SI遊びとは幼児知能教育の一種
「SI遊び」とは幼児教育・保育現場でやられる遊び活動の1つ、聞いたことはありますか?
ギルフォードの知能構造理論を元に、幼児期の知能の各領域を伸ばすことを狙って作られた遊び教材を使って行うものです。
導入している保育施設は多くないですが、度々耳にするかもしれません。
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。
世の中にはいくつかの保育メソッドがあるので、それらを概要でも知っておくと学童支援員として日々の育成の考え方が広がると思います。
1.SI遊びの概要や目的
概要
✔幼児の知能を伸ばす教育の一環で
✔心理学者ギルフォードの知能構造論の
✔120の知能構造のどこかを狙って
✔教材を使った遊びを
✔プログラム的に展開する手法
SIとは知能構造論(Structure of Intellect)の頭文字を取っています。
目的
子どもの考える力を引き出し、伸ばすこと
効果
目的やプログラムに付随して
・想像力、集中力が高まる
・自主性と社会性の広がり
・話を聞く態度、ヒトマエで話す経験
・手先を使うことでの脳の発達
👆こんな効果が見込めます。
2.土台となるのは心理学者ギルフォードの知能構造論
ギルフォードの知能構造モデルとは、知能とは情報処理であると捉え、処理する要素を「内容・操作・所産」の3つに分類して知能を捉える理論。
内容
情報を種類や型などの「内容」の側面から捉える働き。
・図形的・記号的
・意味的・行動的
操作
情報を心的な「操作」として分析したり,総合したりする働き。
・評価・収束的思考
・発散的思考・記憶・認知
所産
心的操作による概念化の働きによって得られる結果
・単位・クラス・関係
・体系・変換・合意
知能因子は120種類(4×5×6)の組み合わせがあり,3次元的なモデルが構成されます。
理論の広がりによって「内容」の要素などが細分化して6種類になったり増えることもありますが、概要はこんな感じ。
「図形の単位を記憶する」要素を含んだパズルゲームみたいな教材を遊び感覚でやっていきます。
3.SI遊びではこんなことをしている
SI遊びは幼稚園や保育園で行われる、教材おもちゃを使ったプログラム活動です。
40分とか時間を区切って、1人ずつの遊びキットをもらって一斉に座って大人が主導してやります。
3-1.プログラムをやる大人の働きかけ
SI遊びは子ども主体の遊びです。
しかし教材だけ与えてやらせても意味はないため、導入から発展〜展開まで働きかけが必要になります。
大人の働きかけは限定的で、子どもの自主性を引き出す感じで行います。
特別なことはないけれど、大切な心構えや行動につながる考え方です。
・自発性を引き出す
・肯定的言葉かけ
・否定的批判をしたり圧力を加えない
・子どもに代わって問題解決しない
・結果ではなく過程を重視
・競争ではなく協力
・ひとり一人のペースに合わせる
・始めと終わりのけじめをつける
他者との比較でとらえず、個々が楽しみながらやれる手助けになる言葉をかけていきます。
3-2.導入〜展開
年少40分
年中50分
年長50分
こらくらいの時間を目安に設定して行います。
①全員座らせ
②前で大人がやってみせ導入
③子どもたちに話しかけて出てきて見本をやってもらうなど
④発展段階として各自やってもらう。
👆こんなのは学童クラブでもプログラム活動をやる場合は、知らずに行っているはず。
最後の時間は子どもが自由に取り組んでいきます。
4.SI遊びの教材はこんなもの
幼児教育なので学童クラブでそのまま使うのは無理だと思います。
まあ知識としてこんな感じの遊び教材を、一人1パック分けて使います。
一部個人宅でも手に入りますが、他の子がいる環境でやり取りをしながら進めるところにも意味があるので、教材だけ与えて勝手にやらせたり家で親とやっても効果半減。
売ってるお店(外部リンク)
この店はアマゾンなどでも一部出品しています。
幼児知能教育教材👇
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例えば
●体と顔と下半身に分かれた人の絵を組み合わせる遊び
●仲間だと思う図形や物を分類する遊び
●同じ表情の人を集める
施設としてやっているところでしか、教材は手に入らないようです。
ギルフォード研究所より配給教材で手に入れるのが主ルート
またSI遊びでは、関係機関が作った工作遊びも併用して使うことが多いようです。
一般的です。
5.まとめ
いかがでしたか?
SI遊びは幼児の知能を育てることを、ギルフォードの知能構造理論をもとにした遊び教材を使って施設でやる活動です。
プログラムの進め方は、学童クラブ支援員にも学ぶべきところが多いと思います。
保育メソッドとしてはマイナーですが、知識として知っておくだけでも良いと考えます。
ありがとうございました
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