学童クラブでの帰りの会に意味はないので省いても困らない
学童クラブで「帰りの会」の進め方は、やる意味「伝達事項の場、集団生活で時間を守る姿勢を身に着けてもらう、ゲームなどの楽しみ要素」とともに、「拘束時間の増加、遊びが中断される」などデメリットを踏まえて行います。
ですが集まるだけで一苦労な学童クラブも少なくないので、帰りの会ありきで「まとまりのない帰りの会」の進行に悩むくらいなら廃止しても全く問題ありません。
なぜなら目的は帰りの会以外の場面で達成可能だからです。
片付けをしましょう。
と声をかけると、みんな一斉に片付けをして指定の場所に並び、職員が前に立てば声を荒げてまとめる必要もなく静かに話を聞き、高学年や係の子が進めるゲーム遊びも楽しそう。
👆なんて構図の学童クラブなら「帰りの会の目的は無理なく達成されるので」敢えて無くす必要もありませんが・・
以下のような「拘束時間」「遊びの強制的な切り替え」などデメリットばかり目立つ学童クラブなら、廃止したほうが良い言えます。
片付けの声かけをしても、いつまでも片付けない
並んでるかと思うと、片付けを友達に任せて自分は逃げてきて並んでるだけ
宿題を急に出してやろうとする
集中させるためのゲームも一部の子しか楽しんでない
一部の子は棚の上に乗ったり、これ見よがしにテーブルに乗る
寝転がって話も聞かない
支援のいる子は切り替えできずパニック
並んだら並んだで押し倒さないのトラブル
学童によっては帰りの会設定時間より前に半数以上帰宅
うまくいかない帰りの会、怒鳴りながらまとめてやる意味あるの?とやってる大人も悩んだことありませんか?👈悩むのが普通。
帰りの会に限らず、学童クラブとは本来は放課後の自由な時間なのに、親の都合でいなくちゃいけない場所。
所属意識をもってもらう
集団での必要な態度を身に付ける
1日のメリハリをつける
伝えたいことを伝える
変化球として、子どものやりたい遊びをやる
これら全て帰りの会じゃなくて達成可能なので、わざわざ遊びを切り上げ、半強制的に集めることもない、と私は思います。
小学校では全てシステム的に決まっているので、朝の会も帰りの会もやらざるを得ないかもしれません(よく知りませんが)
しかし学童クラブでは、帰りの会をやる決まりはありません。
放課後児童クラブ運営指針(PDF)
"座ってやる系の遊びをやりたい"など意見が子どもから出たのなら、おやつの後にでもレクタイムの名目で集めたらいい。
やらなくてもいいことは、慣例無視してなくすのも仕事には必要です。
私ジャムは帰りの会廃止を推奨していますが、20年以上の学童クラブ経験のうち10年以上は帰りの会を運営をしてきたので、進め方や集める時のコツや伝達事項の伝え方もこの機会にお話していきます。
学童で拘束時間を減らした方がいい理由
帰りの会目的は、全て他で達成可能
集めたときに伝達事項を伝える方法
注目してもらう方法
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
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