万は超えるので始めからスマホという家庭が増えたのでしょう。

この目的は果たせると思います。

でもこれだけならキッズケータイで十分です。

【学童児にはキッズケータイ】

3.スマホを持たせる場合は対策をして10歳から

低学年でもスマホが増えています。

ドコモの統計によれば、2021年に低学年のキッズケータイ所持率ををスマホが上回ったそう。

モバイル社会研究所

スマホを持たせるのは早いか遅いかの問題で、中学生だと児童館で見てた感じほぼ100%持ってます。

持ってない子は児童館などには出てこないだけかもしれませんが、今や中学生から必須のコミュニケーションツールなのです。

「危険だから持たせない」としていると、「何が危険なのか」を知らないままになってしうため、 持たせたうえで教える必要もあります。

10歳ではまだ親の管理下に置けるため、中学生になってから親より友達の話を聞くようになる前に

3-1.スマホを持たせるならルールを決める

スマホのルールとしては

✔家庭内で使用時間

✔ 勝手に他人とやりとりしない

✔ 勝手にオンライン買物をしない

✔安易にプライバシーは公開しない

他にもありますが、大まかにこの4つ。

これだけ見ても低学年が自律的に理解して守れるか?

・・難しいと思いませんか?

スマホを渡すのがまだ早い理由の一つです。

ハートの花 スマホの記事のアイキャッチ

3-2.管理的な関わりも限界あり

ルールは親が
管理したらいいじゃない!

と思いきや、子どもはネットの使い方を吸収するのがとても早いのです。

閲覧履歴消すのを友達つてに覚えたり、都合の悪いやり取りは削除するなどはすぐ。

また人とのやり取りを見せてもらうのは、信用してなくてプライバシーに土足で入り込む行為なので、そのうち反発されるでしょう。

せいぜいスクリーンタイムを確認する約束を取り付けるまで。

また、フィルタリングを含めてどんな対策を親がしても、100%世の中の危険防止なんてできません。

ルールを子ども自身が理解して自主的に守れるのが必須、それができるのが私は10歳くらいが境界だと、小学生ばかり何千人も関わってきた経験から感じています。

友達 スマホの記事のアイキャッチ

4.まとめ、低学年のうちはキッズケータイ、スマホは10歳から

統計的には低学年でもスマホ普及率がキッズケータイを超えてしまう時代の流れがありますが、

学童クラブくらいの低学年のうちからスマホをもたせるデメリットは1章でお話したように多く、オススメできません。

我が子にスマホを検討するのは、おそらく連絡手段・所在確認のためなのでキッズケータイで十分。

キッズケータイに1章でお話したデメリットはなく、せいぜい壊れた、無くした程度、保険に入ればそれすらも0にできるから。

スマホを持たせるならルールを決める必要があり、それを子どもが十分に理解して自主的に守るのが必須。

その境界が10歳程度、低学年にはまだ無理と考えます。

我が家では家ではタブレット、外出はキッズケータイで一切困ることはありません。

参考にして下さいね。

ジャム
ここまで読んでいただき
ありがとうございました

よければコメントなどいただけると嬉しいです👇️

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