0.鬼ごっこの要素と新しいルールの作り方
鬼ごっこの基本ルールとしては、要は走って鬼役が逃げる方を捕まえるんだけど、大きな枠組みとしては👇️
- 鬼交代のシステム
- 捕まったときの扱い
- 復活の仕方
この三つで大枠が決まります。
さらにサブ的な要素は
- 時間制限
- 範囲制限
- 鬼の人数
数や大きさに関係した要素も絡んできます
これらが組合わさって、いろんな鬼ごっこのバリエーションが出てきます。
この要素を考えてみると、新しい鬼ごっこルールが作れたりします。
1.ふやし鬼ごっこ
鬼は交代せず、捕まえた先から鬼が増えていくルール。
鬼交代 | なし |
捕まり | 鬼になる |
復活 | なし |
開始鬼人数 | 1人や少数 |
時間 | ※ |
範囲 | ※ |
※は下で説明
やっている最中は誰が鬼か分かにりくい。
- 捕まったら手をあげながら
- 腕まくりをする
こんな感じで走っている人が鬼などて区別します。
子どもだけでやっていると、
タッチ!!
騙したりして時にはトラブルとなってます。
それも子どもにとっては楽しいんだけどね。
大人が仕切って行う時には、
- 騙し(鬼じゃないとウソ)はなし
- 鬼は手をあげたりしながら走る
- 範囲を限定
- 時間制限で"1分生き残れたら勝ち"
👆など分かりやすいように、テンポよく進めるのがオススメ。
2.生き残り鬼ごっこ
鬼の交代はなしで、捕まったら復活もなしのガチルールです。
鬼交代 | なし |
捕まり | 時間まで待つ |
復活 | なし |
開始鬼人数 | 少数 |
時間 | ※ |
範囲 | 限定 |
制限時間を2分などにしておくとちょうどいい。
3分は範囲と人数にもよるけど、かなり辛い(笑)
プログラムの導入や最後の締めとして、大人が1人で子どもを全員捕まえるような感じでやっても楽しいですよ。
終わったあとは1分でも死にますが・・
1人でも子どもが生き残っていたらみんなの勝ちなどにしておくと、自分が捕まっても応援して楽しんでます。
3.氷おに、地蔵鬼
鬼交代 | なし |
捕まり | 固まる |
復活 | 味方の救助で |
開始鬼人数 | 少数 |
時間 | 制限か 無制限 |
範囲 | 限定 |
10人にたいして鬼が2人、などある程度の人数がいるときにできる鬼ごっこです。
捕まったら氷になり、その場で固まります。
ポーズをつけて
と叫んでいると、まだ捕まっていない子がタッチして助けてくれます。
全員氷にしたら鬼の勝ち。制限時間を作らない限りそれ以外では終わりません。
地蔵鬼や忍者鬼
別バージョンとして、
- 捕まったら大仏になる
- 地蔵になる
- 忍者になり印を結んだポーズ
- さいたまポーズ
などいろいろ考えられますが、ポーズが違うだけ(笑)。
それでも子どもには目新しく映るので楽しくできますよ。コスパいいですよね🍀
4.色おに
色を使った鬼ごっこ。
鬼交代 | タッチして交代 |
捕まり | 鬼 |
復活 | ーー |
開始鬼人数 | 1人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 無制限 |
なーに色?
と周りの子が言うと、鬼は
色を言ってから、回りの子を追いかけてきます。
逃げる子は、その色の物を探して触ればセーフ。
色の物をさわる前に、鬼にタッチされたら鬼交代。
色鬼って、やってる子見てるとみんな緩い感じでやってますよね。
いーろー、いーろー、なーに色?って鬼に超至近で言ってみたりして。
ガチじゃない鬼ごっこの代表選手です。
色鬼のフラフープバージョン
何色かのフラフープを地面に置いておき、1つにつき1人入ります。
鬼が言った色のフープに入っていた子が、違うフープに行きます。
その間に鬼も空いたフープに入り、あぶれた子が次の鬼をやります。
虹色と言ったら全ての子が対象です。
椅子取りゲームみたいな感じで、タッチも不要のソーシャルディスタンス遊びです。
5.手つなぎ鬼
鬼にタッチされた子は、鬼と手をつないで一緒に他の子を捕まえに行きます。
鬼交代 | なし |
捕まり | 鬼になる |
復活 | なし |
開始鬼人数 | 2人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
① 始めに手を繋いでいた二人が三人~四人どんどん横に伸びていくバージョン。
② 4人になったら2人と2人に別れるバージョン
👆手つなぎ鬼のお勧めは②のバージョンです。
理由は、横に長くなるとケガの危険性があるため。
4人くらいがけっこう危険度のピーク。
力の弱い子が遠心力で振り回されて、吹っ飛んでいくこともあるからです。
安全に楽しみましょうね🍀
逃げる子も組む手つなぎ鬼のバリエーション
変形手つなぎ鬼として、全員が二人組になって、鬼のペアが交代していくパターンもできます。
5組くらいいないとつまらないので、ある程度の人数いるときにできますよ。
6.バナナおに・レンジ鬼
鬼交代 | なし |
捕まり | バナナ |
復活 | あり |
開始鬼人数 | 数人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
バナナ鬼は氷鬼のバリエーションとも言えます。
捕まった子はバナナになり、両手を高く挙げて頭の上で手を合わせます。
はい、皮が閉じた状態です。
復活するにはまだ捕まっていない子が、
捕まった人が頭の上で合わせている手で作っているバナナの皮を、
と言って、左右から同時に引っ張ってむきます。
レンジ鬼
レンジ鬼は、二人が固まっている子どもの両側から手を繋いで囲い、「チン」といってしゃがむとレンチン完了。
解凍されます。
7.ドロケイ(ケイドロ)
鬼交代 | なし |
捕まり | 牢屋 |
復活 | 無事な味方から タッチ |
開始鬼人数 | 全人数の 1/4くらい |
時間 | 制限 |
範囲 | 限定 |
ドロケイにはいくつかのバリエーションがあります。
オーソドックスなものは警察と泥棒チームにわかれます。
警察チームは数人、その他は泥棒です。
警察は泥棒をタッチで捕まえたら、牢屋ゾーンに入れます。
捕まってしまった泥棒は、まだ逃げている泥棒に牢屋の隙間からタッチされたら復活できます。
警察と泥棒の人数バランスは警察の子の足の早さなどによっても変わるので、やりながら調整。
このルールでは警察の勝ちはあっても泥棒の勝ちはありませんよね。
そのため特殊ルールとして、警察がエリアのどこかに隠した宝を、泥棒が盗み出したら泥棒チームの勝ちとするものもあります。
10人くらいにゃ
しかもいろんな隠し場所がある
公園とかでやるにゃ!
8.スポーツ鬼ごっこ
鬼交代 | エリアによって 変化 |
捕まり | スタートへ戻る |
復活 | 無限 |
開始鬼人数 | 2チーム |
時間 | 規定 |
範囲 | 決まったコート |
スポーツ鬼ごっこの詳しいルールや戦略は別記事に譲るとして、エッセンスだけお話しておきます。
長方形のコートで2チームに分かれて、それぞれの陣地からスタート。
互いの陣地内にある宝を先に取るゲームです。
タッチされたら自分の陣地からやり直し。
安全地帯が敵チームの陣地内にもあって、そこをうまく使うのが賢い戦略。
個人よりもチームワークを取り入れた、スポーツ的な鬼ごっこです。
【スポーツ鬼ごっこ】っぽい遊びを学童クラブや子ども会で楽しむコツ
2-9.隠れ鬼
鬼交代 | タッチで交代 |
捕まり | 鬼になる |
復活 | ーーー |
開始鬼人数 | 1人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
かくれんぼと鬼ごっこの融合です。
公園全体など広い範囲で行うときには、自然とこの形式になりやすいですね。
10.高鬼、低鬼
鬼交代 | タッチで交代 |
捕まり | 鬼になる |
復活 | ーーー |
開始鬼人数 | 1人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
鬼より高いところに上がったら捕まえられない、というルールです。
上がったら10秒以内に降りなければ鬼交代みたいなのルールもありますね。
放っておいても、子どもが勝手にやり出すくらいメジャー。
低鬼はその逆ですが、あまり見かけません。
すっごく微妙な段差に上がって
あるあるですよね(笑)
11.グーチョキパー島
鬼交代 | 相互に鬼 |
捕まり | 相手陣地に捕獲 |
復活 | 味方がタッチ |
開始鬼人数 | 3グループに等分 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
それぞれの子がグーチョキパーに分かれます。
グーはチョキをつかまえる、パーから逃げる。三すくみの鬼ごっこ。
捕まったら相手の島に手をつないで、長く繋がれます。
まだ捕まっていない味方から途中を切られると、その先の子は逃げていきます。
どこかのチームが全滅でおしまいです。
12.線鬼
鬼交代 | タッチで交代 |
捕まり | 鬼 |
復活 | ーー |
開始鬼人数 | 1人か2人 |
時間 | 無制限 |
範囲 | 地面に 線がある場所 |
鬼も逃げる子も動けるのは線の上だけ。
体育館みたいな、いろんな線が書かれているところで楽しい鬼ごっこ。
室内でも畳のヘリとか、あらゆる線を使ってもできますよ。
線を飛び越えてもいいとかダメとか、その場で決めておくのがコツかな。
動ける経路に制限がつくだけだから、他の鬼ごっこといくらでも組み合わせてやれます。
13.けんけんおに、ハイハイ鬼
鬼交代 | タッチで交代 |
捕まり | 鬼 |
復活 | ーー |
開始鬼人数 | 1人とか |
時間 | 無制限 |
範囲 | 限定 |
鬼も逃げる子も動きを制限するだけです。
捕まったら鬼交代です。
鬼返し(すぐタッチをし返す)があるとつまらないので、10秒待つなどを取り入れます。
ハイハイ鬼はハイハイで逃げたり捕まえたりするから、室内の狭いところでもやれますよ。
これも動きを制限するだけだから、違う鬼ごっこを組み合わせてやれます。
14.迷路鬼
鬼交代 | タッチで鬼 |
捕まり | 鬼 |
復活 | ーー |
開始鬼人数 | 2人 |
時間 | 制限 |
範囲 | 迷路内 |
迷路を地面に描いておき、そのなかで鬼ごっこをします。
準備もいるためイベント用です。
入り組んだやつじゃなくて、単純な迷路を描くのがコツ。
広め(15メートル四方くらい)に作っておいて、いろんな経路から到達できる場所に宝を配置。
迷路内の鬼をかいくぐって宝を持ち帰ったら勝ちみたいなイベント系の鬼ごっこができます。
長くなったので一旦区切ります。