遠足下見などの事前準備から移動時~現地で安全に引率するポイント
大勢の子どもを連れてどこかへ遠足、お出かけ。
ん~ここが良さそうかな?
下見に行ってきま~す。
と、ちょっと待ってください。
下見でどこを見るとか、事前の準備のポイントをちゃんと押さえてますか?
そして当日の引率の仕方を具体的に教えてもらったことは?
実は学童クラブや保育園で20年以上仕事してた私は、教えてもらったことありません。
なぜなら準備や引率方法って、経験して初めて分かるって事ばかり。
文章にしてもうまく説明できないし、たまにしかやらないから、あえて具体的なマニュアルにしてない施設も多いんです。
大勢の子どもの引率って、学童クラブや保育園ならまだいいですよね、日常的にも大勢見てるんだから。
でも地域の子供会で他の家の子を大勢預かって、出掛けるようなケースって大変。ノウハウも経験もなにもない。
その上、引率は我が子とお出かけした程度の経験しかない保護者たち。
小学生だから大丈夫だろう、って安請け合いしたけど、後から
ってのもよく聞きます。
小学生いっぱい毎日預かってるプロの学童クラブ職員でも大変なんだから、素人の保護者が大変なの当たり前なんだけどね。
「超大変だったよ~」だけならまだいいんだけど。安全管理できなくて事故起こしたら最悪ですね。
子どもを大勢まとめることに関して素人の保護者でも、子どもを預かった以上、「慣れてなくて分からなかった」じゃ済まない。
そして遠足の計画はいいとして、実際に行ってみたら・・・
- メインの遊具が工事中
- あてにしてた店がしまってた
- あんまり楽しくなかった
- 休日の人が多すぎて遊べない
平日午前11時くらいの人通りもまばら状態での下見と、土日のお出かけスポットて人がごった返してる現地の様子なんて、全然違う。
人が多いと変な一般人が混ざってる割合も増えて、中には絡んでくるのもいる。
こっちは子どもを預かってるのに、関わってる暇はないぜ!と思いながらなんとかやり過ごす。
ありえないことだと思いますか?
事前準備や下見ってこういうことを予防するためにやる。
言われてみたら「その通りだなあ」ですよね。
だけど、経験してないと見落としちゃうんですよ。
それで終わってから
まあ経験で補ってもいいけど、出掛けた先で困って
だけど行く場所によっては年1で、反省しても生かすことなく、次がないこともある。
「次気を付けよ」で済まない事故が一発目で起きることもある。
さて、この記事にたどり着いたあなたは素晴らしく運がいい。
なにせベテラン保育士の引率ノウハウや経験を、読むだけで吸収できちゃうんだから。
と言ったところで次ページから子供会や学童クラブで、主に小学生をどこかへ引率する場合のポイント。
もちろん保育園や幼稚園でも使える、下見などの準備段階から当日の注意点などを、私の経験談を交えて話していこうと思います。
- 下見で見るべき点
- 引率の時の留意点
- 移動時に気をつけて注意すること
- 子どもがいるのに絡まれたときの対応
はじめましてジャムと言います。
もともと私は東京大学の大学院で
理系の研究をしていたのですが、
子ども達との出会いにより、
全く畑違いの保育業界へ転身を決意。
以来20年以上、
主に学童クラブで小学生と関わり、
様々なことを学んできました。
そこで得たものを使い、
保育士はじめ保護者の方々、
子どもに関わる大人の
- 疑問
- 不安
- 分からない
を解決することでアナタが幸せになり、
子どもに良いものが帰ることを願い、
このブログを運営しています。
現在は今までの経験を元に、
主に講演・執筆活動を行っています。
家では2人の子どもを育ててますが、
とっても安定してますよ(笑)
ツイッターやってます(@jamgakudo)
インスタグラム(@jamgakudo)
- 0.出掛けるのは安全が前提
- 1.一発勝負の現地下見
- 2.引率者の弁当や持ち物・服装
- 3.子どもの持ち物と目印
- 4-1.バスや電車
- 4-2.徒歩
- 4-3.トイレ
- 4-4.その他のハザード
- 5.現地リスクを減らす方法
- 6.絡まれたり苦情がきた時・・
- 7.まとめ