1.熱中症とは。危険性・後遺症も
東京消防庁2017年の統計によると、熱中症で救急搬送した患者約4700人のうち、
- Ⅰ度が56%
- Ⅱ度が40%
- Ⅲ度が4%
25人に1人は全年齢対象とはいえ、たくさん子どもを預かる学童クラブなんかだと無視できないリスクです。
人間の体はタンパク質でできています。
お肉を茹でたり焼いたりすると、赤みがかっている生の状態から形が定まって固くなります。
これはタンパク質の変性といって、構造が熱によって変わる不可逆過程(どうやっても元に戻らない)状態です。
焼いた肉は生肉にはなりません。
風邪で熱が出たような場合、自分の体内で自力で出した熱なので、タンパク質が変性してしまうほどの高温にほぼならなりません。
でも熱中症は水分が足りないのに外の熱が取り込まれ、想定外の高温になる場合もあります。
人間の体では40度を越えた辺りに焼肉のような元に戻らない危険な境目があり、
これが上の画像でⅢ度の方に起こり得ます。
代謝により治るかもしれませんが、障害が残ることもあります。
また脳がほんの一部でもその状態になると様々な後遺症が出るのは明らか。
だから熱中症では初期段階での対策・予防がとても大切になってきます。
2.熱中症の種類とメカニズム~熱射病・日射病の違い
熱中症とは暑い環境が元で起きる健康障害をひとまとめにしたものです。
2-1.日射病・熱失神➞主に脱水(Ⅰ度)
お日様が照っている中で運動していると汗が出て、水も飲まずに続けていれば脱水症状になります。
➞これが日射病
日射病は炎天下にスポーツや激しい運動で汗が出て体の水分が不足し、血液が少なくなって心臓が空打ちする病気です。
それに伴い、血圧が下がり失神するのを熱失神と呼びます
2-2.熱けいれん➞脱水とミネラル不足(Ⅰ度)
脱水対策に水ばかり飲んでいてもなるのが熱けいれんです。
汗でいろんなものが出てしまい、水だけ飲んで筋肉を動かすのに必要なカルシウム・塩分などミネラル分が不足。
けいれん、しびれやこむら返りが起き、痛みとなって現れます。
2-3.熱疲労➞脱水と熱(Ⅱ度)
✔体温上昇で汗をかき過ぎ状態。
✔汗だけでは体温が下がらず、熱がこもった状態。
体の水分は多くが血液なので、
脱水を起こす = 血が減る
熱とともに脱水によってめまいやダルさ・頭痛、時には失神を含む様々な症状が生じます。
熱射病の前段階とも言われています。
2-4.熱射病→熱や脱水による脳の機能不全(Ⅲ度)
運動したり、布団をかぶって遊んでいたり、冬場で服をたくさん着込んで暖房の効いた部屋にいると、体がだんだん暑くなってきます。
そんなとき、汗が出ないことありませんか?
この状態や熱疲労が行き過ぎると熱射病になります。
熱射病は脳の体温調節機能が熱や脱水・ミネラル不足などで一部おかしくなった病気、非常に危険です。
体温が異常に高いけれど汗が出ないのは異常ですね。
意識もなくなると危険です。
3.熱中症になる原因・時期や場所
熱中症は暑い時期や運動中に起こるとは限らない、というのは子どもに関わる身として知っておくべき。
熱中症の増える時期
体が暑さに慣れていない時期が、熱中症の危険が高まります。
油断してるので熱中症の選択肢がなく、「なんか頭痛いな、風邪かな」と進行させがち。
- 梅雨明け
- 気温が急に上がった日
- 夏場
自律神経の働きにより、暑くなってから3日程度で体温調節がうまくなってくる(昇熱順化)ので、それまでが危ないと言うことです。
梅雨明けに限らず、5月の陽気など気温が急に変わる時期も注意が必要です。
熱中症の起こる時や場所
- 運動中
- 室内や車内など狭い空間で気温の高い
- 湿度が高いと起こりやすい
- アスファルト
- プールでも熱中症になる
どのケースでも共通しているのは熱中症の起こる原因の
- 熱がこもること
- ミネラル分を含んだ脱水
を起こすことです。
湿度が高いと汗をかきにくく、汗をかいてもべたつきます。
汗は体温を下げるために出るけど、それは蒸発するときに皮膚から熱を奪うためです。
湿度が高いと蒸発しないので、体温は下がりません。
夏場にお湯のようなプール、たまにありますよね。
水温が36度などの体温と似たような時は熱がこもってしまいます。
水に浸かっているからといっても冷えず、夏に外でお風呂に入っているのと同じです。
もちろん室内のお風呂も同じですね。
また子どもは背が低いため、アスファルトの照り返しにもやられてしまいます。👇️
熱中症予防が特に必要な人や状態
- 体調が悪い
- 持病がある
- 子ども
- 高齢者
体の働きが鈍ってしまうくらい疲れてたり調子が悪いとき・そもそも持病がある場合は自律神経の働きも鈍くなり、熱に対応しにくい。
高齢者は感覚が鈍ってくるので、体の異変を感じにくいですね。
子どもは4つの特性から熱中症リスクが高いけど、次の章で詳しくお話していきますね。👇️👇️
4.熱中症になりやすい子どもの4特性〜水分摂取は過信できない
●体が小さいので脱水しやすい
●体が小さいので照り返しにやられやすい
●発汗機能が未熟
●自分の体調を言えない
この理由から子どもは熱中症のリスクが高くなります。
体が小さいこと
子どもは体が小さいので体内の水分は少なく、すぐ減ってしまいます。
それだけでも忘れないでおきましょう。
照り返しを受けやすい(地面からの輻射熱)
上の図から、背が低いと地面からの照り返しが頭までくるため、熱にさらされやすいのが分かります。
背が低いだけで、見るからに危険。
私の勤めていた学童クラブでは車イスの子がいました。
いつも車イスに乗っているわけではなく、降りて他の子と遊んでいましたが、
他の子が立ったり座ったりして遊んでいる中で、その子だけはずっと地べたにいるわけです。
熱中症リスクがとても高いのを注意していましたが、見ている大人は地べたにいないので、どの程度かなかなか分かりにくい。
ある時熱中症っぽくなってしまい、ヒヤリとしました。
発汗機能が未熟➞熱中症予防に水分補給はそんなに有効じゃない
体温調節方法の2種類あるうち、血管拡張機能は小学生くらいで大人と同じになります。
汗せんの数は大人も子どもも同じですが、発汗機能での体温調節する力は子どもではとても弱いそうです。
また子どもは頭に集中してたくさん汗をかきますね。
汗びっしょり、といっても実は十分に発汗機能が働いているのは頭付近だけです。
しかも汗をかいて体温を調節する機能は、18才くらいでようやく大人と同じになるという話。
つまり水分補給による発汗は、体温を下げることに関して大人ほど効果がないということ。
水を飲んでも、暑いところで動き続けていたら意味がないということです。
自分の状態に気づきにくい
自分の体調はなんとなく分からないけど、子どもは自分で訴えにくい。
小学生はおろか、中学生でも「自分で言ってくるでしょ」👈過信してはだめです。
子どもは遊んでいればトイレに行くのも忘れ、漏れる直前にかけこむくらいです。
子どもの自己申告を待たず、時間を決めて休憩してもらうなど、大人が子どもの行動そのものを促す必要があります。
5.気を付けよう、マスクをつけたままの熱中症
毎日新聞の記事で使われていたイラストが分かりやすいので紹介します(2020.5.18)
この記事を初めて書いた2020年、新型コロナウイルスの影響で、どんな状況でも暑い外でもマスク着用している人がたくさんいました。
子どもも例外でなく、くそ暑いのに運動中などもマスク着用を余儀なくされていましたが、
2022年現在、体育など外でのマスク着用はやめるよう、やっと通達が出ました。
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント - 厚生労働省
マスクで顔を覆ってしまうと
- 喉の乾きに気づきにくい
- 顔からの熱放射の機能が弱まる
- 表情が見えにくい
マスクの中は湿度が高く、喉が潤っている状態ですね。
いつもより喉の乾きにくいので、水分不足を自覚しにくくなります。
また顔は鼻があったり唇があったり、表面積が広くなっているため、普段はそこから放熱されていますが、覆ってしまえばその機能がなくなってしまう。
マスクをしていると外すのが億劫になり、水を飲まなくなるというのもありそうです。
6.熱中症の初期症状を知ることで疑える~頭痛やめまいなど
いろいろ探したら、👆️のこの絵が分かりやすいので掲載しました。
熱中症に限らず、子どもを怪我や病気から守るには、「可能性を疑うこと」です。
しかし熱中症は夏に限らず、いろんな季節や状況で起こり得ます。
単なる頭痛なのか、熱中症になりかけているのか、状況によっては素人だと疑えません。
こんな図をいつも目につくところに掲示しておくのも効果があると思います。
7.熱中症の予防~スポーツや室内で防ぐ・夏バテ予防も?
熱中症の原因は
- ミネラル分を含んだ脱水を起こすこと
- 熱がこもること
- 体が熱に慣れていないこと
以上三点ではっきりしているので、予防は分かりやすいと思います。
子どもについては4特性(5章)を踏まえた対応も大切です。
・無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしましょう
・室内でも温度を測りましょう
・体調の悪いときは特に注意しましょう
環境省
7-1.15分に一度水分をとること
熱中症の多くは「脱水状態」と考えられるので、十分な水分の補給が必要です
水分と言ってもカフェインを含むお茶や、大人だとアルコール飲料は利尿作用があるため逆効果です。
水分を取ると汗が余計に出る、トイレに行く頻度が増えるを気にして水分をとらないのはだめです。
必要な水分量はそれぞれの年代ごとに異なり、目安の量は
- 乳児:150ml/kg/日
- 幼児:100ml/kg/日
- 学童:80ml/kg/日
- 成人:50ml/kg/日
※食事でとる量も入っています。
体重20㎏の学童期の子どもだと、だいたい1.6リットル。
子どもが携帯する水筒は大きくても1リットルですね。
朝から学校や学童クラブに行く場合、帰ってくる夕方までに、水筒は空になっている必要があるわけです。
水分補給にはスポーツドリンクが最適です。
しかし中高生の部活とは違って、小さい子どもはミネラルが足りなくなるくらい汗が出る激しい運動は可能性が低いので、
登山など長時間に渡って動き続けるような場合を除き、通常の塩分などのミネラルは食事でとれるため当面は水でOK。
発汗機能は未熟なので、水分補給で体温を下げるのではなく脱水を防ぐ目的です。
7-2.熱がこもらない工夫と運動制限・管理
WGBT指数と言うのを知っていますか?
熱中症の危険度を示す一つの尺度と目安で、直接は専用計測器がないと測れませんが、要は温度と湿度を測っているだけ。
この値の時は運動ではこう気を付ける、などの表があるため参考程度に。
行動面については"我慢しないこと"が大切です。
クールビズだからとクーラーをつけない、汗をかくからと水を飲むのを我慢する。
👆️書き出してみると熱中症にはよくなさそうで、実際よくありません。
- 室内ならクーラーをつける
- 衣服の調節
- 日差しを避ける
- 水をまく
- 連続した運動をしないこと
などを気を付けましょう
子どもについては「強制的に休憩を10分とる」など大人のコントロールが必要です。
グッズもたくさん出ているので、探してみるのもよいでしょう。
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7-3.体を慣れさせる
暑くなりそうな時は、事前にランニングなどをして体を慣れさせることが有効です。
子どもは運動を普段からしてるけど、家にばかりいると子どもでも運動不足になります。
軽い汗をかくくらいの運動習慣は、大人なら生活習慣病予防になるなどデメリットはないと思います。
7-4.夏バテ予防
体調が悪いときには熱中症だけでなくいろんな病気になりやすいですね。
夏場はアイスばかり食べて栄養をとらなかったり、夜寝苦しいことでの寝不足など。
朝ごはんをちゃんと食べる、よく寝る、調子の悪いときは運動は控えるなども熱中症予防には有効です。
8.子どもの熱中症の手当て・対応
調子が悪い人の手当てや、できれば自分で対処したいけれど、まずは熱中症を疑うことが必要です。
熱中症で頭痛になっているのに、頭痛薬を飲んでもだめですね。
同じようにダルさ、めまいなどは他の病気でも起こるので、
熱中症を疑いもしないと、「風邪だろうから様子を見ておこう」と何もせずに放っておき、熱中症が進んでしまうこともありそうです。
でも「熱中症の症状ってどんなだったかな?」とか医者でもないためいちいち覚えられませんね。
だから掲示物が有効です。
こんな掲示物でも、なんだもいいので熱中症の起こりやすい季節は目につくところに設置しておきましょう。
疑ったときの流れ
熱中症の基本的な対応は確立されてます。
症状の例とともに、こんな対応フローチャートも一緒にしておけばよいでしょう。
できるだけ覚えておくと言うよりは、「これを見れば分かる」を覚えておけば、間違いも起こりにくくなります。
応急措置としては木陰など涼しい場所に移し、水を飲ませて休ませること。
意識がおかしくなるような重症の場合は救急車を呼ばないといけません。
迷うなら7119です。
十分に熱を逃がしてやれば良いわけですから、冷たいタオルで拭いたり風を送ったりしてやりましょう。
9.学童クラブなどでの熱中症についての留意点
9-1.熱中症を疑える環境にしておく
学童クラブなど子どもがたくさん来る施設では、熱中症疑いの子が出てくる確率はかなり高くなります。
それも出てくる症状は様々。
8章でお話したように、症状や対応フローチャートなんか覚えていられないのと、生半可に覚えても間違っている可能性が高く、緊急対応なんて不可能。
だからこそ何度もお話しているよう、掲示物を作りましょう。
表面に症状チェック、裏面に対応フローチャートを印刷してラミネートし、壁にかけておけばいいと思います。
対応の基本は、熱中症の可能性を疑うことです。
「頭痛を訴えてきた」➞「布団に寝かせる」は、オーソドックスな対応ですが、
もしそこで
「日の当たる窓際でずっと遊んでいて、頭痛を訴えている。たしかいつも見ている熱中症掲示物に、頭痛ってあったな。」
と熱中症を疑えた場合は、対応がまるで違いますね。
9-2.熱中症リスクを避けたプログラム、企画や運営について
夏場は外出イベントを企画しないのがよいでしょう。
高温注意報が頻繁な地域なら、時間をかけて企画しても実施不可能となるからです。
仕事の余裕を持たせるため、無駄な仕事をしない意味でも夏場の外出イベントはできるだけ避けましょう。
9-3.子どもの行動管理は、大人が見切れる範囲で
たくさんの子を見ていると、どうしても一人一人の対応は薄まります。
一斉に遊んでいるときに「水を飲んでね~」と声をかけたときに一部の子は従うけど、特定の子はずっと遊び続けている。
一時間の外遊び時間中に三回言ってもある一人はずっと校庭にいて、いっさい休憩を取っていなかった。
👆️なんてのに、人数が多いと気づけません。
子どもの行動を管理する意味で、一定時間は必ず休憩をとるために室内に全員入れるなど、個別対応とならない管理がいります。
子どもの主体性うんぬんより、安全管理は大人の仕事です。
9-4.子どもの自己申告を待たない
個人差はありますが、なにかに夢中になればそれ以外をすべて忘れるのが子どもの特性です。
また自分のことを分からず、説明も難しいのが子どもの特性と言えます。
「何かあったら大人に言ってね」
👆こう伝えるのとは悪いことじゃないけど、それだけではいけません。
「何で言わなかったの?」と責めてもその子が悪いことにはならず、子どもの特性を忘れた大人の責任。
10.学童までの子どもの熱中症対策まとめ
熱中症は熱が原因となる健康被害の総称。
それは主に起きる原因は
- 脱水
- 温度が発散できない
- 体が慣れていない
原因がはっきりしているため、予防や対策はしやすいですが、なってしまうと死んでしまったり後遺症が残ったりと決して油断できません。
気を付けたい熱中症リスクを上げる子どもの特性は
- 発汗による体温調節機能が弱い
- 体が小さいことで罹患しやすさ
- 理解や行動を自制できないこと
子どもを見ている大人は、よく理解して予防と対応に当たっていほしいと思います。
いざ症状が出たときは、
風邪かな?ぶつけたかな?精神的なものかな?と疑うときに、熱中症かな?と追加で疑えることが大切です。
そのために8章や9章で紹介した掲示物を作っておきましょう。
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ありがとうございました
コメントいただけると
嬉しいです
子どもは小さな大人ではありません。健康面では子どもの特性に合わせた配慮が必要です👇️👇️
学童クラブ職員の悩みはだいたい
● 職場の人間関係で悩む
● 子ども対応のノウハウを知りたい
● 収入面や将来性に不満や不安あり👆これらを解決するには転職かスキルアップ。
転職に関しては、私も登録してみた信頼できる転職サイトがあるのでこちらから。
【はじめての学童指導員】登録した感想はかなり好印象、相談のみでもOK
スキルアップに関しては、
子ども心理/一般知識/事例/管理ポイント・・
個別にいくらでも学ぶことがあるので、それらを網羅して私ジャムがたくさん記事を書いています。
でも実は個別知識ばかり増やしても、根本的なものが足りないんです。
人間そのものを毎日相手にする学童クラブの仕事には、別次元のスキルや知識が必要、
というのが20年以上の経験と理系的思考による結論です。
・・では何が根本的に足りず、どうすればいいのか?
根本的に足りないもの
➔経営的な視点での基礎的な考え方、真の人間理解などのビジネススキル。
どうすればいいのか?
➔人に物を売るマーケティングを学ぶことで可能。
と思いましたか?(^^)
分野が全く違うように思えますがマーケティングを学ぶとは、人へ物を売ったり価値提供のために
✔ 人間を真面目に理解して読み解き、
✔ 発生した問題へどう対処すればいいか、
✔ お金/時間/情報/人材資源をどう使えばよいか?👆こんなのを学ぶ事になるので、結果的にあらゆる仕事に通じるスキルが身につきます。
これらが保育現場でも必要と言うのは、賢明なあなたには理解していただけるでしょう。
つまりマーケティングを学ぶと、どんな仕事にもつぶしが効く知識やスキルが身につくので、
保育に活用できるのはもちろん、ついでに副収入を得る程度は容易になり、収入面の不安もなくなってきます。
保育業界は価値観が偏りがちで、経験を積めば積むほど一般常識から離れてしまうジレンマがあります。
(経験が浅いと実感がないと思いますが、真面目に保育現場だけで経験を積むと必ずぶち当たる壁です)
特に現場リーダーや管理職になった時、一般的なビジネス知識やスキル有り無しは非常に大きな差となります。
良い主任や施設長は長い経験によって、自覚なしに身に着けているのですが、
あなたはその正体がマーケティングにより得られる知識やスキルということを知ったため、
それを学ぶことで、真面目に取り組めば1年ちょっとで10年以上の時間をショートカットして身につけられるわけです。
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