学童クラブで障害児受け入れに必要なものは沢山
私は20年以上学童クラブで仕事をしてたけど、働き始めた当時は障害児について何もありませんでした。
- 障害児に対してのマインド
- 対応に関する知識
- 専門的なスキルを得る研修
- 現場での育成ノウハウ
- 施設の物理的環境
個人的な話でなく、施設として受け入れるにあたって必要なこと全てなかった。
あったのは福祉的に「何とかしてあげたい」という思いだけ。
当時障害児が放課後に過ごす場所は、少数のNPOがやってる支援施設か家か学童クラブかって状態だから、「困ってる人を助ける」福祉マインドで受け入れていました。
道の途中で動かなくなった子どもやパニックになって泣き叫ぶ子をどうしていいかすら分からない職員ばかりの、すべて手探り。
その時代より今は遥かによくなったと思います。
質について議論されるけど放課後等デイサービスはあるし、ヘルパー的な支援体制もある。
障害児保育を学ぼうと思えばネット上にいい情報はいっぱい転がってるし、世間の理解も進んだ。
これまでの流れを見てると、いずれ放課後等デイサービスが専門性を保って量的にもちゃんと整備されてくるはず。
そうなると環境的に個別対応の必要な障害児向けでない学童クラブで、子どもにとってもストレスの高い状況下で無理に受け入れなくてもいい時代が来ると個人的には思ってます。
その中間にあるのが今。
まだまだ障害児を学童クラブで受け入れていく必要はあるし、現に学童クラブがないと生活が立ち行かない、障害を抱えた子を持つ保護者の期待に応えないといけない。
そして受け入れるからには、他の子と同じように「子どもにも保護者にも安全安心」を保ち、「必要な支援を子どもにも保護者にも」と、やることをやらないといけない。
といったところでこの記事では、学童クラブで障害児受け入れるにあたって必要な知識や考え方をお話ししていきます。
- 学童クラブで必要な準備
- 備えるべきマニュアル的なもの
- 保護者への説明について
- 保護者の障害受容の過程
- 保護者が求めてること
- これこらの展望など
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
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