なぜ勉強する?系の質問、小学生は話聞いてもらいたいだけ
興味本位でも「なぜ勉強するのと質問されたら?」なんて記事を開いたあなたは
・うまく答えが見つからず答えられなかった
・「勉強は子供の仕事でしょ」で片付けた
・自分も知りたい
こんな感じでしょうか?
経験20年の東大出身
理系保育士ジャムです。
小学生がしてくる「なぜ勉強」系の質問は、面倒でやりたくないからチョット聞いてみた感じがほとんど。
子どもは「今」面倒で嫌だから、「将来困るからよ」系の答えはズレているんです。
その場しのぎで適当に答えてもいいけれど、大事なのは答えよりも共感して話を聞いてあげること。
理解度によっては自分の考えを話しても良く、その場合は親が納得していることを伝えないと意味がありません。
そこでも「将来困らないように〜」などの〜しないように的な答えはネガティブ。
できることを増やすためなど、言い方にも工夫が必要です。
元東大研究者の、人よりは勉強してきたと思う私が、学童クラブや児童館で20年以上、何千人の子どもと関わってきた視点を加えてお話ししていきますね。
1.学童くらいの小学生が「なぜ勉強」系の質問してくる理由は面倒・分からないなど単純
学童クラブくらいの小学生から
やらないとダメなの〜
こんな質問が出る理由は、
✔単純に宿題が面倒くさいから。
✔または内容が分からなくて、「やりたくなくて」出てくる質問。
私は趣味で好きな勉強はやってたので、疑問にすら思いませんでした。
けれど小学生の頃は体育が嫌いな上、走ると喘息の発作が頻繁に出るので、
なんで体育なんてやらなきゃいけないんだ!?
なんてしょっちゅう思ってました。
👆これと同じ感覚です。
「なぜ勉強」系の質問には深く真面目に答えたいと大人は考えて、自分の考えを探り過ぎて何も答えられなかったり、「勉強は子どもの仕事だからよ」なんて理不尽な回答で済ますこともよくある話です。
ですがその質問が出てきた単純な理由
- 面倒
- やりたくない
に共感しつつ自分なりに話してあげたら良い、というお話を次章でしていきます。
その場で深く答えられなくて良いのです。
2.面倒くさいに共感しつつ、「なぜ勉強?」への人生の先輩としての答えを
2-1.共感と一緒に考えてあげる姿勢
小学生は「なぜ勉強」系の質問が口から不意に出てきても、本当に疑問に思って答えを知りたい子はあまりいません。
だから大人が答えを話しても感情で納得はせず、場合によっては「嫌い・面倒・やりたくない」思いを大きくしてしまいます。
まずは「面倒だよね〜漢字100問なんて!」みたいに共感してあげるのが大切。
かまってもらえただけでも、いくらか気持ちが軽くなります。
または「なんでそう思うの?」話を続けるきっかけにできたらOKです。
2-2.大人としての考えを話す上で
なぜ勉強する?なんて話は普段しないので、これを機会に話をしてあげても良いと思います。
しかし・・
「〜できなくなるから」みたいなネガティブ系の話はしないほうがいいし、
「小学生は勉強するのが仕事だからよ」みたいな、決まっていて逃れられない感じに説明するのも良くありません。
おすすめは
●勉強したくてもできない子がどうしてるか?
●昔は手伝いしないと学校行けなかった
●親が勉強しなくて困った経験
こんなのを話してあげると、子どもなりに分かろうとするでしょう。
「なぜ勉強するの?」系の質問に満足する答えができなかったた場合、機会を見て
この前聞かれたことなんだけど・・、親の考えを答えではなく「考え」として話してから
私はこう思うけど、あなたはどう思うの?
と考えを促して聞いてみるのもコミュニケーションです。
3.面倒以外の理由で「なぜ勉強」を真面目に聞いてきた場合
3-1.ほとんどのケースに「面倒」が含まれてるけど、納得すれば向き合える
高学年くらいになると、勉強の必要性を感じられず真面目な感じで聞いてくることもあります。
私が児童館で働いていた頃には、
と高卒認定で済ませようとした子が本当に受験すらせずに高校に行かず、しばらく児童館に午前中から来て勉強してました。
しかし長続きはせず来なくなり、今はどうしているのか。。
進路相談は学校などでしてただろうけど、納得できる答えをもらえなかったのかな?と思いつつ勉強教えてあげてました。
私が知ったのはその子が中3の2月くらいの、既に申し込み不可な時期。決める前に思いを知って、話をしてあげたかった・・
高校行くのは確かに勉強だけ考えたら非効率ですが、その後の選択肢をけっこう狭めますよね。
仕事の成果は学歴に関係ありませんが、学歴がなければ職業の選択肢は狭まります。
やりたいことも変わるのが人生。
勉強することは個人を強化し、仕事を選ぶ、生き方を選ぶという、自由を手にする力を与えてくれますよね。
3-2.ジャムの場合
私ジャムの「なぜ勉強するの」の答えは、
子ども向けには
●色んな事を知ってないと、世界が狭くなって選べる道が減るし、どの知識がどう繋がって役に立つか本当にわからないから。
自分が勉強してる理由は、
●働きだしてからは、好きで子どもたちのために勉強してる。という明確な答えを持っています。
ゲームを作りたい
ダンスをしたい
お金を稼ぎたい
何かやりたくなったとき、どこでどんな知識が必要になるか分かりませんよね。
理系研究者から保育関連に行こうと思った時も、大卒というだけで保育士資格の受験資格が知らない間にあったし。
学歴はあって困るものじゃなく、学校行ってる間はとても長く感じるけど、人生の中でほんの少しだけ。
10年ちょっとの時期を勉強した・しなかった、でその後の何十年が大きく左右されることは子どものうちは全くわからないし想像もできない。
今できることをやったほうが良いのです。
4.「なぜ勉強するの?」と聞かれた時のまとめ
子どもが「なぜ勉強」系の質問をしてくる理由は、面倒か苦手のどちらか。
だから答えを話すよりは共感してあげるのが一番です。
そして話を聞いた上で勉強を見てあげたら、やる気を出して取り組めると思います。
もう少し真面目に答えたい場合は、大人の自分が納得していることを伝えるのが大事。
その場しのぎで「小学生の仕事は勉強だからよ」みたいな答えなら言わないほうが良いのです。
個人的には選択肢を広げるため、やりたいことをやるために好きで勉強するものと考えています。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました
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本の紹介👇️
これがわかればです。親がそのレベルにあるならば。という感じでしょうか。この本の内容がわかる親の子供は進んで机に向かっていると思います
楽天レビューより
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