自閉症スペクトラムなどのグレーゾーンや障害児の受け入れ事情
保護者のあなたは、
我が子に発達の課題があるから、学童でうまくやっていけるか心配。保育園だとマンツーで見てくれてたけど。。
こんな悩みはありますか?
学童クラブではいろんな子どもを受け入れます。
- 運動が好きで活発な子
- 本を読むのが好きな子
- 引っ込み思案
- 押しが強い子
- おしゃべりが好きな子
そんなのと並列で
- やんちゃな子
- こだわりが強い子
- 物事の理解が他の子より弱い子
- 衝動が強くて手を出しちゃう子
手帳が出たり支援級に行く軽度の障害児や、そこまでは行かないけど課題があるグレーゾーンといわれる子どもは、
学童クラブでは「いろんな子」のくくりに入れて、同列で育成するのが一般的。
同列って言っても全部一緒って訳じゃなく、
目の悪い子には眼鏡を買ってあげるように、衝動が強い子にはそれなりの環境を用意してあげるとか。
これをインクルージョンとか、意味合いは違うけどノーマライゼーションとか言います。
ただ思想としては素晴らしいものだけど、実際に学童クラブでは十分に見きれないし、集団生活が難しい子は騒がしい学童の環境自体が合わない場合もよくあります。
なぜなら学童クラブって、地域や施設によって施設的にもすごい差があり、いる職員すらピンからキリまでだから。
と言ったところでこの記事では、グレーゾーンと言われる単に"手のかかる子"と片付けられない発達的支援が必要な子について、
学童クラブではどういう考えで受け入れて、何をしてくれるのか、そもそも受け入れてくれるのか?
だいたいの公的な学童クラブはどうなってるのかについて、お話していきたいと思います。
- グレーゾーンと障害児の基準
- 学童での受け入れの考え方
- 任せっきりじゃ済まない
- どんな風に見てくれるのか?
- 対応してくれる現実的なライン
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
ツイッターやってます(@jamgakudo)
インスタグラム(@jamgakudo)
- 1.障害児とグレーゾーンの基準
- 1-1.グレーゾーンとは
- 1-2.軽度発達障害との境界
- 1-3.障害児は別枠
- 2.受け入れ環境
- 2-1.インクルージョンは絵に描いた餅
- 2-2.保育園で見てくれたからは×
- 2-3.リサーチの必要がある
- 2-4.学童にこだわらない
- 3.人員配置と専門性は
- 3-1.人員配置と基準
- 3-2.専門性はあるのか問題
- 4.入会できるか、強制退会あるか問題
- 4-1.入会できるか問題
- 4-2.退会はありうる問題
- 4-3.一番大変な親のケース
- 5.支援の例
- 6.まとめ